自転車のグリス、おすすめ活用法!グリスを使用したメンテ

自転車のメンテナンスにグリスは欠かせません。グリス?油とはまた違うのかな?なんて疑問も浮かんできます。グリスもオイルもメンテナンスに欠かせないものですが、厳密にいうと両者は別物のようです。今回はそんなグリスのお話をしていきましょう。

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自転車のグリスについて

グリスって?という疑問に簡単にこたえるならば、潤滑油に増調剤と添加剤を混ぜてペースト状にしたもの、のことです。増調剤による硬さなどを表す言葉に「ちょう度」というものがあります。これはペースト状の物質の硬さ・軟らかさ・流動性などを意味する言葉です。グリスの種類にはいくつかあって、まず、シャーシグリス。これは粘着性が高く、耐水性に優れています。リチウムグリス(マルチパーパス)は、耐熱性・耐水性に優れ、シャーシグリスの強化版とも言われます。ウレアグリスは耐熱性・耐圧性・耐水性すべてリチウムより優れており、リチウムグリスの強化版です。モリブテングリスは固形潤滑剤の影響で耐圧性(極圧性)が高く、水に弱いという性質です。二硫化モリブデンと有機モリブデンがあって、有機モリブデンのほうが酸化安定性が優れていると言われています。まだまだいろいろあるようですが、情報が多くなるとなかなか難しくなってしまいますね。

自転車のグリス、おすすめ活用法①

では具体的にどんな部分で使用していくのかを挙げていきます。
まずは各種ネジのグリスアップです。ボトルケージやキャリアの取り付けに使用しているネジなど。ほとんど触れない部分でもあります。そうしますと固着する場合がありますので、取り付け時などにグリスを塗っていく作業が必要になります。
ペダル取り付けのネジにもグリスを塗っておくと良いでしょう。強く締め付ける必要のあるペダル取り付けのネジも固着しやすい部分のひとつです。こちらも取り付け時にグリスを塗っておきましょう。
ヘッドパーツもグリスアップしましょう。ヘッドパーツは防水性のあるシールドベアリングを採用しているものがほとんどですが、その防水性向上のためにグリスを使うことがおすすめです。雨の日も走行する方(通勤などで使用しているなど)、また悪路走行が多い方はメンテナンス頻度を引き下げるにも保護パーツの装着は有効です。

自転車のグリス、おすすめ活用法②

他にはシートポストのグリスアップもあげられます。ポジションが固まるとほとんど動かすことがなくなります。固着したり、ギシギシという異音の原因にもなることがありますので塗っておきましょう。こちらは少し注意点があります。金属製シートポストで金属製フレームの場合、フレームと接する部分に高粘度のグリスを薄く塗るようにしましょう。クイックリリースタイプのシートクランプで、グリスを塗るとうまく固定できない場合、シートポストを固定している部分にグリスがつかないように注意してください。グリスが切れると錆が生じ、ギシギシという異音の原因になります。
カーボンシートポスト、カーボンフレームの場合は、摩擦増強剤を、シートポストに固定している部分につけて、トルクレンチなどで指定トルクまで締め、グリスはつけないようにしてください。カーボンという素材の性質上、グリスを塗ってしまうとダメージがあります。カーボン素材の扱いには注意しましょう。

自転車のグリス、おすすめ活用法③

他にはハブのグリスアップがあります。シマノのハブに見られる「カップ&コーン」タイプのベアリングを採用しているハブは、グリスを使用することでその性能を維持できます。マヴィック製のホイールなどはシールドベアリングを採用しているので、ベアリング交換をすることでメンテナンスを行います。メンテナンスは素人には少し難しいので専門店でやると良いでしょう。
主に固着を防ぐためにグリスアップを行いますが、もしも固着してしまったら、浸透性のあるオイルを染み込ませると良いでしょう。適したオイルを隙間に吹き付けて、固着した部分に染み込ませます。程度にもよりますが、固着が過ぎる場合は数時間かけてオイルを染み込ませなければならないでしょう。この時、オイルがグレー輝やリムブレーキのあたり面などに付着しないように注意してください。オイルを染み込ませた後、ネジの頭などを軽くハンマーなどで叩いて衝撃を加えます。こうして噛みあいをゆるくします。ネジを破壊しないように注意しましょう。ただ、このような対処も慣れていない方は無理をしないで専門店に依頼する方法が良いかもしれません。

オイルについての注意点①

自転車のグリス、と聞くと「チェーンオイルのことでしょう」と思う方もいるようです。今回のグリスの話からは少しそれますが、メンテナンスにおいてもチェーンオイル、注油の話は必ず出てきますので、ここでも少し触れておきたいと思います。
チェーンオイルはある程度走るとなくなりますので、定期的にチェーンに注油する必要があります。これを怠ると、走りづらくなり、チェーンとスプロケットが劣化してしまいます。
チェーンオイルは、粘度が高ければ高いほど長持ちしますが、ゴミが付着しやすいので、少し走りが重くなります。粘度が低ければその逆、ということです。例えば自転車旅行用などには粘度の高いものをおすすめします。少し走りが重くなる、と言いましたが、オイルの違いによる走行への影響は小さいものですので、神経質になることはないでしょう。レースに出る方などは、先ほどの特性を踏まえておいた方がいいですね。ただ、粘度が低すぎるものはすぐに落ちてしまい効果もないので避けた方が良いでしょう。

オイルについての注意点②

チェーンへの注油は、スポイトタイプのものとスプレータイプのものがあります。スポイトタイプのものはひとつひとつ注油し、スプレータイプのものはペダルを回しながら一気に塗布する方法です。スプレータイプの方が便利そうですが、オイルの消費は早いです。チェーン以外でも、ブレーキやディレイラーなどの稼働部分には全て注油すべきではありますが、それほど頻繁には必要ありません。
注油してはいけない場所があります。それが、グリスアップした部分でもあるのです。オイルより粘度の高いグリスの部分にオイルが入ると、グリスが溶けてしまうのです。また、ブレーキシューとホイールのそれが当たらう部分に油がつくとブレーキが効かなくなってしまうので注意しなければなりません。注油してはいけない部分は、メンテナンス前にしっかりと確認しておきましょう。

まとめ、グリスもオイルもしっかり理解して正しいメンテを

グリスを中心にメンテナンスについてのお話をしてきました。ただ「メンテナンスってどの部分をどの頻度でやればいいの」と思う方もいるでしょう。初心者の方ならなおさらです。例えチェーンの注油についても触れましたが、郷里に関係なく乗るたびにウェスで乾拭きはした方がいいですし、フレームの洗浄・掃除は月に2回ほど行った方がいいです。スプロケも分解して洗浄するのは年に一度か二度くらいにしても、月に一度はクリーナーを軽く付けたウェスや古いTシャツなどで歯と歯の間を拭くと良いでしょう。
こうしたこまめな手入れをしていれば、グリスアップや注油のタイミングもつかめてくると思います。せっかく手にしたロードバイク、大切にしていきたいですね。