ロードバイクタイヤの新品を買って、慣らしをしよう!

新品のタイヤを装着すると、白い粉のようなものが吹いていることに気が付くと思います。
私もかなり不安になりました。
これは異常ではありませんが、そのままの状態で攻めた走りをしていいわけではないのです。
今回は、新品タイヤの慣らしの重要性ついて、お話しします。

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新品タイヤの慣らし方

以前、新品のMichelinのPro4を装着した時のことでした。
白い粉が吹いていて、しかも消しゴムみたいなカスがでてきます。

このまま走らせてもいいのかな?
欠陥品ではないのかな?

と、心配になりました。

ですが、走っているうちに、表層の消しゴムカスのようなものが消えてきて、本来のMichelinのタイヤの色が出てきました。
この慣らしが終わらないうちには、濡れた路面では少しコーナーリングが不安になります。

その理由は、タイヤがしっかり地面に噛めない、つまりグリップが低い状態になるからです。
慣らしが終わって、ようやくタイヤの真価を発揮できます。

距離にして、大体100㎞ほど走ったら、タイヤの慣らしが終わると思います。
100㎞ぐらいは、あまり雨の中やぬかるみを走らないようにするほうが良いでしょう。
また、ダウンヒルなどでグリップの限界を試すようなこともやめたほうが良いでしょう。

新品タイヤの慣らし:Michelin編

Michelinは、Pro4が長らくトップレンジのクリンチャータイヤでしたが、2016年にはパワーシリーズが登場しました。

パワーシリーズはまだ試していないので、Pro4とLithion2についてお話ししましょう。
Pro4、Lithion2ともに消しゴムカスのようなものが出やすいです。

特に、新品のタイヤを装着した後は、消しゴムカスが地面に落ちるぐらいでます。
このまま走ると、やはりグリップが物足りないような気がします。

慣らしの終わる100㎞ほど走ると、Pro4はその重量もあいまって、非常に軽い乗り味を演出してくれます。

Lithion2は、Pro4のような軽快さがわずかに減少した乗り味ですが、値段を考えるとコスパはとても高いです。

どちらも、低圧での乗り心地は最高で、高圧でもそんなに乗り心地を損なうことはありませんでした。

私の場合、当時の体重が85kgでしたので、前8bar、後ろ8.5barで設定していました。
Lithion2は、激しいダウンヒルやコーナーリングを想定しない限りでは、とても良いタイヤであると思います。

しかし、両タイヤとも、慣らしが終わってからの寿命は、短いような気がします。
特にPro4は、サービスコースあたりのレンジだと、あっという間に寿命が来てしまいます。

私の場合は、2000㎞ほど走ったところで、地面が荒れているところに突っ込んでしまい、ガラスが割れるような音がして、パンクしてしまいました。
チューブを換えて発進したものの、途中でチューブが飛び出していることに気が付きました。

サイドが完全に割れていて、チューブが露出していました。
これは危ないと、徐行運転して帰りました。

家までの10㎞は何とかもったのですが、すぐに交換しました。
Pro4の耐パンク版であるエンデュランスは、もう少しパンクに強いと思いますが、コンチネンタルあたりと比べてしまうと、耐パンク性能はいまいちだと思います。

新品タイヤの慣らし:コンチネンタル編

コンチネンタルといえば、タイヤが固く、新品のタイヤを付けるのには、一苦労するので有名です。
私の場合も御多聞にもれず、Grand prix 4000sⅡを装着しようとしたところ、指の皮がとても荒れてしまいました。

4000sⅡの場合は、慣らしといっても、ほとんどカスが出ずに、いつ慣らしが終わるのか、はっきりしない点もあります。

以前、新品の4000sⅡを装着してヒルクライムに挑みました。
帰りのダウンヒルで、急制動をかけてみたところ、後輪が滑って、後ろタイヤを削ってしまいました。

4000sⅡでも、やはりちゃんと慣らしをやらないと、思わぬところでグリップを失ってしまうことが分かります。
折角の新品タイヤ、削ってしまわないようにしましょう。

また、コンチネンタルのタイヤは、糸くずが出やすいです。
4000sⅡも多少出ましたし、以前使っていたAttack and Forceというタイヤは、まだまだ新品だと思っているうちから糸くずが出て、最期は糸くずの割れ目からパンクしてしまいました。

コンチネンタルは、チューブラーも使ったことがあります。
2016年のツールドフランスでのフルームのダウンヒルにあこがれて、コンペティションを使用してみました。
あんなクラウチングポジションを取らなくても、ダウンヒルでは最高のタイヤでした。
新品なのに、慣らしもせずにいきなりダウンヒルに使用しても、違和感はありませんでした。

新品タイヤの慣らし:パナレーサー編

パナレーサーのRace Evo 2 Aを使用しました。
パナレーサーは、Race Evoシリーズ以外にもMinits Liteを使用したことがありますが、ロードタイヤだけを取り上げます。

このタイヤの慣らしが終わると思われるタイミングが、サイドのラベルの表層の膜がはがれたときと思われます。

Race Evoの接地面は三角形になっていて、新品を装着しても、特にカスが出るようには感じません。
新品は、その三角形がかなり仕事をしてくれるので、コーナーリングをすると、思ったよりも曲がってしまいます。

体もハンドリングも慣れたときが、逆説的ですがタイヤの慣らしが終わった時ともいえます。

Race Evo 2 Aのタイヤの寿命は、とても分かりやすいです。
三角形が削れて、台形になってしまえば、もう交換時期です。

私の場合は、このタイヤでパンクも経験せず、スムーズにタイヤ交換の運びとなりました。
パンクしなかったことに味をしめて、最近はクリンチャーならパナレーサーばかり使っています。

日本で購入するならば、高級クリンチャータイヤとしては、リーズナブルな値段設定で、お財布には優しいタイヤです。

新品タイヤの慣らし:TUFO編

TUFOといえば、チューブラーも有名ですが、クリンチャーも出している会社です。
私はチューブラーホイールも持っていますが、普段使い用のチューブラーホイールには、TUFOのS33Prpばかり履かせています。

TUFOを使うのは、ある意味消去法です。
他にも、素晴らしいチューブラーはあります。

私もENVEホイールには、コンチネンタルの高級チューブラーなどを使用していますが、普段使い用のチューブラー手組ホイールには、ある程度運用コストも考えなければいけません。

そうなると、コンチネンタルのジロなどは安価で良いです。
ですが、バルブコアが外れないタイプで正直使いにくいので、それならTUFOを使おうとなります。

TUFOの新品タイヤは、全体的にしなやかで、慣らしも短時間で終わります。
空気をある程度入れておいて、一晩放置しておけば、すぐにチューブラーホイールに装着できます。

TUFOなら、パンクしたとき、クリンチャーでチューブを入れ替えるよりも、早くタイヤ交換できるようになりました。
すでに慣らしたタイヤを持ち歩いておけば、パンクしても平気です。

実際、1回パンクしましたが、慣らしたタイヤとミヤタのチューブラーテープを持ち歩いていたので、3分で発進できました。
レースで使わないけど、普段の取り回しの良さを発揮させたいという方には、TUFOのS33Proはおすすめです。

まとめ:新品タイヤは慣らしをおこなってからが本番

タイヤはただのゴムの塊に見えて、その実奥が深いです。
タイヤ選びに迷うのも、もちろん楽しいし、タイヤの性質で一喜一憂することもあるでしょう。
しかし、皆さんはタイヤの慣らしをしっかりして、そのうえでタイヤの性能や取り回しの良さを評価してほしいと思います。