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mtbにロード用のコンポを搭載したらどうなんだろうか?

      2017/09/13

mtbにロード用のコンポを搭載したらどうなんだろうか?

スポーツ自転車のコンポは、mtb用とロード用に分かれています。

しかし、クロスバイクは両者の特徴を受け継いでいますし、実際にコンポが混載している車種がありますので、それぞれには互換性があるんでしょうか?

また、どんな効果が生まれるのか検証してみたいと思います。

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mtbにロード用のコンポを搭載することを否定しない

まず最初に、当たり前のことをお話しますが、ロードにはロード用コンポを搭載している意味があり、mtbにはmtb用のコンポを積んでいる理由があります。

しかし、自転車に乗る用途によっては、mtbでもロード用のコンポの方が、使い勝手が良い場合もあります。

また、ロードとmtbの良いとこ取りの位置付けであるクロスバイクは、ロードとmtbコンポが混在している車種もあります。

メーカーは責任問題になるため、もちろん互換性を否定して非推奨の立場を取っていますが、個人的な経験上からも、多数のインプレからしても換装できることは事実です。

あくまでもカスタマイズは自己責任ですが、できることまで否定して可能性をつぶしてしまうのもどうかと思うので、今回はmtbにロード用のコンポを載せる話をしていこうと思います。

ロード用コンポの特徴

まず、今回のテーマはmtbにロード用のコンポを換装するということなので、簡単にコンポの特徴を整理しておきましょう。

ロードバイクのコンポは、とにかく、まず軽いです。
グレードによって違いますが、軽さが命のロードにおいては、コンポも軽くなくてはいけません。

大きな特徴は何と言っても、シフトとブレーキ一体型のデュアルコントロールレバーです。
日本が世界に誇るメーカー・シマノでは、ロード用コンポ全てがSTIレバー(シマノ トータル インテグレーション)仕様になっています。

ブレーキはキャリパーブレーキで、レース用ということでストップを想定されておらず、スピードのコントロールに長けています。

ドライブトレインとも呼ばれる変速系統は、フロントは2速が一般的で、リアは8速~11速となっています。

ギア数はフロントのチェーンリングがノーマル53-39T、または50-34Tが主流です。
リアのカセットスプロケットはクロスレシオが11(12)-23T、25T、ワイドレシオは11-28、32T辺りが一般的です。

それに伴って、リアディレイラーもショートゲージ(SS)とロングゲージ(GS)用があります。

mtbのロード化の第一歩はドロハンとSTIレバー

さて、mtbにロード用のコンポを換装していく話ですが、まずは、STIレバーからです。

これは同時にハンドルをドロップハンドルに交換することにもなりますので、一筋縄ではいきません。

なお、今回はドロハン化して、サスペンションを外し、700Cのホイールを装備する、俗に言う「モンスタークロス」を目指すわけではありません。

まず、注意していただきたいのは、ハンドル径とステム径を一致させる必要があるので、ハンドルと一緒にステムもチェックしてください。

次にブレーキですが、Vブレーキやmtb用のディスクブレーキですと、STIレバーでは正常に引けない可能性が高いので、交換したほうが良いです。

今のブロックタイヤから交換しない前提だと、ロード用のディスクブレーキか、カンチブレーキが候補に挙がります。

ミニVブレーキという選択肢もありですが、メーカーが非推奨な上に、どうもスムーズに引けず何らかの細工をして使っているケースが多いので、おすすめしません。

STIレバーを使う用途にもよりますが、mtbを街乗りやツーリング仕様にしたいのであれば、コスト面も考えてカンチブレーキがおすすめです。

mtbをロード用コンポで動かす!①

次は、mtbのドライブトレインをロード用コンポで組む場合のカスタマイズです。

ドライブトレインは自転車を動かす機構のことで、ディレイラー・クランク・BB・スプロケット・チェーンなどのパーツの総称を表します。

今回の改造の肝になるのですが、ひとつ交換すると連動して次々に交換が必要になるので、一気にやってしまう覚悟が必要です。

まずはクランクセットですが、mtbはフロントが3速なので、ロード用にするとギア数が2速に減ります。

また、mtbのトップギアよりもロードの方が50~53Tと歯数が多くなるので、そのぶん、チェーンリングが大きくなります。

そうなると、フレームによってはリングと干渉してしまい、下手をするとクランクを回すたびにフレームが削れる、なんてことになりかねません。

そのため、事実上、不可能な場合もありますので、事前によく確認してから行う必要があります。

また、仮にフレームに干渉しなくても、チェーンラインの問題があります。
こういった場合は、クランクとフレームを繋ぐBB(ボトムブラケット)も、スペーサーをかますなどの細工をするか、ロード用に交換が必要です。

mtbをロード用コンポで動かす!②

次は、リアディレイラーとカセットスプロケットです。
おそらく、交換する意図はmtbのワイドレシオのカセットを、ロードのクロスレシオにしたいということになるでしょう。

ただ、ロードは車体が軽いので重めのギア比でも良いのですが、重量のあるmtbをロード並みのギア比にしたところで、使えるギアは限られてくるはずです。

そこで、カセットをロード用に交換するなら、フロントのクランクセットは現行のまま、mtb用を継続使用するのが好ましいと思います。

フロントトリプルをフル活用すれば、スプロケの歯数の幅が少ないクロスレシオのカセットでも、ギア比が確保できるので、そのほうが良いです。

しかも、ロード用の8・9速のカセットは安価ですが、性能が良いものが多いので、コスパも最高です。

また、コンポの中でもクランクセットは高価なほうなので、交換なしとなれば、低コストでのカスタマイズが可能になります。

ただ、その場合、mtb用のフロントディレイラーをSTIレバーでは操作できません。
なので、mtb用のシフターはフロント用に残し、ブレーキとリアだけSTIレバーで操作することになります。

変速段数を上げるカスタマイズ

また、この際だから変速数を上げたいと考えることもあると思います。

シマノのロード用10速コンポ・ティアグラが、従来のmtbのチェーンと互換性があるので、フロントトリプルのクランクのままでも、ティアグラのカセットとリアディレイラーが使用できます。

ティアグラのカセットは11-25T、12-28T、11-34Tから選択することになります。

しかし、トータルキャパシティの関係でGSのリアディレイラーを使用しても、フロントトリプルの場合、11-34Tのワイドレシオだと計算上はキャパオーバーです。

そのため、クロスレシオのカセットを選ぶことになります。

なお、この場合でも、上記のようにシフターがフロントとリアで別々になりますが、どうしてもSTIで統一したいと言う人には「シフトメイト」というパーツがあります。

これはSTIレバーの引きしろを増幅して、mtb用のディレイラーを操作できるようにするパーツです。

ただ、個人的に装着したことがないですし、インプレも少ないので、あえておすすめはしません。

そもそも街乗り仕様にしたくてロードのコンポを搭載するのであれば、そこまでフロントを頻繁に変速するとも思えないです。

また、走りにそれほど邪魔になるものでもないので、シフターはそのままで良いのではないでしょうか。

まずやってみましょう

今回は、mtbにロード用コンポを搭載することを考えてみました。

様々な方法があるものですし、コストをご紹介できませんでしたが、驚くほど高額になる訳でもありません。

安全面に支障が出るのはまずいですから、ブレーキなどは慎重に選んで欲しいですが、あとはやってダメなら元に戻すくらいの、おおらかな気持ちで行ってみてはいかがでしょうか。

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