カーボンのステムに交換するべき?メリット・デメリットは?

日頃、ロードバイクに乗っている人で、そろそろハンドル周りのパーツを交換したいな、なんて人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、最近よく見かけるカーボン製のステム・ハンドルについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

ハンドルはわかるけど、ステムってなに?

ステムとはフロントフォークの上側の端と、ハンドルバーの真ん中を繋ぐパイプのことを指しています。

ハンドルの動きを前輪へと伝える役割があり、ステムの形によって、フレームとハンドルバーの位置も決まります。
素材はアルミやクロモリ、カーボンなどが使われています。

ステムには、「スレッドステム」と「アヘッドステム」の2種類があります。

スレッドステムは別名をクイルステムとも言い、ハンドルの近くから下側へ伸びるステムを、フロントフォークの上に付いているパイプへと差し込んで、ステムのてっぺんにあるボルトを締めます。

すると、下側の端にある臼のような部分が持ち上がり、内側から広がることで、その場に留められます。
ハンドルの高さを調整しやすいのですが、マウンテンバイクやBMXなど、動きの激しいバイクに使うと緩みやすくなります。

アヘッドステムは簡単にメンテナンスができる上、軽くて剛性が高いため、スポーツサイクルのほとんどに使用されています。

ステアリングコラムがヘッドチューブを貫いており、それをステムのクランプ部分が横から挟み込むことで固定します。

ハンドルの高さは、スペーサーの厚さを変更することで調整します。
28.6mmのものは「オーバーサイズ」とも呼ばれており、近年はアヘッドステムなら、このサイズが使用されています。

また、ステムとドロップハンドルが組み合わさったものも存在します。

低価格だとアルミのステムが多い?カーボンステムの特徴は?

安値の自転車に使われているステムのほとんどは、アルミで作られています。
これはコストパフォーマンスを優先させた結果なので、さほど珍しいことではありません。

ただし、路面からの揺れが伝わりやすいのではないかと、感じることはあるようです。

はたして、この感覚は正しいのでしょうか。

長く乗っていると手が痛むのは、前輪からフォーク、ステム、そしてハンドルへと振動が伝わり、小刻みに揺れ動くからです。

対策としては、フォークをカーボンに変更することが有効ですが、デザインなどを考えると、あまりおすすめしません。

それなら、ステムやハンドルをカーボンにしてみましょう。
カーボンには独特の弾力があるので、とてもしなやかです。

そのしなやかさを活かして、揺れを緩和することができます。

パイプを長くすればするほど揺れは抑えられるため、パイプが長くなるカーボンなら、アルミよりも揺れなくなるということになります。

しかし、あくまでも理屈ではそうなると言うだけのことなので、実際には揺れが和らいだと体感することは、あまりないかと思われます。

カーボンステムに交換したときの効果は?

自転車を軽くしたければ、ステムの素材をカーボンにするという方法があります。
ですが、これで変化するのは微々たるものなので、劇的に変わるわけではありません。

それでも、カーボンステムを愛用する人は大勢いるようです。

アルミからカーボンに変えるとハンドルやその周辺の剛性が上がるため、フロントに体重を掛けても無駄なエネルギーを消耗することなく、しっかりとした手応えを感じられるようになります。

特に立ち漕ぎを行ったとき、アルミステムとの違いを、はっきり感じ取ることができるのではないでしょうか。

アルミはカーボンよりも剛性が低いので、フロントの近くには力を込めても動力源として使われず、すぐに逃げていってしまいます。
そのため、カーボンの方が、立ち漕ぎでも速く進めるのです。

これらのことから、カーボンステムにはメリットが多くあるものの、揺れを抑え込みやすくなるということや、肝心の軽量化については、それほど効果があるものでもないということは、頭に入れておきましょう。

ステムをカーボン化したら、ハンドルもカーボン化するべき?

ステムをカーボンにした場合、ハンドルも変えるべきなのでしょうか。

ロードバイクに使うハンドルバーは、基本的にアルミかカーボンで作られていますが、カーボン製のものは値段が高く、アルミの5~10倍ほどもするのです。
そのため、予算の都合上、ほとんどの人がアルミを使っています。

ハンドルバーのパイプは26mmが一般的ではありますが、強度を少しでも上げるために、オーバーサイズと呼ばれる31.8mmのものを使用することも、最近は多いようです。

ただし、その際はハンドルのサイズに合うクランプを使わなければなりません。

また、カーボンは軽くていろんな形を作りやすいところが好まれていますが、決してメリットばかりではありません。

高額なのはもちろんですが、衝撃にもそこまで強くないので、落車した拍子にあっさり壊れてしまう可能性があります。
そして、カーボンは揺れを抑え込みやすいという評価があるものの、ハンドルを変えても、それほど効果を体感できるわけでもありません。

もしも変えるつもりなら、他のパーツを新調した際に、ついでにハンドルをカーボンにするといった具合で構わないでしょう。

選ぶ基準は、軽さよりも強度に注目することをおすすめします。

カーボンハンドルに交換する際の注意点は?

ステムをカーボン製のものに交換した場合、ハンドルもカーボンにしようと考える人は多いかと思われます。
そのときには、気を付けなければならないことがいくつかあります。

1つめは、ステムの長さも変えることです。

ハンドルを変更すると、サドルからブラケットまでの距離や、サドルからブラケットまでの距離なども変わるため、それに合わせてやる必要があります。

2つめは、ブラケットの握りやすさを重視することです。

ドロップ部分よりも、ブラケットを握っている時間の方が長いからです。

3つめは、ワイヤーをこまめに調整したり、バーテープを巻き直さなければならないということです。

ハンドルにはシフターやワイヤーなど細かいパーツが組み込まれ、それらはバーテープによって留められています。

交換するときには、ワイヤーを外さなければならないため、改めて長さを決める必要があるのです。
慣れていないと手間が掛かるため、初心者は専門店へ持って行き、交換や調整を頼んだ上で、やり方を学ぶと良いでしょう。

シフトとブレーキレバーの取付位置はカーボンハンドル位置に左右される?

ハンドルやステムをカーボン製のものに変更した場合、シフトとブレーキレバーの位置も変えなければならないことがあります。

この2つはハンドルの形によって、最適な位置が異なるからです。
ハンドルからブラケットまでがフラットになる位置を見つけたら、そこを基準として、細かいところは乗りながら調整していきます。

レースなどスピードを上げて走ることが多いときは、レバーを低めに取り付けて、ドロップ部分の握りやすさも考えた上で、最終的な位置を決めてください。

長距離走行をすることが多く、上半身を起こした状態で乗っている場合には、ハンドルよりも若干上側に取り付けると手首が疲れません。

しかし、これはブレーキレバーとの距離が開くため、リーチアジャストという機能が備わっていれば、それを使ってレバーをドロップ部分に近付けましょう。

位置を変えた後は、その位置がしっくりくるかどうかを確認するために、最初はバーテープを巻かないで走ってみましょう。

ポイントによっては、カーボン製のステム・ハンドルはおすすめ

今回は、カーボン製のステム・ハンドルについて詳しくご紹介しましたが、役に立つ情報はありましたか?

アルミ製と同じく、それぞれメリット・デメリットがあります。
自身がどこを重視するかで、使いやすい、使いづらいが決まってくるでしょう。

価格も、安いものではないので、よく考えてから購入しましょう!