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自転車を購入する~安いのはやっぱりホームセンター!?~

      2016/11/25

自転車を購入する~安いのはやっぱりホームセンター!?~

自転車の購入を考えた時、ただただ購入するだけの「安さ」を考えるとホームセンターの自転車も候補にあがります。実際のところホームセンターでの自転車購入はどうなのでしょうか。メーカーなどはどの程度扱っているのでしょうか。価格の相場は、メンテナンスは、気になることいっぱい。今回はそんなお話です。

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どうしてホームセンターの自転車は安いの?

とりあえず安さだけを念頭において自転車を買う場所を考えたとき、一番の候補になってくるのはホームセンターか中古品取り扱いの自転車店では無いでしょうか。もちろん、中古の自転車店では使用品を取り扱っているわけですから、価格が安い理由も理解しやすいでしょう。一方で、ホームセンターでは新品の自転車を安く取り扱っています。その理由はなぜなのでしょうか。
取り扱っている自転車の大半がいわゆるママチャリと呼ばれることが多い「シティサイクル」なのがその理由です。シティサイクルはそもそもスポーツバイクとは目的が違うため、その能力も違ってきます。目的が違えば価格が違ってくるのは当然です。純粋にすべての走行性能の面で高い能力を求められるスポーツバイクは、価格が高く設定されるのも頷けるでしょう。シティサイクルに高速走行の能力を求められることはありませんから、自転車自体の重量が重く、ギアやブレーキの操作性や能力がそれほど高くなくても問題が無いのです。
しかしシティサイクル以外にも、クロスバイクやマウンテンバイクタイプのスポーツバイクを、専門店に比べて安く取り扱っていることがあります。これらの価格が安い理由は、使われている素材や部品が安く品質の高く無いものだからです。このような価格の安いスポーツバイクタイプの自転車は、「ルック車」と呼ばれ、専門店のものに比べて価格は概ね半額から1/3程度で販売されています。

ホームセンターの自転車ってすぐ壊れる?

シティサイクルについての耐久性について考えてみましょう。シティサイクルは主に、自転車について深い理解や興味のないユーザーが使用する前提で作られています。それはつまり、メンテナンス性が高くないことを示しています。ユーザー自身が自転車を分解したりメンテナンスする前提では作られていない、ということですね。ですから当然、滅多なことでは壊れないように作られています。シティサイクルは一面的には壊れにくく、耐久性が高いと言うことが出来ます。しかし、3年や5年と長く乗り続けていくには消耗品以外にもメンテナンスが必要です。そこでいざメンテナンス、と思っても、簡単には分解することが出来ないため、それなりの費用をお支払いして専門店にメンテナンスを依頼しなければなりません。メンテナンスがなされないまま長期使用される自転車は、文字通り「壊れやすく」なっていきます。シティサイクルは短期的に耐久性が高く、長く使い続けるには高くつく自転車である、と言って良いでしょう。
ではホームセンターで購入できるスポーツバイクのルック車はどうでしょうか。ルック車は先にも述べた通り、品質の高くない素材や部品を使って安く仕上げられたものです。スポーツバイクの見た目だけを真似た模倣品に近いものでなんですね。実際に、ルック車の殆どには悪路走行や強い衝撃を避けるような注意書きが記載されていることが多いのです。本物のスポーツバイクのように取り扱ってしまっては、たちまち壊れてしまう危険性が高くなります。ルック車は見た目から期待できる乗り方をしてしまうと、文字通りすぐに壊れてしまう公算が大きくなるでしょう。

ホームセンターで買った安い自転車、メンテナンスは

シティサイクルのメンテナンスについては既に説明しました。ルック車はどうでしょうか。
スポーツバイクの特徴のひとつに、容易なメンテナンス性が挙げられます。多くの部品で着脱が非常に容易なものを利用するからです。例えばクイックリリースと呼ばれる車軸部品を採用している車輪は、プロのサイクリングレースでパンクやスポークが折れてしまうなど車輪にトラブルが発生した際、瞬時に車輪を交換できるようツマミを倒すだけでポンと車輪を外すことが出来ます。このような仕組みは数秒を争うレースに必須であることはもちろん、メンテナンスを容易にしている面も併せ持っているんですね。
ルック車でもこのような部品を利用している場合が多いですから、部品の多くは容易に着脱することが可能です。しかし問題はそれらの部品の精度が高くない事にあります。簡単に外すことが出来、装着が出来ても、部品が真っ直ぐはまらない、スリットの奥まで戻すことが出来ない、というような問題が発生しやすい傾向があります。部品の精度が低ければこのような問題が起こるんですね。最悪の場合は外したら最後、二度と戻すことが出来ずに部品を別途購入しなければならなくなる、ということも有り得ない話ではありません。メンテナンスそのものは可能であっても、非常に手間が掛かるうえに調整が難しいと考えておいたほうが良いでしょう。

自転車屋とホームセンターでの購入比較①

自転車専門店で自転車を購入する場合とホームセンターでシティサイクルまたはルック車を購入する事の比較をしていきましょう。
最も大きな違いとして挙げられる点は専門スタッフを抱えているかどうか、ということにあります。自転車の定期点検なんて大げさな、というイメージをお持ちの方は少なくないかもしれませんが、自動二輪車や普通自動車と同じように、走行距離や使用期間に応じて定期点検をされるのが本来的には理想です。専門自転車店では自転車の販売時に、ユーザーが高いメンテナンス能力を持っている事が期待されるという特殊な場合を除いて、購入後◯◯kmあるいは◯◯カ月が過ぎたら定期点検を受けに再度お越しください、という案内を行う事が多いです。もちろんその点検自体は無料で、購入時の費用に後の定期点検料までが含まれている事になります(※点検時に部品の交換や修理が必要になり、その原因が初期不良でなければ部品代や修理代は当然有料となります)。ホームセンターでそのような案内を受けられることは現在のところあまり一般的ではありません。その理由は専門スタッフを抱えていないから、ということに尽きます。一般的にホームセンターでは自転車を販売することは出来ても、専門的なメンテナンスは出来ないのです。

自転車屋とホームセンターでの購入比較②

自転車本体以外の消耗品やオプションパーツはどうでしょうか。これらの品揃えは言うまでもなく、自転車専門店の方が豊富です。その事自体は不自然でなく、驚くようなことでも無いでしょう。ここで考慮しておく必要があるのは、自身で購入した自転車の適合パーツが店内に在庫されているかどうか、専門スタッフがいないホームセンターでは判断し兼ねる事がある、ということです。加えて、商品を購入してもその交換作業を請け負ってくれるかどうかすら定かではありません。タイヤひとつとっても様々な大きさと太さ、空気を入れるバルブ形状の違いなどがあり、それらが適合しなければ交換することが出来ません。
購入店に消耗品を買い求めれば、ホームセンターであっても適合する消耗品やパーツを在庫していて、それを案内してもらえるかも知れません。しかし自転車専門店では、ほぼ間違いなく適合する消耗品やパーツを多種多様に用意しています。広い選択肢の中から目的に合った商品を選択して交換したい、選んだ商品が適合するかどうか判断して欲しい、購入した商品の交換作業を請け負って欲しいと考えられるなら、自転車専門店を訪れたほうが確実性が増すでしょう。

自転車屋とホームセンターでの購入比較③

ユーザーとして大きな恩恵を得られるポイントと感じにくいかも知れませんが、自転車専門店では自転車の販売時に、ほとんどの場合、自転車の操作方法とあわせて道交法についても解説してくれます。自転車で車道の右側を走行することや、歩行者に向かってベルを鳴らすこと、夜間無灯火で反射板も未装着で走行することが道交法に違反することであり、危険であるのはもちろんのこと、違反切符を切られる、さらに違反金を課される可能性まであることも教えてくれます。そんなの知ってるよ、あるいは今までそんなことで咎められたことなんて無いよ、と思う方も少なくないかも知れません。しかし、例えばご自身ではなくご家族、自分の子供や夫、妻が自転車を購入するとき、どう考えられるでしょうか。やはり違反行為で咎められるようなことはもちろん、危険な目に遭って欲しくは無いと感じられることでしょう。プロのスタッフが自転車を販売する場合は、そのような危険に遭うことが無いように簡潔で要点をおさえた説明を無料で行ってくれるのです。ささやかなことではあっても、無視できないメリットのひとつに数えることが出来るでしょう。

価格以外のポイントも検討して購入店を選ぼう!

ホームセンターと自転車専門店の比較をしてきましたが、決してホームセンターを否定するものではありません。例えばシティサイクルをほぼメンテナンスレスでおおよそ3〜5年毎に乗り換える予定でホームセンターを利用するのは、極めて現実的で懐にも優しい選択肢になるでしょう。しかし、1台の自転車と長く付き合おう、自転車やそれにまつわることについて深く知ろう、とお考えになるのなら、自転車専門店を選ぶほうが良いでしょう。目的に合った購入店を選べるようにしたいものですね。

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