フィアットの折り畳み自転車は高評価でおすすめ!

フィアットの製品と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは自動車でしょう。
しかし、フィアットは折り畳み自転車の取り扱いもしているのです。

フィアットの折り畳み自転車は、価格と重量のバランスが良く評価が高いです。

今回はそんなフィアット製品や、折り畳み自転車の選び方についてご紹介します。

フィアットってどんなメーカー?

FIAT(フィアット)は、1899年に創業されたイタリアでも最古の自動車メーカーです。

規模はイタリアでも最大級で、イタリアの有名自動車メーカーである、フェラーリ・アルファロメオ・マセラティを傘下に収めています。

そして2009年には、米クライスラーと提携していますし、他にも製造業・農業・金融業など幅広い事業を行っており、つまりフィアットはイタリアの一流企業です。

フィアットの自動車は、1,000ccから2,000ccのコンパクトカーが主力となります。
デザインは、イタリア車としてはシンプルながらも、おしゃれで女性からの評価も高いです。

フィアットの代表となる自動車は、フィアット500・プント・パンダです。

フィアットの車は、欧州の狭い路地や山道の走行を前提としているため、日本のコンパクトカーよりもキビキビとした動きを重視されています。

そのように、自動車で有名なフィアットですが、もっとも身近な乗り物である、自転車の製造・販売も行っています。

高評価な折り畳み自転車ならフィアット

フィアットは、折りたたみ自転車を製造・販売しています。

【AL-FDB140 Mobilly】

重さ8.5kgの折りたたみ自転車です。
生産はOEM生産で、自転車メーカーの老舗・ダホンという企業が生産しており、販売価格帯は、4万円前後を実現しています。

重量のバランスの評価が高く、8kg台なので持ち運びも楽です。
チェーンに防錆加工されているところも、嬉しいところです。

タイヤは、サイズが14インチで、溝が浅くスリックタイヤのようで、舗装された道路での走行が快適なタイヤを装着しています。

【AL-FDB166】

重さ11.8kgの折りたたみ自転車です。
フィアットの折りたたみ自転車のサイズは、14インチ・16インチ・20インチと3つあるのですが、これは16インチのモデルになります。

タイヤが大きいため、重量は14インチモデルよりは重くなりますが、12kg弱なので、持ち上げることは十分可能です。

重いでしょうから、買い物や街乗りに適していると思います。
折りたたみ機能は、自宅などの限られたスペースの室内で、保管したいときに役立つでしょう。

フィアット以外の高評価な自転車メーカー「DAHON」

フィアット以外の折りたたみ自転車としては、DAHON(ダホン)がおすすめです。
ダホンは、アメリカ製の折りたたみ自転車で、もっとも売っているメーカーです。

ダホンの特徴は、手の届く値段で良い性能の自転車に乗れるということで、コストパフォーマンスの評価の高い折りたたみ自転車専門メーカーです。

実際の価格としては3万円程度なので、折りたたみ自転車としては、かなり魅力的な価格になります。
それに安いからといっても、特別遅いわけではありません。

また、使われている部品の互換性が高く、カスタマイズ初心者でも楽しく行えることも良いところです。

ダホンの車種を2つ紹介します。

【SUVD6】

ダホンの最安折りたたみ自転車です。
価格は、3万円前後です。

重量は14.6kgと少し重めですが、ママチャリの代わりとして使ったり、あまり折りたたまなかったりする人には、ぴったりの自転車です。

【VybeD7】

ダホンの代表車種です。
価格は、4万円前後です。

泥除けが標準装備されているので、通勤や通学など、使う機会が多い方におすすめの折りたたみ自転車です。

フィアット以外の高評価な自転車メーカー「NANOO」

フィアットがOEM生産を依頼する、ダホンの折りたたみ自転車以外にもおすすめの1台があります。

それは【NANOO(ナノー)】です。

コンパクト性を備えた重量11.5kgの折りたたみ自転車です。

イタリア発のブランドですが、生産は台湾で行なっています。
台湾といえば、自転車業界の大手ジャイアントとメリダがあるので、嫌な感情を抱く人は少ないはずです。

折りたたみ機構は、普通は横に畳むのですが、縦に畳む機構になっています。
そのため、畳んだときに小幅になってコンパクトになります。

縦に折りたたむ機構は、シンプルなので折りたたみに時間はかかりません。
また、幅が狭くなることで、電車に乗せたり玄関に置いたりしても、普通のものに比べて邪魔になり難い特徴があります。

デメリットとしては、コンパクト性を重視したために車輪が小さいことです。
タイヤサイズは12インチ・14インチの2種類で、小さいためスピードが出難いです。

コンパクト性と走行性能は、トレードオフの関係にあるので仕方がないことですが、それを補うための多段変速がついているので、ママチャリに負けないスピードを発揮できます。

知っておこう!折り畳み自転車の選び方:サイズ編

フィアットに限らず、折りたたみ自転車を購入するときの選び方をご存知でしょうか。

まず、チェックするのは、タイヤサイズです。
折りたたみ自転車は小径のタイヤばかりですが、小径といっても大小があります。

また、小径とは言えないタイヤサイズを採用した折りたたみ自転車も、数が少ないながら販売されています。

折りたたみ自転車のタイヤサイズとして、もっとも多いのは20インチです。
小さいタイヤだと8インチや10インチであり、大きなタイヤだと、ママチャリと変わらない26インチもあります。

ちなみに、タイヤサイズのインチはタイヤ直径のことで、26インチをセンチに直すと66.04cmになります。

タイヤサイズが小さくなることで収納性は高まりますが、走行中で段差などから大きく衝撃を受けることを覚えておきましょう。

つまり、タイヤが小さくなると走行性能が落ちるということです。

次にチェックすべきは、適正身長です。
評価の高い折りたたみ自転車を見つけたとしても、適性身長から外れていては、性能を発揮できません。

そうは言っても、身長150cm~170cmであれば、ほとんどの折りたたみ自転車に乗れるでしょう。
中には身長195cmであっても、乗れる折りたたみ自転車があるくらいです。

身長が140cm台と小柄の方は、20インチ以下の小さいモデルを探すと良いでしょう。

知っておこう!折り畳み自転車の選び方:スピード編

折りたたみ自転車の走行性能は低いと評価されることが多いので、走行性能が心配な方もいらっしゃるでしょうが、スピードに関していえば十分に出ます。

タイヤが小さくても、速い折りたたみ自転車は多くあります。

タイヤサイズが小さいことで、タイヤ1回転で進む距離は短いです。
しかし、ギアを変更することで、ペダル1回転あたりのタイヤの回転数を変更、つまりペダル1回転の進む距離を伸ばすことでスピードを出せます。

スピードのために必要なギアの変更は、ペダル側のギアを大きくすることです。
自転車メーカーのホームページを覗けば、ギアの歯数を確認できます。

ペダル側のギアと後輪側のギアの歯数を比較することで、どれだけ進めるのか計算できます。
しかし、計算するのは面倒ですし、自転車メーカーによっては、歯数を表記していないこともあります。

そこで目安ですが、値段を見ましょう。
よほど安い自転車でなければ、スピードが出ないということはありません。

つまり、フィアットの折りたたみ自転車なら心配ないでしょう。

1万円くらいの折りたたみ自転車は、ママチャリと同じギアを使っていることが多く、ママチャリと同じギアを使っていては、タイヤが小さい分スピードを出せません。

激安でタイヤが小さい自転車は、スピードが出ない可能性が高いので注意してください。

フィアットの折り畳み自転車

フィアットと聞くと、自動車を思い浮かべる方は多いものの、今回で自転車のイメージも加わったのではないでしょうか。

折り畳み自転車は、自転車に求められる走行性能や安全性だけでなく、折り畳みやすさや重量も選ぶ際のポイントになります。
購入前に可能であれば、一度ご自分で折りたたんで、持ち上げてみることをおすすめします。