「どこまでも速さを追求するロードバイクがかっこいい。」
「でも、街乗りだったらクロスバイクがいいかな。」
「悪い道でも安定してるマウンテンバイクもいいかも。」
と、自転車の購入を考えたとき、ずいぶん選択肢が増えたなぁと思います。
いわゆるママチャリだって、今や様々なタイプが発売されていて、軽量化を追求したモデルだってあるのです。
今回は「ママチャリ」ではなく「シティサイクル」と呼びましょう!
そんなシティサイクルのお話です。
自転車購入のススメ①~シティサイクルとは~
シティサイクルとは、現在の日本における自転車の中で、最も一般的で多数を占める日常生活用車種の総称で、俗に「ママチャリ」などとも呼ばれます。(出典:ウィキペディア)
いわゆる、ロードバイクやクロスバイクなどと比べた際の長所と言えば、カゴや荷台があること。
これは、街乗りとしては本当に便利です。
また、駐輪に便利なスタンドもデフォルトで付いています。
泥除けもライトもリング錠もあります。
他の種類のものだったら、必要に応じて、自分でカスタマイズしなければならないものが、すでに付いています。
価格も安く、1万円以下のものもあり、機能・種類も豊富です。
本当に便利な自転車です。
では短所と言えば、高速走行は難しいでしょう。
その原因のひとつでもありますが、重量があるということが挙げられます。
平均的に考えれば、ロードバイクは10kg前後(10kg以下のものも多数)で、シティサイクル(ママチャリ)は18kg前後。
重いですよね。
しかし、最近は軽いシティサイクルもある、との噂。
調べていきましょう!
自転車購入のススメ②~軽い!シティサイクル?~
大手量販店などで販売しているシティサイクルのモデルのほとんどは、18kg~20kg程度の重量ですが、重量14kg程度のクロスバイクに迫る軽量化を遂げたシティサイクル(ママチャリ)もあるようなのです。
その秘密は「オールアルミフレーム」です。
軽いかどうかを考えず、自分で気に入った自転車を購入してもいいのです。
ママチャリだって、カスタムできるのです。
パーツ交換は、ロードバイクやクロスバイクなどの専売特許ではありません。
パーツ交換で軽量化を図るには、先ほどお話ししたフレームをアルミのものにするということもありますし、意外に重いのはデフォルトでついている「スタンド」だったりします。
大きくて、重いものが多いのです。
探せば、軽量のスタンドが販売されていますので、購入して交換してみましょう。
また、ママチャリでよくあるのが「ライトをつけたらペダルが重い」という経験はありませんか。
これは、タイヤの回転で発電するダイナモ式のものです。
こちらも、電池式のLEDライトに交換するのがおすすめです。
これだけでも、ずいぶん軽量化できると思います。
自転車購入のススメ③~もっと軽い!シティサイクル?~
他にも、軽量化が図れる部分があります。
カゴ・サドル・荷台などです。
これは、シティサイクル(ママチャリ)を選択するうえで、大事な要素(利便性)かもしれませんので、必要に応じて外したり、軽いものに換えたりするのが良いでしょう。
軽量化を図りつつ、シティサイクル(ママチャリ)を選ぶ際の重要なポイントは「ギア」です。
ママチャリは「3段切り替え」がほとんどです。
しかし、買い物帰りで重い荷物を積んでいるときの坂道や、子どもを乗せたとき、向かい風のとき。
こんなシチュエーションでは、軽いギアがあると、とても助かります。
6~7段以上の切り替えを、搭載しているものを選ぶと完璧です。
軽量化に貢献するパーツたちをご紹介
パーツ交換で軽量化を図ろうとお話ししましたが、ここで軽量化のためのパーツ交換、おすすめの「カゴ」をご紹介します。
【PALMY:デラカール】
重量:960g
おしゃれな丸型の大型バスケットです。
素材は、もちろんアルミです。
鉄製に比べれば1/2以下の重量で、フロントバスケットでありながら、大容量のおよそ27リットルというビッグサイズを実現!軽くて、大きい。
パーツ交換には、もってこいではないでしょうか。
【センタン工業:ステンレスワイヤーバスケット角小型】
重量:650g
商品名のとおり、ステンレス製で錆びにくく丈夫なカゴです。
デラカールほど大容量ではありませんが、充分な大きさです。
【OGK:籐風大きなバスケット】
重量:700g
ルックスも、ちょっとこだわりたい方におすすめです。
おしゃれな籐風デザインに加え、大きな横幅で容量も充分。
ビジネスバッグが横向きのまま積載可能!
ワイド設計ですが、高さを抑えめにしてあり、700gという軽量です。
フロントだけでなく、後ろに付けるカゴもご紹介しておきます。
【OGK:固定式大型軽量うしろバスケット】
重量:840g
こちらは大型なのに、本体重量が1kg未満(840g)です。
角が丸いデザインで、荷物が傷つきにくいというメリットもあります。
取り付け金具も付属し、プラスドライバーで取り付け可能です。
番外編として、サドルカバーをひとつご紹介。
【Dr.AIR:サドルカバーヘクトパスカル】
こちらはポンプ内蔵のエアーパッドサドルカバーです。
指で押すだけでクッション調整できます。
走りながらでも調整可能です。
そのうえ軽量で、衝撃吸収性は非常に高いという優れものです。
軽量、そして快適な走りのためにいかがでしょうか。
これは軽い!おすすめシティサイクル
それではここで、軽量化に成功しているおすすめのシティサイクル(ママチャリ)をご紹介しましょう。
【ブリヂストン:スーパーライト】
ブリヂストンの中で、最軽量のママチャリです。
アルミフレームはもちろん、フレーム・リム・ハンドルポスト・シートポスト・泥除け・スタンドまで、細部にわたってアルミを使用し、とことん軽量化にこだわっています。
アルミだらけで、そのルックスはもうサイボーグみたいというか、すごいです。
その重量はなんと、14.6kg!
軽いですね。
ギアは、シングルか内装3段です。
【ブリヂストン:マリポーサ】
重量は14.9kg、スーパーライトには及ばないですが軽いです。
ただ、このマリポーサのすごさはギアです。
なんと!国産ママチャリ初の「内装8段変速」なのです!
これは、快適な走りが期待できそうです。
とはいえ、今回のお話のテーマは「軽いシティサイクル」。
これにふさわしい1台を最後にご紹介します。
【ミヤタ自転車:クォーツエクセル ライト】
日本最軽量のママチャリです。
車体重量は、驚きの12.6kg。
あまりの軽さに、ママチャリであることを忘れるでしょう。
やはり、軽量アルミフレームを採用しています。
極限まで、軽量にこだわったミヤタ渾身のママチャリ。
ギアは、シングルか内装3段となっています。
ご紹介した3台とも、価格は5万円前後。
ここまでくると、安価ではなくなってきます。
それにしてもシティサイクル(ママチャリ)も、つきつめればここまでのモデルが出てくるとは、やはり自転車は奥が深いですね。。。
シティサイクルの軽量化
重くたって、そんなにスピードが出なくたって、ママチャリにはママチャリの良さがあります。
パーツの機能を特化させていく喜びも感じながら「やっぱりこれがあると便利だよね」と、それなりの多機能に微笑んでしまうのは私だけでしょうか。
クロスバイク並みに軽量化も図れるという、ママチャリの秘めたポテンシャルを知りました。
それでも、いつもの重量級マイ・ママチャリに「よっこいしょ」とまたがるのも、これまた幸せなサイクルライフでございます。