ロードバイクに乗ってるとだんだんと気になってくるのがリムの汚れ。細かい部分かもしれないですけど、ロードバイクの深見にハマっていくとボディだけがキラキラ、他は汚れているのは納得出来ないのが心情です。そんなリムのお掃除方法について紹介していきます。
ロードバイクのリムの掃除方法~①~
ロードバイクのリム掃除の手順1
パーツクリーナーを使い汚れを拭い去ります。
リムをキレイにする際に特に気をつけたい点は、油分をリムにつけてはいけないという点です。
まだキレイだからといって、チェーンを拭いた布でリムを拭くなど言語道断です。
古着などにも、油分が残っている可能性も全くないとは、いいきれないものです。
リムの掃除には、使い捨てで利用できるペーパーウエスを使用するようにしましょう。
日本製紙クレシアより販売されているワイプオール X-70やワイプオール X-60のように、水やアルコールを含んでも破れにくい、しっかりした素材のものも出回っていますので、そういったものを利用する方が、油分をうっかりつけることもなくオススメです。
そういったペーパーウエスに、すぐに乾くパーツクリーナーを吹き付けて使用することで、より効果的に拭き取ることが可能です。
パーツ専用クリーナーを直にリムに吹き付けるのは、タイヤのゴム部分を損傷してしまう可能性があるので要注意です。
必ずペーパーウェスに吹き付けてから使用するようにしましょう。
小石などでできた傷の隙間に入った汚れもキレイにするようにしましょう。
ロードバイクのリムの掃除方法~②~
ロードバイクのリム掃除の手順2
ラバーマグネットで研ぐ。
磁力を利用して研げる「ラバー磁石」(ホーザン社)が、リムについているキズの修復に最適です。
ホーザン社より販売されているラバー磁石には、3種類の商品が販売されており、研磨粒子の粗さがそれぞれ違います。
K-140は、研磨粒子が粗すぎるため、リムの研磨ぬは不向きです。
リムの研磨にはK-141、またはK-142を選ぶようにしましょう。
私的に特にオススメしたいのはK-141番です。
黒い削りかすが大量に落ちるので、作業する際は、不要な新聞紙やチラシなどを下に敷いておきましょう。
キレイな銀色になるまで研磨するのは、正直なところ、なかなか骨が折れる作業です。
ラバー磁石には、別売りで専用ホルダーも販売されており、ホルダーを使うことで面倒な研磨作業のストレスを軽減することも可能なので、上手く活用しましょう。
また、磁石部分についているアルミ屑をそのままにしておくと、目づまりの原因になりますので、キレイに保っておくよう心がけましょう。
仕上げに、リムをペーパーウエスで、リムに残ったアルミ屑もキレイに拭っておきましょう。
ロードバイクのリムの掃除方法~③~
ロードバイクのリム掃除の手順3
包丁を研ぐ場合と同様に、ラバー磁石も水を含ませてから使用することで、より効果的に作業をすすめることができます。
水を含ませて作業することにより、汚れも落ちやすく、乾燥した状態のまま作業する時に、気になっていた目詰まりなども起こりにくくなります。
違いは一目瞭然です。
はじめは、ザラザラしていたリムサイドが、ツルリとなめらかな感触に変わるまでキレイに磨きましょう。
リムサイドがキレイになったら、パーツクリーナーを含ませたペーパーウエスを使って、最後の仕上げを行ないましょう。
一心不乱に磨いていると、汚れていた前後のホイールも、あっという間にキレイにすることができますね。
ロードバイクのリム掃除の手順4
ラストに、ブレーキシューも点検しておきましょう。
小石やアルミ屑などといったゴミが付着していませんか?
ブレーキシューの溝などにも、意外と汚れが付着しているものです。
千枚通しのような、先がとがっているもので隙間の汚れも取り除きましょう。
ゴミを除去したら、ラバー磁石で表面を軽くこすってあげたら作業も完了です。
実際、レバーを引いてみると、これまでの感触とは全く違うことを実感することができるのではないでしょうか。
高級なリムを備えていても、手入れされていない汚れたリムでは、効果も半減してしまいます。
しっかり手入れも行う事で、最高の走りを満喫することができるのではないでしょうか。
ロードバイクのリムの掃除方法~④~
ロードバイクのリム掃除を行うにあたり、長年汚れるに任せていたホイール「SHIMANO R500」をキレイにするのに、色々役に立った商品について紹介しようと思います。
名前が知られた商品も多く皆さんも知っている方が多いでしょう。
・レック株式会社より販売されている 「激落ちくん 」激落ちダブルキング(材質メラミンフォーム) 2個入 シールに付着した油汚れ落としなどに使用。
・トンボ鉛筆より販売されている砂消しゴム ES-512A かなり根気を必要としますが、リム掃除にも使用できます。
・Finish Line社より販売されている バイクウオッシュ フィニッシュライン(FINISH LINE) コーティング効果も期待できる自転車用の洗剤です。
これ以外に、拭き取り用に5~6枚のウエスを使用しています。
掃除の方法ですが、タイヤやホイールに付着した汚れをまず、激落ちくんとウエスをを利用しながら、水で洗い流し、タイヤを外してからリム掃除を行いました。
バイクウォッシュをリムに吹き付け、砂消しゴムで擦り、乾いたウエスで拭き取るだけ。
この手法を繰り返すことで、見違えるようにリムにこびり付いている汚れもキレイにできます。
汚れていたクロスバイクも、新品の頃のような輝きを取り戻し、更に愛着も増しました。
ロードバイクのリムの掃除での基本的なこと
ロードバイクのリム掃除に使用するクリーナーとオイルの違い
クリーナーをシャンプーに例えるとすれば、チェーンオイルは、コンデショナーのように似ているようでも役割りが違います。
しっかり理解して使い分けましょう。
オイルだけでも軽い汚れを落とすことは可能ですが、一般的にはクリーナーで全体をキレイにしてからオイルで仕上げを施します。
変速機は、その軸にクリーナーを拭きつけペーパーウエスなどを利用して、軸からでる汚れを拭い去ります。
ただし、ブーリーという細かな歯車部分には粘り気が強いグリスが詰められており、クリーナーの吹きかけすぎにより、不具合を起こすケースがあるので慎重に行ないましょう。
チェーン部分は、ナイロン製のブラシを使用しましょう。
もちろん、不要になった歯ブラシでも代用できます。
ブラッシングの後、ウエスなどで拭き取ると、より効果的です。
但し、毛羽立っているタオル地などは、細かな部品に絡まる可能性もあるので避けましょう。
スプロケットは、歯車の側面をクリーナーを染み込ませたペーパーウエスでキレイにしましょう。
リムの部分の掃除は、手をぬくと故障の原因にもなるため特に慎重に。
クリーナーを染み込ませたペーパーウエスなどで、ゴムの部分にクリーナーが付かないよう丁寧に汚れを落としましょう。
ブレーキ部分には、オイルで拭きのばすように汚れを落としつつ、稼働をよくするようにしましょう。
オイルのかけすぎに注意。
ブレーキの異音もリムが原因かも
ブレーキの異音は、ロードバイクのリム掃除で汚れをふき取り、ブレーキの角度を少し変えることで改善できるケースがあります。
実際にキーキーといったブレーキ音が気になっていた場合は、この原因を自転車屋さんで手直ししてもらうことをおすすめします。
久しぶりに自転車に乗ってみると、通常は鳴らないようなカッカッカッといった妙な異音がブレーキから聞えることもあります。
妙な異音が聞こえるときは気になるものです。
この異音の原因は、リムの傷がブレーキシューにも影響を与え、異音を発することがあるのです。
この場合の対応方法は、サンドペーパーで擦り、リムの傷を塞ぐことで、異音も解消して、その後問題なく走行できることがあります。
確認する時はローラー台だけでなく、常日頃から自転車を走らせることで自転車の状態についてしっかりと把握しておくことが、重要なんですね。
ロードバイクのリム掃除は気持ちがいい
ロードバイクのリムから異音がなるときは、まず掃除をしてみるのも良いかもしれません。
掃除であれば比較的簡単なことで自分でもできることです。
但し、砥石で削るときに一部分を削り過ぎると大変です。
どの位削るべきか分からない人は自転車屋さんに持って行ってしっかり確認と対応をしてもらうことが手っ取り早いかもしれません。
やはり掃除だけで異音が解消するとは限らないです。専門の知識のある方に最初から見てもらったほうが原因は早く突き止められます。
でも日頃からリムの掃除はした方が良いですよ。理由は綺麗になったリムをも見るだけで気持ちが良いです。洗車した後は気持ち良いですよね。あとは小さな異変に気付きやすくなります。
砥石で削る必要はないですが、綺麗にすることやメンテナンスはとても重要ですので、日頃から気をつけてみることをおすすめします。