あなたの通勤手段は何ですか?
電車ですか?
電車の場合、朝の通勤ラッシュはストレスがたまりますよね。
そんな、現在の通勤手段に不満を抱えてはいませんか?
自転車を持っているのであれば、思い切って自転車通勤に変えてみてはいかがでしょうか。
今回は、自転車通勤のメリットや自転車を電車に持ち込んで通勤する場合についてご紹介します。
電車通勤と自転車通勤のお金
電車通勤と自転車通勤とでは、どちらにメリットがあるのでしょうか。
自転車通勤の大きなメリットは、電車に比べて費用がかからないことです。
交通費の支給額が少なかったり、無かったりする職場の場合、電車の定期代にかかるお金を浮かせることができます。
自転車の維持費用は、ものによりますが基本的には、パンク修理とタイヤ交換くらいなので、年間通して数千円で済ませることができます。
そこで気になるのが、交通費を全額支給してくれる会社に勤めている場合です。
電車通勤手当(定期代)はどうなるのでしょうか。
単純に考えると、電車を利用しなくなるのですから、手当はゼロになるはずです。
しかし、電車や車、徒歩などの通勤手段に関係なく、距離を基に手当を支給している会社があります。
手当はだいたい、公共の交通機関(電車・バス)を考慮して計算されています。
そのため、公共機関で通勤していたときに貰っていた手当を、そのまま貰える可能性があります。
また最近は、エコブームや社員の健康を考えて、自転車通勤を前向きに検討している会社が増えています。
自転車通勤を考えている方は、まずは、会社の就業規則を確認したり、総務や人事の方に相談してみると良いでしょう。
自転車通勤のメリット
少しメリットが出ましたが、自転車通勤のメリットを、もっと考えていきましょう。
通勤時の電車のラッシュを避けることができます。
人でいっぱいの電車の、何だか後味の悪い疲労感から、運動による爽快な心地良い疲労感に変わります。
人ごみを避けられるので、インフルエンザや風邪などに感染する可能性が大幅に減少します。
その他にも、現代人の悩みでもある、血中コレステロールの増加や肥満を引き起こす運動不足の解消にもなります。
自転車通勤なら、通勤しながら運動不足を解消することができるのです。
クロスバイクならなんてことの無い、5km程の距離の自転車通勤でも、日々の積み重ねにより、かなりのカロリー消費ができます。
もし、ダイエット目的で自転車通勤にしたのなら、30分以上の有酸素運動が、より効果的なダイエットになります。
距離にすると、7.5km以上くらいが目安です。
これはクロスバイクで、市街地を時速15kmで走っていると想定した数字です。
通勤そのものがサイクリングになると、通勤自体が楽しみにもなりますね。
例えば、季節の良い朝は、家を少し早く出て、川沿いをサイクリングしてみるのもいいですね。
早朝からオープンしているカフェを探して、食事をすることもできます。
また、帰り道には足を伸ばして、ネオンで照らされた街を走ることができます。
車や電車では感じられない、開放された自由を感じることができます。
自転車通勤のデメリット
自転車通勤には、もちろんデメリットがあります。
自転車は、生身の状態で乗るので、車や電車とは違った危険性があります。
電車や車のように、中に入るわけではないので、身体的外傷を受ける可能性が高くなるのです。
車や歩行者との接触事故だけでなく、自転車同士や自爆も起こる可能性があります。
こういった場合は、怪我をする確率がとても高くなります。
この危険性は、自転車に乗るうえで、しっかりと考えておくべきことです。
そして、被害者だけでなく、加害者になる可能性があるということも、考慮しておく必要があります。
さらに、当たり前のことながら、自転車は漕ぐと疲労します。
仕事前に体力を消耗してしまうと、これは大変なデメリットですね。
毎日、自転車通勤したくても、疲労が溜まっていたり、気分が乗らない日もあります。
そんな時は、電車やバスなどで通勤しましょう。
天候が悪いときも同じです。
何よりも、無理をしないことが一番です。
他にも、スーツが傷みやすくなるので、着替えを持ち込んで、会社に着いてから着替えるようにすることをおすすめします。
折り畳み自転車を持ち込んでの電車通勤について
自転車通勤をするには距離が遠かったり、電車以外の徒歩での移動距離が長かったり、終電に乗れなかった時に、自転車で帰りたかったりする人もいると思います。
そんな時は電車に持ち込むのが楽で、駅から自転車で移動できる、折りたたみ自転車が便利です。
ただし、注意点がいくつかあります。
まずは、自転車を公共交通機関に持ち込むことです。
電車内に自転車を持ち込みことを、輪行といいます。
輪行は、とても場所を使うので、通勤・帰宅ラッシュ時は、確実に避けるようにしましょう。
この時間帯と重ならなければ、持ち込むことができますが、常に混雑状況をチェックしておく必要があります。
折りたたみ自転車を輪行する場合は、自転車を折りたたみ、「輪行バッグ」・「輪行袋」・「キャリーバッグ」と呼ばれる袋に入れなければなりません。
また、電車の車両は、できるだけ先頭か最後尾に乗ると邪魔になりにくくて良いでしょう。
なお、他の自転車も持ち込むことは可能です。
スポーツ自転車は、簡単にタイヤを外すことができるので、輪行するのにおすすめです。
便利な輪行ですが、鉄道会社によっては、自転車の持ち込みを認めていないところがあります。
他にも、手荷物料金を取るところもあるので、事前に規則を確認しておくことをおすすめします。
自転車を持ち込んで電車通勤するのは手間
輪行するのは、駅から会社が遠い・自宅から駅までが遠いという方が取る手段だと思います。
慣れにもよりますが、折りたたむのと組み立てるのにかかる時間は、大体10〜30秒程度です。
また、折りたたみ自転車は軽いものでも、10kg程あります。
駅の広さによって移動距離は異なりますが、10kgの荷物を持って歩くことになるということです。
しかし、中にはスーツケースのように転がして運べるものや、オプションで部品を取り付けて転がせるものもあるので、利用すると良いでしょう。
このように、普段の通勤・通学に、以上の行為が加わるということ想像してみてください。
折りたたむことは慣れれば大した手間ではありませんし、転がせるタイプならほとんど疲れません。
しかし、これを観光ではなく、仕事や勉強とともに毎日続けることができるでしょうか。
電車に自転車を持ち込んで通勤・・・続けられる?
通勤・通学・帰宅の時間がラッシュと重ならず、利用する鉄道会社が自転車の持ち込みを許可しているならば、折りたたみ自転車を持ち込むことはできます。
電車と自転車を交通手段とするのなら、輪行以外にも方法があります。
それは、利用する駅の近隣に自転車を駐輪しておく方法です。
家と最寄り駅の距離が遠いならば、最寄駅の近くで駐輪場を借りて、自転車を置いておきます。
会社と会社の最寄り駅が遠いならば、会社の最寄り駅周辺で駐輪場を借りて、自転車を置いておきます。
どちらも遠いなら、両方の駅の近くで駐輪場を借り、1台ずつ置いておきます。
このケースだと、自転車が2台必要になります。
駐輪場はほとんどが有料で、場所によりますが、月額500〜3,000円くらいです。
学生なら少し安くなり、月額500〜2,000円くらいで借りられます。
年間6,000~36,000円くらいかかることになります。
折りたたみ自転車を電車に持ち込むことはそれなりに手間はかかりますが、駅に駐輪場を借りる必要はないですし、盗難に遭う可能性も低くなります。
一方、駅に自転車を止めておくことは、手間はかかりませんが、駐輪代がかかります。
無料の駐輪場もありますが、当然管理人がいないでしょうから、盗難に遭う可能性が高いです。
通勤ラッシュ時に輪行はやめましょう
折り畳み自転車を電車に持ち込んで通勤することについてご紹介しましたが、通勤ラッシュ時は輪行をすべきではないでしょう。
通勤ラッシュの時間帯に電車を利用するのであれば、駐輪場に自転車を止めましょう。
また、自転車通勤は健康的ですが、雨の日は滑りやすいため走行を控えた方が良いでしょう。
雨の日や疲れているときは、安全のためにも電車やタクシーの利用をおすすめします。