自転車を買うべき年齢や、補助輪なしで乗れる年齢とは

小さいお子さんがいる家庭は、お子さんに自転車を買い与える時期について考えたことがあると思います。

一般的に、両親が子供に自転車を買うのは、いつごろなのでしょうか。
また、自転車の購入時期だけでなく、補助輪を外す時期についても悩みますよね。

今回は、自転車を購入する年齢や、補助輪なしで乗れる年齢や練習方法についてご紹介します。

買う前に注意!子供用自転車のサイズ

自転車に初めて乗った年齢を覚えてますか?
きっと初めて乗ったときは、様々な問題があったと思います。
今回は、そのような問題と何歳のときに与えるのがいいのかなど考えていきます。

初めて、子ども用自転車を買い与えるときの注意点として、サイズの問題があります。

例えば、3歳の子に誕生日プレゼントで自転車を買うとしましょう。
長く使い続けてほしいという思いから、16インチの自転車を購入です。

しかし、3歳の子どもにこのサイズでは大きすぎます。

16インチでは、足がぺったり地面につかないため、補助輪があっても怖がってしまいます。
おそらくほとんどの子は、4歳あたりまで乗ることができないでしょう。

もう一つの問題があり、それはペダルが重すぎるということです。

勇気を出して乗れるようになっても、ペダルが重く、前に進まないのでは、意味がありません。

長く使い続けてほしいという思いから、小さい子どもにサイズの合っていない自転車を買うのは、避けた方がいいでしょう。

自転車を買う場合はサイズや年齢を考えて

年齢の低い子に買い与える自転車のサイズはどれくらいがいいのでしょうか。

2〜3歳のお子さんには12インチの自転車、7歳以上は24インチの自転車、その間の子どもには16インチの自転車を買うといいでしょう。

12インチ〜14インチの自転車は幼児自転車の部類で、三輪車の延長と考えていいです。

どうしても自転車に乗りたいという小さいお子さんには、ストライダーを買ってあげるのをオススメします。

ストライダーを経てから16インチの自転車を買うと、すんなり乗りこなせることでしょう。
幼児自転車よりストライダーがオススメな理由として、幼児自転車はスピードが出ないことが挙げられます。

子どもとしては、お母さんやお父さんとお出掛けするとき、一緒に走りたいものです。
しかし、幼児自転車は全くスピードが出ないので、自転車でお母さんに付いていくのがとても厳しいです。

お母さんやお父さんと一緒に自転車を乗るのであれば、16インチはあった方がいいです。

ストライダーで小さい時期に練習して、16インチで初めて自転車に乗るというのがお子さんも楽しいと思います。

自転車を買う場合に注目すべきは身長や年齢だけじゃない

自転車を買う場合に注意すべきことは、身長や年齢だけではありません。

一番大事なのは、足がしっかり地面に着くということです。
初めて自転車に乗るのであれば、地に足が着くのとそうでないのでは、安心感が全く違います。

足がしっかり地面に着けば、補助輪なしで止まったときの転倒率が大きく下がることでしょう。

ハンドルがしっかり握れ、左右に切り返せることも大事です。
ハンドル操作がしっかりできるというのは、ハンドルと腕の距離に余裕があるということです。

なので、実際に店頭で子どもにまたがってもらい、しっくりくるのを選んでもらうといいでしょう。

ハンドルと同様にブレーキもしっかり握れないといけません。

ブレーキは硬いのもあるので、これも実際に店頭でブレーキを握ってもらって選びましょう。

子どもは、自転車を速く漕げるようになると、とても喜びますが、ブレーキの扱いができていないと危険です。

街で走る前に、いつでもブレーキを上手く握れるように練習をしておきましょう。

補助輪なしで自転車に乗れる年齢は?

子どもが自転車の補助輪を外すのは、何歳からが多いのでしょうか。
自転車の補助輪なしに乗れる年齢は、人それぞれなので当然決まっていません。

ですが、一般的に5歳~6歳ぐらいで補助輪を外す子どもが多いそうです。

早い子だと、3歳半頃で補助輪なしで乗れるようになります。

遅い子では、小学生になっても乗れない子はいます。

自転車を乗る機会が少ない人だと、補助輪なし自転車に乗る練習をするタイミングも逃してしまうので、大人でも乗れないままの人もいます。

補助輪なし自転車に乗れるようになるのは、個人差があるのであまり気にせず、子どもが自転車に慣れてきてから考えましょう。

小学生になると友達と自転車で遊びに行くことが増えると思うので、その直前のタイミングで補助輪を外す子どもが多いと思います。

あまり遅すぎると、友達関係で困ることが色々出てくることもあります。
補助輪なし自転車に乗りたいと子どもが言い出したときは、親御さんは補助輪なしの自転車を買うのと練習を手伝ってあげてください。

運動神経の鈍い子でも、意外とすぐ乗れるようになります。

補助輪なしで自転車に乗るために

補助輪なしの自転車に乗るために一番必要なのは、もちろん子供のやる気ですが、親のやる気もとても大事です。

あらかじめ、補助輪のある自転車が乗りこなせていれば、あとは補助輪なしの感覚を覚えるだけなので、比較的楽に乗れるようになります。

いきなり補助輪なしの自転車で練習することも可能ですが、これはかなりの時間がかかります。

ハンドリングやペダリングにも慣れないといけないので、補助輪に乗ったことある子どもより練習が必要になります。

年齢が低い内に補助輪をつけて、自転車に慣れさせておきましょう。

親が練習を手伝う際に気を付けるべきことは、怒らないということです。

上手く乗れなくて、一番ストレスが溜まっているのは、子どもです。

ですから、親が怒ると子どもに余計なストレスがかかり、やる気と自信がなくなってしまいます。

子どもは上手く乗れないことにストレスが溜まるので、親はとにかく褒めてあげてください。

乗れるようになってきているというのを教えてあげることで、子どものモチベーションが保たれ、より早く乗れるようになるでしょう。

乗れるようになったら、何かご褒美を買うのもいいかもしれません。

補助輪なしで自転車!練習方法は?

最後に、補助輪なしの自転車に乗れる練習方法をお伝えします。

これは、年齢関係なくできる練習法です。

練習を始める前に自転車のサドルを、両足が半分以上着くくらいまで下げましょう。
安心感が全然違います。

最初はペダルを漕がず、両足で地面を蹴って進む練習をしましょう。
初めて補助輪なしに乗る子どもは、どうしても足元が気になり下を向いてしまいます。

下を向くとハンドルが安定せず、フラフラしてしまうので転んでしまいます。
なので、子どもが下を向いていたら、親が注意してあげましょう。

慣れてきたら、だんだん歩幅を大きくしていきます。
最終的に地面を強く蹴って、両足を浮かして進めるようにしましょう。

両足を浮かせて進めるようになったら、緩い坂道で足を浮かせて数秒走り、ブレーキをかける練習をしましょう。

これも出来たら、バランス感覚は完璧に掴めていると言っていいでしょう。

最後に実際に漕いでみましょう。

足で地面を蹴って勢いをつけてから、ペダルに足を乗せて漕いでみましょう。

これまでの練習で、バランス感覚が身についているので、親が押してあげる必要もありません。

この手順で練習すれば、すぐに補助輪なしで走れるようになります。

倒れて自転車が傷つく可能性があるので、安い自転車で練習し、乗れるようになったら、いい自転車を買うのもいいでしょう。

子供用自転車はおしゃれなものがいっぱい

子供用自転車は、おしゃれなものが多いため、デザインを重視して買うご両親も多いと思います。

しかし、デザインを重視しすぎて、少しサイズの合わない自転車を無理に購入してしまうと、すぐに使えなくなってしまいます。

子供の乗る自転車なので、もちろんオシャレな方が良いとは思いますが、購入する際は乗りやすさや安全面を一番に考えましょう。