乗り物として非常に便利な自転車は、今や世界各地で売っています。
とはいえ外国の自転車は、日本の自転車と少し違うイメージですよね。
アメリカで自転車を買いたい場合、注意点などはあるのでしょうか。
今回は、アメリカで自転車を買う場合のお話をするとともに、アメリカ生まれのブレーキ無し自転車「ストライダー」についてご紹介します。
アメリカで自転車を購入!ママチャリは?
アメリカでママチャリを買おうと思ったら、ちょっとした至難の業です。
というのも、ママチャリ自体がアメリカにないのです。
そして、あったとしても値段がとても高く、ビックリしてしまうほどです。
クロスバイクなどの自転車は、ある程度高いことはわかっているので、覚悟して値段を見てみると意外と安いので、これまたびっくりしてしまったりするのです。
ものによっては、200ドルをきるようなものまであったりします。
自転車屋さんの店の奥の方までいくと、やっとそれなりに高いものに出会えたりします。
サイズを決めるときの注意点ですが、サイズ表記がS・M・Lと表記されていることがあります。
また、適応身長がセンチメートルの表記ではなく、フィート表記なので、サイズが全くわからないままになってしまう可能性があります。
ですので、試乗してサイズ・ブレーキの効き・ハンドルの位置などを確認しましょう。
また、用途に合わせた必要な装備も用意しましょう。
アメリカでは自転車が安く買える?
アメリカは自転車愛好者にとって、天国のような場所です。
土地が広く、町と町が繋がっていないので、交差点や車の飛び出しを気にすることなく、ひたすら走ることが出来ます。
ブレーキをかけずに自分のペースでのんびり走れるのは、ロングライドをする方には、嬉しいことだと思います。
景色に飽きてしまうかもしれませんが。
またアメリカは、自転車の値段がとても安く、日本の価格の半分ほどで買えるものもあるのです。
自転車でも高級素材に分類されているカーボン製のロードバイクが、日本円にして10万円ほどで、手に入れられることがあります。
良いグレードのものでも、10万円くらいの値段で手に入れられる可能性があるのです。
これは、日本では考えがたいことです。
日本とアメリカでは競技人口の差が、かなりありますので、その影響が大きいようです。
現地調達はもちろんのこと、この時代ですので、ネット通販で購入することも可能です。
ただし、ネット通販では試乗が出来なかったり、自分で組み立てたりしなくてはいけないなどのデメリットも多くあるので、注意しましょう。
アメリカで自転車移動する際に気を付けること
アメリカで自転車に乗る際、気をつけなければならない点がいくつかあります。
まず、日本と道路事情が異なり、アメリカでは右側通行です。
さらに、信号が赤でも右折できるのです。
日本とはだいぶ道路事情が異なるので、最初は慣れるまでに時間がかかると思います。
どうぞ、ヘルメットは着用するようにしてください。
また、自転車が盗まれる確率もかなり高いです。
前輪だけにカギをかけないように気をつけてください。
また、購入したての自転車には、かごやライトがついていない場合がほとんどなので、自ら追加でつける必要があります。
新車を購入したとしても、ブレーキの効き具合はチェックするようしてくださいね。
また、自転車大国であるアメリカは、バスにも悠々と無料でバスを乗せることができます。
自転車はバスの前面に乗せるのです。
基本的にアメリカでも自転車は、自動車と同じ交通ルールを守らなければいけません。
事故などを起こした賠償なども基本的にかかってきますから、くれぐれも気をつけてください。
アメリカの自転車のブレーキ、日本と逆なの?
アメリカと日本の自転車にも違いがあり、気をつけなければならない点があります。
まず、自転車で道路を走る場合は、手信号をしなくてはいけません。
これは、なかなか不便ですね。
また、アメリカの自転車のブレーキと、日本の自転車のブレーキは逆になっています。
日本では、右が前輪、左が後輪のブレーキになっていますが、アメリカでは、右が後輪で、左が前輪ブレーキになっています。
これは、『左車線を走行する日本』と『右車線を走行するアメリカ』の道路事情の違いからくるものです。
ですので、日本から自転車を持っていくと、現地の人はブレーキが逆なことに驚きます。
しかし、よくよく考えてみると車のハンドルのも、アメリカ車は左ハンドルで日本車は右ハンドルなので、ブレーキが違うのも当然といえば当然ですね。
文化の違いを理解して、自転車や車も含めて適応していきたいですね。
ブレーキの無いアメリカ生まれの「ストライダー」①
アメリカと日本のブレーキの違いをご紹介いたしましたが、もともとブレーキ自体が自転車についていない「ストライダー」という自転車があります。
この自転車は、アメリカが発祥の地ではありますが、すでに全世界15カ国で50万人以上に親しまれている自転車です。
小さい子供は握力があまりなく、ブレーキ自体をうまくかけることができません。
ですから、まだ普通の自転車には乗れないような小さい子供にとっては、最適と言えるでしょう。
ブレーキがないからといっても、安全性もかなり考慮されています。
ヨーロッパの安全規格CE、アメリカの安全規格CPSCに則って、独自の検査項目を設け、品質管理がなされています。
乗る際には、もちろんヘルメット着用は必須です。
公園などでも忘れずにかぶるようにしましょう。
このストライダーによって、子供はバランス感覚を自然と身に付け、さらにブレーキに頼ることなく、自分の足でとっさに止まることを覚えるのです。
ブレーキの無いアメリカ生まれの「ストライダー」②
まだ自転車に乗れない子供は、このアメリカ生まれのブレーキのない「ストライダー」に乗ることで、いとも簡単に自転車に乗れるようになるのです。
ずっとストライダーに乗っていた3歳半の子供に、補助輪なしの自転車に乗せてみたら、ものの30分程度で乗りこなせるようになったという話もあります。
これは、すごいことです。
普通の自転車に移行する目安は、完全に思いのままにストライダーを乗りこなせるようになってきたときです。
普段からストライダーでバランス感覚を身に付けた子供は、いとも簡単に自転車に乗ることができるようになるのです。
ストライダーにはペダルがないので、最初はペダルによる漕ぎだしに慣れるのに時間がかかってしまうようです。
子供のよっては、1回目の練習で何度か転倒してしまう子もいるでしょう。
そういった子供でも、30分ほども普通の自転車に乗っていると慣れてきて、ちゃんとペダルをこげるようになるようです。
アメリカの自転車
いかがでしたか?
子供用自転車にブレーキが無いことに対し、少し不安なイメージがありましたが、理由を聞いたら「なるほど」と思いました。
確かに、まだ自転車に慣れていない子どもが停止する場合は、足を地面につけて摩擦で止まりますよね。
興味を持った方は、お子さんへのプレゼントにストライダーを購入してみてはいかがでしょうか。