身長が160cm以下、特に150cm前後の女性ですと、「自分に合ったロードバイクは無いのではないか」と思うかもしれません。
しかし、諦めるのは早いです。
実は、女性向けのロードバイクの中には、低身長向けのモデルもたくさんあります。
今回は、そんな低身長向けのロードバイクをご紹介します。
低身長の方に向けたロードバイクの選び方
身長が低い人は、サイズ選びが重要になってきます。
ロードバイクを選ぶときに、大切なポイントはいくつかありますが、その中でもサイズ選びは、とても重要なんです。
そもそも、海外ブランドのロードバイクは、欧米男性の身長を基準に作られているので、サイズはおおよそ大きいものばかりです。
ですから、小柄な160cm以下の女性向けサイズなどもあまりありません。
だからといって、サイズが合わない大きいフレームを選んでしまったとしたら、乗り心地が悪いですし、ロードバイクの本来の力を発揮できません。
なので、自分の身長に適したサイズのものを選ぶようにしてください。
選ぶときは、サイズを最重要視しましょう。
サイズがあったら、見た目や価格、性能のみていきます。
多少サイズが小さいパーツを選んでも良いですが、大きめのものを選ぶことは良くありません。
最終的には、またがってみて判断してください。
女性向けという指定がないロードバイクの場合には、xxsでは、身長が低い女性でも乗ることができます。
股下サイズのほか、腕の長さも確認してみてください。
身長160cm以下でもOK!フェルトのロードバイク
身長が160cm以下の方でも乗れる、おすすめのロードバイクをご紹介します。
【FELT(フェルト):ZW100】
フェルトは、ドイツとアメリカに拠点を持つ老舗の自転車メーカーです。
ご紹介したロードバイクは、女性向けの最安値モデルです。
このメーカーは、ツール・ド・フランスでも実績を残している、プロご用達の自転車ブランドでもあります。
コンポは、シマノのクラリスを採用しており、フレームは、アルミ製です。
フォークには、カーボンを使用しています。
女性でフェルトに乗っている人は、あまり見かけませんが、女性に配慮された箇所がたくさんあります。
ハンドルなどは小さなものになっており、前傾姿勢に慣れていない人でも、安心して乗れるように、補助ブレーキも付いています。
また、この補助ブレーキがない【ZW85】もおすすめです。
コンポは、クラリスより上のグレードである、105を採用しています。
フレームはアルミで、フォーク部分にカーボンを使用している点は、【ZW100】と変わらないです。
ロードバイクに乗ることに慣れている人は、この【ZW85】もおすすめです。
身長160cm以下でもOK!スコットのロードバイク
身長が160cm以下の方でも乗れる、おすすめのロードバイクを引き続きご紹介します。
スコットは、スイス発祥の有名メーカーです。
初心者でも乗れるように、フロントギアは3枚になっているロードバイクを生産しています。
【SCOTT(スコット):CONTESSA SPEEDSTER 45 コンテッサスピードスター】
コンポは、シマノのクラリスを採用しています。
フレームはアルミ、フォークはカーボンと、フェルトのロードバイクと同様の素材です。
「SPEEDSTER」には、45・35・25・15と数字が小さくなるごとに、ハイグレードになっていきます。
基本的に、同じ種類のロードバイクなどのグレードの違いは、フレーム素材・コンポのグレードで決まってきます。
ですが、「SPEEDSTER」は、フロントギアの枚数にも違いが出てきます。
【25】と【15】は2枚と、本格的なフロントギアの枚数になります。
フロントギアの枚数が多いほど、脚力が弱い人をサポートして、坂道などをスムーズに乗れるようにしてくれます。
だからといって、【25】と【15】が坂道を苦手としているわけではありません。
他メーカーの入門機の小さなギアを採用しているので、坂道も走りやすい仕様にはなっています。
素材がカーボンなので、軽量で、長距離を乗っても、心地く乗ることができます。
160cm以下の方向けロードバイクはキャノンデールにも
スコットやフェルト以外にも、身長が160cm以下の方でも快適に乗れる、ロードバイクがあります。
【CANNONDALE(キャノンデール):CAAD 10 Women’s105 キャードテン】
アメリカ発のキャノンデールです。
コンポは、シマノの105を採用しています。
フレームはアルミ、フォークはカーボンを使用しています。
このキャノンデールは、アルミのバイクを作るのを得意としているメーカーです。
ですから、「アルミバイクといったらキャノンデール」という、不動の地位を世界で確立しています。
自転車の部品やウェアなどの付属品も豊富に販売していて、ロードバイクと合わせて着ると、統一感があり、バイクに乗ることが楽しくなると思います。
デザインは、ポップな色合いが多いです。
また、CAADという、キャノンデール伝統のフレーム加工技術があります。
CAAD(キャドもしくはキャード)は、Cannondale Advanced Aluminum Designの略です。
カーボンキラーの異名があります。
カーボンを使用したバイクとしては、【SYNAPSE CARBON Women’s6105 シナプスカーボンシックス】もおすすめです。
軽い乗り心地です。
トレックは160cmより更に10cm身長の低い方でもOK!
身長が160cm以下の方でも、快適に乗れるロードバイクを色々とご紹介してきましたが、TREK(トレック)には、さらに10cm身長の低い方でもOKなバイクがあります。
このトレックというアメリカのメーカーは、独自のISOSpeedという仕組みがあり、乗り心地が抜群に良くなっています。
ヘルメットやライトなどの周辺パーツは、傘下のBontrager(ボントレガー)が製造しています。
こちらもロードバイクと合わせて着用すると、統一感がでて、楽しく乗ることができます。
日本にも、トレックのバイクを専門に扱う店舗も多くあり、人気が高いです。
その人気のトレックのバイクをご紹介します。
【トレック:Lexa SLX レクサ(2016)】
コンポは、シマノの105を採用しています。
フレームはアルミ、フォークはカーボンです。
SLXは、数あるトレックのモデルの中でも最上位に位置し、乗り心地の良さは、他メーカーのアルミバイクと一線を画しています。
フレームには、実に細かいガラスがコーティングされていて、夜間走行する際に美しく反射します。
他には、【Silque S シルク(2016)】もおすすめです。
このシルクも、乗り心地は抜群に良いです。
ピナレロにも低身長向けモデルあり
ピナレロにも、身長が160cm以下の方でも快適に乗れるロードバイクがあります。
PINARELO(ピナレロ)は、イタリアを代表する自転車メーカーで、プロの自転車チーム「Team Sky」にも自転車を提供しているメーカーとして有名です。
フレームは曲線が非常にきれいで、フォークには、振動を吸収できる工夫が施されています。
そんなピナレロの、おすすめモデルをご紹介します。
【ピナレロ:RAZHA ラザー】
女性を意識して作られており、ハンドル幅やクランク長なども、女性に合わせたサイズ設計となっています。
しかし、チェーンやギアなどが右側ばかりについており、バランスが悪く見えてしまうかもしれませんが、これがピナレロの特徴でもあります。
特に、フォークとシートステーは独特な見た目となっています。
人目を惹きたい人におすすめのモデルです。
【MARVEL マーベル】
こちらもおすすめです。
コンポは、シマノのアルテグラが採用されているものと、105が採用されているものがあります。
ラザーの上位グレードにあたるので、ロードバイクを本格的にしたい人におすすめです。
女性向け・低身長向けロードバイクは他にも
今回ご紹介させていただいたロードバイクのブランドやモデルの他にも、おすすめのロードバイクはたくさんあります。
また、女性向けに特化した自転車ブランドもあります。
台湾の有名な自転車メーカーであるGiantの「Liv」などです。
低身長だからといってロードバイク選びを諦めず、自分に合った1台を見つけてくださいね。