自動車や電車など、通勤手段は様々です。
健康のことを考えて、クロスバイクなどで自転車通勤をするという人も多いのではないでしょうか。
クロスバイクは運動になりますし、交通費も節約できるため、とてもおすすめの通勤手段です。
ただ、自転車通勤の場合は、雨の日に対策が必要になりますよね。
そこで今回は、通勤におすすめのクロスバイクだけでなく、雨の日対策についてもご紹介いたします。
自転車通勤ならクロスバイク!
自転車通勤をしたい場合に、最適な自転車とはどんなものがあるでしょうか。
ママチャリは本体が20kg近くもあり、重くて不向きだと言えるでしょう。
それに比べ、ロードバイクは非常に軽く、10~12kgです。
しかも、軽さを追及したものだと5kgほどのものもあります。
5kgぐらいだと、片腕でも持ち上げることができる重さです。
自転車は軽ければ軽いほど、漕ぎやすく、走り出しや加速に驚くほど違いがあらわれます。
ロードバイクのタイヤはかなり細く、これも走行時の加速をスムーズにしてくれます。
細かいギア設定になっているものも多く、24段変速なんていうものもあるほどなんです。
細かいギア設定なら、上りの坂道でも自分の漕ぎやすさに合わせた設定ができます。
そのため、5km~10km離れた職場でも気軽に通えるでしょう。
こういったことより、クロスバイクかロードバイクが自転車通勤にはおすすめだと言えるでしょう。
ロードバイクは舗装された道路に向いているので、タイヤがクロスバイクより細いです。
安定性は悪く、雨の日や足元の悪い道を走るのに向いていません。
クロスバイクは、少々舗装されていない道路や雨の日などでも対応できるようになっています。
天候が急変する可能性がある通勤では、クロスバイクが向いていると言えるでしょう。
初心者向け!通勤用クロスバイク
雨の日でも自転車で通勤したいと思っている方には、クロスバイクがおすすめです。
数あるクロスバイクの中で、おすすめなものをご紹介します。
【ジャイアント(GIANT):ESCAPE R3】
参考価格 50,000円です。
コストパフォーマンスが非常に良く、5万円台であるというのに、重量が10.7kgしかありません。
さらに、24段変速もついていて、快適な走行が期待できます。
色も豊富で5色の中から選ぶことができます。
台湾の大手自転車メーカーですが、特にこだわらない方なら、このバイクがおすすめです。
【ビアンキ(Bianchi):CAMALEONTE 1】
参考価格 68,000円です。
こちらもおすすめです。
ビアンキは、イタリアの自転車ブランドで、世界最古の自転車ブランドです。
チェレステカラーという、緑に近い青色のブランドカラーがあります。
この自転車は乗りやすいだけでなく、デザインも素敵です。
色も豊富にあり、チェレステカラーを含む6色から選べます。
通勤用おすすめクロスバイクは他にも
通勤用おすすめクロスバイクはまだまだあります。
【ジオス(GIOS):MISTRAL】
参考価格 51,000円です。
ビアンキと同じくイタリアのブランドであるジオスのミストラルは、価格もさることながら、約11kgというボディが軽量なことも大きなメリットです。
先ほどご紹介した【ジャイアント:ESCAPE R3】と、ほぼ同価格で同軽量のこのクロスバイクは、自転車通勤入門者にはもってこいのバイクだと言えるでしょう。
ブランドカラーは、ジオスブルーと呼ばれる青色が特徴的です。
【ルイガノ(Louis Garneau):LGS-BTN】
参考価格 69,000円です。
こちらはカナダの自転車ブランドですが、自転車にとどまらず、関連用品も豊富にそろえています。
おすすめしたLGS-BTNは、サドルとハンドルをつなぐトップチューブが水平に近いので、乗車時のシルエットが良くなります。
タイヤも太いので、雨の日に乗っても安定感があります。
【コルナゴ(COLNAGO):Biscotti】
参考価格 99,000円です。
イタリアの自転車メーカーが作っているクロスバイクですが、フェラーリともコラボするほどの実力の持ち主で、プロご用達のブランドです。
細いタイヤやアルミフレームは、軽量化を実現しています。
雨の日のクロスバイク通勤には対策が必要
いくらタイヤが太いクロスバイクを通勤用のものに選んだとしても、雨の日の走行には何かしらの対策が必要になってきます。
まず、雨の日は路面がすべりやすく、ブレーキも効きにくくなっていますから、おのずとスピードも普段よりも抑えて走行しなければなりません。
目安は晴天時の7割程度のスピードです。
何か危険が迫ったときにすぐにクロスバイクを止めれるように、他の自転車とは、十分な車間距離を取るようにしましょう。
また、スピードをあせって出してしまうような状況を避けるためにも、出発時刻はいつもより少し早めにして、家を出るようにしてください。
雨対策のためにレインコートを着たり、防水や発水性のあるカバンを使ったりして、持っているものが水に濡れないように気をつけましょう。
かといって、走行中に傘をさすのは止めましょう。
片手運転は、危険が迫ったときにすぐに対応ができなくなります。
また、視界も遮ってしまったりするので、絶対にやめましょう。
このように、雨の日の走行は十分に気をつけて、慎重に運転しましょう。
雨の日通勤にはレインウェアを
雨の日に自転車通勤をする場合に、なくてはならないものと言えば、レインウェアです。
雨の日はレインウェアを着たまま自転車に乗ることになりますが、激しく動くことで汗をかき、レインウェアの中は湿気で蒸れてしまいます。
ポンチョタイプのレインウェアは蒸れにくく、カバンなども背負った上からポンチョタイプを着れるので便利です。
しかし、風の影響を受け、ばたばたしてしまうので、周りに注意が必要です。
長すぎるとタイヤに巻き込んでしまい危ないので、自転車通勤のレインウェアとしては向いていません。
自転車用のレインウェアを着るようにして、予算があれば機能性の高いレインウェアを選ぶようにしてください。
また、雨の日の夜の走行は、とくに危険度が高いです。
激しい雨が降っているときなどは、ドライバーから視認されにくいです。
ですから、ライトを必ず点灯させ、レインウェアも目立ちやすい色のものを選ぶようにしましょう。
反射材などが入っているものも効果的です。
雨の日は無理に走行しないで、電車やバスにするのが得策です。
通勤中に雨が降ってきたら・・・
朝の通勤時は天気が良くても、帰宅時に雨が降っていたり、走行途中で雨に降られることもあります。
そのような場合に対処するために、レインウェアは常備しておきましょう。
レインウェア無しでクロスバイクに乗ってしまうと、雨で体が冷えてしまい、風邪をひく可能性があります。
ですから、レインウェアを常備して、いつでも着れる用意をしておきましょう。
また、パソコンや携帯などの電気機器類は水に弱いです。
ですから、しっかり雨水が入ってこないような対策をしているカバンを使いましょう。
電気機器類を普段からビニール袋に入れるなどして、普段から対策を取っておくことも有効です。
また、背中が汚れるのが気になる場合は、泥除けの準備なども必要になってきます。
道路に水がたまってきて、そこをバイクが走ると泥などが跳ね上がり、背中や衣服などを汚してしまいます。
ですから、着脱式の泥除けを普段から用意しておくと役に立ちますよ。
雨の日対策はさまざま
雨の日の自転車通勤対策は、今回ご紹介させていただいたもの以外にも、まだまだあります。
ただ、どの対策であっても、自転車が濡れるのを防ぐのは難しく、帰宅後に拭いたり、泥が付いた場合は洗ったりする手間がかかります。
雨が降るたびにそれらの作業を行うのが大変であれば、雨の日には別の手段で通勤することをおすすめします。
「雨の日には自転車に乗らない」のも、対策のひとつではないでしょうか。