小豆島に自転車を持っていき、島一周サイクリングしよう

皆様は、小豆島をご存知ですか?
この島は、観光客だけでなく、マイ自転車を持って遊びに行く方も多くいらっしゃいます。

自分のお気に入りの自転車で、島をぐるっと一周するのはきっとすごく気持ちいいでしょうね。

西日本にお住まいの方、今度の休日は小豆島でサイクリングをしてはいかがでしょうか。

小豆島とは

小豆島(しょうどしま)は、瀬戸内海にある島の名前で、昔は「あずきしま」ともいわれていました。

江戸時代までは塩の産地として有名でしたが、塩の生産過剰により、醤油・ごま油・オリーブなどの生産に切り替え、現在に至ります。

オリーブは日本での栽培発祥地として有名で、多くの人に知られています。

小豆島は香川県にあり、国内の島の中では19番目の大きさになります。
気候は温暖なので、醤油・ごま油・オリーブのほかにも、すもも・ミカンの栽培も行なわれています。

本州や四国と橋やトンネルでつながっていないので、船でしか行くことができません。
船でしか行けない島ですが、自転車乗りには嬉しい輪行なしでフェリーに乗ることができます。

そこまで大きい島ではありませんが、コンビニも数店舗あるので、自転車で小豆島一周も気楽に行なえると思います。

小豆島を自転車で一周!距離はどのくらい?

自転車で小豆島一周するときに、気になるのが距離です。
小豆島は海岸沿いを一周できるようになっていて、その距離およそ110kmです。

このくらいの距離なら、自転車で一周することは難しくありません。

ロードバイクなどスピードの出る自転車なら、時速20㎞ほどになるので、休憩時間など入れても1日で一周できるでしょう。

小豆島の道はアップダウンの多い道ですが、海沿いの道なら、自分の体力などに合わせてコース変更できます。

寒霞渓(かんかけい)に行くルートでは、ヒルクライムになるので覚悟していきましょう。

勾配がきつくて大変な場合には、途中にあるこううん駅から自転車ごとロープウエイに乗ることができるのでおすすめです。

そのさい、輪行するのとしないのとでは、値段が変わるので注意しましょう。

海沿いの道は海がずっと見えているので、苦しい上り坂でも頑張って上りきれるという人が多くいます。
道は整備されていて車通りが少ないので、とても快適に走ることができるでしょう。

自転車で小豆島一周するときにおすすめスポット

自転車で小豆島を一周するときに見ておきたい、おすすめスポットがあります。

【道の駅 小豆島オリーブ公園】

オリーブの木がたくさんある場所で、ギリシャ風車などがあるので、まるで地中海に来たかのような錯覚に陥ります。

映画・魔女の宅急便の舞台にもなっているところなので、見覚えのある景色が見えるかもしれません。
また、温泉施設もあるので、一周したあとに訪れるのもおすすめです。

【マルキン醤油記念館】

醤油メーカーの工場に隣接した記念館で、小豆島の醤油づくりの歴史などを知ることができます。
記念館の前で売られている『醤油ソフトクリーム』は、一度は食べておきたい食べ物です。

【寒霞渓】

日本3大渓谷美のひとつになっている場所です。
秋には紅葉がとても美しく、瀬戸内海も見渡せる絶景スポットなので、自転車で苦しい思いをしても訪れておきたい場所です。

【土渕海峡】

世界一狭い海峡として、ギネスブックに認定されている海峡です。
見た人は口を揃えて、「まるで川みたい」と言ってしまうくらい小さいです。

気にしていないと通り過ぎてしまいやすいので、記念撮影したい人は気をつけましょう。

自転車で小豆島一周するとき以外でも訪れたいスポット

小豆島のおすすめスポットといえば、エンジェルロードでしょう。
エンジェルロードは潮の満ち引きで、姿を見せては消える不思議な場所です。

道が現れるのは1日2回で、エンジェルロードのすぐ横には、約束の展望台があります。
そこでは、エンジェルロードを背にして幸せの鐘を鳴らすことができます。

エンジェルロードを、手をつないで渡った2人は結ばれると言われています。
とてもロマンティックな場所なので、自転車一周以外でも、カップルで訪れたいところです。

エンジェルロードを目の前にして、エンジェルカフェがあります。
潮の満ち干きあわせて営業しているので、訪れても営業していないことがあります。

また、このエンジェルカフェでは、21~22時の1時間でバーとして営業しているときがあります。
タイミングよく訪れることができたら、素敵な思い出となるでしょう。

自転車以外のアクセスは、土庄港からバスが出ているので、それに乗っていくことができます。
車の場合は、エンジェルロード公園駐車場に置くことができるので、そちらを利用しましょう。

自転車レンタルやフェリーについて

小豆島では自転車のレンタルをしているところもあるので、現地調達で小豆島一周に挑戦することもできます。

高松駅前広場の地下では、24時間200円で自転車を借りることができます。

高松港からフェリーに乗ったら、自転車の運賃1,020円と旅客運賃690円で、合計1,710円です。

現地までの輪行や送料を考えると、ここで借りると安く済みます。
ここは自転車の台数が豊富なので、混雑している季節でも借りることができます。

土庄港の自転車レンタルでは、電動アシスト付き自転車やマウンテンバイクなども扱っている場所があります。サイクリングが目的の方や、一周したい方は、こちらの方が良いでしょう。

ロードバイクの貸し出しをしているところあるので、坂道の多い小豆島では乗りやすいでしょう。

自分の目的にあった自転車を選ぶようにしましょう。

自転車を決めるほかに、小豆島へ行くためには、フェリーに乗る必要があります。
おおまか時間をご紹介します。

・高松港~草壁港、土庄港、池田港:60分

・高松東港~坂手港:70分

・岡山港~土庄港:70分

・姫路港~福田港:100分

・神戸港~坂手港:180分

小豆島の自転車上級者向けコース

小豆島一周では飽き足らない強者は、何度か話題に挙げている寒霞渓に自転車で行ってみるものも良いでしょう。

標高は600mですので、脚に自信のある方は、小豆島一周がてら行くことも可能です。
東西南北から寒霞渓を目指すルートがあるので、どこから挑戦するかはお好みです。

南からのルートは、一番距離が長いので、比較的緩やかに上ることができます。
北からのルートでは、九十九折が続くので、きつい坂に挑みたい方にはおすすめです。

西からのルートは、3.5kmの距離で最大18%も勾配のある坂が続く難所なので、挑む場合は体力のあるうちが良いでしょう。

どのルートを選んでも、上り応えのある坂が待ち受けているはずです。

山を下ったら、温泉に入って汗を流すのでも良いですね。

自転車ひとつで、小豆島全体を堪能することができます。
関西地方に住んでいる自転車乗りの方は、一度挑戦してみてください。

島一周と、エンジェルロード

エンジェルロードは、大切な人と手を繋いで渡ると願いが叶うと言われています。
また、「約束の丘展望台」は恋人たちの人気スポットです。

恋人と小豆島へ行き、自転車で島一周した後は、手を繋いでエンジェルロードを渡る・・・なんて、とても素敵たと思います。

大切な人と、小豆島を楽しんでくださいね。