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クロスバイクのハンドルの握り方!

2016.3.28

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
先日、自転車を買ったばかりの方に、
「クロスバイクのハンドルって正しい握り方とかってあるの?」
と質問を受けましたので、今日はそんな話をしていきましょう。

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ハンドルの握り方は大事!

「クロスバイクのハンドルの正しい握り方ってあるの?」
と聞かれましたが、別段、正しい握り方というのはありません。
ただ、握り方によっては楽ができます。

突然ですが、南米のボリビアという国にあるデスロードのお話です。
デスロードは標高4700mから1200mを行く、未舗装のガードレールのない崖っぷちの道です。
つい10年ほど前まで使われていましたが、毎年数百件の事故が起きる恐怖の道でした。

今では別の新道ができたので、通常の車の行き来に使うことはないのですが、観光客向けに「デスロードをマウンテンバイクで下ろう!!」というツアーがあるのです。

以前、僕の知人も参加したことがあるのですが、
「標高が高くて寒い上に、路面の振動でどんどん手が痺れてきて、ブレーキが握れなくなるのさ。さらに貧乏なボリビアのツアー会社の用意する自転車だから、本当に死ぬかと思ったよ」
とのことでした。

実際、毎年結構な人数が死ぬので、参加しない方が良いでしょう。

ちなみに、彼は自転車について全くの素人で、単に旅行の中でのちょっと危険なツアーとして参加したそうです。
死ななくて良かったですね。

そう、このデスロードにこそ、自転車のハンドルの握り方の真髄が隠されているのです!
上手にハンドルを握れば、手は痺れないですし、ちゃんとブレーキも効くのです。

クロスバイクのハンドルの握り方の注意点

デスロードの教訓から考えますと、

1.地面からの振動でどんどん手が痺れてきた
2.でも、力を抜くとハンドルが持って行かれて死んじゃうので、しっかり握っていないといけない
3.ボロボロの自転車は恐ろしい

という3つのことが言えます。

この3つができていなければ、歩行者を巻き込んで事故をしたり、トラックにはねられたりするわけです。
日本の場合、デスロードと違って崖には落ちはしませんけどね。

命が関わるという意味では、本質的に同じですね。
これはクロスバイクでも、ひいてはロードバイクでも一緒ですね。

ハンドルの握り方のコツは、手が痺れたり、疲れたりしないように上半身を脱力すること。
なおかつ、手がハンドルから外れないように、しっかりと握っていること。

この2つを両立させないといけないわけです。
3のボロボロの自転車は怖いについては当然のことで、自転車はやはり定期的な点検が大事です。

クロスバイクのハンドルをしっかりにぎる握り方

具体的に、しっかり握っていないとはどういうことでしょうか。

クロスバイクなどのハンドルでよくあるのが、猫の手握りですね。
親指を人差し指に並べて、ハンドルの上側に置く形ですね。

これは、確かに手首の角度が固定されないので、腕・肩周りが楽できるので、慣れている人がすることも少なくありません。

ただ、段差などで、手がズルっとハンドルから外れてしまうことがあります。

慣れている人は、そういうリスクは分かった上で、路面の綺麗な安全だろうという道だけでしているか、あるいは、段差があっても腕がズレないよう、腹筋・背筋で身体の角度、腕の角度をキープしている場合が多いですね。

ですから、自信がない内は、猫の手握りはやめた方が良いでしょう。

きちんと親指はハンドルの下側にまわして、少々の段差でも、簡単に手がハンドルから外れないようにする握り方から始めるのがオススメです。

クロスバイクのブレーキの握り方

ブレーキの握り方も大事ですね。

これも明確に、絶対にこの握り方をしなさい!というものはないですが。
多い方法としては、人差し指・中指・薬指のどれか2~3本で、ブレーキをコントロールするというやり方です。

ママチャリの場合、4本の指でガッチリブレーキをかけると思いますが、これをするとクロスバイクの場合、ブレーキの効きが良すぎるので、ブレーキがロックしてしまったり、前転して飛んでいってしまったりします。

ちょっとした速度調整などもしにくいですね。

また、4本の指を全てハンドルからブレーキに握り変えるのは、動きとしてロスが大きいです。
もちろん、4本指でガッチリ握る方が安心できるという人は、それでもOKです。

安全だと、自信が持てる握り方であればOKです。

オートバイを乗っていたという人がクロスバイクに乗り始めると、クセでずっとブレーキに指を置いた状態で乗ることがあります。
これは好みでしょう。

ブレーキの上に2本指を置いている方が、確かにすぐにブレーキが掛けられて安全です。
特に、歩行者などの多い市街地などでは便利です。

しかし、「何だか難しい」「疲れる」という人は、無理してまでする必要はありません。
あくまで好みの範囲で良いと思います。

クロスバイクのハンドルの握り方

でも、しっかり握り過ぎていると、デスロードでは手が痺れてくるのです。
しっかり握りながらも、脱力しないといけません。

脱力のポイントは重心位置です。
前につんのめって、ハンドルに体重を乗せている状態では、腕は脱力できません。

かと言って、後ろ荷重すぎてママチャリ乗りになってしまうと、せっかくのクロスバイクがもったいないです。

イメージとしては、ペダルの上にしっかり立つということです。
重心はハンドルでもサドルでもなく、ペダルの上なんですね。

あとは、次第に乗っている内に身体を支える腹筋・背筋が付いてきて、ハンドルにもたれたり、サドルにどっかり座ったりしなくなります。

肘を軽く脱力させることで、腕がサスペンション代わりになって、地面からの振動を吸収してくれます。

言葉で言うと少々判りにくいかもしれませんが、

「ハンドルにもたれかからない」
「肘はつっぱらない」
「ペダルの上に立つ」

と言ったことを頭の片隅に意識しながら乗っていれば、徐々にできるようになります。

手は軽くハンドルに添えるように脱力していて、なおかつ、きちんと握っているという形ですね。

ボリビアのデスロードでできるようになるには、かなり熟練しないと難しいでしょうが、日本の普通の道なら、この握り方ができるようになるはずです!

ちょっと特殊な握り方!

少し特殊な握り方をご紹介します。
ハンドルの端にニョキっとツノみたいなものが生えているのを、見たことがあると思います。

バーエンドバーといいます。
ハンドルバーのエンド(端)についているバー(棒)なのでバーエンドバーですね。
ここでは面倒なので、ニョキと呼びます。

ニョキを握ると、肩周りが非常に楽になります。
というのも、人間の手は前に出して脱力すると、手のひらが内側を向くようにできています。
真っ直ぐなバーハンドルを握っていると、それだけで肩周りに力が入ります(縦握りと言われます)。

ロードバイクのハンドルは、手のひらが内側を向くようにできていますよね。
ですから、クロスバイクでもニョキを使うと楽できるんですね。

ただし、ニョキを握っているとブレーキがすぐに掛けられません。
通常のハンドルを握っている場所に、持ち直さないといけません。

さらに、持ち手を変えるときには、一瞬だけハンドルから手を離さないといけません。
ですから、初心者の人は慣れるまでは、使わない方が安全かもしれませんね。

最初の方にあげた、猫の手握りと同じですね。
デメリットや危険を理解した上で、それに対応できるならば、ニョキはなかなかの便利アイテムです。

まとめ「デスロードじゃなくてもハンドルをしっかりと」

いかがでしょうか、クロスバイクのハンドルの握り方のコツが、何となく分かったでしょうか。
基本的には、クロスバイクでもロードバイクでもマウンテンバイクでも、脱力して楽しつつ、しっかり操作できるように握るというのがコツですね。

ついつい足に意識が行きがちですが、ハンドル周り、上半身もきちんと考えると、クロスバイクがもっと楽しくなるかもしれません。

 - ハンドル ステム, 自転車全般