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ロードバイク初心者は速度を気にしない方が良い?

      2017/07/12

ロードバイク初心者は速度を気にしない方が良い?

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
「ロードバイクって初心者だと時速何kmくらい出せるんですか?」よくある質問ですね。

正直、こればかりは分かりません。
初心者の人もいろいろあります。

最初から、かなり速い人も中にはいます。
ただ、初心者の内はあまり速度は気にしない方が良いんです。

今回はそんなお話です。

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速度が何kmばかり語るのは初心者マーク?

なぜか初心者の人は、時速何kmかというのが凄く気になるようです。
ある程度慣れている人の場合、どの程度のペースで走るかで時速は大きく変わるということを分かっているので、あまり速度がいくつとかっていうのは語らない気がします。

というのも、レースペースで走るのとサイクリングペースで走るのでは全く違うからですね。
当然ですが、市街地をレースペースで走ると事故につながります。

そして、レースペースじゃない場合、どの程度の速度を出すかというのは、その人のさじ加減次第なので、速度というのはあまり目安にならないんです。

もちろん、速い遅いというのはあります。
時速の話で言えば、よく言われるのが巡行30kmの壁問題ですね。
実際、巡行30kmがずっと安定して出せるという人は速いと、よく言われます。

「よし、じゃあ、オレも頑張って30kmでぶっ飛ばしてやるぜ!!」
そういう風に初心者は意気込んでしまいます。
でも、ちょっと待ってください。

巡航○kmっていうのは、安易に言えるものではありません。
30分だけ頑張って、巡行30kmで走れてもロードバイクの場合、意味は少ないです。

もちろん、安全が確保できれば時速30kmに挑戦してみても良いですが、最初のうちは、なかなか1時間持続できないと思います。

仮に速度を目安にするなら、一般道なら平地で25kmを安定して出せれば十分だと思います。

ロードバイクのレースで出る速度とは違う

初心者の人がしてしまう速度の勘違いの原因は、インターネット上に溢れかえる、脚色された情報たちを信じ込んでしまうことです。

ひどいものだと、単独で巡行速度40kmくらいは、慣れればできるなどと書いていたりします。

確かに、トラックの後ろに付けば50km弱くらいまでは、ある程度走れる人なら出せます。
あるいは、少々の下り坂でしょうか。

でも、そのままずっと息も上がらず、走り続けることは難しいでしょう。
単独で時速40km出し続けられるなら、ぜひともオリンピック出場を狙ってみた方が良いです。

同様に、巡行30kmは簡単というようなことが書かれていることもあります。
確かに巡行30kmは、ある程度走れるようになれば不可能ではありませんが、決して簡単ではありません。

特にレースの場合と比較してはいけません。
レースでは、確かに30km程度は出します。

しかし、レースでは前の選手を風よけに使えるので、割と簡単に結構な速度が出ます。
先頭の選手は風に疲れれば、後ろの選手と先頭交代すればいいのです。

風よけの効果というのは大きいです。

さらに、レースでは絶対に何も飛び出して来ません。
ヨーロッパのレースでは、猫や犬が飛び出してくることもあるようですが、基本的に日本国内でのアマチュアのホビーレースでは、高速走行中に何か飛び出すということは滅多にありません。

ヒルクライムレースでは高速走行はあまりないですし、クリテリウムは周回コースをまわるので、猫が入らないくらいはしているでしょう。
耐久レースなどサーキットのレースも当然、犬は飛び出しません。

ロードバイクの速度とは、レースの中と外で全く違うと思っても良いでしょう。
レースじゃないときには、安全を確保できる速度で走らねばなりません。

ですから、ネット上に出ている時速何kmという数字は、あまり気にしない方が良いです。

ロードバイクが安全を確保できる速度

安全を確保できる時速というのは、人によって違います。
周囲に注意を配りながら走れるだけの余裕があり、安全に停止できる速度のことを安全が確保できる速度と言います。

「○○さんの後ろを死ぬかと思うほどの速さでピッタリ付いて行った!」
というのは、安全が確保できていません。

前を走る○○さんは安全を確保できているかもしれませんが、後ろから付いて行っている人は危険です。

○○さんが落ちている空き缶を避けても、後ろの人は踏むかもしれません。

もちろん、2人以上で走るときには、前を走る人は落下物を後ろの人に教えてあげないといけません。
ですが、時々、ぼんやりしていてハンドサインが遅れるといったこともあり得ます。

前の人を恨むことはできません。
一般道では様々な危険の可能性があります。
自分の安全を確保するのも、決して簡単ではありません。

ましてや、後ろの人の安全まで、全て前の人が確保するのは現実問題として難しいです。
自動でブレーキランプが光る自動車でも、車間距離が短ければ追突の危険があります。

一般道では、車間距離を取って走りましょう。
それで、前の人とどんどん離れてしまうとしたら、それは足のレベルが合っていません。
諦めるか、合わせてくれるように頼みましょう。

「後ろにピッタリ付けよ、そしたらこのくらいの速度は大丈夫さ」と言われることがあるかもしれませんが、断ってください。

自分より遅い人に速度を合わせられない人は、ほぼ間違いなく下手クソです。
そういう人の後ろにピッタリ付くのは自殺行為です。

初心者の人は何を目安にすべきか?

はて、それでは何を目安にすればいいのでしょう。
息が上がらない自分の速度というのを目安にすべきでしょう。
他人の速度は、一切目安にしない方が良いでしょう。

初心者の人が、まず目指すのは1時間同じ時速で、息が上がらず走れるようになるということです。
どんなに遅くても良いです。

ただ、どこかのタイミングで物凄い立ち漕ぎをするとか、どこかだけ疲れて物凄く遅いといったように、ペースが乱れないように注意します。
信号待ちで息が上がっているのは駄目です。

そして、1時間走ったら休憩しましょう。
自動車でも長時間運転するときには、2時間に1度の10分休憩を取りましょうと言われていますよね。

体力を使わない自動車でさえ、休憩は大事なんです。

疲労は、自分で気付いていなくても溜まっていきます。
事故になってから「疲れていたんだな」と気付いても遅すぎます。

ゆっくりで良いから一定のペースで走るというのは、すごく簡単そうに聞こえるかもしれませんし、「オレは速くなりたいんだ」という人もいるでしょう。

でも、はっきり言って、危険のリスクを背負って二輪車で暴走するのは、暴走族の若者と同じレベルです。
良い歳こいた大人であれば、紳士淑女の走りをしてください。

そして、安定して1時間走るというのは、決して簡単なことではありません。
安定して走れるようになって、乗っていく内に、段々と平均速度が上がってくるものです。

ロードバイク初心者はいつ卒業?

ロードバイク初心者は、いつ卒業かという問題については、気付いたら卒業しているものです。

僕自身、いつ卒業したかと聞かれるとよく分かりません。
もしかすると、今でも初心者のような気もします。

レースに出ても、上位でトップを争えるほどは走れませんし。
体調が悪ければ100km走る予定で出掛けても、途中で引き返すこともあります。

ただ、初心者の人とは違うところがあるとしたら、危険の予感が分かるということかもしれません。
走っていて、何となく危険な予感というのが感じれるようになります。

例えば、落下物のありそうな道路というのは、何となく雰囲気で分かります。
路側帯が突然なくなるかもしれないとかも、何となく分かるものです。

そういう道では、あまり端により過ぎないようにします。
白線にピカピカ光る段差のブロックがあるかもしれないなども、何となく道の感じで分かるようになります。

長いこと乗っていると、道の経験というのが積み重なって、何となく危険の予感というのが分かるようになってきます。
そういうのは自動車の運転と同じでしょう。

そうは言っても、やはりレースで勝てるわけでもないですし、巡行30kmも冬場の走る量が少なくて体力の落ちている時期には無理です。

去年の夏は、誰もいない山の中で久々に軽い熱中症になって、道路脇で30分ほど昼寝することもありましたし。
割と初心者みたいなことはいっぱいありますし、もしかすると、まだまだ初心者なのかもしれません。

まあ、あまり時速何kmうんたらこうたらっていうのは、考えない方が良いと思います。

もし、そういうのをしたかったらレースに出るべきです。
レースなら好きなだけ全力で踏んでも大丈夫です。
順位も出ますから、だいたい自分はどのくらいの速さなんだなと理解すれば良いわけです。

まとめ「速度よりも安定して走れるか」

ロードバイクの上手い下手は速度も確かに大事ですが、レース以外の場合は、いかに安定して安全に走れるかの方が大事です。

ある程度走れる人か初心者かというのは、どちらかというと、普段どういうルートを走っているかというので判断することが多いように思います。

150km程度のロングライドを安定して、ちょくちょく走っている人というのは、上手いと思いますよね。
山岳のあるルートを楽しんで走れる人というのも上手いと感じますよね。

一方、平地で馬鹿みたいに飛ばしていても、山岳のルートは1回も行ったことがないという人は初心者丸出しです。

上手い下手は価値観によって違いますが。
慣れてきたら速度を上げるより、これまで行ったことのない道を走ってみるということに挑戦する方が上手になると思います。

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