高級スポーツ自転車を中古で安く手に入れる(東京編)

新品より中古の方が安い。当然です。リサイクルの時代、様々な物が中古市場で流通しています。自転車だって例外じゃありません。
東京なら、その数も半端じゃないはず。中には高級なスポーツバイクの掘り出し物もあるはずです。
新品だけどちょっとランクが低いもので我慢するか、中古でもいいから高級車がいいか。
あなたなら、どちらを選択しますか。

地方に比べ圧倒的にお金持ちが多い東京は、中古も充実

日本の人口の約10分の1が集まる首都、東京。その近郊も加えれば、分母はさらに小さくなります。
多くの企業の本社や中央官庁、国会議事堂、最高裁判所、日本のあらゆるものの中心がここにあります。
ゆえに、お金も物もすべてが桁違い。あらゆる物が一極集中で渦巻いています。自転車も例外なく半端な数じゃありません。
そんな東京だからこそ、様々な理由で手放さなければならなくなった高級スポーツバイクが、中古市場やリサイクル市場、果てはフリーマーケットにだっていろいろ出回っています。
新車を購入するのとは違い、中古では常に自分の思い通りのものが手に入るというわけでありませんが、ちょっと気長に探せば思いがけない逸品に出会えるかも。

中古の自転車、東京で探すなら①

当たり前ですが、中古の自転車を取り扱っている自転車店で探すのが王道です。東京には、スポーツバイクをメインに扱っているお店もたくさんあります。
そういうお店に行けば、かなり豊富な車種やサイズが揃っています。また、完成車はもちろん、様々なパーツも手に入るので、今乗っている自転車のグレードアップを考えているという人にも、お手頃価格でお目当てのパーツが手に入るかも知れません。さらに、商品もしっかりとオーバーホールや調整がされているのものが多いので、品質の面でも安心です。
ネットやSNSで検索すれば、たくさんのお店がブログを展開しているのでお店の場所を探すのはカンタン。おすすめの商品もいろいろ出ていたりするので、予め情報を仕入れておいて、比較検討してみることもできます。
ただし、商品の購入は、やはり実物を見てからをおすすめします。中古品なので、写真ではきれいに見えていても実際にはあちこちに小さな傷があったり、動かしてみないと判らないことなどいろいろあります。
それに、ごく稀にですが、盗品が転売されたものなどを扱っているお店もないとはいいきれません。お店でちゃんと防犯登録できるか、車体番号が不自然に削り取られてはいないかなど、チェックすることも忘れないでください。

中古の自転車、東京で探すなら②

区役所や市役所のリサイクルセンターで探すというのも東京ならアリです。
私が以前に住んでいた練馬区でも、区役所がリサイクルを推進していて様々な物がリサイクルセンターに展示されていました。
展示施設も数カ所あり、家電や家具、日用品など様々な物がとても安い値段で出ていたことを覚えています。
もちろん中古の自転車も展示されていました。その時、ロードバイクも1台ですが置いてあり、「へぇ~、こんなものも出ることがあるんだ」と思った記憶があります。
区役所や市役所でやっているリサイクルセンターは、ゴミ減量対策の一環としてしてやっているものなのでメチャクチャ安いです。
世田谷区の場合など一律1000円と破格のプライス。毎月決まった日に抽選が行われ販売されているようです。その代りスポーツバイクなどは滅多に出ることはないでしょう。それでもスポーツタイプの子供用自転車やシティサイクルなどは出ていて区民の方々には好評を博しているようです。

中古の自転車、東京で探すなら③

リサイクルといえば、今やリサイクルショップはどこに行ってもあります。東京なら、その品揃えも豊富。中古の自転車、スポーツバイクも結構出ています。
東京で中古のスポーツバイクの掘り出し物を探すなら自転車店より、むしろリサイクルショップを探した方があるかも知れません。
ただし、品数ではこちらの方が少ないでしょう。ママチャリやシティサイクルと違い、なかなか自分に合ったサイズを探すというのは難しいかもしれません。それにメンテナンスの状態も自転車店よりは落ちます。
お値段は、自転車店でもリサイクルショップでもそれほど差はありません。
ですが、リサイクルショップの方が掘り出し物に出会えるかも知れないといったのは、その価値をちゃんと理解せずに値段が付けられている場合が時としてあるからです。
小さなリサイクルショップで、近所の人がお金の問題とか関係なく持ち込んだ時など、そういうミラクルに出会えます。

中古の自転車、東京で探すなら④

中古の自転車、それも高級スポーツバイクがもしかしたら、タダで貰えるかもしれません。
ネットの掲示板サイトを検索すると、あげます、売ります、譲ってほしい、探していますなど、様々な物がネット上で取り引きされています。
ネット通販もたくさんの中古自転車が出ていますが、掲示板にも様々な中古の自転車が出ています。
けれど通販と違い、掲示板は“あげます”のコーナーがあることが大きな特徴です。
また、掲示板では直接受け渡しをすることを原則としているものが多いのも特徴。持ち主と直接会うことができれば譲渡証明をもらったり、防犯登録の控えなども確認できるので安心して手に入れることができます。ただし、本人と直接会えるからといって絶対安全というものではありません。必ず自己責任で行うことが書かれています。掲示板を利用する時は、譲り受ける側がしっかりしないとトラブルになることもしばしばです。

中古の自転車、東京で探すなら⑤

中古のスポーツバイクで掘り出し物を見つけようと思うなら、極め付けはフリーマーケットでしょうか。都内各所で開催されるフリーマーケットでは、中古のスポーツバイクが出展されることは珍しくありません。
その中で、中古のスポーツバイクを探そうと思うなら、府中・多摩川の河川敷で開催される関戸橋(せきどばし)フリーマーケットと調布の京王閣競輪場フリーマーケット、この2つです。
どちらも東京のサイクルマニアなら誰でも知っている自転車専門のサイクルフリーマーケットで、品揃えは別格。完成車はもちろん、パーツなどはマニア垂涎のお宝の山。極め付けと呼ぶに相応しいでしょう。
その代り、マニアの方々が殺到するので、早い者勝ちの勝負。良いものはアッという間になくなります。

まとめ、中古の自転車は、自分の眼で見て、確かめて

ネット販売やオークションなど、今やネット上での取り引きが当たり前の時代。商品の確認なども、イチイチ現物を確認しに行くことをせず、ネット上の写真確認などで済ましている例をよく見かけます。
新品ならそれでも良いかも知れませんが、やはり中古のものは厄介でも現物を自分の眼で見て、しっかりと確認することが大切です。写真と現物が違ったり、見た目はきれいでも…、ということは珍しいことではありません。
ちゃんと確認せずに譲り受け、宅配便で送られてきたものを見て愕然とする。そういったことのないように気を付けましょう。