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自転車の整備、DIYの費用対効果について考えてみる

2016.5.21

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掃除、洗濯、整理整頓、面倒なことこの上ないという方々、いらっしゃいますか?
いや~、多いでしょうねぇ…。かく言うワタクシもその一人。
「気づいた時にやっていれば、こんなことにはならないのに。まとめてやろうとかするからできないのよ!まったく…ヽ(`Д´)ノ」なんて、言われたことありませんか。
自転車の整備も然り。買った当初は毎日のように磨いたり、オイルを注したりしていたんですがねぇ、いつの間にか…。というわけですよ。
で、厄介だから自転車屋さんでやってもらっちゃおうか。いやいや結構かかるぞ、DIYでやった方がいいのかな。となった時にちょっと考えちゃいました、費用対効果について。DIYはコスパがいいように思われがちだけど、本当にそうかな…?
今回は、そんなお話です。

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自転車の整備、DIYの費用対効果の比較の前に

まず、自転車の整備といってもいろいろあります。フレームやホイール、パーツの掃除・洗浄、グリスアップ、オイル注し、ディレーラーやブレーキのワイヤー調整、パーツ交換、オーバーホール…などなど、挙げていけばキリがありません。
その費用対効果について、すべてコストや時間を計算して比べてみるのかといったら、とてもそこまではできません。
そこで今回は、メンテナンスや修理、日頃のお手入れなど、ザッと捉えてDIYとお店に頼むのとどっちがいいのか、ちょっと考えてみたいと思います。
ということで、まずは対象となる自転車ですが、ロードバイクやクロスバイクなどスポーツバイクをはじめ、シティサイクルやママチャリ、子供用自転車など、自転車にも様々な種類がありメンテナンスの必要度やニーズはまったく異なります。これらを全部ひとまとめにして比べることはできません。ただ、細かく分けるのも面倒なので、スポーツバイクとファミリーサイクルの大きく2つに分けて比べてみることにします。

自転車の整備、DIYのコスパは?【ファミリーサイクル】

ファミリーサイクルのメンテナンス、やっている人は100人中1人いるのか否か?
日頃のお手入れもフレームやリムをちょっと拭いてきれいにしたり、タイヤの空気を確かめる程度というのが殆んどではないでしょうか。スポーツバイクに比べ、メンテナンスのニーズというのは圧倒的に低いといえます。
その理由は、自転車に求めるパフォーマンスの違い。要するに高性能を求めていないということです。普段使いで買い物や通勤で最寄りの駅まで行くために使うという程度。普通に走れば、まったく不便は感じないわけです。
そこには、しっかりと自転車を整備して高いパフォーマンスを引き出そうという概念は生まれません。
WebやSNSでママチャリやシティサイクルのメンテナンスもいろいろ紹介されています。パンク修理をはじめ、ハブのグリスアップやチェーンのクリーニングなどもDIYで手軽にできるとYouTubeの動画付きで説明もされています。
しかし、それを見たからといって1年か2年に1度するかしないかの自転車の整備をする気が起きるか。起きるわけありませんよね。わざわざ工具やオイル、グリスなど普段使いもしない道具を買ってきて、手を油まみれにして作業をする。慣れないことをするから絶対に時間もかかるだろうと考えます。それなら自転車屋さんでやってもらった方が、明らかにコスパが良い。考えるまでもないことです。
メリットがあるとすれば、普段から機械いじりやDIYが好きで作業道具は全て揃っている。そして、何でも自分でやってみるのが好きだという人だけでしょう。

自転車の整備、DIYのコスパは?【スポーツバイク】

スポーツバイクでは、メンテナンスについてパンク修理やタイヤ交換をはじめ、ブレーキ周りの調整、スプロケットやディレーラー、チェーンの洗浄・調整といった基本的なことはDIYが当たり前。初心者でもロングライドを楽しむためには、トラブル回避は当然セルフサービスです。
例えば、ロードバイクで年間5000㎞以上乗るホビーライダーなら、タイヤやチューブ、チェーン、ブレーキシューなどの交換は確実。この他にもスプロケットやチェーンの洗浄、ワイヤー交換、ディレーラーの調整、ハブのグリスアップなど様々なメンテナンスが必要です。それらをすべてお店でしてもらうと年間の整備費は3万円~4万円はかかるでしょう。これに、オーバーホールもしてもらったらプラス3万円~4万円と安いロードバイクなら買える値段になります。
これがDIYなら、工具の初期投資で1万円を使っても、年間のメンテナンスにかかる費用はプラス1万5千円程度。オーバーホールも日頃からの整備が行き届いていれば2~3年に1回、場合によっては相当状態が酷くならない限りしないという人もいます。
ゆっくりマイペースでロングライドを楽しむ人ならそれで十分。それでもDIYのメリットでコストは半分くらいの圧縮効果があります。ガチレース派のスポーティーライダーなら、その差はさらに大きなものに。

自転車の整備、DIYのコスパでグレーゾーンはどうする?①

自転車は、バリバリのスポーツバイク、でも使い方はママチャリ同然。こんな、なんちゃってスポーツライダーの方々も世の中には結構います。特に最近はスポーツバイクがブーム。「街乗り用だけどロードバイク使ってま~す」っていう学生さんはもちろん、おじさんまでただいま急増中。
このあたりがDIYでメンテナンスをした時の費用対効果が微妙なライン。街乗りでも結構きれいに乗っている人と放りっぱなしの人が混然としています。
こうなると、切り分けがいろいろできそうです。
まずは、きれいに乗る派と構わない派ではどうか。
この場合、きれいに乗る派の人は、ロードバイクならタイヤの消耗は早いし、ワイヤー調整などもしっかりやらないといけません。快適に乗るにはどうしてもそれなりのメンテナンスが必要ということになるので、整備費の費用対効果を考えればDIYは確実にメリットがあるといえるでしょう。
これに対してMTBは、車体やタイヤがガッチリしているので、街乗りをしている程度ならフレームやホイールをしっかりきれいにしているくらいでもそこそこ乗れちゃう。パンクなどもほとんどしない。ということで、MTBの街乗りや短距離通勤・通学ならメンテナンスはお店に頼む方がコスパに優れているんじゃないでしょうか。

自転車の整備、DIYのコスパでグレーゾーンはどうする?②

さらに微妙なグレーゾーンにいるのが、クロスバイクのなんちゃってスポーツライダーの方々です。
まず、きれいに乗る派と構わない派で分けて、構わない派の方たちは論外です。DIYのメリットなんて考える必要はありません。
問題は、きれいに乗る派の方たちです。この方たち、クロスバイクはスポーツバイクなんだからメリットがありそうに思われがちですが、意外にそうでもなかったりします。
そこでもう一つ切り分けて、価格が7万円以上か以下かという目安を設けてみました。
実は、このクロスバイクという自転車、仕様にかなり幅があります。フレームはもちろん、コンポーネントやホイールなど完璧なレース仕様のものから、変速はリアスプロケット5枚のみ、スチールフレームで重量15㎏の見た目はクロスバイクでも仕様はシティサイクルと変わらないものまであります。
ということで、いいものはきれいに乗るために、それなりに手がかかります。そして手をかけるだけの価値が十分にあります。
しかし、申し訳ありませんが7万円以下のクロスバイクで街乗り以外に殆んど使わないという方はDIYのメリットはあまりないかもしれません。とはいえ5万円以上なら、DIYでしっかり手をかければ、それなりのメリットは十分あるでしょう。
厳しいのは、それ以下の場合です。そこそこきれいに掃除をして、たまにお店でワイヤー調整とかブレーキなどを見てもらいながら乗り潰す、というのがベストな選択ではないでしょうか。整備にお金をかけるより、新しいものを買った方がお得だと思います。
だって、1万円の工具を買って、年間維持費1万5千円をかけ、おまけにオーバーホールなんてしたら、新車を買ってお釣りがきちゃいますから。

まとめ、自転車の整備、DIYもおまかせも、まずは安全第一を

コスパだとか、費用対効果だとか、いろいろ言ってきましたが、その前に自転車に乗る時は安全が第一。日頃からしっかりと点検・整備をすることは大切です。
ただ、どうしても街乗り用や通勤・通学用で使っている人は自転車の整備が疎かになりがちです。DIYでお手軽にと言っても、ファミリーサイクルなどは高性能を求めているわけではないのでメンテナンスの必要度は低くなっても当然といえるでしょう。そのメリットを感じることは難しいといえます。
しかし、安全のためのチェックだけは毎日しっかりとするようにしましょう。
自転車には、シートベルトやエアバッグといった装備はありません。ヘルメットはあっても、義務付けではありません。安全に、そして楽しく乗るためには、最小限のチェックまでは絶対に疎かにはしないでください。

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