豊かなサイクルライフをつくる自転車情報マガジン

BICYCLE POST

ロードバイクのステムを下げるってどうなの?

      2016/11/25

ロードバイクのステムを下げるってどうなの?

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
ロードバイクのステムを下げるのは人気のあるカスタムですね。
カスタムというよりポジション出しなどと呼ぶ方が正しいかもしれません。
ステムを下げることで前傾を強く取れて風の抵抗を減らせますし、ある程度前傾した方がペダリング効率も良いとされています。
ただ下げすぎは問題ですね。
今回はロードバイクのステムを下げるお話です。

スポンサーリンク


  こんな記事もよく読まれています

pwk0001157-1.jpg
自転車に乗る女性の悩み!お尻や股が痛い原因と対処法

自転車やクロスバイク、マウンテンバイクに乗っていると、お尻や...

pwk0001156-1.jpg
自転車のホイールリム調整について

自転車のリムの状態をいつも確認している人は少ないかもしれませ...

pwk0001155-1.jpg
自転車のベアリングをグリスでメンテナンスしよう!

グリス切れ直前がハブにしても、ベアリングにしても一番よく回転...

pwk0001154-1.jpg
自転車のビンディングペダルを調整しよう!

スポーツ自転車をはじめて暫くすると、ビンディングペダルを装着...

pwk0001153-1.jpg
自転車のフレーム、クロモリやカーボンの特徴とは

自転車の中でも、特にロードバイクを購入する際は、フレームの素...

pwk0001152-1.jpg
自転車で行うlsdトレーニングの効果とは!?

そもそもlsdとはどういったことなのでしょうか? これ...

pwk0001151-1.jpg
ロードバイクのペダルをアルテグラに換えると何が変わるのか

かつてのロードバイクは、レースに出る人がパーツ交換をして、そ...

pwk0001150-1.jpg
ロードバイクの狙い目!ジャイアントの型落ちを購入しよう!

ロードバイクは、気軽に買うことが難しい価格のため、なかなか購...

pwk0001149-1.jpg
輪行しよ!ロードバイクのネット購入の注意や輪行袋の使い方

最近運動不足だったり、趣味を探していたり・・・そんな人は、ロ...

pwk0001148-1.jpg
アルテグラのホイールをチューブレスにすると走りは変わる?

自転車に興味を持っている人なら、ほとんど知っているであろうシ...

pwk0001147-1.jpg
feltロードバイクの2017年モデルの紹介!

ロードバイクメーカーのfeltは、日本ではそこまで知名度が高...

pwk0001146-1.jpg
ロードバイクの軽量ホイール・究極ホイールたちを比較しよう

ホイールといえば、走りの質を上げるのにもっとも効果的なカスタ...

pwk0001145-1.jpg
自転車のペダルの交換方法やオススメのペダルをご紹介

皆様は、自転車を利用していますか? そして、その自転車のペ...

pwk0001144-1.jpg
自転車の鍵を紛失しちゃった!どうすればいい?

自転車の鍵を紛失してしまった経験はありますか? 自転車...

pwk0001143-1.jpg
自転車のホイールハブをメンテナンスしよう!!

今回は、自転車のハブの玉押し調整とグリスアップをご紹介します...

pwk0001142-1.jpg
水泳の練習メニューの組み方って?大学選手の場合は?

ここでは、プールでの水泳練習というシチュエーションに限定して...

pwk0001141-1.jpg
水泳のカロリー消費量は、ランニングしたときよりも多い?

ダイエット目的で、トライアスロンを始めるという方は、いらっし...

pwk0001140-1.jpg
大阪のサイクリングロードやランチでおすすめはどこ?

大阪と言えば、市街地のイメージですよね。 市街地の景色...

pwk0001139-1.jpg
ロードバイクのインナーギアとアウターギア

ロードバイクのインナーアウターについてお話しします。 ...

pwk0001138-1.jpg
自動車メーカーのルノーって自転車も売ってるの?評判は?

ルノーという自動車メーカーは、自転車の販売も行っているという...

スポンサーリンク


ロードバイクのステムってなに?

そもそもにロードバイクのステムって何?という人も少なからずいるでしょう。簡単に言うとハンドルの付け根の部品の名前ですね。長いものや短いものがあります。
昔のスレッドステムと現在主流のアヘッドステムが存在します。

スレッドステムは頭のネジを緩めて、軽くコンコンとたたくと上下します。緩め過ぎると中の部品が落ちてしまうので、気を付けましょう。落ちても自転車を逆さにしたり、細い針金みたいなもので引っ掛けて取るかすれば何とかなるので別に問題はないのですが、無駄な手間は嫌でしょうから、緩めすぎて落ちないようにするのが良いですね。
時々、中で固着してしまっている場合があるのでそういう時には自転車屋さんに何とかしてもらいましょう。
何ともならない時もありますが、何とかなることも多いです。

アヘッドステムの方は固着の問題は基本的にはありません。
アヘッドステムはステムの下のスペーサーの枚数で高さを調整します。下げたい分のスペーサーを抜いて、ステムの上に入れることで高さを調整できます。
アヘッドは剛性感が高く、軽量です。
ただ、ステムでヘッドの玉押し固定の役割も担っていますので、はめる時にはヘッドの玉押しを気にしないといけません。
ヘッドの玉押しがきついとハンドリングがゴリゴリですし、ゆるいとガタガタで中のベアリンクが傷みます。
ゴリゴリせずガタガタせずというところで固定しましょう。

ヘッドのガタの確認は前輪を持ち上げて地面に落としてやった時の音で判断したり、前ブレーキをかけながらヘッドに力を加えてみたり、前輪を宙に上げた状態でハンドルを切ったりして確認します。
ベアリングの玉押しはヘッドに限らずトルクレンチなどで管理せず、手の感覚でのみ管理します。
言葉や映像で見ても分かりにくいと思いますので、自転車屋さんで相談してみれば教えてくれるかもしれません。

そう、ステムの上げ下げは簡単そうに見えて自分でやるには少々厄介でもあるのです。

ステムは下げれば下げるほどいいの?1

ステムは低ければ低いほど良いという人も中にはいますが、もちろんですが適度な高さというものがあります。
ステムの高さは一口に言うと好みです。
とにかく自分の好みに合わせるというのが大事です。

ただ、これが難しい問題なのですが、前傾姿勢を取るための筋肉がまだ付いていない初心者が楽に乗りたいと言うことで、ステムを高く手前にして、ママチャリみたいにしてしまうと、やはりこれは問題です。ママチャリ乗りをしていると、いつまでもママチャリ乗りになります。
ママチャリとスポーツ自転車ではいろいろなことが違いますが、一番の違いは力の入りやすい前傾が取れるかどうかじゃないでしょうか。
ママチャリの場合は力が入りやすいよりも、楽に座れるということが大事になりますが、スポーツ自転車の場合、いかにのんびりとしたサイクリングと言えども、ママチャリよりも軽快にスルスルと走りたいと思うでしょう。
特にロードバイクの場合、軽快さ、速さのようなものはある程度大事だと思います。

前傾が深いと風の抵抗だけじゃなく、踏み込む力を入れやすいです。普通に地面に立った状態でジャンプをしてみると分かると思います。棒立ちでジャンプするより、少し前傾になって伸び上がるようにジャンプする方が高く飛べますよね。
棒立ちでは腹筋、背筋が使いにくいんですね。
逆にあまりに深く前傾し過ぎてジャンプするのもしんどいですね。
適度な前傾の度合いというものがあります。

あくまで目安ですが、サドルとステムの高さは基本的にサドルの方が高くなります。サドルと同じ高さよりも上げるのは例外です。ごくまれにそういうポジションが楽に速く走れると言う人もいますが、ごく一部の例外です。

ステムは下げれば下げるほどいいの?2

じゃあ、低ければ低いほど良いのかというとこれも微妙なんですね。
昔は低ければ低いほど良い、深い前傾が取れるように筋肉を付けようという考えが主流の頃もありました。
ただ、現在はハンドルが低いのは良いことだとは言えないという考えも増えつつあります。
むしろ、少々アップライト気味にした方が、関節の可動域などを考え合わせると理に適っているという考えもあります。

この問題は一概に答えは出せません。
野球のピッチャーで言うところの普通の上から投げるオーバースローか、横から投げるサイドスロー、下から投げるアンダースロー、どれが良いかという問題に似ています。
オーバースローが球速が出るから一番良いというわけではありませんし、アンダースローは変化球などに独特のクセが付いてバッターに打たれにくいから一番良いというわけでもありませんよね。
各投手、自分の体格や筋肉、どんなピッチングがしたいかの理想などでフォームを工夫します。

自転車でも、物凄く深い前傾が良い人もいれば、体がかなり起きているフォームが良いという人もいます。
ただ、野球でも基本はオーバースローで、サイドスローやアンダースローは少し特殊というように、自転車でも一番スタンダードなのは程良い前傾でしょう。特に初心者の人の場合、まずは程良い前傾から始めて、乗っていくうちに好みでステムを上げ下げするのが良いでしょう。

ロードバイクのポジションの基本は少しずつ

ステムを下げるのも良いですが、ドロップポジション、下ハンを使っていますか? 下ハンを握るのがツラいと感じるようではそれはステムを下げすぎかもしれません。
逆にずっと下ハンばかりでブラケットポジション(ブレーキの握り手のところを持つポジション)を使わない場合はハンドルが高すぎるかもしれません。
好みの高さが一番ですが、時には、
「本当にこの高さが一番?」
と考えてみるのも良いかもしれません。

ステムの上下を動かすときに、一気に大きく上げ下げしてしまう人がいますが、これはタブーですね。
ステムに限らずサドルでもそうですね。
ちょっとずつ変えるというのが鉄則です。急に3センチも変えては腰などが痛くなる可能性もありますし、行き過ぎなのか、或いはもう少し低くした方が良いのか、どっちが良いんだか分からなくなってしまいます。
少し変えてしばらく乗ってみて、必要であればまた少し変更します。

大事なのはしばらく乗ることです。少し乗って、
「やっぱり違う!」
と早とちりしてはいけません。
これまでとは違うポジションになっているので、当然ですがいくらか違和感があります。

ローラー台でロードバイクのポジションを探す?

ローラー台のみでポジションをいじる人もいますが、自分一人でする場合には必ず実走が必要でしょう。
フィッティングのプロがいて横から見てもらっていじるのは問題ないですが、自分一人でローラー台に乗って、その感触だけでポジションをいじるのは難しいです。
というのも、ローラー台と実走では重心のかかり方が変わってしまうからです。
私はローラー台に長時間乗るのは嫌いです。お尻が痛くなります。外を普通に走っていてもお尻が痛くなることはありませんが、ローラー台だとどうしても一時間以上乗っているとお尻、腰に違和感があります。
ローラー台はあくまで模擬的なものなので、それでポジションを合わせても、外で実走するのとは明らかにズレが出てしまうことも多いでしょう。

余談ですが、
「それじゃあ、嫌いだからってローラー台には乗らないの?」
と言われると、レース前などで必要な場合にはローラー台も使います。しかし、嫌いなので短時間で終わるようにメニューを組みます。アップをして、インターバルトレーニングをして、ダウンをしてという風にすれば短時間でも効果のあるトレーニングは可能です。インターバルなら時間も短いですし、飽きにくいです。
もちろん、長時間三本ローラーに乗るなどで培われるバランス力などは短時間では難しいでしょう。
その分、外に実走に出るのを多くするというのが私の考え方です。

もちろんローラー大好きの人もいます。
毎日トレーニング出来るという爽快感が好きという人もよく聞きます。
その辺は個人差ですね。

サドルを上げる?下げる?

ステムの話がメインですが、ポジションの話ではサドルも重要な要素です。
そもそもにステムをいじる前に先にサドルの高さ、傾き、前後は確定させておきます。
それからハンドル、ステムをいじって行くのが基本です。

サドルの高さと前後位置は力の伝達効率として非常に重要です。ステムの位置以上に重要です。サドルの高さはほんの数ミリ変わるだけでも走り心地が変わることがあります。
高さのみならず前後位置も大事ですね。
そして、角度。
この三つの要素がきちんと決まると同じサドルでも驚くほど乗りやすく感じるでしょう。

SMPの上位グレードのサドルは特に調整が難しいとされています。
パッドの量と形状によっていくつもの種類がある上に、綺麗にフィットするポイントがかなり限られています。そういうサドルで自分の好みのポジションを出せる人はフィッティングがかなり上手い人だと思って良いでしょう。

まとめ「自分の好きなステムの高さを」

ステムの高さもアレコレ考え出すと複雑ですね。ステムの高さも大事ですが、サドルの高さほどは気にしなくても初めのうちは大丈夫でしょう。
ステムの高さで無理に調整しなくとも、ロードバイクのドロップハンドルはいろいろな高さを握れるように出来ています。ドロップポジション(下ハン)をあまり使ったことがない人はそちらも積極的に握ってみると良いと思います。昔はそっちがメインでした。慣れれば非常に握り心地が良いポジションです。
ステムは無理をせずに、慣れてから徐々にいじっていくのが良いかもしれませんね。

 - ハンドル ステム, 自転車全般