ロードバイクでヒルクライムの大会に出場しよう!

ロードバイクをお持ちの方、ヒルクライム経験はありますか?
また、ヒルクライムの大会に出場したことはありますか?

サイクリングなどと比べると、ヒルクライム経験者は少ないと思います。

今回は、そんなヒルクライムについてお話しします。
興味のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

出場するヒルクライムの大会を選ぼう

ロードバイクでヒルクライムに出場するなら、まずは、どの大会に出るのかを決めなければなりません。
ヒルクライムは4~10月がシーズンとなっており、その年に開催される大会の内容が詳しく知らされるのは、年明けからとなっています。

毎年欠かさず開かれているものは、開催時期が大幅に変わることは滅多にないので、以前のレースの日時を調べれば、それに向けての予定を立てることが出来るでしょう。

初参加の人は様子見として、エントリーする大会は、ひとつだけという場合が多いかもしれません。
ですが、一度でも出場すると、もっと上を目指したい、もっと走りたいと感じるようになります。

出られそうだと思ったものは一通り挑戦してみるか、参加するかは別として、とりあえず予定には組み込んでおくと良いでしょう。
エントリー期間を過ぎてしまうことだけは気を付けて下さい。

申し込みや参加費の支払い方法は、大会によって異なります。
ほとんどの場合は、年齢別にクラスが分けられていますが、中には体重で分ける大会もあります。
上級のクラスになると、アマチュアの中でもトップクラスに位置する人達が参戦しています。

ヒルクライムの大会までの準備について

数あるヒルクライムの大会の中で、どれにエントリーするのかを決めたら、本番に向けて準備を整えなくてはなりません。

重要なことはいくつかありますが、最も大事なのは体調です。
どんなにロードバイクを整備していても、肝心の乗り手である自分自身のコンディションが整っていなくては意味がありません。
きちんと体力や脚力を鍛え、時間切れやスタミナ不足にならないように気を付けましょう。
固定ローラー台などがあれば、シミュレーションをすることが出来ます。

もちろん、ロードバイクのメンテナンスも忘れてはいけません。
大会中に不具合が出ては、上位を狙うどころではなくなってしまいます。
当日が近付いてから手を付けるよりも、日数に余裕があるうちに点検や修理を行いましょう。

持って行くものと手入れが必要なもののチェックも念入りに行って下さい。
足りないものがあれば、買い足しておきましょう。

また、開催地が遠い時は、泊まる場所の確保も必要になります。
当日になってから飛び込むのではなく、あらかじめ予約を入れておきましょう。

ヒルクライムの大会への持ち物

ヒルクライムの大会に出るときは、エントリーに関係する書類や資料は忘れずに持って行きましょう。
特に受付で提出しなければならないものを所持していないと、参加することが出来なくなってしまいます。

事前に配られたゼッケンと地図も忘れないで下さい。
ヘルメットやシューズ、グローブなどは必須です。

ジャージは、会場までロードバイクに乗って行くなら、着ていきましょう。

日除けのサングラスや汗を拭くタオル、水分や栄養補給用のドリンクも必要です。

雨具もあると、いざという時に役立ちます。

サイクルコンピュータや心拍計、カメラなどもあると便利ですが、かさばるので無理はしないで下さい。

後は、ロードバイクを整備するための道具が欲しいところです。

最低限準備しておきたいのは

・予備のチューブとタイヤ
・チェーンオイル
・空気入れ
・酸素ボンベ
・パンクを修理するキット
・工具一式

といったところでしょうか。

気を付けることは、ロードバイクに関することだけではありません。
体調不良や怪我は、突然襲ってくるものです。

そこで保険証があると、病院に運ばれても安心出来ます。
軽傷への手当てには、湿布や絆創膏を使いましょう。
風邪薬や頭痛薬、腹痛の薬も用意しておくと、何が起きても応急処置くらいなら可能となります。

宿泊や車載・・・ロードバイクはどうする?

ヒルクライムの大会に参加する場合、当日はどのように移動するのかを考える必要があります。
近ければ、自動車やロードバイクに直接乗っていくことが出来ますが、遠方なら泊まる場所を探さなければなりません。

遠くから来る参加者は多いので、予約は早めに行いましょう。
特に費用が安く、会場から近いホテルは、満室になるペースが早いので気を付けて下さい。
なお、基本的にロードバイクは宿泊先に持ち込めないので、自家用車に載せておくか車上荒らしなどの被害に遭わないように、宿泊施設のスタッフに事情を説明して預かってもらいましょう。

自家用車に、ひと通りのものを積み込んで移動するなら、車種や車のサイズによっても、移動方法は変わってきます。
ランドクルーザーなど、乗用車の中でも大型タイプなら、ロードバイクのタイヤを取り付けたまま、持ち運ぶことが出来るでしょう。

車載用の道具を使えば良いのですが、高値です。
前輪のタイヤを外してからフォークを固定する金具を使い、木材に取り付けるという自作の車載道具をDIYして、コスト削減する手もあります。
自転車を積んだら、移動中の揺れや音を防ぐために、きちんと固定するようにしましょう。

ヒルクライム向けのロードバイク

ロードバイクとひと口にいっても、様々な種類があります。
ここでは、ヒルクライムに向いているものをご紹介していきます。

・Emonda ALR 5

クロモリやアルミフレームが好まれない理由として、全体をまとめてひとつの自転車に造り上げるカーボンとは違い、部品と部品の繋ぎ目が汚いという点があります。

しかしこのモデルは、カーボンフレームと変わらない滑らかさを持ち、アルミ製であることを忘れてしまうような見た目をしています。
走り方に合わせて、しなやかな動きを見せてくれるので、悪路や高低差の激しい道を通る時でも、平地と同じ爽快感を得ることが出来るでしょう。

色はブラック、ブルー、レッドの中から選べます。

・MEOR

左右非対称という、変わった見た目に惹かれる人も多いのですが、この設計は機能面にも優れているのです。
曲がりくねったフォークは、路面から伝わる衝撃を吸収した後、分散させることで乗り手に影響をほとんど及ぼしません。
そのため、身体に掛かる負担がとても少なく、ハンドルの操作に集中することが出来ます。

ヒルクライムやスプリントなど、走る場所と距離を選ばず、持ち前の性能を発揮してくれます。
大会やイベントへの参加を考えている人にぴったりのロードバイクです。

色はホワイト、ブラック、レッドの3種類です。

ロードバイクのタイヤ選びも重要!

ヒルクライムは通常の大会とは違い、スピードを競うものではありません。
そのため、初心者の参加が多く、自分のペースで楽しむことが出来ます。
大会に出るにあたって、重要となってくるのは、もちろんロードバイクですが、タイヤにもこだわりたいところです。

ヒルクライムに挑戦するには、どのようなタイヤを使えば良いのでしょうか。
ヒルクライムで重要視されているのは「重さ」です。

ヒルクライムに特化した性能を持つタイヤや、限界まで軽くすることを目標にしたタイヤがあります。
少しでも快適に走れるように、そのようなタイヤの中から、コレ!というものを選びましょう。

ただし、特定の大会やイベントに向けて作られたタイヤは、性能がひとつのことに長けているぶん、耐久性にはあまり期待出来ません。
2、3回程度で使い物にならなくなることも稀にあります。

ですが、発揮される効果は絶大なので、ここは覚悟を決めて使い捨てるものだと割り切ってしまいましょう。

タイヤのサイズは、フレームに合うものを使うべきですが、軽くしたいのなら、20~23Cまでにすることをおすすすめします。

ヒルクライムの大会に出場すると決めたら

ヒルクライムの大会に出場する際、持ち物や準備が大切なのはもちろんですが、もっと大切なのは、自分自身の体調管理だと思います。

風邪をひいていたり、熱があったりする状態で自転車を漕ぎ続けるのは、危険極まりない行為ですからね。

準備やトレーニングに集中するのも良いですが、休む時はしっかり休み、よく寝て、よく食べ、健康な身体で大会当日をむかえられるようにしましょう。