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検証!ロードバイクフレームの寿命

      2016/11/25

検証!ロードバイクフレームの寿命

近頃は、ロードバイクのフレームをカスタムして楽しむ人も少なくありませんが、実際のところ、ロードバイクのフレームのブランドや種類によって、寿命の長い短いがあるのでしょうか。カスタムをする上でも、重要なポイントとなりますので、気になるところですよね。今回は、そんなロードバイクのフレームに関するお話です。

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ロードバイクのフレームに寿命はある?

ロードバイクのフレームの寿命を考えるのは難しい問題です。現在のところ、例えば5年や10年という極めて長期間はともかく、数年単位での経年劣化はさほど考慮しなくとも良い程度にどのフレームも完成してきています。5年や10年の間、しっかりと乗り続けていて落車や倒してしまう、あるいはぶつけてしまうなどのトラブルを経験しないことは殆ど有り得ないでしょう。従って、ごく普通の使い方としてはフレームの寿命を考える必要性は殆ど無く、むしろどんなトラブルを経験したかでフレームにガタが来てしまったかどうかを気にするほうが現実として効果的です。
もうひとつ気にすべき要素としては、乗り方に合ったフレーム素材を選ぶべきということです。グラベルや未舗装路なども含めて、道という道をのんびりと走るにはやっぱりクロモリが適しているでしょう。逆に舗装路のみを高い速度でガツガツ踏んで走るなら、アルミやカーボンのほうが快適だと感じる人が多いでしょう。
例えばカーボン素材はクロモリやアルミに比べて、飛び石や局所に衝撃が加わることでクラックが発生してしまいやすい傾向があります。それなのにグラベルに乗り入れて走り込んでしまっては、フレームの寿命を縮めてしまいかねません。
ただフレームの寿命、という漠然としたイメージを持つよりも、素材毎の特性を掴むようにした方が効果的でしょう。

寿命が長いロードバイクのフレームは?

前項で述べた通り、どのフレーム素材は寿命が長い、などと言い切るのは難しいことです。素材ごとの特性があるため、ロードバイクの乗り方や手入れに気をつけることによって可能な限り長く乗り続けることが出来るかもしれません。クロームモリブデン鋼、所謂クロモリ素材は振動吸収性が高く、金属疲労限界と呼ばれる値があって、その限界値より小さな衝撃は何度加えられても疲労が進行しないとされています。アルミは全く逆の性格をしていて、金属疲労限界が存在せず、どんなに小さな力であっても繰り返し加えられることによって金属疲労は常に進行し続けることになります。そして最終的には小さな力ですら受けきれなくなってしまい、突然の破断、という少々恐ろしい結末を迎える可能性が示唆されています。
カーボン素材はアルミや鋼材に比べて更に高い疲労限界を持っており、それらより長い寿命があるとされています。
と、各素材の特徴をざっくりと見てみました。じゃあカーボン>クロモリ>アルミということで、アルミが一番寿命が短いの?というと、やはりそうは言えません。例えばクロモリはアルミと同じ強度を出そうとすると、アルミに比べてとんでもなく重くなってしまいます。しかし、現実にはどのフレームも同じ肉厚同じ重さで作られているわけではありませんから、結局のところ単純な寿命の比較は出来ません。結局のところ取り扱い方次第なんです。

寿命が短いロードバイクのフレームは?

フレームの寿命の長さについて、素材の特性を掴んでおけば多少の手がかりになる一方で、結局のところどんなフレームが長い寿命を持つのかを判ずるのは難しいことを説明しました。しかし、一方では短い寿命のフレームについて述べることは、意外にも非常に簡単です。
短い寿命のフレームは、ずばりレーシンググレードのロードバイクということになります。タイムを競う環境では、最も優先される要素が耐久性では無く重量にあります。つまりレーシンググレードのバイクは非常に軽く、その反面耐久性は犠牲にされていると考えて差し支えはな無いでしょう。
中でもアルミのレーシンググレードバイクはパイプの肉厚が非常に薄く、金属疲労破壊もものすごい勢いで進みます。レースに使うだけあって、普段使いが可能なほどの耐久性は無いと考えるべきでしょう。もちろんこれはアルミに限ったことではなく、どの素材にも同じことが言えます。逆を言えば、エントリーグレードのバイクはどれも重く、フレームのパイプは肉厚に作られている傾向があるため、走りは重くとも耐久性は高いと言えるでしょう。

ロードバイクのフレームカスタム~専門店編~

フレームのカスタムとひとくちに言っても、やはりピンキリというやつでして、フレームのカラーリングのみというライトなものからオーダーメイドのワンオフまで拘り方の幅を広く持つことが出来ます。
スーツやコートなどのオーダーメイドと同様に、ロードバイクのフレームも所謂ツルシを選ぶほうが当然安く、フルオーダーを選べば費用は高くなります。ツルシのフレームを選びつつ、カラーリングのみをカスタムするようなサービスは大手のTREKによるプロジェクトワンが有名ですが、比較的に敷居は低く、他にも自転車専門店では同様のサービスを手頃な価格で請け負ってくれるところも少なくありません。
一方でフルオーダーのカスタムフレームを作ってもらうには、基本的にフレームビルダーでカスタムを受け付けている方のお店に出向いて頼むことになります。フレームのみで10万円~といった費用感で、ツルシのロードバイクを購入するのに比べるとやはり割高感は否めませんね。
個人のビルダーの方にお願いする以外には、パナソニックのPOSが有名です。
POSや個人のビルダーに依頼するフルオーダーではmm単位で長さや角度を指定することが出来、まさに自分の体格にピッタリのオンリーワンなフレームを作成してもらうことが出来ますので、より寿命を長くすることにもつながるかもしれませんね。

ロードバイクのフレームカスタム~セルフ編~

自分で出来るフレームのカスタムというと、出来ることはカラーリング程度のことでしょう。カラーリングによっても、寿命を少しだけ延ばせるかもしれません。ビルダーでも無い限りフレームを作ってしまおう!というのは少々無謀です。カラーリングについても相応の技術や経験、環境がなければ納得のいく形にするのは難しいでしょうから、そういう根本的な意味でのカスタムを個人で行うのは現実味がありません。しかし、そうは言ってもフレームをフルオーダーするだけがカスタムの楽しみではありません。フレームそのものをカスタムするわけではないものの、フレームのみを選び、フォークを選び、ハンドルを選び、そしてコンポを選んで自分好みの1台を組み立てることも立派なカスタムの一つと言えるでしょう。そうやって選ぶことが可能なパーツとパーツの組み合わせを考えるだけでも無限の組み合わせと言って良いほどの種類があります。既に手を出してみたかたはお分かりでしょうが、ロードバイクは意外とどの部分も組み立てるのが然程難しくはありません。ですからパーツ買いをして自身でロードバイクを組み上げることは、誰にとっても現実味がある手段です。パーツを選ぶときに互換性を気にする必要はあるものの、自分だけの1台を自分だけの手で組み上げることに現実味があるのも魅力的なポイントと言えますよね。

日頃のメンテナンス

ロードバイクのフレームのトラブルは、ハブやボトムブラケット、ワイヤー類のように初期状態で見つけるのが難しいものです。とは言え乗車中にフレームの破断が発生したものなら大怪我や最悪の事態も考えられます。出来る限り日頃のメンテナンスで大きなトラブルを避け、少しでも寿命を長くできたら良いですよね
もちろん完璧な対策というのは考えられないものの、基本的な対処は馴染みのある「洗車」です。
フレームの手入れとして出来ることも、トラブルを避けるために不具合のあぶり出しに出来ることも洗車でしかありません。とにかく洗車が基本であり全てであるため、可能な限りさぼらず洗車をしたいものです。
洗車時には汚れを落とすことはもちろん、破断やクラックのトラブルが発生しやすいポイントを重点的にチェックすると良いでしょう。パイプの開口部と先端部分は全てチェックします。ヘッドチューブ、シートポスト、リアエンドやハンガー部分。そしてトップチューブにダウンチューブ、ハンドルなどにもクラックが入っていないか確認しましょう。妙な色褪せや異音などを発見したら、近くの自転車専門店に持ち込んで確認してもらうと良いでしょう。

フレームのみに絞って探す事も楽しみのひとつ

代表的なフレーム素材はアルミ、カーボン、クロモリなどですが、実は他にも変わり種の素材を使ったフレームが存在します。チタンやマグネシウム、竹など。フレーム素材だけを見てもこれだけバリエーションがあり、それぞれの性格は全く異なります。どんなフレームが自分にぴったりくるのか、探し当てることが出来たらきっと自転車をもっと好きになれることでしょう。

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