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検証!ロードバイクフレームの寿命

2016.8.2

近頃は、ロードバイクのフレームをカスタムして楽しむ人も少なくありませんが、実際のところ、ロードバイクのフレームのブランドや種類によって、寿命の長い短いがあるのでしょうか。

カスタムをする上でも、重要なポイントとなりますので、気になるところですよね。

今回は、そんなロードバイクのフレームに関するお話です。

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ロードバイクのフレームに寿命はある?

ロードバイクのフレームの寿命を考えるのは難しい問題です。

現在のところ、例えば5年や10年という極めて長期間はともかく、数年単位での経年劣化はさほど考慮しなくとも良い程度に、どのフレームも完成してきています。

5年や10年の間、しっかりと乗り続けていて落車や倒してしまう、あるいはぶつけてしまうなどのトラブルを経験しないことは、ほとんどあり得ないでしょう。

そのため、ごく普通の使い方としてはフレームの寿命を考える必要性はほとんどなく、むしろどんなトラブルを経験したかでフレームにガタが来てしまったかどうかを気にするほうが現実として効果的です。

もうひとつ気にすべき要素としては、乗り方に合ったフレーム素材を選ぶべきということです。

グラベルや未舗装路なども含めて、道という道をのんびりと走るには、やっぱりクロモリが適しているでしょう。

逆に舗装路のみを高い速度でガツガツ踏んで走るなら、アルミやカーボンのほうが快適だと感じる人が多いでしょう。

例えば、カーボン素材はクロモリやアルミに比べて、飛び石や局所に衝撃が加わることで、クラックが発生してしまいやすい傾向があります。

それなのにグラベルに乗り入れて走り込んでしまっては、フレームの寿命を縮めてしまいかねません。

ただフレームの寿命という漠然としたイメージを持つよりも、素材毎の特性を掴むようにした方が効果的でしょう。

寿命が長いロードバイクのフレームは?

前項で述べた通り、どのフレーム素材は寿命が長いなどと、言い切るのは難しいことです。

素材ごとの特性があるため、ロードバイクの乗り方や手入れに気をつけることによって、可能な限り長く乗り続けることができるかもしれません。

クロームモリブデン鋼、いわゆるクロモリ素材は振動吸収性が高く、金属疲労限界と呼ばれる値があって、その限界値より小さな衝撃は何度加えられても疲労が進行しないとされています。

アルミは全く逆の性格をしていて、金属疲労限界が存在せず、どんなに小さな力であっても繰り返し加えられることによって、金属疲労は常に進行し続けることになります。

そして、最終的には小さな力ですら受けきれなくなってしまい、突然の破断という、少々恐ろしい結末を迎える可能性が示唆されています。

カーボン素材はアルミや鋼材に比べて、さらに高い疲労限界を持っており、それらより長い寿命があるとされています。

と、各素材の特徴をざっくりと見てみました。

じゃあ、カーボン>クロモリ>アルミということで、アルミが一番寿命が短いの?というと、やはりそうは言えません。

例えば、クロモリはアルミと同じ強度を出そうとすると、アルミに比べて、とんでもなく重くなってしまいます。

しかし、現実にはどのフレームも同じ肉厚同じ重さで作られているわけではありませんから、結局のところ単純な寿命の比較はできません。

結局のところ、取り扱い方次第なんです。

寿命が短いロードバイクのフレームは?

フレームの寿命の長さについて、素材の特性を掴んでおけば多少の手がかりになる一方で、結局のところ、どんなフレームが長い寿命を持つのかを判定するのは難しいです。

しかし、一方では短い寿命のフレームについて述べることは、意外にも非常に簡単です。

短い寿命のフレームは、ずばりレーシンググレードのロードバイクということになります。
タイムを競う環境では、最も優先される要素が耐久性ではなく、重量にあります。

つまり、レーシンググレードのバイクは非常に軽く、その反面、耐久性は犠牲にされていると考えて差し支えはないでしょう。

中でも、アルミのレーシンググレードバイクはパイプの肉厚が非常に薄く、金属疲労破壊もものすごい勢いで進みます。

レースに使うだけあって、普段使いが可能なほどの耐久性はないと考えるべきでしょう。

もちろん、これはアルミに限ったことではなく、どの素材にも同じことが言えます。

逆を言えば、エントリーグレードのバイクはどれも重く、フレームのパイプは肉厚に作られている傾向があるため、走りは重くとも耐久性は高いと言えるでしょう。

ロードバイクのフレームカスタム~専門店編~

フレームのカスタムとひと口に言っても、やはりピンキリというやつでして、フレームのカラーリングのみというライトなものから、オーダーメイドのワンオフまで拘り方の幅を広く持つことができます。

スーツやコートなどのオーダーメイドと同様に、ロードバイクのフレームも既製品を選ぶほうが当然安く、フルオーダーを選べば費用は高くなります。

既製品のフレームを選びつつ、カラーリングのみをカスタムするようなサービスは大手のTREKによるプロジェクトワンが有名です。

比較的敷居は低く、他にも自転車専門店では同様のサービスを、手頃な価格で請け負ってくれるところも少なくありません。

一方でフルオーダーのカスタムフレームを作ってもらうには、基本的にフレームビルダーでカスタムを受け付けているお店に出向いて頼むことになります。

フレームのみで10万円~といった費用感で、既製品のロードバイクを購入するのに比べると、やはり割高感は否めませんね。

個人のビルダーの方にお願いする以外には、パナソニックのPOSが有名です。

POSや個人のビルダーに依頼するフルオーダーではmm単位で長さや角度を指定することができ、まさに自分の体格にピッタリのオンリーワンなフレームを作成してもらうことができます。

そのため、より寿命を長くすることにも繋がるかもしれませんね。

ロードバイクのフレームカスタム~セルフ編~

自分で可能なフレームのカスタムというと、カラーリング程度のことでしょう。

カラーリングによっても、寿命を少しだけ延ばせるかもしれません。

ビルダーでもない限り、フレームを作ってしまおうというのは少々無謀です。

カラーリングについても、相応の技術や経験、環境がなければ納得のいく形にするのは難しいでしょう。
そういう根本的な意味でのカスタムを、個人で行うのは現実味がありません。

しかし、そうは言ってもフレームをフルオーダーするだけが、カスタムの楽しみではありません。

フレームそのものをカスタムするわけではないものの、フレームのみを選び、フォークを選び、ハンドルを選び、そしてコンポを選んで自分好みの1台を組み立てることも、立派なカスタムのひとつと言えるでしょう。

そうやって選ぶことが可能なパーツとパーツの組み合わせは、無限にあると言って良いほどの種類があります。

すでに手を出してみた人はお分かりでしょうが、ロードバイクは意外とどの部分も組み立てるのが、さほど難しくはありません。

ですから、パーツ買いをして自身でロードバイクを組み上げることは、誰にとっても現実味がある手段です。

パーツを選ぶときに互換性を気にする必要はあるものの、自分だけの1台を自分だけの手で組み上げることに、現実味があるのも魅力的なポイントと言えますよね。

日頃のメンテナンス

ロードバイクのフレームのトラブルは、ハブやボトムブラケット、ワイヤー類のように初期状態で見つけるのが難しいものです。

とは言え、乗車中にフレームの破断が発生したものなら、大怪我や最悪の事態も考えられます。
できる限り、日頃のメンテナンスで大きなトラブルを避け、少しでも寿命を長くできたら良いですよね。

もちろん、完璧な対策というのは考えられないものの、基本的な対処は馴染みのある「洗車」です。

洗車はフレームの手入れとしてできること以外にも、トラブルになりかねない不具合のあぶり出しをすることもできます。

とにかく洗車が基本であり全てであるため、可能な限り、さぼらず洗車をしたいものです。

洗車時には汚れを落とすことはもちろん、破断やクラックのトラブルが発生しやすいポイントを重点的にチェックすると良いでしょう。

パイプの開口部と先端部分は全てチェックします。
ヘッドチューブ、シートポスト、リアエンドやハンガー部分。

そして、トップチューブにダウンチューブ、ハンドルなどにもクラックが入っていないか確認しましょう。

妙な色褪せや異音などを発見したら、近くの自転車専門店に持ち込んで確認してもらうと良いでしょう。

フレームのみに絞って探す事も楽しみのひとつ

代表的なフレーム素材は、アルミ・カーボン・クロモリなどですが、実は他にも変わり種の素材を使ったフレームが存在します。
チタンやマグネシウム、竹などです。

フレーム素材だけを見ても、これだけバリエーションがあり、それぞれの性格は全く異なります。

どんなフレームが自分にぴったりくるのか、探し当てることができたら、きっと自転車をもっと好きになれることでしょう。

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