必見!八ヶ岳で行なわれる自転車のレースに参加したい方へ!

自転車を始めてだいぶ慣れてきて、レースも出てみたいと思って調べている方が、この記事を見つけてご覧になっていると思います。
日本全国や世界各地で、様々な内容で行なわれている自転車のレース。
今回は、長野県と山梨県の境にある八ヶ岳で行なわれている自転車のレースをピックアップし、レースの概要や準備するもの、八ヶ岳の特徴などをご紹介します。
ヒルクライムのイメージになりますので、準備万端でレースに臨めるようにしましょう!

八ヶ岳で行なわれている自転車のレース①

国道299号を駆け上がり、標高2127mの麦草峠を目指す「ツール・ド・八ヶ岳」は、その距離25キロ、標高差はなんと約1300メートルを誇る壮大なヒルクライムレースです。八ヶ岳の峰々、光る残雪、美しい白樺林など、風光明美なコースを自転車で颯爽と走ることができます。

競技種目は、男子チャンピオン、一般男子(年齢別)、一般女子(年齢別)、フラットバー、BICYCLE21杯(体重75kg以上)に加え、距離15kmの男女ハーフコースなど全部で16のカテゴリーがあります。
そのため、ビギナーからベテランまで、幅広い層のライダーが楽しむことができる大会です。

フルコースは、国道299号から麦草峠までの約25km。標高差は約1300mあります。

ハーフコースは、国道299号(メルヘン街道)佐久穂町堂河原地区より八千穂高原スキー場(標高1600m)までの約15km。標高差は約800mです。

いずれも全面舗装されており、競技中は交通規制が実施されます。 参加料は中学生・高校生が5,000円、一般は6,000円です。参加にあたり、中高生は保護者の承認が必要です。定員は2200名です。

八ヶ岳で行なわれている自転車のレース②

「グランフォンド八ヶ岳」は、今年で8年目を迎える自転車レースです。
八ヶ岳南麓・山梨県北杜市を舞台に行われ、獲得標高2,000m以上、標高差は約1,000mを誇る国内でも屈指の本格山岳自転車レースです。

南アルプスの雄大な眺望地元のあたたかいおもてなし、充実したエイドステーションなど、大人気のロングライドイベントです。

特徴としては、まず獲得標高2,000m強の本格山岳グランフォンドであることです。歯を食いしばり急斜面を上りきった先には、何物にも代えがたい達成感が待っています。

次に、八ヶ岳グルメが堪能できるのも大きな特徴です。とうもろこし、金時パイなどの八ヶ岳の秋の味覚を存分にご堪能ください。

そして、少しずつサイクリストの間でも注目を集めるようになってきたグラベルライド(未舗装路相走行)。
グランフォンド八ヶ岳では、八ヶ岳南麓の大自然を満喫していただける「グラベルフォンド八ヶ岳」コースを新たに新設。太めのタイヤ(25C以上)であれば、ロードバイクでも走行可能なコースですので、ぜひグラベルライドを楽しんでください。

最後に、前日は豪華・抽選会は毎年人気のイベントで、「トレビゾ」1台がプレゼントされた年もあるそうです。

八ヶ岳の特徴や気候

自転車レースがよく行われる八ヶ岳は、本州のほぼ中央に位置し、長野県中東部と山梨県北部にまたがっていて、日本の屋根と呼ばれる日本アルプスに隣接している。北アルプス 、中央アルプス、南アルプスの山々を指呼の間に望むことができ、 日本アルプスの展望台と言っても過言ではありません。

八ヶ岳は、大小約20個近い噴出口を抱えた諸火山の集合体です。
一般的には、連峰のほぼ中間の夏沢峠を境に、北を北八ヶ岳、南を南八ヶ岳と分けて呼んでいます。

南八ヶ岳は主峰・赤岳や権現岳などが高さを競い、比類のない高山植物の宝庫であるとともに、山岳展望も抜群です。

北八ヶ岳は、天狗岳などに代表されるように苔むす針葉樹林の森が広がり、その中に神秘的な池が点在しています。まるで北欧かのような風景を堪能できます。

東京の日照時間に比べると20%も日照時間が長く、日本一の日照時間を誇ると言われる八ヶ岳。

標高が高いため、真夏でも最高気温が25℃程度と非常に涼しく、また湿度は一年を 通してカラッとした気候が特徴的で、避暑地として多くの人に親しまれています。

逆に冬の寒さは厳しく、−5℃は当たり前、−20℃になることもある厳寒の地です。 降水量は梅雨時には上がるものの、一年を通してみれば比較的少なくなっています。

自転車のレースまでに必要な準備

自転車レースまでに必要な準備は以下になります。

まずは、やはりご自身の体の準備。途中で力尽きることのないよう、体調は万全にしておきましょう。

次に、持ち物です。レースに持っていくものをあらかじめリストアップし、事前購入や手入れなどをしておきましょう。

そして、大切なのがロードバイクの準備、すなわちメンテナンスです。
当日にチェーンの油切れやタイヤの摩耗、ブレーキの効きの悪さなどがあったのでは最悪の場合命にかかわります。レースまでに余裕をもって整備しておくことが大切です。

その他にも、レースで使用するものを忘れないようにしてください。
具体的には、受付提出資料・地図・事前に配布されているゼッケンなどのエントリー関連資料、ヘルメット、ジャージ上下、シューズやドリンク(レース中・レース後) 栄養剤(ゼリーなど) サイクルコンピュータ 心拍計 カメラ 雨具 修理・調整用の予備チューブ2本 タイヤ チェーンオイル 空気入れ CO2ボンベ パンク修理キット マルチ工具です。
そのほか、保険証 湿布薬 絆創膏や頭痛薬などもあると安心です。さらに、早朝受付が多いため、朝ごはんも準備しておくと便利です。

八ヶ岳における自転車レースは標高も高く過酷なものが多いです。万全の準備がカギになります。

八ヶ岳のレースに出るためのトレーニング

以下では、ヒルクライムで速くなるためのオススメトレーニングをご紹介してきます。

まずは、できるだけ毎日ロードバイクに乗ること、そしてその際に5分全力走を実施することです。

1回のロードバイクに乗る時間は30分くらいでも構いません。その代わり、できるだけ毎日乗ることが大切です。もしも難しい場合は、3日間連続して乗り、1日休むというペースがオススメです。

また、5分全力走について。特に八ヶ岳の自転車レース出場を見据えている方は、「登りたい山は5分じゃ絶対登れないんだけど」と思われた方もおおいでしょう。
しかし、たった5分でいいのです。その理由は、「5分」が「有酸素運動と無酸素運動のあいだ」のトレーニング強度だからです。

実は、5分間ギリギリ維持できる全開の強度を維持すること自体がかなり難しいのです。

したがって、このトレーニングによって有酸素能力も無酸素能力も強化できるのです。5分の全力走は脚が痛み、心拍も上がる非常に苦しいトレーニングです。
しかし、体はきちんと強くなります。 数年ロードバイクトレーニングをきっちりとされてる方は、1分、2分といった短時間で強度を高めることができますが、最初は到底ムリです。
まずは5分全力走をきっちりと行い、毎日トレーニングを続けてみてください。

自転車のレースの後は・・・

八ヶ岳の自転車レースに参加したからには、八ヶ岳の名産品を堪能しなければもったいないですよね。

キープ協会では、キープ農場の広大な牧草地で作られるジャージ牛乳やヨーグルトなど自慢の乳製品が手に入ります。
ここを訪れた方々は、必ずと言っていいほど「清泉寮のソフトクリーム」を食されます。非常に濃厚で、全国にファンの多いソフトクリームです。

次に、八ヶ岳牧場名産の「甲州牛」。八ヶ岳南麓の標高1,100〜1,200mの高原に広がる八ヶ岳牧場で育った銘柄牛です。

さらに、清里高原ホテルは、山梨県北杜市のJR清里駅から車で北西に5分、清里高原にあります。
標高は1500mもあり、ホテルを含め周囲一帯は八ヶ岳中信高原国定公になっています。夜になると眺めることができる美しい星空は八ヶ岳ならでは。非常に贅沢です。

疲れた体をゆったりと癒したいならば、灯明の湯がオススメ。長野県南佐久郡、JR海尻駅から南へ2kmほどのところ、千曲川とその支流・湯川渓谷の合流点になっているところに位置します。
そのため、川魚を使用した郷土料理や創作料理が頂けるほか、クライミングやトレッキングも楽しめます。

温泉は湯川渓谷の湧水になっていることから、通常の温泉の3倍ものミネラルが含まれています。温泉自体の温度は低めですが、ミネラルには体を温め肌を保護する作用があるため、温泉から上がったあとも体が冷めにくいことが特徴です。

必見!八ヶ岳で行なわれる自転車のレースに参加したい方へ! まとめ

なんとなく八ヶ岳の自転車レースのイメージが沸いたでしょうか?
初レースだと緊張するかもしれませんが、せっかく現地まで行ってやるのですから、レースはもちろん、そこの特産品や見どころまでのすべてを満喫していただきたいと思います。

レース後の体のケアもお忘れなく!入念なクールダウンがその日の疲れを残しにくくしてくれます。

参加される方は、怪我しないように楽しんで参加してくださいませ。