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自転車のリムはなぜ歪む!?振れとり方法をご紹介

      2016/11/25

自転車のリムはなぜ歪む!?振れとり方法をご紹介

自転車のパーツは、使っていると必ず摩耗や劣化が起きます。

ホイールは、スポーク・リム・ハブで構成されています。
このパーツを交換をするときには、リム(ホイール)の歪みが無いようにバランスを取る為の振れとり作業が必要です。

今回は、振れとり作業について紹介していきます。

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自転車のリム(ホイール)振れとりに必要な工具

自転車のリムの振れとりをする時に必要な道具を重要度で並べると、ニップルレンチ、振れとり台、ホイールセンターゲージ、作業台となります。

ニップルレンチは必須となります。
指ではニップルは回りません。そのうえ、ニップルレンチは一つで済まないことが多く、振れとりしたいホイールのニップルにぴったりと合うものを探して、何本も用意することになります。

ニップルには、大きなねじる力がかかる割に、アルミや真鍮など柔らかい素材で作られています。その理由は、ニップルを潰さないようにするためです。特にアルミニップルは、変形しやすいので要注意です。

振れとり台とホイールセンターゲージも大切なもので、きちんと振れとりするときに欲しい道具です。

おすすめの振れとり台はミノウラの「FT-1 Combo」です。
ホイールセンターゲージが標準でついていますし、樹脂をやんわりと当てているため、カーボンホイールだったとしても、傷をつけない仕組みになっています。

自転車のリム(ホイール)の振れとり手順

自転車リムの振れとりは、基本的にはニップルを締める方向(右回転)で行なっていきます。

そもそもホイールが振れるのは、ニップルが緩んでくるからです。

スポークも初期のころから伸びて、そのことでニップルが緩んでしまうのです。
そのため、ニップルを締めることで調整していくことが必要です。

作業手順としては、縦振れを取り、横振れを取り、ホイールのセンターを確認する、という三段階で行なっていきます。

縦振れに関しては、振れの大きさが基準円に対して、±1.5mm以下の誤差であるように調整します。

どんなホイールでも誤差はあるので、神経質になって振れを取る必要はないです。

また、縦振れであれば、マイナス方向(へこむ方向)のものは気にせず、プラス方向(飛び出している方向)のところだけフランジ左右のスポークを同時に調整します。

横振れに関しても、回転基準面からプラス方向(飛び出している方向)のところのスポークを張っていきます。

振れとりというと、この横振れの調整がメインと言えるでしょう。

そして、ホイールのセンターを確認します。

以上のような振れとりをしても、大きくずれることはなく、大半は振れとりによって自然にセンターに矯正されるもので、目視で終わることもあります。

リム(ホイール)振れとりの具体的方法とそのメカニズム

自転車リムの振れとりは、スポークを締めることで行なうわけですが、スポークとリムのメカニズムというのは、それほど難しいものではありません。

また、メカニズムを理解しておくことで、振れとり作業を行いやすくなるでしょうから、少し説明したいと思います。

まず、ニップルが緩むとスポークのテンション(張力)が下がるため、左右のスポークのバランスが崩れ、リムが振れます。

つまり、スポークテンションが崩れることでリムが振れているのです。

そのため、スポークのニップルを締めて、スポークのテンションのバランスを整えてあげることで、リムの振れが取れるというわけです。

スポークとリムのメカニズムはそれだけのことで、リムを右に寄せたいなら、右のフランジから来ているスポークのニップルを締めてあげればよく、
リムを左に寄せたいなら、左のフランジから来ているスポークのニップルを締めてあげればよいということです。

ちなみにニップルは、どこでも右回しで締まり、左回しで緩みます。

そしてニップルの締め加減は、振れの状態を確認しながら行っていきます。

一番振れが大きいところを4分の1回転したら、その左右のニップルは8分の1だけ回すというようことをしていきます。

振れが分かる!?簡単振れとり台の付け方

自転車のリムの振れとりの頻度がもっとも多いのは、ロードバイクのリアホイールです。
ロードバイクのタイヤは、軽くて細いのに駆動輪でもありますし、大きな力が加わるためよく振れます。

そこで、自作で簡単に振れを確認する方法を紹介したいと思います。

準備するものは、タイラップ2本とニッパーです。

タイラップは10cmから15cm程度など小さいものでも大丈夫です。
自転車をひっくり返して、チェーンステイのリムに近いところにタイラップを巻きつけて、タイラップの先端とリムの隙間は1mmくらいで良いでしょう、

ニッパーで斜めに切るときに、リムフランジの一番外側に、タイラップの先端が近づくようにタイラップを斜めに切ったら片側が完成です。
反対側も同じようにタイラップをつけましょう。

以上で、超簡単な振れ指針タイラップの完成です。

タイラップをつけたことで、常にホイールの状態を確認できます。
さらに、振れが確認されたら、ホイールを外すこともなく、簡単に振れを取れます。
また、タイラップということで、いつでも新品に交換できるところも利点です。

なぜリムの振れが起こるのだろうか??

自転車のリムの振れとりというのは、多少面倒です。

自転車をひっくり返さなければなりませんし、ニップルレンチなどの工具を持ってこなければなりません。

それに走行性能にしても、ブレーキシューがリムに接触しなくなってしまったり、逆に常に接触してしまったり、走行に支障をきたしてしまう場合もあります。

リムは振れてくれないほうが良いのですが、自然に振れが出てきてしまうこともあって、完全に振れないホイールというものはありません。

ホイールは、スポークのテンションによって形を保っていますが、ニップルというネジ部分が緩むことが避けられず、スポークのテンションバランスが崩れることで、ホイールは振れてしまいます。

そして、強い衝撃をかけた場合も、ニップルが緩みやすく、強すぎる衝撃なら最悪の場合、リムが変形してしまって、専門家に直してもらうかホイールを交換しなくてはなりません。

そのため、普段からちょっとした段差や、路面の陥没などでも気をつけることで、リムの振れを作り難くすることが大切です。

それから、自転車のサスペンションは、ホイールへのダメージとは何の関係もないことに注意してください。
表現としては少し難しいのですが、衝撃を受けるときに、全体重がホイールにかからないように膝をクッションのようにすると良いです。

自転車のリムの振れを放置すると危険!!

自転車のリムは、普通に走行しているだけで振れていきます。

だんだんと振れは大きくなるので、いずれは振れとりをしなくてはなりません。

そのまま放っておくと、リムとブレーキが接触して、常にブレーキングしている状態になったり、まっすぐに走れず走行性能が落ちたり、振れをそのままにして良いことはなく、悪いことばかりです。

振れは少しでも出たら、すぐに調整するのがベストです。

小さい振れのときに調整すれば、元の状態に戻ります。
しかし、大きな振れになると、完全に直すのは一苦労になります。

それに、ロードバイクのような高圧で細身のタイヤの自転車だと、ホイールの振れがダイレクトに伝わって走行を邪魔してきます。

直進しているつもりが、どう対処しても蛇行したり、コーナリングで不規則な運動したり、ブレーキの感覚やタイミングに違和感があったりします。

そのような不具合が、低速域ならまだしも、高速域になると、自転車のコントロールも難しくなります。

そのためロードバイクでは、特に振れとりをすることが大切です。

自転車の振れとりをしよう

自転車の振れは、気づかないうちにどんどん出てきます。

放置すると事故にもつながりかねません。
自分でするなら、今回紹介した内容のように専用の工具が必要になったりします。

もし自分でやることに自信が無い方は、無理せず自転車屋さんにお願いすることをおすすめします。
プロに任せれば安心ですからね。

 - ホイール スポーク, 自転車全般