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ロードバイクのプーリーは大型化が主流?どんな効果がある?

      2017/03/31

ロードバイクのプーリーは大型化が主流?どんな効果がある?

プーリーを交換するだけで、ロードバイクの巡航速度が上がる?

そんな夢のような話、信じられないかもしれませんが、プーリーを交換してみたら、ギアが軽く感じるようになった、坂を楽に登れるようになった、という話をよく耳にします。

どうしてプーリーを交換するだけで、そんな効果が得られるのかをご説明します!

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ロードバイクのプーリーはどうして大型化している?

最近は、大型化したプーリーを付けたロードバイクが多いです。
様々な色のプーリーがあり、見た目も良いです。

今回は、その大型化したプーリーについて、ご紹介していきます。

プーリーが大型化すると、ベアリングの回転効率がアップ、回転数が下がるため回転抵抗が減る、チェーンの曲がりを抑制するのでチェーンの摩擦が減る、というメリットがあります。

プーリーは、ガイドプーリーとテンションプーリーの2つがチェーンに作用しています。

そして、プーリーの軸受けには、ブッシュタイプとベアリングタイプの2種類があります。

ブッシュタイプは、まるい筒をプーリーに差し込んであるだけなので、回転性能が悪く、油もすぐに切れます。

ベアリングタイプは、シールで守られたボールベアリングが入っているため、回転性能が高く、油もすぐには切れません。

シマノは、105まではブッシュ、アルテグラはテンションプーリーだけがベアリング、デュラエースはベアリングです。

どのプーリーも、歯数は同じなため、105やアルテグラのリアディレーラーなら、プーリーだけデュラエースに換えることが可能です。

回転性能は向上しているため、長距離ライドをするときに、疲れにくくなります。

しかし、大径化のほうが、効果を感じやすいところがあります。

プーリーを交換することのメリット

では、ロードバイクのプーリーを交換するメリットについて、みていきましょう。

ギアの中で、プーリーは最も速く回転する部品です。

回転数が速ければ、摩擦が増えてしまいます。
そのため、回転抵抗が上がってしまい、ロスが生じてしまいます。

プーリーを大型の15Tに換えると、回転数が下がって、回転抵抗が減るため、軽くなります。

また、チェーンは、リンク部分が動くことによって、ギアに合わせて曲がって駆動伝達します。

しかし、この部分も曲がりがきつければ、摩擦抵抗が大きくなり、ロスが生じてしまいます。

一般的な11Tの場合は、角度がきついので摩擦による抵抗が大きいのですが、15Tの場合は、角度がきつくないため、摩擦による抵抗が少なくなります。

ほんの数秒間に、たくさんチェーンのコマがプーリーを通るため、抵抗が増えます。
そのため、チェーンの抵抗による摩擦は、思っている以上に重要なのです。

プーリーを大型化するとこんなデメリットがある

ベアリング入りの15Tのプーリーを使用するメリットは、とても大きいです。
しかし、そのまま大型プーリーを付けようとすると、プレートの爪に当たるので、取り付けることは不可能です。

ロングケージの場合は、爪を切って取り付けできますが、プレートからチェーンがはみ出してしまうでしょう。

チェーンがはみ出すと、ロードバイクで走行中に、振動があったりギヤチェンジする際に、チェーンが外れることがあります。

ですが、BERNERやTNIが出しているビックプーリー専用のケージを使えば、これらの問題が解決できます。

換えたプーリーがアルミ製だった場合、純正のプーリーより金属的な音が出るというデメリットがあります。

ただ、それほど大きな音ではないため、気になる人と気にならない人がいるでしょう。

油が切れてくると、その音は大きくなるので、その音を注油のタイミングとして利用すれば良いでしょう。
大型のプーリーを試してみる価値は、あると思います。

おすすめのプーリー素材

ロードバイクにおすすめのプーリー素材について、ご紹介していきます。

セラミックプーリーは、スムーズな回転、摩擦抵抗が少ないという特徴があります。
さらに、軽量化が可能であり、漕ぎ出しが軽いなどのメリットもあります。

一般のベアリングより、4倍くらいの寿命があります。

しかし、デメリットもあります。
デメリットは、値段が高い・変形には強いけど割れやすい・使えるフレームと使えないフレームがある・プーリーケージの交換と調整が必要などです。

そのため、セラミックプーリーは、調整やメンテナンスをこまめに行なったほうがいいです。
ですので、メンテナンスができる人や問題が生じたときに対処できる人、レースなどで使用したい人に向いています。

一方、ノーマルプーリーは、防塵対策がしてあり、誰でも使いやすいという特徴があります。
また、メンテナンスフリーで、値段もお手ごろです。

しかし、セラミックプーリーより回転しないというデメリットがあります。

ノーマルプーリーは、値段や特徴から一般の人に向いています。

ただ、セラミックプーリーを使って効果を感じた人もいれば、あまり感じなかった人もいるようなので、ものの性能ばかりに頼らないようにしましょう。

ロードバイクのチェーンの寿命

プーリーの交換について知ることができたら、チェーンについても知っていきましょう。

チェーンには、寿命があります。
限界まで使用することも可能ですが、ロードバイクの走行中に、突然チェーンが切れたら大変です。

チェーンはタイヤと同じく5,000km走ったら、交換するのが望ましいです。
ただし、走りかたにもよるので、登り坂をよく走る人ならチェーンの負担が大きく、寿命は短くなるでしょう。

また、平地で40km/h出せるような人も、その脚力の強さから、チェーンに負担がかかります。
こういった人も、チェーンの寿命は短くなるでしょう。

ですので、人によって4,000kmでダメになることもありますし、6,000km走っても大丈夫な人もいます。

チェーンの交換時期を過ぎても、チェーンを替えずに走り続けると、デメリットが生じます。

変速性能が下がる・チェーンが切れる可能性が上がる・チェーンリングとスプロケが摩耗するなどです。

チェーンリングとスプロケが摩耗するのは、伸びたチェーンがクランクのチェーンリングとスプロケに当たってしまうからです。

ロードバイクのチェーンはマメに交換しよう

チェーンは、グレードによる価格差が少ないです。

デュラエースは4,500円くらい、アルテグラは3,500円くらい、105は2,600円くらいです。

しかし、クランクのチェーンリングは、デュラエースのアウターだと20,000円くらいで、後輪のスプロケットは24,000円くらいかかります。

スプロケは、アルテグラは7,600円くらいで105は4,800円くらいなので、チェーンよりも高いです。

一般的に、スプロケは15,000km、チェーンリングは1~2万kmが寿命です。

伸びたチェーンで走ったら、チェーンリングとスプロケを摩耗させるため、交換時期が早くなって整備をするのにお金がかかってしまいます。

また、チェーンが油切れだと寿命は縮んで、早く交換しないといけなくなってしまいます。

走行中にシャリシャリと音がしたら、チェーン、チェーンリング、スプロケが摩耗しているということです。

お金をけちってチェーンを換えないでいると、結果的には、さらにお金がかかってしまうことがあります。

坂道を上ることが多い人や、重いギアや高い負荷でアウターギアをよく回す人は、チェーン・チェーンリング・スプロケの交換は早めにしてください。

ロードバイクで走行中に、歯飛びしたら、駆動系のコンポが摩耗して寿命がきていることもあります。

ロードバイクの走行性能をキープして快適なライドをするために、チェーンやプーリーは早めに換えてください。

プーリーを交換するだけで巡航速度が上がるかも?!

プーリーはロードバイク初心者には、なかなかいじれる部品ではありませんが、ここまで自分でいじれるようになると、バイクへの愛着がますます増すことでしょう。

チェーン周りのメンテナンス不足は事故にもつながりますので、消耗品と思って定期的に交換しておきたいですね。

 - チェーン チェーンリング