mtbのブレーキの鳴きが出たときの対処法とは?

mtbなどの自転車で、悩まされることのひとつに、ブレーキの鳴きがあります。

ブレーキを掛けたときに「キィー」という不快な異音がするのですが、様々な原因が考えられます。

また、ブレーキとひと口に言っても種類が数多くあり、その種類によっても対処法が違ってきます。

そこで今回は、ブレーキからの異音の原因と対処法について、お話していきたいと思います。

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mtbに採用されているブレーキの種類

mtbは山道や砂利道など悪路において、速く力強く走ることを目的に作られている自転車です。

そのため、太くて丈夫なパイプを使ったフレームに、表面に深い溝が刻まれたグリップ力の強い、太いタイヤを採用しています。

また大きな特徴として、サスペンションという衝撃吸収の役目を果たしてくれる部品が付いています。

そうなってくると、必然的に車重も他の自転車よりも重くなるので、ブレーキもしっかり止まることが大前提となるので、制動力が強めのブレーキが搭載されています。

以前は、主にカンチレバーブレーキが採用されていましたが、現在はアームを垂直に伸ばすことで、さらにタイヤクリアランスを広く取り、太いタイヤを履かせやすくしたVブレーキが主流です。

ただ、このVブレーキは新品のときから「鳴き」が発生することが欠点なんですが…原因は後述します。

また、自動車の全ての前輪に採用されているように、自転車のブレーキとしては最も制動力の強いディスクブレーキを搭載している車種も多くなっています。

mtbのVブレーキになぜ鳴きが発生するのか?

mtbなどの自転車を含め、ブレーキの鳴きは、避けて通れない永遠の課題です。

新品も使い込んでいる物も関係ありませんし、ブレーキの種類も問わず、すべからく異音との戦いがあります。

その中でVブレーキのように、ブレーキシューでホイールのリムを挟みつけて回転を止めるタイプのものは、ブレーキシューの摩耗やリムの汚れが主な原因とされています。

従って、鳴きが発生したら、まずリムを掃除することから始めてください。
普通に水拭きをして落ちないようなら、中性洗剤でこすりましょう。

このとき、油分を含む洗剤は絶対に使わないでください。
ブレーキに油が混入すると、滑ってしまって効きが悪くなります。

次にブレーキシューの先に付いている、ゴムのパッドを見てください。

砂利やガラス片などの異物が刺さっていると、こすれて音がする原因になるので取り除きます。

また、ゴムがすり減って表面がツルツルしている場合は、紙やすりで削ってザラザラにすると、異音が無くなる可能性があります。

あとは表面に溝が刻まれているのですが、これが1㎜位の深さになったら、寿命と考えて良いので交換をおすすめします。

mtbのVブレーキになぜ鳴きが発生するのか?②

mtbのVブレーキの鳴きの要因として、もうひとつ考えられるのは、ブレーキシューとリムの接地面の関係です。

ここが平行になっていると、摩擦面が大きすぎて、鳴きが発生するというものです。

そのため、ブレーキシューに角度をつけると鳴きが抑えられる可能性が高くなります。

リムとブレーキシューの間隔を、進行方向に向かって前を狭く後ろを広く「ハの字」型にします。

これは「トーイン」という角度で、ブレーキを引いたときに前側から先に接触し、強く握ると共に全面が接触していくというセッティングです。
これをすることで、リム全体に均一に力が掛かるようになり、同時に鳴きも抑えられます。

後ろが2mmくらい広がっているのが理想なので、調整するときに後ろに折り曲げた紙か段ボールを挟んで、位置を固定すると隙間ができます。

それでも、まだ鳴きが発生しているようなら「ブレーキブースター」をおすすめします。

Vブレーキは制動力が強いぶん、取り付けている部分のシートステイが、かなり振動します。
この振動がフレームの共鳴に繋がり、鳴きが発生する場合があります。

そのため、シートステーを強化し、余計な振動を抑えるのがブレーキブースターです。

通販サイトで400円程度で購入できますし、アーレンキ―1本で簡単に取り付けられるので、試してみてください。

mtbのディスクブレーキとは?

さてここまでは、mtbのVブレーキの鳴きについてお話してきましたが、今度は最近主力になりつつある、ディスクブレーキについて説明していきます。

ディスクブレーキは自動車の世界では、全ての前輪に搭載されている、ごくスタンダードなブレーキです。
ディスクブレーキの制動方法は、ローターと言われる丸い輪を車輪に固定し、これをブレーキパッドで左右から挟みつけて回転を止める方式です。

自転車のディスクブレーキの歴史は浅いですが、悪路を走ることが多いmtbにとって構造上、これほど最適なブレーキはありません。

シューをリムに挟み付けるタイプのブレーキは、ウェットなコンディションに若干弱いという特性があります。
これは水や泥が付着して、ただでさえ滑りやすくなっているリムを、さらに滑りやすいゴムで挟むわけですから、当たり前ですが制動は悪くなります。

一方、ディスクブレーキのローターは車輪に直結されており、リムからは離れた場所にあるので、水や汚れが付着しにくいのです。
そのため、雨の日や泥だらけの道でも、それほど制動力が落ちないで済むのです。

mtbのディスクブレーキの鳴きの原因と対処法

さて、mtbには最適と思われるディスクブレーキですが、回転しているものをパッドで挟みつけるという構造は他のブレーキと一緒なので、やはり「鳴き」の悩みは付きまといます。

Vブレーキとの違いは、挟み付ける場所がリムではなくローターになるのと、Vブレーキのブレーキシューに相当するパーツの呼び方がブレーキパッドとなり、素材が樹脂に変わるだけです。

ですから、ほとんどの鳴きの原因はVブレーキと同じなので、対処法もローターとパッドを清掃したり、異物が挟まっていたりしないかを確認し、パッドの表面を少し削って、それでもダメならパッドを交換する…と、ここまでは同様です。

あとは、Vブレーキの所でもご紹介した、組み付けの位置調整が少し難しいかもしれません。

ディスクブレーキの場合はローターとパッドの間が、わずかな隙間しかなく、トーインなどの角度調整はできません。

よって、ブレーキが取り付けられているフレームと、真っ直ぐ平行になるようにホイールが付けられていないと、パッドとローターが常に接触するので、異音が発生します。

そのため輪行などで、しばしばホイールを取り外すような使い方をする人には、その都度の微調整が必要なので、少しストレスを感じるかもしれません。

mtbにおけるディスクブレーキのメリット

ディスクブレーキは、制動力がどのブレーキよりも強いぶん、鳴きのデメリットも大きくなります。

しかし、それを補って余りあるほどのメリットがあることも、ご紹介しておかなくてはなりません。

ウェットなコンディションに強いことは先ほど説明しましたが、それと似た理由でトラブルに強いことも特徴のひとつです。

例えばmtbの場合は、段差に激しく突っ込んだり、リムの側面をこすってしまうことで、リムが大きくずれてしまう場合が結構あります。

そのとき、Vブレーキだと、リムとブレーキシューが当たりっぱなしの状態になって走れなくなります。
ですが、ディスクブレーキはローターがダメージを受けるシーンは想定しずらいので、トラブルが少ないということになります。

また、最近はロードバイクにもディスクブレーキが採用され始めている理由にもなるのですが、特に油圧式のディスクブレーキはスピードのコントロール能力に長けています。

圧力の伝達にブレーキオイルを使うため、ブレーキを引いたときのロスがほとんどなく、素早く正確に力が伝わります。

いわゆる軽く引けば軽く効き、強く引けば強く効く、しかもこれが瞬時に行えるので、微妙なスピードコントロールが可能になるという訳です。

ブレーキの鳴きは効きの良い証拠でもあります!

冒頭でもお話したように、ブレーキの鳴きは構造上ある程度は避けられないものです。

しかもブレーキが鳴くというのは、それだけしっかりとシューとリムの間に摩擦が生じているということですから、効きが良い証拠でもあるのです。

汚れや摩耗は改善するべきですが、鳴きばかりを気にして逆に制動力が落ちるような、本末転倒のカスタマイズにならないように心掛けたいものです。