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自転車のフロントフォークを分解してメンテナンスしよう

2017.8.27

自転車のフロントフォークはハンドルと前輪を繋ぎ、ハンドルが舵取りを行えるようにするために、大変に重要な部分です。

ただ、メンテナンスとなると大がかりですし、忘れがちになる部分でもあります。

そこで今回は、フロントフォークの分解方法と清掃、調整についてお話したいと思います。

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自転車のフォークを分解する前に構造を知っておく

今回は自転車のフロントフォークの分解について話を進めていきますが、まずフロントフォークやハンドル周りの構造を確認しておきましょう。

フロントフォークはステアリングコラムと呼ばれる軸の部分と、ブレードと呼ばれる足の部分で構成されています。

単にフォークと呼ばれることが多く、ロードバイクなどではフレームの一部として扱われることが多いです。

MTBではフォークにサスペンションという、衝撃を吸収するための装置が付いているのが一般的で、これをサスペンションフォークと呼びます。

フォークの分解には、連動している前輪やステムを外すことになりますし、作業がしやすいようにブレーキを外すことも推奨されるので、かなり大がかりになります。

ステムとはハンドルをフレームに固定させるためのパーツで、フォークのステアリングコラムを固定させる役割もあります。

そのため、基本的にはステムを外せば、フォークはフレームから外れます。

後ほど説明しますが、ステムとフォークの間にある小物(ヘッドパーツ)がフォーク分解の肝であり、ここの清掃・調整が大切になります。

ロードバイクのフォーク分解方法

今回のフロントフォークの分解・清掃は、スポーツ自転車を取り上げます。

ロードバイクなどに使用される「リジッドフォーク」と、主にMTBに使用される「サスペンションフォーク」についてお話したいと思います。

まず、ロードバイクのフォークの分解手順になります。

フォークを本体から外しますので、まずは前輪を外してください。

次に、作業がしやすくなるようにブレーキを外します。

続いてステムを外しますが、まず、横に付いている固定ボルトを緩めます。(外さなくて良いです)

次にキャップに付いているプレッシャーアンカーを緩め、トップキャップを外せばステムが外れます。

これで固定が外れたので、あとは下に引き抜けば、フォークがフレームから外れます。

さて、フォークが引き抜けたらパーツの清掃をします。

外せる小物は全て外して、脱脂剤(デグリーザー)、無ければ中性洗剤でも構いませんので清掃します。

下ワンという、ステアリングコラムの根元に付いているベアリングは簡単には外れないので、そのままで汚れをふき取っておいてください。

清掃をしたら元に戻す作業になりますが、その前にベアリングに油を差します。

ベアリングに使う油は「グリス」という、粘着性の強い潤滑油です。

チェーンに使うような液体状の油はすぐに流れてしまうので、頻繁にメンテナンスできないベアリング部分には、固形のグリスを使います。

あとは、分解したときと反対の手順で戻せば完了です。

MTBのフォーク分解方法

次にMTBのサスペンションフォークの分解ですが、ステムを外してフロントフォークを引き抜くところまでは、他の自転車と変わりません。

その後、サスペンションの分解をしますが、まずサスペンションの上に付いているトップキャップを外してください。

そこが分解可能であれば、そこから外していけば良いのです。
不可能そうなときはひっくり返して、裏側にボルトが付いていれば、そこから外せます。

いずれにせよ、どちらかのボルトを緩め、サスペンションを引き抜くと中からスプリングが出てきます。

驚くほど汚れていると思いますので、念入りに清掃してください。

後はロードと同じく、ベアリング部分と清掃したスプリングにもグリスを塗って、元に戻します。

安価なサスペンションフォークの場合、スプリングが左右どちらかにしか入っていない簡素な作りの物もあるので、片方だけしか入っていなくても不良品ということではありません。

また、比較的簡素な構造でチューブに固定されているので、万が一スプリングが折れたりすれば、フォーク自体が走行中にすっぽ抜ける可能性も否定できませんので、メンテナンスは非常に重要です。

自転車のフォークを交換しよう!①~下準備編~

今回は、スポーツ自転車のフロントフォークの分解や清掃・調整についてお話していますが、分解してみて現物を目の当たりにすると、汚れや損傷に愕然として交換したくなる人も多いようです。

カーボン素材のフォークにして軽量化を図るのも良いですし、街乗り仕様のクロスバイクだったら、MTBのようにサスペンションフォークにしてみる手もあります。

ただ、交換となると、少し注意しておきたいことがあるので、説明しておきましょう。

まずサイズですが、ステアリングコラム径とステムのクランプ径が合わないと取り付けられませんので、注意してください。

もちろん、今ついている物と同じサイズを選べば問題ないです。

そして、新しいフォークはステアリングコラムが長いままなので、自分でカットする必要があります。

アルミでもカーボンでも、ハサミで切るという訳にはいかないので、金ノコは必要になります。

また、真っ直ぐ切るためのソーガイドという工具があった方がベターです。

自転車のフォークを交換しよう!②~取り付け編

さて、自転車のフロントフォークを分解して交換する作業をしていますが、一番大変なのは古いフォークから下ワンを外すのと、新しいフォークに下ワンを圧入する作業です。

専用工具を使用した方がスムーズだとは思いますが、外すのはマイナスドライバーでなんとかなると思います。

問題は圧入ですね。

下ワンを新しくフロントフォークに圧入するには、パイプ状の工具が必要です。

専用の工具がありますが3,000円ほどして、他に使い道がありません。

そう何度もフォークを交換することは考えにくいので、代用品で済ませましょう。

ステアリングコラムに差し込める径の、塩ビパイプをホームセンターで購入してください。
30~40cmあれば十分なので、カットしてもらってください。

恐らく、100円か200円くらいで手に入るはずです。

下ワンをステアリングコラムに通したら、塩ビパイプを被せます。

そして、ゴム槌でパイプを上から思いっきり叩いて、根元まで圧入していきます。

本当に思いっきり叩かないと根元まで入ってくれませんので、親の敵かと思うくらい目一杯いきましょう。

自転車でフォークの他に分解してメンテナンスすべき部分

自転車でフロントフォークのように分解してメンテナンスすべき場所は、ベアリングを使用している部分が主です。

まずは、クランクとフレームを繋ぐBB(ボトムブラケット)です。

クランクはペダルを回す力を後輪に伝える駆動の要のパーツですから、定期的なメンテナンスが必要です。

基本的には、分解してベアリングをグリスアップするということになります。

ただ、BBの分解には何種類かの特殊な工具が必要なので、他の記事などを参考に揃えてから行ってください。

次に、ホイールのハブです。

ホイールの中央に付いており、前輪はフロントフォークを支持していて、後輪はカセットスプロケットが装着されています。

ハブも中にベアリングが仕込まれていますので、分解してメンテナンスをします。

また、ラチェット音といって、車輪が空回りしたときに鳴る音も、ハブのグリスアップによって消えることがあります。

その他では、ペダルもベアリングを使用しています。

また、今回はグリスの話をしましたが、潤滑油だからといって、チェーンには絶対に使用しないでください。

グリスは粘着力が強いので、外にむき出しのチェーンに使用すると、汚れや砂利が付着してチェーン自体がヤスリのような役目になってしまいます。

すると、フレームやスプロケの歯車を削ってしまいますので、くれぐれもチェーンにグリスは使用しないでください。

フロントフォークの分解は比較的簡単です

自転車には、メンテナンスをするために分解が必要な箇所が多くあります。

その中でもフロントフォークは、六角レンチ1本で分解できますので、簡単な部類です。

しかし、メンテナンスを忘れがちな部分でもありますので、これを機にぜひ調整してみてください。

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