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アルミでカーボンの乗り味を目指す!アンカー「RL6」の評価

2018.11.9

スポーツバイクのメーカーが数少ない日本の中で、名の通ったブランドと言えば、ブリヂストンが手掛ける「アンカー」ではないでしょうか。

また、近年ロードバイク界全体にアルミフレームの巻き返しが目立ってきており、高評価されています。

そこで今回は、アンカーのアルミフレーム車「RL6」についてお話しします。

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ロードバイクを選ぶ際に何を優先するか?

ロードバイクを選ぶ際に、皆さんがまず考えるのは何でしょうか?

熟練の方はそれぞれの指標があるとして、経験の浅い方や初めてという方に関しては、「見た目」と「価格」になるかと思います。

性能や機能は最初からはっきり分かるものではないので、まずは見た目で魅かれたものを選択することになるでしょう。

また、漠然とでも「いくら出せる」という、いわゆる「予算」が決まっているはずなので、それに合わせて機種を選んでいくことになるはずです。

ロードバイクの場合は最低でも10万円前後は見なければならず、10万円以下のモデルもありますが、最初から必要な装備品やウェアなども入れると10万円の見積もりは必要です。

また、10万円前後のロードバイクのフレーム(本体)はアルミかクロモリ(鉄)、クロモリは今は少しマニアックな素材なので、アルミが圧倒的に多くなります。

ですから、予算はフレームの素材もある程度まで決めてしまうことになるので、フレーム素材を先に決めるという方法も考えた方がよいでしょう。

このあと詳しくお話ししますが、アンカーの「RL6」はアルミフレームのシリーズですが、価格は13.5~20万円という範囲で、アンカー全体でのグレードは、初級~中の下という評価です。

アンカーのロードバイクの種類

アンカーのロードバイクは、レースモデルの「RS」、ロングライド向きの「RL」、クロモリフレームの「RNC」の3シリーズに分類されています。

シリーズ名の後に付く数字がフレームの素材を表し、英単語が完成車のグレードを表しています。

フレーム素材は、「9」がカーボンの最高グレードで、「8」がカーボンのセカンドグレード。

「7」がクロモリの「ネオコット・プロ」、「6」がアルミの最高グレード、「3」はアルミの下位グレードとクロモリの「ネオコット・スタンダード」になります。

完成車のグレードを表す英単語はグレードが高い順に、「無記名」→ 「ELITE」→「EQUIPE」→「SPORTS」→「EX」となります。

今回の主役である「RL6」はロングライド向きで、フレームはアルミ素材の中でも上位モデル、完成車は「EQUIPE」「SPORTS」「EX」の3機種になります。

全体的には、扱いやすく乗り心地もよいので、用途やキャリアなどを問わず、人を選ばないモデルと評価されています。

アンカー「RL6」が走りの軽さを評価されるわけとは?

アンカーは世界的なタイヤメーカー「ブリヂストン」の自転車部門が独立した、「ブリヂストンサイクル」のスポーツバイクブランドです。

ブリヂストンサイクルの主力製品は、今も昔もママチャリや電動アシスト付き自転車であり、街乗りのイメージが定着しているので、スポーツバイクをブランド化して差別化を図ったと言われています。

アンカーのロードバイクは一部の機種を除き、ブリヂストンの主力製品である自動車のタイヤなどの研究開発を行う「ブリヂストン中央研究所」と共に作り上げた解析技術を基に、フレームの作成が行われています。

PROFORMAT(プロフォーマット)という技術ですが、これは「推進力最大化解析技術」とも呼ばれるように、ペダルを漕いだ力をロスなく推進力に変えるという技術です。

しかも、それをピンポイントで部分的に行うのではなく、自転車全体で推進力を高める仕様にするのがこの技術の凄いところです。

アンカーの「RL6」のアルミフレームは、他メーカーの同グレードと比べ、決して軽量とは言えませんが、走ると重さを感じさせないというインプレ評価が多いのは、この推進力重視のプロフォーマットの賜物かと思います。

アンカー「RL6」のフレームに対する評価

それではここから、アンカー「RL6」のスペックを見ていきます。

フレームはアルミにカーボンフォークの組み合わせで、フレームセットのみの販売もされており、完成車は「EQUIPE」「SPORTS」「EX」の3機種になります。

アルミ素材は強度があって耐食性(サビに強い)「6061」アルミを、アンカーの高いアルミ成形技術を持って、カーボンフレームのRL9にチューブの形状を限りなく近付けています。

これを可能にしているのが、前項でお話ししたプロフォーマットの技術であり、偏平したトップチューブや、所どころに曲げ加工がされたシートステイなどにそれがはっきり表れています。

特に、ロングライドモデルとなるRLでは、カーボンの乗り味をアルミで再現するというのが最大のポイントとされていますので、扱いやすさや乗り心地といった快適性が評価されています。

そして、プロフォーマットの最大の恩恵である推進力が加わり、重心が低めのフレーム形状ということもあって、スピードを出しても安定感があり、高い巡航性を発揮してくれます。

高評価連発の新105を搭載する「RL6 EQUIPE」

前項では、アンカー「RL6」のフレームについてお話ししました。

フレームセットは、本体+カーボンフォークで97,200円(税込み)になります。

他に完成車が先述通り3機種ありますので、個別にスペックを確認してみましょう。

【RL6 EQUIPE】

参考価格:¥194,400

ハイエンドのEQUIPEは、2019年モデルからコンポがシマノの新105「R7000」になる、最も注目度の高いモデルです。

クランクアームが太くなり、さらに動力の伝達がしやすくなったという評価があります。

また、STIレバーもブレーキは指が掛けやすいようにコンパクトに、一方シフターは操作性を向上させるために大きくしてあるので、とても操作性が上がったという評価も受けています。

その他も、空力性能を意識したスリムな作りになり、軽いギア比を持ちやすい仕様にもなりました。

このように、注目ポイントの多いコンポがフルセットで装備されるのが「EQUIPE」であり、それだけでも大いに選択する価値があります。

RL6シリーズその他の機種の評価は?

前項から引き続き、アンカー「RL6」の個別の機種を確認します。

【RL6 SPORT】

参考価格:¥167,400

コンポがリアの変速段数10速のシマノ・ティアグラになりますが、スペック表の記載通りであるなら、他のパーツに関してはEQUIPEと変わらないでしょう。

そのため、EQUIPEと迷った場合、判断はコンポの評価次第ということになりますが、約3万円の価格差であれば、筆者はもうひと踏ん張りして105搭載の「EQUIPE」にしたいです。

ロードバイクの性能はコンポが全てではないですが、105とティアグラの間には価格以上に大きな性能差があると言われていますので、後の満足度を考えると断然105をおすすめしておきたいです。

【RL6 EX】

参考価格:¥135,000

コンポがリア9速のシマノ・ソラになり、ホイールも手組みになるなど、少しコストダウンも見られるモデルになります。

しかし、実はRL6シリーズでは最もコスパが高いと判断できる機種です。

フレームセットの価格はお伝えしているように97,200円、そしてシマノ・ソラはフルセットで約3万円の販売価格です。

これだけで既に約127,000円程度になっているので、単純な計算では残りが8000円になります。

残りのパーツ一式が8000円で揃えられるとはとても思えませんので、フレーム+コンポの時点で、かなりコスパが高いと判断してよいでしょう。

シマノ・ソラは初心者の方でもとても扱いやすいコンポですし、機能も必要十分なので、RL6のフレームの良さを消すようなことはありません。

カーボンに近い乗り味を持つアルミロード

今回は、アンカーの「RL6」をご紹介しました。

カーボンの乗り味をアルミで再現するというコンセプトに従い、乗り心地の良さや推進力が重視された、従来のアルミの概念を覆す仕上がりになっています。

ツーリングや通勤などで長い距離を乗る人にはもちろん、ブルべやグランフォンドなど長距離のレースイベントなどにも向くかと思います。

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