しまなみ海道は、本州と四国を結ぶ自動車道で自転車専用レーンがあり、自転車で横断できるのが魅力です。
近年では、絶景を見ながらサイクリングを楽しめるということで、注目度・人気度がともに急上昇しています。
今回は、初心者でもチャレンジできるように、持ち物や服装について、調べていきましょう。
しまなみ海道サイクリング所要時間どのくらい?
・普段から乗ってる人 約3時間
・一般の早い人 約4~5時間
・一般で体力に自信のある人 5~6時間
・初心者 約8~10時間
ロードバイク乗りなら、平均時速30kmは軽く出ます。
休憩を入れても3時間程度で走れると思います。
一般的なスピードは若い人で、時速12~13km程度です。
しかし、しまなみ海道はアップダウンの激しいコースなので、平均時速は10km程度でしょう。
休憩ナシで走っても、全70kmを1時間に10kmのスピードで移動しますので、7時間かかります。
休憩や昼食の時間を入れて、正味8~9時間ぐらいです。
お子さんと一緒に走る場合は、さらに多く見積もって10時間程度を見た方が良いでしょう。
また、自転車で走っているときと休んでいるときで、体感温度が変わります。
服装は体温調整しやすいようにしましょう。
しまなみ海道は、日常的に運動をあまりしない人にとっては、橋に続く上り坂がたくさんあったり、結構キツイです。
普段からロードバイクなどでサイクリングしている人なら、さほど苦労せずに走れると思いますが、途中の坂道はキツイところがあると思います。
無理せず、定期的に休憩時間を取るようにしましょう。
しまなみ海道には、今治駅から尾道駅まで車道の左端に「ブルーライン」という青い線が引かれています。
これを沿って走れば、迷子にもなりませんし、快適に走れるのでおすすめです。
しまなみ海道サイクリング時の服装~夏
女性がしまなみ海道を夏場に走る際の服装としては、スパッツがおススメです。
疲れを軽減できます。
この他、グローブとおしりパッドが必須です。
ただし、おしりパッドをしていても、股が痛くなることがあります。
たまに漕ぐ姿勢を変えると、痛みを軽減できます。
初心者は少なくとも40分~1時間に1回は休んで、疲れを溜めないようにしましょう。
サイクリングの服装は、大体2つに分類できます。
ひとつは、散歩感覚でのんびり走る場合。
この場合は、普段着と同じような恰好でも構いません。
ただし、夏場は上に長袖を1枚追加したり、日焼け止めを塗るなど、紫外線対策をお忘れなく!
海で日光を遮るものがありませんので、日焼け対策は大事です!
帽子も必ず用意しましょう。
もうひとつは、スポーツとして走る場合。
この場合は、ジャージとTシャツで十分です。
初心者なら、サイクリング用ウェアでなくても、動きやすい恰好で構いません。
もちろん、帽子や日焼け止めは必須です。
しまなみ海道の一般的なコースは、全長70kmもあります。
夏場は汗だくになりますので、着替えも必要です。
走るための必須アイテム
○水(少なくとも500ml以上)
○着替え
○日焼け止めクリーム
○保険証のコピー
○湿布薬
○財布
○上着(ウインドブレーカーのようなもの)
○これらを入れるバッグ
しまなみ海道サイクリング時の服装~冬
日中は暖かく、Tシャツにジーパン程度の恰好でも問題なく走れます。
しかし、それでも念のため、1枚羽織れるものを用意しておくと良いと思います。
しまなみ海道の橋の上などは、周りに遮蔽物がない分、風が強くて寒いこともあります。
しまなみ海道は気温差が激しいところで、最低と最高で10℃ぐらい違います。
例えば、最低気温15℃程度なら、さほど寒くないでしょうが、5mの風が吹いていると体感温度は10℃ぐらいになり寒いです。
最低気温は大体朝の6時とか、そのぐらいの時間です。
大会などで走る場合、集合時間がその辺りになることが多いですから、服装も必然的に最低気温に合わせることになります。
そうすると、半袖にアームカバーをつけ、さらにウィンドブレーカーを羽織るぐらいが、ちょうど良いでしょう。
サイクリングでずっと外にいますし、気温に合わせて、脱いだり着たりが楽です。
逆に日中は20度以上まで上昇して、暑いです。
このように気温差が激しいので、服装の選択を誤ると体調を崩しかねません。
気を付けましょう。
しまなみ海道サイクリング時の服装~上
日中は暑くなる、しまなみ海道。
全80kmのサイクリングコースは、それぞれの橋に続く道の勾配が結構キツめなので、汗だくになります。
上着は気温に合わせて、調整ができるように薄手のものを何枚か重ねて着ると良いです。
アンダーウェアには、汗を素早く吸収し、すぐに乾くものがおすすめです。
また、強風が吹いたときに羽織るものとして、ウィンドブレーカーも用意しておきましょう。
冬場の服装は、どうしても厚着になりがちです。
しかし、走っているうちに、汗ばんできます。
汗が冷えると身体も冷えて、せっかくの防寒が本末転倒な結果になってしまいます。
こうならないためには、なるべく少ない着衣で防寒する必要があります。
効果的でおすすめなのは、ウィンドブレーカーを着ることです。
風が身体に当たらなくなりますので、防寒効果が高まります。
コンパクトに畳んで収納できて、持ち運びも便利です。
自転車専用のウィンドブレーカーでなくても構いません。
風が通らなければ、何でも良いと思います。
しまなみ海道サイクリング時の服装~下
下の服装は、ストレッチ素材のものが漕ぎやすくて良いでしょう。
一番楽なのは、自転車専用のレースパンツです。
70kmもある、しまなみ海道をサイクリングしても、身体への負担が少なくて済みます。
通常、自転車専用のレースパンツは、下着なしで直に履きます。
どうしても、そのまま履くことに抵抗がある場合は、下にインナーショーツなどを履くと良いでしょう。
ただし、普通の下着のパンツの類を下に履くのは、おすすめしません。
下着とレースパンツで生地の伸縮具合が異なるため、股ズレしやすくなります。
レースパンツだけだとお尻が痛い場合は、パッド付きのレースパンツもあります。
または、パッド付きのインナーショーツをハーフスパッツの下に履いても良いでしょう。
この辺りは個人の好みで、選んで構いません。
快適に走れれば、それがその人のベストな服装です。
最初のうちは、お尻の痛みに悩まされるかもしれません。
乗り方によっては、痛みが発生しやすくなります。
あとは慣れの問題もあります。
また、サドルの高さなど、基本的なセッティングをすることも大事です。
自分の股下寸法に合わせて、適切な位置にセッティングできていないと、お尻の痛みや股ズレの原因になります。
調整方法は股下寸法を使うものの他に、ペダルに置く足の位置でセッティングを行う方法もあります。
しまなみ海道サイクリング情報
しまなみ海道には、レンタサイクルがあります。
各地区にある15ヶ所のレンタサイクルターミナルでは、乗り捨て自由で便利です。
このレンタサイクルは、複数の自治体が共同で運営しています。
しまなみ海道は、複数の自治体にまたがるサイクリングロードなので、このような協力態勢が実現しました。
しまなみ海道では、車道の左端に「ブルーライン」という青い線が引いてあります。
これに沿って走れば、道に迷う心配がありません。
ただし、橋の入口では車道と別の道になっていますので、ご注意ください。
路面標示と併せて、道中の標識もご覧ください。
また、島内は一般道を走ります。
しまなみ海道は、全70kmもある長いサイクリングロードです。
一気に走る人もいれば、途中宿泊してのんびり走る人もいます。
色々な楽しみ方があるので、サイクリストの服装もサイクルジャージのような本格的なものから、Tシャツにジーパンなど普段着まで様々です。
道中には、「しまなみさいくるオアシス」という休息所が設置されています。
トイレはもちろん、給水もできますし、エアポンプもあります。
陶芸やピザなど、サイクリング以外のことも楽しめるところもあります。
サイクリストにはとても優しい環境で、人気があるのもうなずけます。
魅力満載のしまなみ海道
今回は、下準備について詳しくご紹介しましたが、しまなみ海道は海上のサイクリングコースという魅力だけでなく、景色や食べ物も大きな魅力のひとつです。
思う存分楽しむためにも下準備は大切ですので、忘れ物のないよう、今一度、確認と準備が必要ですね。
万全な体制で、サイクリングを楽しみたいですからね。