自転車で日本一周!移動する距離をまずは考えてみよう!

日本一周するためにかかる距離をご存知でしょうか?

このような質問をすると、
「分からないから、この記事見てるんだ!」と怒られそうです・・・
どこまで行くかによりますが、だいたい9,000km~12,000kmと言われています。
この距離を長いと思うか短いと思うかはあなた次第ですが、この距離には沢山の出会いや物語が待っていそうです。

今回は、自転車で日本一周するときの距離をメインにお伝えします。

自転車で日本一周するためにかかる距離

日本全国を、自転車でぐるりと一周すると、9,000~12,000kmもの距離を移動することになると、一般的には言われています。

短く済ませるなら、例えば紀伊半島や四国、あるいは北海道などを一周しなかったり、日本全国を山など関係なく縦断したり、各地の半島を省略したりすると、約8,000~9,000kmになります。

全国の海岸線を回って一周すれば、12,000kmほどになるのです。

なお、同じ経路を何度も往復したり、離島の周回を繰り返したりすると、走行距離は更に伸びます。

私は、日本一周の行程を3度に分けて走ったので、合計すると15,000kmを越えてしまいました。

日本を一周するといっても、いろいろな経路があるでしょうけれど、私の場合、走った経路に線を引けば、日本の輪郭が浮かび上がってくるようにしました。

沖縄まではさすがにいけませんでしたが、屋久島はちゃんと経路内に収めています。

また、内陸部にあたる群馬や山梨、奈良の土は踏まず、長野や岐阜のようなところを走るようにしました。

1日の走行距離は、平均すると40kmにも及びませんでした。

たいていの人は、毎日もっとたくさん走るそうですから、私のように1年間もかかる人は少ないでしょうね。

自転車ではなく、自動車を使えば、走行距離は若干短縮できるとされています。

また、歩いて移動すると四国だけでも1か月以上かかりますから、日本全国一周すると途方もないことになるでしょうね。

距離は同じでも日本一周にかかる日数はそれぞれ

自転車での日本一周にかかった期間を多くの旅人に尋ねてみたところ、早い人であれば3ヶ月程度、ゆっくり走った人は2年程だったといいます。

最も多かったのは、半年から1年のあいだですね。

3ヶ月で走破してしまったという人は、なんと、1日に200~300kmもの距離を走っていたのだとか。

これほどの距離を走るとなると、毎日10~12時間は自転車を漕いでいなければならなかったそうです。

常人には、とてもマネできそうもありません。

大学を休学したり、会社を辞めて日本一周の旅に繰り出す場合は、半年~1年間以内に一周を達成する計画が一般的です。

大学を1年以上休学するのは難しいですし、会社を辞めた人も1年間程度ならば、貯めたお金を軍資金として旅することができて、日本一周を終えた後の社会復帰も容易であるという事情もあるのでしょう。

自転車での日本一周は、駆け抜けてしまうのではなく、ゆっくりと旅を楽しむ人もいます。

私なんかもそうなんですが、せっかく日本全国を回るというなら、時間の制限を設けることなく、2年くらいかけて各地に住んでいる人との出会いを大切にしながら走りたいと思うんです。

徒歩に比べると自転車は走るのが速いですし、自動車に比べれば、経路も比較的多様性がありますから、日本を一周する場合にも、日程や経路を考えるときにも自由度が高いんです。

皆さんも自分の条件に合わせながら、好きなやり方で日本一周の旅を計画してみましょう。

自転車以外で日本一周にかかる日数

徒歩で日本を一周した私の友人は、なんと3年間もかかったと言っていました。

歩くときには、毎日30~50kmの距離は歩いて、各地で物見遊山を楽しみながら、ときには半年ほど一つの場所に留まって働いたりもしたそうです。

3年あれば世界一周も可能ですから、とんでもない時間がかかったといえるでしょう。

徒歩で旅をする利点は、自転車やバイクに比べて、歩行中に目にするものが多く、人と触れ合う機会にも恵まれていることです。

日本全国でなくとも、どこかをじっくりと歩いて旅してみたいですね。

バイクを使う場合は、早いと数日から1ヶ月で日本を一周してしまう人が多いですね。

バイクの種類で速度も違いますが、自転車ほどの疲労は溜まりませんから、1年以上もかける人はあまりいません。

車検のような手続きが必要なことも、長期間の旅ができない理由でしょう。

自動車での日本一周は、旅のスタイル次第で、終えるまでの時間も様々です。

数日で済ませる人もいれば、キャンピングカーを使って何年間も各地を放浪する人もいるそうです。

徒歩やバイク、または自転車などで旅をする人に比べると、車で旅をする人は、たいていお金に余裕がありますから、車検のようなやむにやまれぬ事情で中断されない限り、旅を続けることができます。

定年後に日本各地を旅する人の場合、日程にも制限はありません。

こうした旅には、道楽としての側面も強そうですが、老後の楽しみとしては憧れてしまいますね。

日本一周におすすめな自転車

当然ですが、自転車で日本を一周するには、相棒ともいえる自転車を買う必要があります。予算10~12万円ほどで購入できる自転車をご紹介しましょう。

まずは、ジャイアントという会社のグレート・ジャーニーというツーリング用の自転車です。

フレームはアルミで重量は13.9kgほどです。

自転車で日本一周に繰り出す人から、おそらく最も多く選ばれている車種と言えます。

前後にキャリアが付いていて、バッグも4つ装備されていますから、これを買ったその場で旅に出ることもできます。

ただ付属のキャリアとバッグは破損しやすいことで有名です。

それらを別途買い入れるなら、敢えてこの自転車を選ぶ必要はありません。

それでも、自転車自体は世界一周も可能なほどに頑丈ですから、ここはやはり悩みどころでしょう。

次は、ルイガノのLGS-GMTです。
これも、先にご紹介したグレート・ジャーニーと一緒で、アルミフレームのツーリング用自転車となっています。

キャリアとバッグが標準で付属しています。

ただ、こっちの方が重くて重量は18.34kgとなっています。

また、センタースタンドを採用しているために、重荷を載せた状態で無理なく停車できます。

特筆すべきは、シュワルベ マラソンプラスというタイヤです。

このタイヤはパンクに強く、最長で20,000kmもの距離を走れるそうです。

通常は3,000kmが限界ですから、長旅には是非とも手に入れたい逸品です。

距離に合わせた自転車の装備を用意しよう

キャリアは、製品次第で、耐荷重が10kgから30kgまで変化しますから、用途に合わせたものを購入しましょう。

後輪駆動の自転車に少ない荷物を載せるだけなら、リアキャリアに積載するのがふつうです。

荷物が重すぎるとリアキャリアに負担がかかり過ぎてしまいますから、フロントキャリアとサイドバッグも用意する必要があります。

日本一周にバックパックで出かけると肩や腰を痛めてしまいますから、サイドバッグ・パニアバッグを付けるのがおすすめです。

バッグを選ぶときには、防水性、積載量、耐久性を確認し、旅に必要な条件に基づいて判断しましょう。

無灯火での自転車運転は犯罪です。

無灯火だと車は自転車に気付き難く、事故に遭遇するかもしれません。

ライトだけは絶対につけましょう。

反射板だけだと車は見落とすこともあり得ますから、フロントライトやリヤライトも用意して側面や後方も抑えると安心できます。

命はお金では買えません。

ライトを付ければ前もよく見えますよ。

最近の自転車には、サイクルコンピューターというものを取り付けることができます。

これのおかげで、どの程度の距離を走ったか、自分がどの程度の速度で走っているかが一目でわかるようになっています。

一番安いモデルであれば、2,000円もしませんし、これが一つあるだけで自転車に乗るのが、グンと楽しくなりますから、ぜひとも用意しておきたいですね。

自転車で日本一周するための手荷物

日本一周は長い距離を移動するので、いかに頑丈な自転車でも故障は起きてしまいますので、工具一式を入れたツールボックスをボトルゲージに挿しておきましょう。

用意したい工具は、タイヤレバーや、ゴム糊、パンクを修理するためのパッチ、10mmのスパナ、プラスドライバー、それから六角レンチです。

雨風をしのぐためのテントも欠かせません。

私のおすすめはTREK RAIZ2です。

これは、最大3人も入れる大きさです。

こんなに大きいテントを用意する必要はないと考える人もいるかもしれません。

私の場合は、このテントの中で寝るだけじゃなくて、荷物を置くのにも使っています。

中でズボンを履き替えることもできる高さです。

長旅を快適なものにしたいならおすすめです。

調理用のストーブや、寝袋も欲しいところですね。

そのまま、寝袋を使っても地面に熱を吸収されて肌寒い思いをします。

これはマットで防げます。サーマレストのマットが値段にふさわしい快適さを提供してくれるでしょう。

雨具もあると安心ですし、手洗濯をするという方は、洗濯グッズも用意しておいてください。

旅の間の手洗濯には、洗濯ヒモや洗濯用洗剤、衣服を洗うための保冷袋、洗濯ばさみ、S字フックがあれば大丈夫です。

旅の合間に役立つことが多いのは、芯抜きのトイレットペーパーや裁縫道具、防水の布テープ、針金、救急セットですね。

ビニール袋を多めに用意しておくと、ゴミ袋としても使えますし、使いまわしもよくて便利ですよ。

まとめ 自分のペースで日本一周を楽しみましょう

人によっては、限られた時間の中で日本一周を目指す方もいらっしゃると思います。のんびり行ける方は、その土地を堪能できると良いですね!

また、資金に余裕のある方は、その土地の食べ物も食べれると良いですね。同じ国なのに、違いがあるというのはとても面白いことですので、ぜひご自分の育った土地との違いも感じてください。