折りたたみ自転車をもっと知ろう!選び方から保管まで

春から夏にかけては、自転車で出掛けるのに気持ちのいい季節ですよね。

自転車にはよく乗る(乗っていた)けれど、折りたたみ自転車のことはあまりよく知らない・・・という人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、折りたたみ自転車のメリット・デメリットや保管方法などをご紹介します。

ご興味を持った人は、参考にしてみてください。

折りたたみ自転車のメリットは保管のしやすさ

折りたたみ自転車は、折りたためることが最大のメリットです。
工具を使わずに折りたたむことができ、その利便性を気に入っている人も多くいます。

その利便性は、遠くへ出掛けるときに発揮されます。
例えば、折りたたみ自転車で駅まで走り、駅で自転車を折りたたんで輪行袋という専用の袋に入れ、電車で移動ということが簡単にできます。

そして、目的地の駅から、さっと自転車に乗って移動することができるのです。

また、疲れたから電車に乗って帰りたいというときでも、簡単に輪行することができます。
車のトランクに折りたたみ自転車を入れることもできるので、様々な場所で自転車を楽しむこともできます。

なお、公共機関に乗せる場合は、それが可能かどうかを前もってチェックしておいてください。

輪行袋に自転車を入れれば、ホテルでも持ち込み可能なところがあります。

また、折りたたみ自転車は、家に駐輪場がない人、自転車を雨風から守りたい人、自転車の盗難を防ぎたい人、自転車を部屋のインテリアにしたい人などには、自宅保管しやすいので便利です。

折りたたみ自転車の室内での保管方法

保管しやすい折りたたみ自転車ですが、室内で保管するには、どのようにすればよいのでしょうか。

1つめの方法として、板やダンボールなどを床に敷いて、その上に自転車を置く方法があります。
また、輪行袋やキャリーバッグなどに折りたたみ自転車を入れて、保管する方法もあります。

これらのパターンは比較的簡単にできます。
置くときは、壁の傷と汚れを防止するために、壁にもシートなどを貼ることをおすすめします。

室内で保管するとき、保管場所が入り口から遠いと、折りたたみ自転車といえど移動は楽ではありません。

そんな人は、キャスター付きの輪行袋がおすすめです。
輪行袋に入れて転がしながら、移動することができます。

掃除のときも楽に動かせるし、敷物もいらないため、見た目も良いです。

また、折りたたみ自転車を衣装ケースに収納することもできます。
20インチの場合は、折りたたんでペダルを曲げるとフィットします。

車にも、衣装ケースに入ったまま乗せることができます。
固定しなくて良いし、汚れることもありません。

ただし、マンションなどの集合住宅では、自転車を持ち込むことが問題になることがあります。
他の住人や、共用のエレベーターなどを傷つけたりすることがあるからです。

迷惑にならないように、配慮してください。

折りたたみ自転車のデメリット

折りたたみ自転車は、持ち運びが便利で、保管もしやすいです。
しかし、折りたたみ自転車は鍵をかけても、盗まれやすいというデメリットがあります。

ワイヤーキーの場合は、あっさりと切られてしまい、折りたたんで盗まれてしまいます。
ニッパーでは簡単に切れないという製品もありますが、それはワイヤーがまとまっている場合です。

そのため、鍵は重くても頑丈なもののほうが良いです。
大切な愛車を守りましょう。

また、自転車で段差を越えるときは、前輪を上げますが、折りたたみ自転車で同じようにすると、転んでしまいます。

折りたたみ自転車で段差を越えるときは、できるだけ降りてから段差を越えてください。
安定性が良くないため、小石などでも転倒することがあります。

また、折りたたみ自転車のタイヤは小さいため、スピードが出しにくいです。
そして、その小ささから路面の振動が伝わりやすいので、乗り心地が不快に感じやすいです。

折りたたみ自転車の種類とたたみ方

保管がしやすい折りたたみ自転車には、様々なタイプのものがあります。

初心者でも使える街乗りタイプがメインですが、速度が出るスポーツタイプ、軽くて小さいものなどのタイプがあります。

目的に応じて、折りたたみ自転車を選ぶようにしましょう。

それから、折りたたみ自転車の折りたたみ方にも種類があります。

オーソドックスなものは正方形になるタイプです。
横長になるタイプのものも出回っており、折りたたみ方の種類も増えてきています。

また、道具が必要なものと必要でないものもあります。

折りたたみ自転車は、道具を使わないで折りたたむことができるものが、ほとんどです。
道具を使用して折りたたむモデルは、種類が少ないのですが、ほとんどがスポーツタイプになります。

折りたたむと横長になるものは、楽に折りたためるのですが、あまりコンパクトにはなりません。

目的や保管する所に適した折りたたみ自転車を選びましょう。

保管に便利な折りたたみ自転車の上手な選び方

保管のしやすさは問題ない折りたたみ自転車ですが、そのほかの点にも注目して選ぶようにしましょう。

まずは価格です。
折りたたみ自転車でも、値段の幅は広くなっています。

その中から、あまりに安価なものは選ばないようにしましょう。
安価なものは、折りたたみ部分の強度が極端に弱かったりする場合があるので、走行中にフレームが破断したら一大事です。

ですので、価格は5万円はするものを選びましょう。

できるのであれば、店舗に行って店員さんと話しながら決めるのがいいでしょう。

ネット社会になり、ネットで買うのが当たり前の世の中になっていますが、折りたたみ自転車に限らず、自転車は試乗してみないと分からないことが多くあります。

安易なネット購入はしないようにしましょう。
また、店舗で購入した場合は、そのあとのメンテナンスも依頼できるので、長く乗ることができます。

そのほかにも、電車や会社に持ち込むことが多い場合は、小さくて折り畳みやすいものが良いです。
街乗りがメインで、スピードを出さない場合は、乗り心地を重視すると快適に移動できるでしょう。

折りたたみ自転車で出かけよう!

折りたたみ自転車の保管方法をご紹介しましたが、続いて折りたたみ自転車で出かけるときのポイントについてご紹介します。

車で出かけるときは、軽自動車や小型なものなら小径車の折りたたみ自転車がおすすめです。
しかし、ワゴンなどの場合は、ロードバイクなどのほうが楽です。

公共機関を使う場合の注意するポイントです。

10kg以上の折りたたみ自転車は、運ぶのが大変です。
また、バスにも乗る場合は、折りたたみ自転車を運ぶのは困難です。

バスでは、乗車拒否をされることがあります。
バスによく乗る人は、折りたたみ自転車はおすすめできません。

自転車と一緒の移動は、ロングシートのある普通列車だとスムーズにいきます。
特急のようなクロスシートなら、折りたたみ自転車は、最後部の席の裏に置けます。

乗ったときには、すでにいっぱいだったり、特急で輪行は簡単ではないので、あまりおすすめできません。

折りたたみ自転車との楽しいサイクルライフを!

折りたたみ自転車についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

これから自転車を新調する方は、収納しやすい折りたたみ自転車を考えてみるのもいいと思います。
最近ではたくさん種類があるので、自分に合ったものを楽しく選べそうですね。

この機会に相棒を見つけて、折りたたみ自転車と一緒に出掛けてみてはいかがでしょうか。