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amazonなどで買った自転車は防犯登録どうするの?

      2016/11/25

amazonなどで買った自転車は防犯登録どうするの?

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
昨今はAmazonなどのインターネットでも自転車が買える時代になりましたね。現在は、まだちゃんとしたロードバイクなどを買うには組み付けの問題などの不安が大きいですが、数年もするとまた時代は変わっているかもしれません。
今回はamazonで買った自転車は防犯登録できるの?というはなしと合わせて自転車のネット通販について書いていきます。

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amazonで買った自転車は防犯登録できる?①

とりあえず、結論から言えば防犯登録は可能です。防犯登録をしてくれる自転車店に行ってお願いして料金を払えばしてくれます。
ただし、他店で購入した自転車については断るという店もあります。というのも、盗難車と気付かずに防犯登録してしまうと、その店の責任になるからです。

ですので、身分証明書、購入証明書の二つを持っていく必要があります。
購入証明書としては、車体番号が分かるものでないと、その車体の証明書か分かりません。例えば、領収書の場合、車体番号が書かれていないので、同じ車種を一台正規で買えばその領収書で同じ車種の百台の盗難車を登録出来てしまうからです。
それじゃ何が必要かというと、これが難しいところです。メーカー保証書にせよ本物かどうかの確認は自転車屋さんの店頭では難しいです。パソコンのエクセルくらいで適当に偽の保証書を作れる時代です。もちろん、そんなことすれば詐欺罪で捕まりますが。
どちらにせよ自転車屋さんには盗難車かどうかを確認する方法というのは与えられていないのです。

amazonで買った自転車は防犯登録できる?②

ですから、厄介事には巻き込まれたくない自転車屋さんは防犯登録を断る場合もあります。しかし、「正規に購入したものかどうか確認する方法がなく、盗難車である可能性があるので断った」というきちんとした理由がありますし、昨今の自転車盗難事情を踏まえると自転車屋さんを非難することも出来ないです。

むしろ、システムとして防犯登録自体がおかしい状態にあります。
購入証明書と車体番号を自転車屋さんが照合出来るシステムがないですし、そもそもそんなものは警察の仕事のはずです。
仮に自転車屋さんは登録代行手続きのみをして、警察側で照合するというシステムだとすれば、自転車屋さんは絶えず犯罪に関与させられる可能性にさらされるひどいシステムだと言えます。

そんなわけで、登録してくれるかどうかは自転車屋さんのサジ加減次第ということになってしまいまして、いくつかのお店を回らなくてはいけなくなります。

amazonで買った自転車は防犯登録できる?③

具体的に防犯登録をしてくれやすい自転車屋さんは、ホームセンターの自転車コーナーやサイクルベースあさひさんのような量販店タイプのお店です。
身分証明書と領収書、買った時に一緒に付いていればメーカー保証書などを持っていけばしてくれる場合が多いです。
小さい自転車屋さんの場合、盗難車を扱っているなどの変な噂が立てば、商売にとって致命的なダメージになってしまう可能性もありますが、大きい量販店の場合はさほど気にする必要もないからです。

しかし、どうしてそういう問題が発生するのかと言えば、防犯登録のシステム自体が古いままだからです。かつてはインターネットなどなかったですから、自転車に限らずすべてのものが実売店舗で買うしかありませんでした。
ほとんどの自転車屋さんが購入時に防犯登録可能です。
また、時々防犯登録が出来ないお店があっても、近くの別のお店に行って、
「あそこの自転車屋さんで買ったんだ」
と言ってレシートを出せば、
「ああ、あそこで買ったのね」
と納得して防犯登録してくれたわけです。近所の同業の店のレシートを疑うお店というのはあまりないですからね。(ふたつのお店が仲が悪いとしてくれないかもしれませんが笑)

防犯登録は相変わらずそういう実売店での販売を前提のもと存在しているため、インターネットで購入した自転車の登録では少々厄介なことになるわけです。

そもそもインターネットで自転車を買う問題

そもそもに言えば、インターネットで自転車を買うことにはリスクがあります。とにかく返品などが難しいです。そして、自転車は乗り物、車両ですので整備不良は非常に深刻な問題につながります。
「不備があれば素人でも見たり乗ったりすれば、だいたい分かるでしょう?」
なぜか自転車ってこういう考えが蔓延しています。
エンジンが付いてないからか、専門知識がなくてもだいたいで何となくいじれるだろう、と。

明言しますが、無理です。
試しにBBというネジを軽く緩めた自転車があったとしても、99%の人が気付かずに乗り続けるでしょう。しばらくすれば、BBにガタが出て来ます。BBとはペダルの付け根を支える部品ですので、これは非常に危険です。
ブレーキのボルト一本緩んでいても、そのまま気付かず乗り続けていれば大事故につながる可能性もあります。

「そんなこと起こらないでしょ?なんだかんだでちゃんとしてるでしょ?99%大丈夫でしょ?」
1%というのは不備の発生率の数字としては非常に高い数字です。
1%の確率で食中毒の発生するごはん屋さんには誰も行かないでしょう?

自転車に限らないブラックボックスの増加

人間として至極当然な考えですが、自分の命は自分で守らないといけません。
しかし、なぜか最近の日本人は非常に自分の命に無責任です。

自転車の事故として、2008年、ビアンキのサスペンションフォークが走行中に破損して乗車していた60歳の男性が重大な後遺症(全身麻痺)を負ったという痛ましい事件がありました。
法的に誰に罪があるかなどの問題に関してはここでは触れませんが、当該車両はサビによる著しい腐食が確認されています。

この事件の問題の核心はいくつかあります、63歳にもなろう人生経験豊富な人間が、
「メンテナンスしていないボロボロのサスペンションフォークが壊れるかもしれない」
ということを考えず乗り物に乗っていたということが一つ挙がります。
もう一点挙がる核心が、サスペンションフォークの整備は専門のところでしか出来ないということです。街の小さなママチャリ屋さんじゃ出来ません。
現在はスポーツ車を扱っている自転車屋さんでも、メーカーに送らないとフロントフォークは修理できません。この事件と前後して、サスペンションフォークを取り扱っているメーカーはショップでの分解修理を禁止しました。勝手に開けられて、重大事故が起きて、また社会的信用を問われて、賠償金を払うとなると、たまったものじゃないですからね。サスペンションフォークは構造自体はさほど難しいものではないのですが、部品の規格が様々で小売店ではどのフォークにどの部品が適合するかの判断が難しい場合も少なくありません。

「数年で錆びて大事故を起こす可能性のある乗り物を製品として流通させることは問題じゃないのか?」
という話になりますと、世界から自転車は消え去る他ありません。全く錆びない自転車というのはちょっと聞いたことがありません。

自転車に限らないブラックボックスの増加②

そう言った経緯でサスペンションフォークはブラックボックスとなってしまいました。中身は分からないが、一定の機能を果たしてくれる謎の物体。
しかし、サスペンションフォークに限らず、我々の生活は、今や大半のものがブラックボックスです。

例えば、スマートフォン。スマートフォンの仕組みなど一般人で分かる人はだれもいないでしょう。通話ボタンを押している時には、相手に声が届いていると信じていますが、プログラムを書き換えれば、一定時間毎に音声をどこかに送信し続けるということも可能ですし、GPSで位置の特定も可能です。
かと言って、スマートフォンの仕組みを分解して理解するわけにもいきません。中身が分からない、得体の知れないながらも、便利なので信用して使い続けるより他ないのです。

大昔はブラックボックスはさほど多くはありませんでした。原始的なものは誰にでも分かる原理で動いています。たとえば、井戸から水を汲む滑車なんかは調子が悪くなれば、滑車が悪くなっているから少し直そう、とそれだけのことです。稲刈りの鎌だって、切れなくなれば砥げば良かったです。ちょっと複雑な機織りの機械だって、長年使っているおばあさんなら簡単な修理くらいは出来たでしょう。
技術が進むにつれて、複雑なものが増え、修理するのに専門的な能力を必要とするようになり、物は壊れないのが当然、壊れても周囲に危険がないように壊れるのが当然、壊れれば新品に変えれば良いというのも当然となって行きました。

得体の知れないブラックボックスを妄信的に信じざるを得ない時代です。

Amazonなどのインターネット通販の問題

インターネット通販の問題はそういうところにあります。得体の知れないものを妄信的に信じざるを得ないという問題です。
中身の見えない販売者から商品が送られてきます。
そして、その製品を原理的な中身は分からないまま、安全だろうと信じて使う他ありません。
もちろん、危険な商品を販売する業者の場合、悪い評判なども出て来ますし、amazonの場合はある程度、そういう業者は規制します。レビュー機能もあります。しかし、僕はこれまでの人生でamazonの中の人に会ったことはありませんし、信頼できる人かも分かりません。
いかに優良な業者でもミスする可能性というのは必ずあります。

実売店の場合にも人間なのでミスをする可能性はありますが、購入後の点検をしてくれる場合が多いです。困ったり、怪しいと思った時には直接聞くことも出来ます。

自転車の内側というのは乗る人にはブラックボックスであることはどちらも同じですが、実売店の場合、ブラックボックスの中をイジれる生きた人間に直接修理、点検などを頼めます。ただ闇雲にブラックボックスの中を信じるよりより、遥かに信頼は出来ます。

まとめ「自転車は自転車屋さんで」

インターネットの普及、発展は目覚ましいものがありますが、乗り物の不備は命に関わる問題ですので、やはり専門家である自転車屋さんから直接購入することが安心です。
特にママチャリじゃないスポーツ車の場合、速度も出しますし、頑丈さよりも走行性能のため、定期的なプロによる点検を前提とした軽量化した製品も少なからずあります。
防犯登録の問題から少しずれましたが、様々なことを含めて考えると、自転車をインターネット通販で買うのはもう少し時代が進むのを待ってからの方が賢いかもしれません。しばらくは、まだ自転車は自転車屋さんで買うのが無難なようです。

 - 自転車 購入, 自転車全般, 防犯登録 盗難