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自転車のスプロケットの外し方

      2016/11/25

自転車のスプロケットの外し方

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
自転車の後ろのギアのギザギザ、あれの正式名称をカセットスプロケットと言います。外し方が分かると、掃除の時や、複数のホイールを持っている時に便利です。
今回は自転車のカセットスプロケットの外し方のおはなしです。

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自転車のスプロケットの外し方①

まず、注意点からです。
整備やカスタムは基本的にお店でしてもらうのが安全です。自信がないときには必ず自転車屋さんにお願いして下さい。
特に昨今はネットで得た知識だけで全て何とかしようという人がいますが、万が一、事故を起こした場合、巻き込まれた人が大変です。ネットだけじゃなく、必ず一度は購入したお店などで作業を横で見せてもらうなどして、生での経験を積んで下さい。

さて、それではスプロケットの外し方です。
基本的にシマノ用カセットスプロケットについて説明していきます。
必要な道具から説明します。

・スプロケットリムーバー
二本一組で使います。片方はチェーンがだらんと付いていると思います。
もう一本は短い棒と、何かにはまりそうな溝がついているでしょう。柄が一体で付いている場合と、柄は付いていなくてモンキーなどを使うタイプがありますが、基本的には棒を差してギザギザを引っ掛けて回すという使い方です。シマノ用、カンパ用でギザギザが違います。
ものによりますが、セットで3000円くらいでも売っています。

・軍手
手が汚れるのは良いですが、怪我すると痛いので手袋をはめましょう。軍手なら汚れても良いので心置きなく使えます。

・トレイ
外したスプロケットを入れるのに使います。部品がなくなると困ります。また、踏ん付けて壊れても困ります。どんな作業でもトレイは一つ用意しておいた方が良いです。100均のキッチン用アルミトレイなどで構いません。

・パーツクリーナーと布
せっかく外すので掃除したいと思います。パーツクリーナーと布、あるいはペーパータオルを用意します。出来れば歯ブラシなどがあっても良いです。トレイにパーツクリーナーを溜められるようにしておけばエコです。

自転車のスプロケットの外し方②

それでは外していきましょう。
まずは後輪を外しましょう。
後輪を外すときのコツは、ギアをインナートップ、前を内側、後ろを外側に入れます。こうするとチェーンがだらんとするので、楽に外れやすいです。
車体をひっくり返しといた方が楽でしょう。Aスタンドはホイールで支えるので後輪を外す作業には使えません。

後輪が外れたらクイックを抜いて下さい。ぐるぐるねじればクイックは外れます。
ギア側のクイックが刺さっていた穴に、スプロケットリムーバーの棒をさして、ギザギザを噛ませます。かかりが浅いとネジ山がなめて二度と直らなくなるのでしっかり奥までどうぞ。
油で汚れてゴミだらけでささりにくいという場合はつまようじなどで掃除してください。絶対にパーツクリーナーブシューは駄目です。ホイールの中にクリーナーが入ると、自転車屋さん行きです。

ささってもまだ回さないでください。
回す向きは正ネジですので、向かい合って反時計周りです。
逆にまわすとしまります。力いっぱいしめると、ネジ山がなめて二度と直りません。最悪ホイールごと買い替えです。

この状態では正しい方向に回してもくるくる空回りすると思います。

そう、ホイールはペダルを逆回しすると空回りするよう出来ていますので、このままではスプロケットのネジを緩めることはできません。
そこで、スプロケットリムーバーの片割れ、チェーンがだらーんとした棒を使います。

だらーんとしたチェーンをカセットスプロケットの歯にかけましょう。これでくるくる空回りしないように抑えます。
どの歯にかけるかはメカニックさんによっても諸説ありますが、個人的には内側から3,4番目辺りがやりやすいです。しっかりかかっていないとギアの歯が欠けることもあります。気を付けて下さい。

だらーんチェーン工具で固定した状態で、棒の付いた方の工具をしっかりスプロケットのキャップのギザギザに掛けて回しましょう。
ちょっと力がいります。力を入れやすい位置があります。僕のここでの記事は写真が付けられないので、どこかでググるか、自転車屋さんで見て来て下さい。あるいは直接教えてもらって下さい。

自転車のスプロケットの外し方③

ぐるっと回れば、後はくるくる簡単に回ってキャップが外れます。
あとは、手で引っ張ればスプロケットは外れます。
外すといくつかのパーツにバラバラになるので、なくさないようトレイに入れましょう。慣れない内は、外した順番通りに置いておくと戻すときに楽です。裏表もちゃんとしとくとさらに楽です。
ホイールの一番内側に薄い輪っかがある場合は大事ですので、なくさないようにしましょう。
はめる時には必ず元付いていた順番で、元付いていた場所に戻しましょう。

後はパーツクリーナーでごしごし洗ってあげましょう。
ぴかぴかになって感動すると思います。

自転車のスプロケットの取り付け方①

さて、外すのは意外と簡単です。問題は取り付けです。
これは間違えると事故につながりますので、慎重にしてください。分からなくなってしまった場合は、自転車屋さんに行ってお願いするしかありません。

いじれないのにいじると、自転車屋さんで叱られることもあります。安全に関わることについては、自転車屋さんって結構叱られることがあります。自転車屋さんは、世の中の自転車が安全に走るという責任をいくらか背負っている職業ですので、ある程度仕方ありません。お金を払えば良いというわけではないです。基本的に正当な理由、自転車を乗る上で守らないと世の中の迷惑になってしまうルールを破っている時には叱られます。でも、あまりにも叱られて不愉快な場合は、店を変えるのもアリです。合わない店に通うのは、店員さんもお客さんも不快です。
ただ、基本的にはきちんとした理由で叱られている場合がほとんどですので、まずは冷静に考えてみて下さい。
あなたの大事な人が整備不良の自転車にひかれたら悲しいですよね。そういうことを考えてみて下さい。

いじること自体は一切問題ないのですが、いじれないのにいじるのはご法度です。

はい。そんなわけで、イジって直せなくなると何かと面倒です。
だからトレイを用意した方が良いのです。
必要な場合は、元の形に再現できるようにバラす前にこまめに写真を撮るのも良いです。

自転車のスプロケットの取り付け方②

だいたいの法則が分かったら、実際にやってみましょう。順番があります。
1.ギアをトップ、一番外側、重い方に入れます。
2.ペダルを回します。この時点でリアのギア周りからチッチッチッなど音がする場合はワイヤー以外に原因があることがあります。自転車屋さんに持って行きましょう。
3.1段軽くします。正常にシフトチェンジするなら、順にどんどん軽くしていきます。問題なければ問題ないです。
4.軽くする方への動き、チェーンがホイール側に移動していく動きが遅い場合は、ワイヤーを張ります。ちょっとずつ張っていくといずれ良いとろこに入ります。
5.張り過ぎてしまうと、重くする方への動き(アウターへの移動)が遅くなります。その場合は、ワイヤーを緩めます。

ざっくりした説明ですが、そういう流れです。ちょうど良い張り量になったら完了です。
詳しいことはYouTubeででも探してみてください。

自転車のスプロケットの取り付け方③

リアディレイラー以外のワイヤーも基本的には工具無しで調整が可能です。
フロントのディレイラーは、ハンドルの周辺か、ダウンチューブのケーブルガイドのところにワイヤーアジャスタ、手で回せるぐるぐるがついています。フロントは、張ると外に動き、緩めると内側に動きます。

ブレーキの場合、ロードバイクであればブレーキキャリパーからワイヤーが出ている箇所、クロスバイクなどのVブレーキであればブレーキレバー側のワイヤーの付け根に調整ぐるぐるがあります。アジャストボルトとか呼びますが、覚えやすく調整ぐるぐると呼んでしまうと分かりやすいと思います。
ブレーキの方も基本原理は同じです。アウターワイヤーが伸びてインナーワイヤーを張ります。
ブレーキワイヤーは張れば、引きしろが小さく、つまりブレーキが早くかかるようになり、緩めればタッチが深くなります。

ただし、調整ぐるぐるはあくまで微調整用です。
どんどんワイヤーが伸びて来ると、アウターワイヤーの伸縮の調整ぐるぐるだけではどうにもならなくなります。こうなると、インナーワイヤー自体を張りなおす事になりますが、インナーワイヤーを張りなおすには六角レンチを使う必要があります。
工具の必要な作業は安易にしない方が良いの法則が出て来ます。

自転車のスプロケットの取り付け方④

それでも、調整ぐるぐるの原理、つまり張ればどっちに動くかなどが完全に理解できていれば何とかなるかもしれません。ただ、ワイヤーがそれだけ伸びているということは劣化もしています。交換が必要かもしれません。
プロのメカニックとアマチュアのラインの一つに、消耗品の度合いの判断が出来るかどうかということもあります。
調整ぐるぐるで調整しきったら、一度きちんとした自転車屋さんで調整してもらうのも良いでしょう。ある程度、きちんとした店の場合、アフターサービスの無料点検の範囲内でしてくれるところも多いです。

自転車のスプロケットの取り付け方⑤

何となくディレイラーをイジって壊すポイントは、ディレイラーについているプラスドライバーで回せるネジです。
これを適当にいじると、ディレイラーがホイールに巻き込まれる可能性があります。高速走行中にこれが起きると大事故につながる可能性があります。
あのプラスネジは、一番最初、車体を組む時にいじるのと、ホイールを交換した時にほんの少しいじるかもしれないというだけで、あとは基本的にいじらないネジです。
普通に日々のメンテナンスの中でいじることはまずありえません。
原理と構造を理解していればいじること自体は難しくないのですが、あのネジが原因で起きる可能性のある故障は事故につながる可能性があるんです。

そう考えるとあのネジはプラスじゃなくてトルクス(六角の星型バージョンみたいなボルト)なんかの一般の人や初心者の人はもってないという工具じゃないといじれないっていう風にしとけば良いようにも思うんですが、それこそ大昔からついているネジですし、プラスの方がいじれる人には都合が良いです。昔は自分の自転車のメンテナンスは一通りすべて自分で出来るようにしておくという時代がありました。そういう時代にはプラスの方が良かったんでしょう。
ただ、今は頻繁に調整しなくてもあまりずれなくなったので、ユーザーが個人で調整する必要はほとんどなく、定期的に自転車屋さんで点検してもらうという時代になりつつあります。
もちろん、専用工具やトルクスなどの少し珍しい工具というのは、強いトルクをかけないといけない場所に使われるというのが本来のありかたですから、ディレイラーのあのネジはプラスネジで良いということでもあるのですが。

まあ、ネジ関係、工具を使う場所は、簡単そうに見えても、意味、原理が分からないところは触らないというのが鉄則でしょう。
これはプロのメカニックでも徹底しています。分からないところは、必ずさわる前にマニュアルを探したり、メーカーに問い合わせて原理を理解してから触ります。
事故につながると責任を負わねばなりませんからね。

ホイール間のカセットの付け替えの注意

はて、ギアの修理の話でしたが、最終的にディレイラーのワイヤーの張り量調整の話ばかりになってしまいました。
実際には、ギアの不調はディレイラー以外に原因があることもあります。チェーンの伸び、カセットスプロケットの摩耗、ホイールが単にまっすぐ入っていないだけなど。また、ワイヤーの劣化で中で切れかかっている場合もあります。
すぐれたメカニックは少し触っただけで、それらいくつもある原因のうちから最有力候補をいくつかピックアップして修理します。目視や音、タッチの感触などで即座に判断します。正確なのは当たり前で、その上速いです。優れたメカニックは自転車の声が聞こえます。やはりプロっていうのはすごいです。

まとめ「ハイリスク、ハイリターン?ローリターン?」

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