ロードバイクの車載用キャリアを自作してみる?

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
ロードバイクを車に積む時に上手く積む方法が無いかなというのは誰しも思ったことがある問題でしょう。そのまま横倒しで積むという方法や、周りが汚れないように輪行バッグに入れる人。やり方は様々です。
今回は自作の車載用キャリアを使って車に上手く積む方法を考えてみます。

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車載用キャリアを自作するためにあるの?

今回自作しようという車載用キャリアは、後ろの荷室の中に入れて使うものですね。前輪を外してフロントフォークを固定することで立てるというタイプのキャリアです。メンテナンススタンドなんかでも多いですよね。今回のトップの挿絵の写真のようなタイプのものですね。
ただ、このタイプのメンテナンススタンドは買うと意外とお値段します。
今回、僕らが求めているのは前輪を固定してくれればそれでOKです。
そんなわけで、輪行袋で有名なオーストリッチが出しているフロントフォーク用エンド金具(エンド幅mm)というアイテムを使います。1000円くらいで手に入ると思います。輪行でこれを使っている人っていうのは滅多に見たことがありません。リアはみんな使うんですが、フロントって飛行機輪行なんかで使う人が時々いるくらいでしょうか。
要はホイールのハブの代わりの筒があれば、前輪はクイックレリーズで固定出来るわけです。
あとはこのオーストリッチの筒を何とか上手く車の中に固定する方法を考えましょう。

自作の時はとにかくホームセンター

要はこのオーストリッチの筒が5~10cmほど地面から浮いて固定されれば良いわけですから、何か支えになるアーム的なものがあれば良いわけです。
ホームセンターに行ってみましょう。多分、何かあります。オーストリッチ筒を実際に持って行ってサイズをいろいろ合わせてみると良いでしょう。
筒の外径を測るとだいたい11mm弱くらいでしたので、11mmの棒を固定してくれるアームみたいな物があれば良いわけです。
行ってみると丁度良いものがあります。タオルかけなんかを壁に作るに丁度良さそうなアーム。棚とかをDIYするコーナーにあると思います。別にそれ以外の物でもオーストリッチの筒を固定さえできれば何でも問題はありません。
ただ、11mmぴったりが見付かることは珍しいでしょう。
こういう時にはワッシャーを使います。ワッシャーは色々サイズがあります。オーストリッチの筒に合いそうな心ときめくものを選びます。
あとは、さっきのアームにこのワッシャーとオーストリッチ筒を接着剤あたりでしっかり固定します。もちろん、ワッシャー以外でも、固定さえ出来れば何でも良いのです。

自作に良いアイテムが無いときは木!

あるいは木材を2つ買ってきて、オーストリッチ筒に程良い溝を付けてやります。オーストリッチ筒が1/3くらいハマるような良い溝が掘れればベストですが、その辺の精度は各自の判断で良いでしょう。
この溝をつけた二つの木材でオーストリッチ筒を挟んでやって、釘かネジかでクランプしてやります。必要であれば何かしらの補強、金属板を左右に取り付けるなどしても良いでしょう。
木材の高さの分だけオーストリッチ筒が宙に浮くというわけです。

金属などの加工は一般の人には難しいですが、木ならホームセンターで好きなサイズに切ってもらえますし、ちょっとした溝くらいなら頑張れば掘れるでしょう。
木材も上手く使えばしっかりと固定してくれます。
ただ、面倒なので基本的にはホームセンターで丁度都合よくぴったり合ってくれそうなアイテムを探すのが一番ですね。探すのも楽しみの一部でしょう。

ロードバイクの頭が天井に当たらないよう

さて、宙に浮かすためのアームが見付かったら、あとはそれの土台を探しましょう。
これは割と何でも良いです。倒れるとしたら左右に倒れるので、それを踏ん張るのに十分な幅の木の板などで良いでしょう。
問題になるのは車の天井の高さでしょう。ロードバイクの頭が天井に当たるようでは意味がありません。背の低い車で、どうにもこうにもロードバイクを真っ直ぐ立てて入れるのは無理があるという場合はそもそもに前輪固定式のキャリアは駄目です。
ギリギリの高さの場合、オーストリッチ筒の高さの調整が重要です。
いかに良いアイテムをホームセンターで見つけられるかが勝負のカギになります。あとは取り付け方ですね。縦に取り付けて駄目なら、横に取り付けて、土台の方を改造してやるというのもありです。
オーストリッチ筒を宙に浮かすのにちょうど良いアイテムさえ見つかってしまえば、あとはこっちのものです。
前のフォークを固定してしまえば自転車は非常に安定します。高さの関係で後輪を外す必要がある場合は、床とチェーンリングがぶつかるでしょうから、クッションでも入れるか、BBシェルを上手く支えるものを自作するか。まあ、何とでもなります。

車載キャリア=ロードバイク用スタンド

この車載キャリアが作れれば、ロードバイクのメンテナンス用のスタンドも自作出来ます。
車載キャリアの場合は、出来るだけ高さは低いほうが良かったですよね。メンテナンススタンドの場合、作業しやすい高さが一番良いですね。椅子や台なんかの丁度良い高さのものの上にオーストリッチ筒を固定してしまえば、あとはBBシェルを上手く支えるゴムでも付けてやればメンテナンススタンド完成です。
自分の自転車さえメンテナンス出来れば良いので、市販のメンテナンススタンドのようにBBとフロントフォークの距離を変えられるような機構は必要としません。背の低い本棚の上にオーストリッチ筒とBBを支えるゴムを良い位置につけとくだけでも良いわけです。
市販のフロントフォーク固定型メンテナンススタンドは結構値段します。値段するだけあって、安定感や高さの調整、移動の容易さなど、さすがの機能ではありますが、自宅でちょっとイジるという程度であれば、自作のものでも十分でしょう。

フロントフォーク固定式のスタンドは車体の安定感が高く、特にBB周辺の作業をする時に便利です。
メカニックによっても好みは違いますが、トップチューブをクランプして(掴んで)吊るタイプのスタンドより安定感があるため、フロントフォーク固定式のスタンドの方が好きな人も多いです。トップチューブをクランプするタイプのスタンドはフルカーボンの車体の場合、カーボンの部分を力を掛けて挟み込むのでBBを外す時など力の掛かる作業ではあまり使いたくないですね。

ロードバイクはどこが強いかを考える

車載キャリアとしては、前輪を外してフロントフォークを固定する方式が高さも抑えられて綺麗に積みやすいということで有利です。
メンテナンススタンドとしても安定感があり優秀です。
それでは、ディスプレイスタンドとしてはどうかというと、やはり優秀だと思います。前輪の着脱の手間はありますが、安定感があり、高さが抑えられるというメリットはやはり嬉しいでしょう。

ただ、ディスプレイスタンドの場合、出来れば前輪などは外さず、すぐに固定出来るという物が一番ありがたいでしょう。
スペースの問題としても、高さよりも抑えたいのは専有面積でしょうから、縦型で置けると嬉しいですね。基本的にはL字型のホイールのハマる溝があれば、そこに引っ掛けておけば自転車は立ちます。左右に倒れないように踏ん張れるだけの幅の支えを付けておけば問題ないです。縦にする場合もL字の縦を長くしてやって、前輪を固定出来るようにしておけば十分でしょう。

自転車にとって強い部分というのを考えると、自転車関係のDIYというのははかどります。フロントフォークはホイールを固定する部分については非常に強いです。ホイールは全体重を受け、路面からの衝撃に耐えられる強い部品です。
市販の縦置きのスタンドでは、前輪を固定するんじゃなくて、クランクで固定するという方式もありますね。クランクもやはり強い部品ですね。

外で自転車を壁に立てかける時に上手い人は後輪を当てます。後輪は強いですし、後輪を立てかける=後輪が回らない=ズレる可能性が低いです。やや慣れた人はサドルとハンドルを当てて立てかけます。サドルは人間が乗っても壊れないので強い部品ですし、割と気楽に交換可能な部品です。初心者の人はフレームを当ててしまいます。フレームを当てて壁に立てかけると、風などでずれた時にフレームがガリガリ君します。
自転車で弱い部分はフレームだとシートステーでしょうね。転倒してシートステーをぶつけると破損する場合が多いです。STIレバーやディレイラーなどの可動部も弱いですね。
強い部品、弱い部品、少し考えれば分かるのですが、意識してみないと気付かないものです。

まとめ「市販も良いけれど自作も楽しい」

ロードバイクの車載キャリアの自作の話から、スタンドの自作など。自転車の周辺アイテムのDIYの話でした。
DIYは楽しいですよね。実用性があるかないかは別の話として、創意工夫が楽しいです。自分ごのみに作れれば、市販品と違ってピッタリのサイズでの製作も可能です。
ただ、車載キャリアでもルーフキャリアなど、事故が起きると危険なものの自作はやめておきましょう。パーツについても、サドルバッグなどの自作は良いかもしれませんが、3Dプリンタでステムを作ったりなどは当然ですが壊れた時に危険です。走行に直接関係のあるものの自作は危険です。
壊れても周囲に迷惑が掛からない、怪我につながらないという範囲のものをDIYすると楽しいと思います。