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減価償却は?自転車の事故、盗難、ロードバイクの場合

      2017/01/23

減価償却は?自転車の事故、盗難、ロードバイクの場合

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
事故や盗難にあうと、自転車の時価がいくらくらいかということを保険屋さんや警察などに聞かれることがあります。
その時によく聞く言葉が減価償却。
はて、自転車、ロードバイクにも減価償却というのはあるのでしょうか?

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そもそもに減価償却って何なの?

そもそもに減価償却って時々聞く言葉ですけど、何なのでしょう?

自転車屋さんを例にして考えてみましょう。
例えば、お客さんの自転車の修理のために値段の高い工具を買いかえます。これは経費として申請すれば、税金がいくらか安くなります。ただ、この工具は5年くらい使うとしましょう。そうなると、買った年だけ経費で落ちるより、5年間均等に経費として落ちてくれる方が自然です。
工具だと一般の人には分かりにくいですね。社用車として200万円くらいの自動車を買うとしましょう。購入した年だけ200万円経費が落ちると、その年だけやたら赤字になってしまって何だか変なことになるっていうことです。
そんなわけで、200万円の社用車なら耐用年数を設定して、「一年いくらずつ経費で落ちますよ」という風に出来るわけです。
これが減価償却です。要は会社の資産を分割払いのように扱うわけです。

なので、本来は保険などで使うより、税金などの申告などで使うことが多い言葉のようです。金額がある程度大きく、使っていくうちに消耗していくものの資産価値をうんたらこうたらの言葉というわけですね。詳しいことは法律屋さんに聞きましょう。

自転車、ロードバイクにも減価償却があるの?①

はて、減価償却の何となくのイメージが掴めたところで、ロードバイクにも減価償却があるのか、という問題になります。

自動車の場合、減価償却はありますね。
というのも、エンジンは明確に疲労していきます。走れる距離などはだいたいですが決まっています。
工場などの設備もそうですね。使っているうちに消耗していく部品というものが必ずあります。
自転車の場合、どうでしょう。
やはり自転車にも消耗部品はありますね。たとえば、タイヤやチェーン、ブレーキなどは分かりやすいですね。
しかし、フレームやクランクと言った部品に関しては非常に長い期間使っていればいくらか消耗もしますが、数年単位での消耗部品という性格は薄いです。
また消耗部品に関しては最近交換したというものもあるでしょう。

ですから、事故をして保険屋さんがいくら払うという時に、ホイールやチェーンなどとフレームを全部一緒に一つのモノとして「減価償却」という言葉のもと、◯年経過してるから◯%分の値段ですね、と提示されると困ってしまうわけです。
では、パーツ毎に◯%の値段ですねと言われても、修理の際には工賃も掛かりますので、そういった諸々のことを考慮してもらわないと困ります。

また、年数で提示されても、自転車の場合、月に一度しか乗らないという人も少なからずいますし、逆に毎日朝練で乗るという人もいます。メンテナンスの頻度なども人によって全く違います。
スポーツ自転車に関しては明確な減価償却の基準などは決まっていません。

相手の保険屋さんは、支払う金額を出来るだけ少なくしたいので、減価償却という言葉を使う場合もあるでしょうが、きちんと、
「ロードバイクにはエンジンが付いていないので自動車と同じ基準で年数での減価償却を考えられると困ります。事故の前の状態に復帰するのに必要な費用については専門の自転車屋さんに査定してもらいたいです」
ということを伝えた方が良いでしょう。

そうは言っても、5年乗った自転車に新品同様の金額を出してもらうというのは少々難しいかもしれません。

自転車、ロードバイクにも減価償却があるの?②

ロードバイクで事故をしたら、どの部品が壊れているかを自転車屋さんに見てもらいます。事故によって何が壊れているか、事故前の状態に復帰するのにどの程度の費用が掛かるのか見積もりを出してもらいます。

ただ、スポーツ用自転車の場合、ある程度以上の事故であれば店は全損と判断する場合が多いです。
というのも、自転車には安全基準に関する決まりが特にないからです。
自動車の場合、車検など、国が定めている条件を満たしていれば安全であるという基準があります。
自転車屋さんは専門家として安全に走れるかどうかを見極めねばいけません。責任があります。
極端な話ですが。
「外から見た限り、多分、大丈夫だろう」
という基準で判断して、その一週間後、自転車が破損して死亡事故などにつながった場合、自転車屋さんは責任を問われます。

外見上問題なくても、内側が壊れているかもしれないのを調べるには、専門の非破壊検査などに出す必要があります。
しかし、専門の非破壊検査を依頼すれば、新品の自転車が買えるくらいの金額が掛かります。

そういう事情があるので、特に速度の出やすいスポーツ用自転車に関しては自転車屋さんは全損という見積もりを出す場合が多いです。

ロードバイクと普通の自転車の違い

事故と保険についての話は実にケースバイケースですので、一概にこうだとは言えません。
例えば、保険屋さんの担当の人が偶然プライベートでロードバイクを乗っていれば自転車の方に有利に話が進むこともありますし、或いはロードバイク関連の事案を何回か経験しているかどうかというのも重要でしょう。
実際、数年前と現在では全く違います。
数年前、ロードバイクを趣味で乗っている人は今ほど多くはなかったので、やはり保険屋さんもロードバイクの値段などの相場はよく分かっていないということも多かったようです。事故発生件数も少なかったため、自転車屋さんで全損の見積もりをもらえば、特に減価償却などの話もなく、すぐに提示された金額通りの保険金をもらえたという話も何度か聞いたことがあります。
しかし、近年はロードバイク人口も事故件数もある程度増えたためか、ロードバイクでも減価償却という言葉が使われることも増えつつあるようです。

ロードバイクの事故と普通の自転車の事故での違いは、車体の金額です。
事故でママチャリが壊れたという場合、高くても5万円程度。その程度の金額で話がスムーズに解決するなら払ってしまおう、という話になりますよね。
しかし、ロードバイクだと50万円です。50万円の支払いとなると、ちょっとした軽自動車なんかの話になります。
さらに、事故発生件数が増えれば、すべての事故に関して全額新品の値段を払おう、とはなりません。

自転車で一番大事なのは事故しないこと

もしも、事故してしまったら、後からはどうしようもないので仕方ないですが。
やはり、事故しないというのが一番大事でしょう。
もちろん、注意していても事故してしまうことはあります。
しかし、残念ながら、現在のロードバイクの走り方を見ていると、いずれ事故を起こすだろうなという人が多いです。
まず、市街地でトレインを組む人たち。自動車でも必ず車間距離を取りましょうというのはルール、マナーです。公道はサーキットではありません。風の抵抗を減らしたい、楽をしたい、あるいはレースの時の練習のためにトレインを組むのでしょう。しかし、やはり公道でのトレインは安全とは言い難いと思います。
交差点の前後での追い抜き。これは自転車が追い抜くというより、自動車の方が追い抜きをかけて来ますね。追い抜いた後に左折しようとする車もいます。停止している時に車をすり抜けて前に出る自転車もいます。駄目とは言いませんが、安全とは言い難いですよね。

もちろん、誰も悪意はないでしょう。
道路はみんなのものです。
お互いに事故にならないような走り方というのを心掛けたいところです。

まとめ「減価償却や交通ルールなどは曖昧なところも」

ロードバイクの減価償却や保険の話でした。
ただ、途中でも何度か書きましたが、事故や保険に関してはケースバイケースです。どういう事故かによっても違いますし、相手や保険屋さんによっても違います。
どうしても困った、何とかしたいという人は交通事故に強い法律屋さんにお金を払って依頼するしかありません。
ただ、法律屋さんに依頼すると結構な金額になるので、特に怪我などがなければ、自転車の金額についてはある程度のところで折り合いを付けるのが現実的かもしれません。

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