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自転車安全整備士ってどんな資格?試験問題は難しいの?

      2016/11/25

自転車安全整備士ってどんな資格?試験問題は難しいの?

自転車安全整備士という資格があるのはご存知ですか?自転車に乗っているからには少し気になる資格です。メンテナンスなど考えた時に、この資格があったら何か便利なことがあるのでしょうか。資格というからには試験があるのでしょうが、試験問題は難しいのでしょうか。
今回はそんな疑問についてお話を進めていきたいと思います。

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自転車安全整備士ってどんな資格?

自転車安全整備士ってどんな資格なのでしょう。調べてみたところ、「自転車の点検・整備のほか交通安全指導を担う資格」なのだそうです。具体的には自転車の点検・整備をして、その安全性を確認した自転車に「TSマーク(傷害保険・賠償責任保険付)」を添付し、交通安全指導を行います。この「TSマーク」というのは自転車安全整備士資格保持者でなければ添付できないそうです
専門店であるサイクルショップや大手量販店の自転車販売部門の店員さんなどになるためにはもっておいた方が有利な資格のようです。ちなみに「自転車技士」という資格もあり、これと「自転車安全整備士」の2つの資格はW資格を目指す人が多いため、同じ日に試験が行われ、実技試験は共通で実施されています。
ついでにお話ししておきますと、「自転車技士」は、自転車を販売する際に組立・検査、および整備をおこなう自転車専門の技術者の資格です。自転車の安全性を保障する「JISマーク」、「SGマーク」、「BAAマーク」のついた自転車は、自転車技士が最終的な組立や点検調整を実施することが定められています。自転車技士の資格は5年ごとに更新が必要です。

自転車安全整備士と自転車技士ならどちらをとる?

注目が高まりつつある自転車に関する資格2つ。「自転車安全整備士」と「自転車技士」どちらを取得した方がいいのでしょうか。その違いから検証してみましょう。
まず資格の認定団体が違います。自転車技士は「財団法人 日本車両検査協会」というところで、自転車安全整備士は「公益財団法人 日本交通管理技術協会」というところです。受験資格はどちらも同じ条件です。「18歳以上であること」「自転車の安全利用に関しての指導と自転車の点検整備について2年以上の実務経験があること」となります。この条件から見ると、専門のサイクルショップや大手量販店の自転車販売部門の定員さんなど、すでに働いている方も資格取得を目指せるようになているようです。試験日程は年1回実施が通例となっているようで、毎年8月頃のようです。費用はW受験の方も多いようで、自転車技士あるいは安全整備士の片方のみ受験の場合と、双方受験の場合の金額が明示されています。(片方受験の場合は18,900円、双方受験の場合は26,250円です。)
受験する際の科目に共通するものがあり、W取得が出来るよう整備もされています。その資格が行使できる役割もそれぞれにあるので、どちらを取得するか、よりは余裕があれば両方取得した方が良さそうです。

自転車安全整備士、試験にはどんな問題が出るの?①

自転車安全整備士の試験は、実技・学科・面接です。実技もあるのですね。そのための「2年以上の実務経験者」という条件なのかもしれません。実技の試験内容としては「自転車の点検および整備の技術(自転車技士試験と共通)」とあります。自転車技士の試験科目内容を見ても、実技の欄には同様のことが記載されています。学科に関しては「自転車の構造・整備に関する知識、安全に関する知識となっています。自転車技士の方は「自転車の組み立て・検査・整備に関する知識」となっていますので、ここで住み分けされているわけですね。そして、自転車技士の試験科目にはありませんが、自転車安全整備士の試験科目にあるのが面接です。これは自転車安全整備士の資格において「交通安全指導を担う」という目的が入っているのでその力を試される試験科目でしょう。要項にも面接の内容は「自転車の安全利用に関する指導の能力」とあります。

自転車安全整備士、試験にはどんな問題が出るの?②

受験してみたい、と考えた時、どのような試験対策をとればいいのでしょうか。まず実技についてですが、指定された仕様の新車(市販のスポーツ車またはマウンテンバイク)を7分組の状態から分解、および組立を行う、という内容のようです。これはやはり経験が必要ですし、普段の作業を行う時に部品や組み立て方の知識をしっかりと頭に入れておくよう心掛けておくことが必要です。試験には工具一式が必須となります。自転車の新車一台も必要なようです。当日持ち込むものなどは事前にしっかりチェックし準備しておきましょう。
学科試験では、自転車の構造および機能に関する知識、自転車の点検整備に関する知識、自転車の安全利用の指導に関する知識についてが出題されますが、これには対策用の教材や問題集があります。実施団体のWEBサイトから購入することができますのでチェックしてみましょう。また、Web上でも過去問題・解答を見ることができます。事前にこちらで勉強し、過去どのような形で出題されたかなど傾向を見ておくと良いでしょう。
面接試験では、自転車の安全利用に関する指導の能力が問われます。こちらは実際のお客様を相手にわかりやすく説明できるかが焦点になってきます。これも実務経験がある方なら緊張せず出来るでしょう。

自転車安全整備士、試験問題の難易度はどのくらい?

気になるのは試験の難易度です。合格率から見てみますと、自転車安全整備士の近年の合格率は70%ほど、と比較的やさしいとされているようです。学科試験は100点満点中70点以上で合格、ということですから、やはり過去問などで傾向をしっかりつかんで対策をしておけば問題ないと思います。実技は減点方式で審査、ということです。減点数の合計が30点以下なら合格です。ただし、必須項目および未完成の審査内容の一つでも該当する場合は不合格となるようです。面接に要する時間は約5分で、「質問事項の理解度」「安全利用についての指導・助言力」及び「言葉使い・態度・その他」について、それぞれA(優秀)、B(良好)又はC(安全整備士として適格性を欠く)の3段階評価をし、更にこれを総合評価。総合評価のA及びBで合格となります。
ちなみに、自転車技士もみておきますと、こちらの近年の合格率は実技がおよそ67%、学科は77%ほどのようで、比較的やさしいと言えますが、実技がポイントになりそうです。その実技は自転車安全整備士の資格も共通の内容ですから、手順などをしっかりつかんでおきたいところです。
どちらの資格も、前年度の試験において、実技試験または学科試験のいずれかに合格すれば、次年度に限り合格科目が免除されます。自転車安全整備士の場合は面接もこの条件に入ります。どの科目ひとつでも合格したら、あきらめずに次年度もチャレンジした方が良いですね。

まとめ、自転車安全整備士の資格

自転車で通勤・通学する人、サイクリングを楽しむ人、レースにチャレンジする人は年々増加し、ブームというより定着してきた感じのある「自転車」。自転車が好き、自転車に関わる仕事をしたい、という方には是非取得して頂きたい資格です。
願書の申し込み受付期間は5月下旬から6月上旬ごろまでのようです。ちょうどその季節ですね。興味ある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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