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MTBのディスクブレーキってやっぱり効きが良いの?

      2017/02/17

MTBのディスクブレーキってやっぱり効きが良いの?

こんにちは、じてんしゃライターふくだです。
ディスクブレーキについて、どうなんだろうと思う人は多いですよね。

見た目はカッコいいし、効きも良い、MTB(マウンテンバイク)といえば、ディスクブレーキというイメージの人も多いでしょう。

また、町乗りで使うのに普通のクロスバイクにすべきか、ディスクブレーキのMTBにするかで悩む人もいますね。
やっぱり、山でも使えるほどに効きの良いブレーキなら安心なのかな、など。

今回は、そんなMTBのディスクブレーキに関するおはなしです。

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どうしてMTBはディスクブレーキなの?

そもそも、どうしてMTB(マウンテンバイク)には、ディスクブレーキがついているのかということを考えると、今回の問題は分かりやすいかもしれません。

山の中のトレイル(未舗装の登山道のような道)を走る上で、大事なことはいくつかありますが、ブレーキこそ一番重要でしょう。

というのも、止まれなかったら崖から落ちてしまう可能性がありますからね。
ディスクブレーキ、特に油圧タイプのものは、現在の自転車のブレーキでは最強の効きです。
さらに言えば、MTBでは、泥などでホイールが濡れる可能性が高いです。

ロードバイクなどのホイールの外周部、リムでブレーキをかけるタイプのものは、リムが濡れると格段に制動力が落ちてしまいます。
さらに、トレイルでは草や岩などもあります。

ホイール部分は、非常に地面から近いため、トラブルにつながる可能性もあります。
ディスクブレーキはブレーキをかける位置、ブレーキの制動を伝達するローター(歯)の部分が地面から高いということも、メリットの1つです。

MTBは、過酷なトレイルを走るために、ディスクブレーキを搭載しているんですね。

どうしてクロスバイクはディスクブレーキじゃないの?

そんなに性能の良いディスクブレーキを、どうしてロードバイクやクロスバイクは使わないんだろう、という疑問が湧いてくるでしょう。

ロードバイクの場合は、明確な理由があります。
プロレースでパンクしたときに、素早くホイールを交換するのが難しいからですね。

ディスクブレーキのホイールの着脱は、少々コツが必要です。
少しズレているだけでも、シャリシャリと異音がします。

また、ディスクブレーキは、ホイールやブレーキシステムの重量が出てしまいます。
あるいは、落車の際にブレーキローターで、選手がケガをする可能性も考えているのかもしれません。

ロードバイクのレースの場合、ディスクブレーキほどの制動力が必要ないということも、1つの理由でしょう。

トータルして考えると、レース機材としてのロードバイクでは、ディスクブレーキはデメリットの方が多くなってしまいがちです。

ただ、レースじゃなく信号のある普通の道では、ディスクブレーキの制動力は、魅力的だと感じる人もいるかもしれません。

そういう点では、町乗りのためのクロスバイクには、ディスクブレーキの方が良いと思う人も多いでしょう。
しかし、ディスクブレーキのもう1つの欠点は、値段がある程度かかるということですね。

今では、安いものもラインナップされていますが、安すぎるものを付けるなら、同じ値段でVブレーキの方が良いでしょう。

どうしても町乗りのクロスバイクの場合、予算の問題があります。
町乗りのための自転車に、10万円以上をすんなり出せる人は多くはないでしょう。

やはり、5万円から10万円の間となると、それなりのディスクブレーキを搭載するのは難しくなります。
また、ディスクブレーキは、アフターメンテナンスも少々厄介ということも問題です。

やっぱりMTBのディスクブレーキの方が効きが良いの?

メンテナンスや値段の問題はあるにしても、やはり、ディスクブレーキの効きは別格に良いです。

一度でも、きちんとしたディスクブレーキのMTBでトレイルを走ったことがある人は、ディスクブレーキ以外のMTBは嫌だと思うでしょう。
とにかく安心ですし、楽です。

ブレーキの効きが良いと、車体コントロールが非常に楽です。

コーナリングというのは、荷重移動とブレーキのタイミングです。
特にMTBでは、コーナーをスパッと曲がれると非常に気持ちいいですし、はたから見ていてもカッコいいです。

スパッとしたコーナリングとは、いかにガツンと減速が出来るかの車体性能がものをいいます。
もちろん、ブレーキ以外にも様々な要素はありますが、上手くなるほどブレーキはギリギリでかけて、一気に減速をかけてスパッと曲がりたくなるようです。

私は、MTBに関してはスパッと曲がれるほど上手くないですし、怖いと感じてしまいます。
それでも、いつでも自分の欲しい速度まで減速できるブレーキというのは、とにかく楽です。

ディスクブレーキじゃないカンチブレーキのシクロで、ちょっとしたダートを走ることもありますが、やはりコーナーの楽しさは、ディスクブレーキのMTBには遠く及びません。

それほどまでに、ディスクブレーキの効きは良いのです。

普通のクロスバイクのブレーキは効きが悪いの?

じゃあ、予算やメンテナンスの問題のせいで、クロスバイクに付いているVブレーキっていうのはイマイチなのか、という疑問も出てくるでしょう。

ディスクブレーキと比較すると、Vブレーキは効きは甘いです。
ずるずるっと、流れてしまうことがあります。

しかし、ロードバイクに付いているキャリパーブレーキより、Vブレーキの方が力はあります。
それでいて、ディスクブレーキのようなメンテナンスの厄介さもありません。

実際、私も旅に使う車体については、Vブレーキを使っています。
カンチブレーキでは効きが甘いし、ディスクブレーキだと、旅先での車体トラブルに対応しきれる自信がないという理由です。

Vブレーキは、優秀だと思います。

実際、ディスクブレーキが普及する前はMTBでもVブレーキでしたし、Vブレーキが出たばかりのときは、その効きの良さに感動した人も多いです。
旅に限らず、トレイルじゃなく町中で使うだけなら、Vブレーキは十分すぎるほどに、しっかり効いてくれると私は感じています。

昨今では、『Vブレーキ=安いクロスバイク』というイメージもありますが、Vブレーキというメカニズム自体は、決して悪いものではありません。

ただし、クロスバイクに最初から付いているものは、値段帯にもよりますが、少々チープなVブレーキも少なくありません。
やはり、Vブレーキも、ある程度の値段のものの方が安心感があります。

町乗りMTBかクロスバイクか

町で使うのに、安い町乗り向けのMTBか、それともクロスバイクかと悩む人もいるでしょう。
町中では、クロスバイクは最強だと思ってもらって問題ないでしょう。

MTBも悪くはないですが、トータルして考えると、やはりクロスバイクは優秀です。
クロスバイクはメンテナンスも楽ですし、金額も割とかかりにくく、補修部品も簡単に手に入りやすいです。

MTBは走りだけでいえば、町中でも段差を楽々で乗り越えられるし、ブレーキの効きも良いです。
太いタイヤが少々疲れますが、ある程度細いタイヤを履かせれば解決することです。

ただ、スタンドが付けにくかったり、雨上がりの日に乗る場合、泥よけが欲しいのですが、MTBに適合する泥よけが少ないということもあります。
やはり、MTBは元々山を走るためのものですので、トータルで考えると、町中ではクロスバイクより不利かもしれません。

どの程度のブレーキの効きが必要か

ディスクブレーキかVブレーキかで悩む。
あるいは、ディスクブレーキモデルのロードバイクにしようか、悩んでいるという人もいるでしょう。
結局は、自分がどの程度のブレーキを必要としているかが全てです。

市街地で通勤などして、ストップアンドゴーが多ければ、ディスクブレーキは便利です。
しかし、休日にのんびり遠くまで走りたいというなら、そこまでのブレーキ力は必要ないでしょう。

あるいはレースで使うなら、やはりディスクブレーキよりも、ホイールの選択肢も多く、軽く作りやすい従来のブレーキの方が今のところ有利でしょう。
効きの良さを取るか、メンテナンスなどの楽さを取るか。

どの程度のブレーキが必要かで、変わってくるんじゃないでしょうか。

まとめ「ディスクブレーキの方が効きは良いけど」

ディスクブレーキについて、サラッとですが考えてみました。
やはり効きに関しては、ディスクブレーキの方が良いですね。
ただ、それ以外の面でのデメリットがあるのも事実です。

技術もどんどん進歩しているので、もしかするとディスクブレーキのデメリットも、ほとんどなくなる日も遠くないかもしれません。

しかし、今のところトレイルに入ったり、雨の中でもガンガン乗るとかじゃない限りは、ディスクじゃない普通のブレーキの方が、トータルのバランスは良いんじゃないでしょうか。

もちろん、使い方にもよりますし、その人の価値観にもよるので、断言は出来ません。
悩んでいる人は、メリットとデメリットをもう一度よく考えてみると良いと思います。

 - クロスバイク, 自転車 ブレーキ