自転車のパンク修理について、相場とか、お店の対応とか…

気軽に近所の自転車屋さんでパンクの修理をしてもらう。ごく当たり前のことですが、修理料金やお店の対応、仕上がりの状態など、ネット上ではいろいろ物議を醸しているようで、なんだか気になりますよね。
私自身はこれまで様々な自転車屋さんでパンクの修理をしてもらってきましたが、一度も疑問に思うような場面に出会ったことがありません。
そこで、修理料金や工賃の相場、お店の対応など、いったいどんな状況なのかちょっと調べてみました。

自転車のパンク修理の料金、相場はだいだいどのくらい?

自転車のパンク修理の料金ですが、10年以上もしかしたら20年近く、ほとんど変わっていないというイメージです。

だいたい、どこで修理してもらっても1,000円前後、高くて1,500円くらいです。
それ以上のパンク修理費を支払った覚えはありません。

ネットでいろいろ調べてみても、だいたい1,000円前後が相場のようです。

全国どこでも、ほぼ似たり寄ったりといった状況です。
そんなに安くもなければ、高くもないのではないでしょうか。

たぶん自転車屋さんとしてみれば、パンクの修理というのは、地域で生活する人たちへのサービスの1つのような気がします。

というのも、相場の上限の1,500円だしたとしても、修理に来る人がゾロゾロと行列を作って待っているという状態ではないでしょうから、1日何件かパンクの修理をしたところで食べていけるわけではないでしょう。

早ければ、10分程度でできるのに1,500円は高いと思う方は、少し考えてみましょう。

プロに頼む以上は、費用が掛かるのは当たり前のことです。
作業が速いということは、それだけの経験をこなしてきたということです。

時間がないときに、パンク修理を30分かけて1,000円掛かるお店と、10分 1,500円で修理できるお店とどちらに魅力を感じるでしょうか?

値段が高いのは、腕に自信があるからその価格設定にしているのだと思います。

費用=安心を買っていると思っていいでしょう。

自転車のパンク修理費が高いという人に、セルフなら相場は?

自転車のパンク修理、最近はセルフで簡単にできるパッチがいろいろ出ています。

パンクの修理料金が高いという人は、自分でやれば安上がりです。
手慣れた人ならものの10分から20分もあれば十分でしょう。

ただし、あなたの場合、時間はどれくらいかかるかは知りません。
1時間あるいは2時間、場合によっては半日、いや丸1日費やすことになるかも知れません。
何ごとも経験です。

一生懸命に汗水たらして奮闘してみることも大切なことです。

ということで、セルフの場合の相場ですが、パンク修理1回数円からできますが、だいたい100円から200円といったところではないでしょうか。

とりあえず最初に手に入れるキットとしての最安値は、100円ショップで手に入るパンク修理セットです。

以前は本当に100円で売ってました。

最近は200円か300円はするのではないでしょうか。

それにプラス消費税ということになります。

それでも中身は結構充実しています。
パッチは3~4枚入っていて、タイヤレバーやゴム糊、紙ヤスリがセットになっていて、パッケージの裏面には親切丁寧なパンクの修理方法が詳しく図解入りで書かれています。

このコストパフォーマンスの高さにはちょっと驚きです。

パンクの修理セットはホームセンターなどにもありますし、その自転車売り場にはタイヤをリムから外すための工具タイヤレバーやパンクの穴を塞ぐパッチやゴム糊など、いろいろバラ売りもしています。

タイヤレバーなどは何度も使えますので、最初に安いセットを買って、その後はパッチやゴム糊、紙ヤスリなど必要なものだけ買い足せば、コストはどんどん下がっていきます。

ロードバイクに乗る人たちならパンク修理は、メンテナンスの一つとして当たり前なので、1回のパンク修理の相場は多分10円とか20円なのではないでしょうか。

自転車のパンク修理、チューブやタイヤ交換なら相場は?

パンクの修理に行ったら、「チューブが寿命なので交換した方が良い」とか「タイヤが磨り減っていて寿命だから交換した方が良い」ということは結構あります。

ママチャリやシティサイクルなどの場合は、殆んどメンテナンスをせずに何年も乗っているという人が多く、ロードバイクに乗る人たちから見るととんでもない状態で乗っている人も珍しくはありません。

そんな限界を過ぎたような状態で乗っていれば危険なので、パンクの修理よりもチューブやタイヤを交換した方が良いでしょう。

工賃は、パンク修理でもチューブやタイヤ交換でも大して変わりません。

1,000円前後というところでしょう。

というのも殆んどやることが変わらないからです。

違うのはパンク修理の場合は穴を探す水調べやパッチを貼る作業をしますが、チューブやタイヤ交換の場合には、その作業がない代わりにタイヤの脱着作業があるというところくらい。

ここで、もし多少工賃が高くなることがあるとすれば、電動アシストの自転車や変速機内蔵のホイール、またディスクブレーキなどの場合です。
後輪の脱着に専用工具や手間がかかるため、多少料金が割高になり、2,000円から2,500円くらいすることがあるようです。

これにチューブ交換ならプラス1,000円から1,500円くらい。
タイヤ交換なら、4,000円前後から、高くて6,000円くらいでしょう。

ということで、工賃を含めてもチューブ交換なら2,000円から3,000円でできるでしょう。

タイヤ交換の場合は、基本的にタイヤだけでなくチューブも交換になるので5,000円から8,000円くらいになることもあるようです。

自転車のパンク修理、相場よりも気になるのお店の対応①

パンクの修理について、費用はどのくらいかかるのかお話してきましたが、ネットの掲示板やブログなどを見ていて気なったのが、お店の対応でした。

ネットやホームセンターで購入した自転車のパンク修理を、近所の自転車屋さんに持って行ったら受け付けてもらえなかった。

また、ホームセンターで買ったものなので2,000円も取られたということはよく聞きます。

お客さんを奪われた地域の自転車屋さんにとって、ある種サービスのようなメンテナンスだけ持ってこられても、割に合わないということでしょう。

気持ちは分からないでもありません。

本来、アフターサービスやアフターケアというのは販売したお店のすることです。

買う側の意識やマナー、常識ということも問われる問題なのではないでしょうか。

なんでも安く手に入るのなら、そちらで買うのは市場の原理といいたいのでしょうが、安く買うからにはそれなりのリスクも伴うということを忘れているのではないかということです。

そうしたリスクは自己責任で負うもの。他人に文句を言ってもはじまりません。

自転車のパンク修理、相場よりも気になるのお店の対応②

それよりも、ちょっと気になるのが、パンクの修理に持って行ったら勝手にタイヤ交換までされて、料金を請求されたというような事案がいくつか見受けられることです。

中には消費者センターに相談したが、契約書など明確に依頼内容を証明できなければ、勧告や注意をするすべがないということが書かれていました。

これが本当なら、「かなり嫌な世の中になったなぁ」という思いがしてなりません。

パンクの修理に行って、チューブやタイヤがもう限界なので、交換をすすめられるということは、よくあることです。

パンクを直したところで気休めにしかならないし、それよりもそのまま乗っていると危険なので、お店の人は交換をすすめます。

しかし、頼まれもしないことをやって、その費用を請求するというのは、利益に走りすぎています。

ただ、いろいろな書き込みを見ていくと、本当にそうなのか疑わしいものも結構あります。

何か意図があるのか、単に自分が思ったより高かったので腹いせに書いたのか、ちゃんとお店の人と話をしたのか、そこまではわかりませんが、何にしても書かれていることを簡単に鵜呑みにしないほうが良いでしょう。

まとめ、パンクの修理、頼む時はしっかりコミュニケーションを

自転車のパンクの修理について、相場やお店の人の対応などいろいろ話をしてきましたがいかがでしたか。

私がいろいろ調べてみた感じでは、大切なのはお店の人としっかりとコミュニケーションを取ることです。
相場より高いとか安いとか。

頼みもしないことをされて料金を請求されたとか。

いろいろな書き込みを見ましたが、最初にしっかりとコミュニケーションを取っていれば、そのお店の料金が高いとか信頼できるかなど、その時点で判断ができるはずです。

ちゃんと頼めば、そうそう間違いは起こりません。

自転車者屋さんでパンクの修理をしてもらうのは、ネットショップで物を買ったり、スーパーマーケットのレジでお金を払うのとは違うのです。

パンクをした時の状況や自転車の状態をお互いに見て、どうしたいのかちゃんと話をしましょう。

そうすれば、どうしたら一番良いのかお店の人もしっかり説明してくれます。

納得したら、それで頼めば良し、しないなら別のお店に行けば良いのですから。