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ロードバイクのホイール、メンテナンスのあれこれ

      2016/11/25

ロードバイクのホイール、メンテナンスのあれこれ

お気に入りのロードバイク、各パーツを長持ちさせるのはメンテナンスにかかっています。定期的に自分でチェックし簡単なメンテナンス作業ができること、これは非常に大切なことです。自分で及ばない部分はもちろん、適度なタイミングで専門店に持っていくこと。これが満足のいく走りをするために必要なことです。今回はホイールのメンテナンスについてお話ししていきます。

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ロードバイクのホイールの役割

ホイールの役割は、
「人間がペダルを漕ぎ、ペダルを漕いだ時に発生した出力を効率よく地面に伝えること(トラクション)」
「ちゃんと曲がれること(コーナリング)」
「しっかりと止まれること(ブレーキング)」

の3点です。
ホイール(及びタイヤ)は、力が伝達する最終的なポイントです。
トラクションにしても、コーナリングにしても、ブレーキングにしても、重要になってくるのが、ホイールの性能なのです。

ホイールの性能の基準として、「真円であること」「剛性が高いこと」「軽いこと」があります。

ホイールが、より真円から遠いほど、ペダルからの入力がきちんと出力されず(つまり、ちゃんと前に進みません)、ホイールの剛性が低いほど(極端に言えばグニャグニャなホイール)、或いは重いほど、加速しにくかったり、ちゃんと曲がらなかったり、しっかりと止まることができません。

ホイールの性能が悪ければ、他の箇所がどんなに優れていても、性能をフルに引き出すことはできないのです。

ロードバイクのホイール、メンテナンス時期

自転車のホイールは、大きく分けて「ハブ」「リム」「スポーク」の3つのパーツで構成されています。
各々走行を重ねるごとに経年劣化し、メンテナンスが必要になっていきます。

「ハブ」は、ホールの中で回転軸の部分です。
走行を重ねるごとに、回転軸を滑らかにするグリスが劣化しますので、新しいグリスを充填(グリスアップ)する必要があります。
ハブは、メーカによって構造が異なる為、メンテナンス頻度が変わります。
ホイールの回転が鈍くなった時が一つの目安ではないでしょうか。

「リム」は、ホイールの中で輪っかの部分です。
リムは、ブレーキシュー(ブレーキパッド)が当たる箇所で、磨耗により擦り減ります。
リムの厚さが1mm以下、距離にして5万km以上乗っていると、交換の時期の一つの目安となります。
分かりやすい目安としては、定期的に点検してリムが凹んできたらホイールの交換の合図です。
または、リムには「リム磨耗指示穴」という小さな穴があり、この部分が少なくなってきたらホイールの交換の合図となります。

「スポーク」は、ハブとリムをつなぐ部分です。
スポークは、接触や事故などの外的要因や走行を重ねることでのダメージの蓄積によって外れたり、破損したりします。
外れたり、破損する毎に、取り付け直しや新しいものに交換するといった対応が必要です。

ホイールメンテナンスに必要な物

ホイールメンテナンスで必要と思われる工具を列挙します。

・ラバー砥石
・メンテナンス台(自転車を逆さにして対応することも可能)
・ペーパー(またはウエス)
・パーツクリーナー
・千枚通し(ブレーキシューの溝についたゴミをとる)
・グリス
・タイヤレバー
・モンキーレンチ
・スプロケット外し工具
・フリーホイール外し工具

上記のうちリムの掃除だけであれば、メンテナンス台の他にラバー砥石とペーパー(またはウエス)、パーツクリーナー、そして千枚通しで済みます(これだけなら初心者の方でもできそうですね)。

ホイールを外す(ハブのグリスアップやホイールの交換や換装など)作業が発生する場合は、
タイヤレバーからモンキーレンチ、そしてメンテナンス台が必要になります。

この中で、フリーホイール外し工具は、お使いのコンポーネント(シマノなど)によって異なりますので注意が必要です(ある程度の専門知識と技術力のある方でない限りは、通われている自転車屋さんにお願いした方が良いと思います)。

ロードバイクのホイールメンテナンスを自分でやると…

ご自身でホイールメンテナンスをするとなると、先に列挙した工具が必要になります。
そうなると2〜3万円程度は費用としてかかるのではないでしょうか。
ホイールの交換をする場合はホイール代もかかります。

また、前述したリムの掃除程度であれば、それほど知識や技術力は必要としません。
しかし、ホイールの交換や換装(より高性能のホイールに交換する)となるとある程度の知識と技術力が必要になります。

ホイールやタイヤを外す際は、スプロケット(チェーンの回転を軸に伝える為の歯車)まで外さなければなりません。
取り外しには手順があります。
例えば、ホイールやタイヤを取り付ける際には、単純に取り付ければ良いというわけではなく、取り付ける向きがあります。

なので、ご自身がロードバイクに関して、相当の知識と技術力を持ち合わせない限りは、通われている自転車屋さんにお願いした方が良いでしょう(ホイールを高性能のものに換装しようとしたら、規格が合わず取り付けられなかった。または、取り外しの作業の際、パーツをなくしてしまったり、ミスしてパーツを壊してしまった等状態を余計悪くすることも考えられます)。

ロードバイクのホイールメンテナンスをお店でやると…

自転車屋さんでホイールメンテナンスをお願いする場合、メニューによって工賃が異なりますが1,000円〜3,000円の幅ではないでしょうか。
正確な工賃は通われている自転車屋さんに確認してください。

お店にお願いするホイールメンテナンスで代表的な2点をご紹介します。

【ハブのグリスアップ】
ハブの分解・洗浄をして古いグリスを洗い出し、新しいグリスを充填するといった内容になります。
工賃は(お店によりますが)ホイール一本につき、3,000円前後になると思われます。

【フレ取り】
「フレ」とはリムの歪みのことです。
回転するホイールを上から眺めた時に、揺れていることがあると思います。
それは、リムが歪んだ状態(フレ)にあるからです。

ホイールは、リムをスポークで引っ張ることで剛性を高めています。
正常な状態の場合、各スポークが均等な力でリムを引っ張っています(スポークテンションが均等な状態)。

それが何かしらの要因(スポークが何かと接触した、或いは温度変化等)で、各スポークが均等にリムを引っ張らなくなった為、リムが歪んだ状態になるのです。

「フレ取り」は、スポークテンションを均等に調整する作業です。工賃は2,000前後になると思われます。

ロードバイクのホイール、メンテナンスを怠ると…

ホイール(及び、タイヤ)は運転者や車体を支える重要な箇所です。
ホイールのメンテナンスを怠ると、走行に悪影響が出るばかりでなく、事故を起こす原因にもなります。

では、メンテナンスを怠るとどのような影響が出るのか、ホイールの主要パーツである「ハブ」、「リム」、「スポーク」のそれぞれに分けて述べていきます。

【ハブ】
ホイールの中で回転軸であるハブのメンテナンス(基本的には清掃とグリスアップです)を怠るとスムーズな回転が失われます。
それは、ハブ内部に組み込まれているベアリングに充填されているグリスが、粘性を失い潤滑機能が失われるからです。

また、ベアリング内部に異物が混入して回転を妨げるからです。
これにより、スムーズな回転が失われるだけでなく、ベアリング自体が傷ついて最悪の場合、ハブの交換をすることになります。

【リム】
リムはタイヤを支持する箇所です。
リムが、ブレーキシューとの摩擦で磨耗すると、タイヤの圧力に耐えきれずに破損することがあります。
同時に、タイヤが支持を失い破裂することがあります。
そうなると、とても危険ですので、常日頃から点検をして、リムの状態を把握しておく必要があります。

【スポーク】
スポークは、ハブとリムをつなぐ部分です。
スポークのメンテナンスを怠ると前述した通り、リムが歪んだ状態(フレ)になります。
この状態だと、きちんと走行することができません。

きちんとチェック!ホイールのメンテナンス

ロードバイクは非常に乗りにくいうえ、シティサイクルよりも格段にスピードが出ます。
そして、精巧でありデリケートな乗り物でもあります。
ちょっとしたパーツのの不具合や、コンディションの変化(磨耗等)で乗り心地やコントロールに変化が生じます。
なので、常日頃からのメンテナンスが非常に大切なのです。

想像してみてください。
猛スピードで走っている最中、突然、ホイールのリムが破損して、タイヤが破裂したら …. 。

無事ではすみませんよね。
そこまでいかなくても、リムが歪んだ状態(フレ)という不安定な状態でスピードを出して走行することができますか?とても危険で怖くて走ることができないと思います。

このような状態を避け、快適にロードバイクを運転する為にホイールのメンテナンスは必要なのです。

 - ホイール スポーク, 自転車 メンテナンス, 自転車全般