自転車に貼るステッカーを自作して、オリジナルの自転車へ

スポーツ自転車は見た目がスポーティで格好良いです。
しかし、同じ自転車を乗っている人で丸かぶりすることもありますよね。
そんなときはステッカーを貼ってオリジナル感を出すと他とは一味違う自転車に早変わりです。今回は、ステッカーを自作についてお話していきます。

自転車のステッカーを自作してみよう!パート1

自転車のステッカーを自分流にデザインしてみる! 驚くほど簡単に10分足らずでできてしまいます。まずは自作するのに必要な物をご紹介していきます。

1.ステッカーラベル(プリンタ印字用)2.ステッカーにしたいデザイン案のデータ3.プリンタ 以上3つです。
では順番に見ていきましょう。 ステッカーラベル(プリンタ印字用)自宅のプリンタで印字するタイプのものです。
今回用意したのは、「エーワン 手作りステッカー 透明A4 28873」というもので、こちらは耐水性・耐光性に優れた耐久性の高い透明フィルムです。
次にステッカーのデザイン案です。無駄を減らす為にステッカーラベルがA4サイズなら、ロゴデータをA4サイズに敷き詰めたデータを用意します。 このデータをA4サイズのステッカーラベルに印刷します。
最後にプリンタです。今回のステッカーラベルはインクジェットプリンタ専用のものですのでプリンタを用意しましょう。

次に、ステッカー作りの手順を説明していきます。

自転車のステッカーを自作してみよう!パート2

1.印刷用フィルムにデータを印刷します。 今回購入したエーワンのラベルステッカーには保護用と印刷用の二種類のフィルムが入っており、耐水性と耐光性を高めています。スリット有りが保護用、スリット無しが印刷用のフィルムとなっていますので注意して下さい。
そして、用紙の種類を「写真用紙 光沢」印刷品質は「きれい」に設定してステッカーにしたいデータを印刷します。

2.印刷が済んだら印刷用フィルムに保護用フィルムを貼り付けます。印刷用フィルムに、保護用フィルムをキレイに貼り付けましょう。
保護用フィルムのスリットをめくって、 フィルムどうしの角が合うように貼り付けます。貼り付けたら、細い台紙を剥がして、張り合わせます。
そして、縁のくっついた保護フィルムを慎重にめくっていきます。 そのまま手で貼ってもキレイに貼れますが、より美しく貼るコツは、定規にタオル等を巻いてフィルムを張り合わせると気泡が入らずキレイに貼れます。

3.必要に応じて出来上がったステッカーをカットします。 カットしやすくする為にデザインデータにカットのガイドラインを入れておきます。これで完成です。

4.完成したオリジナルステッカーをお好みの所に貼りましょう。貼る位置を決めたら裏面のフィルムを剥がして貼ってみましょう。
おわりに データ作成時間を除けば写真を撮りながら作っても10分足らずで自宅で自作ステッカーが完成してしまいます。
もっと手間がかかるものと思っていましたが、簡単で楽しくできるものですし、何より自分だけのオリジナルステッカーが出来上がった時は本当に嬉しいものです。
みなさんも自作ステッカーを作って自転車を自分色にカスタマイズしてみませんか。

自転車リム用のステッカーを自作しよう!パート1

使用するソフトはAdobe Illustratorです。
1.円を描きます。
一般的な自転車の20インチホイールのサイズは406という規格なので、20インチ406規格の呼び径で円を描きます。

2.内径の円を描きます。
今回縦幅10mmのステッカーを作りますので406-(10×2)=386mmの円を描き足します。これをステッカーの内径の線とします。

3.ステッカーの幅を決めます。
まっすぐな縦線を中央に引きます。そして変形→回転で24度回転します。
その後、-48度で回転(コピー)すれば48度の分割線が引けます。

4三角を追加してステッカーの外枠を完成させます。
自分好みで三角を描いて角度をつけます。 外枠、内枠、三角を分割して扇形の部分を取り出します。
外枠、内枠、三角を選択 して パスファインダ→分割 で合体させ、ダイレクト選択ツールで扇形の部分以外の余分な線を消していきましょう。

5.実物合わせ用に大きさを変えた外枠を用意すます。
実際の自転車のリムと合わせるために大きさを変えた外枠を用意しておきます。
プリントした外枠を切り出し実際にホイールと合わせてフィットするかを見ていきます。

6.外枠に角丸を追加します。
ステッカーが端から剥がれにくくする為に角丸をつけておきます。角を丸める処理は自作する方の好みで行えば良いでしょう。
-2mmとか-3mmぐらいのオフセットで小さくしてから戻していくと角丸を小さくできます。

自転車リム用のステッカーを自作しよう!パート2

7.ワープで変形します。
円弧で扇形の外枠に合うように変形します。好きな絵柄や記号や文字を最初に作っておいた外枠に入れてデザインを作ります。
ここでは最初にデザインを入れる枠をステッカーの外枠より少し短いぐらいの幅で描いておきます。
自作したデザインをはみ出さないように描きます。
ここでのポイントははみ出さないことです。

8. 背景を追加をします。
デザインの枠ごとにステッカーの外枠と同じぐらいになるよう湾曲させます。
デザインができたら パス→アピアランスを分割 でワープを分割し、デザインをステッカー外枠へ移植します。
そして、クリッピングマスク等で微調整し完成です。

9.貼り付け準備をします。
印刷したステッカーをハサミで切り抜き、台紙を半分に切ります。
この時粘着面に触らないよう注意して下さい。自転車のホイールの上下に貼る場合ですと片面2枚で片輪4枚。前後ホイール分で4×2で合計8枚必要になります。
余分に2枚ぐらいあると失敗したときの為にも安心ですね。

10.貼り付けましょう。
ステッカーの真ん中部分に少しだけ粘着面を出しておくと後で剥がしやすく位置合わせが楽になります。
では、 位置合わせのための仮貼り付けをしていきましょう。
2枚貼るならバルブの位置とその反対側が良いでしょう。
リムの中央に位置合わせして貼り付け位置が決まったら、中央側の台紙をめくって真ん中から端へと貼っていきます。
同様の作業を反対側にも行えばいよいよ完成です。

自転車のヘルメットに最適なステッカー

新たに本格車両マーキング技術でおなじみの3Mジャパングループのエーワン合同会社から「エーワン 手作りステッカー 曲面にも貼りやすいタイプ」が3Mから発売されました。
曲面でもキレイに貼れるように接着面には気泡を防ぐ処理が施されており、業界初の塩ビ素材を使用しています。
インクジェットプリンタ用で曲面に対応するステッカーの自作が可能になります。

これで家庭用インクジェットプリンタでも手軽にオリジナルステッカーが作成できます。
近年インクジェットプリンタで自作できるステッカー製品の需要が高まっており、家庭用のインクジェットプリンタにて自作したステッカーで車からスマートフォンまでカスタマイズを好むユーザーに支持されています。

これらのユーザーからは緩やかな曲面部分にもキレイに貼れるステッカー製品を望む声が多くありました。
新発売の「エーワン 手作りステッカー 曲面にも貼りやすいタイプ」は、業界用の車両マーキングや屋外壁面広告などに使われる柔らかい塩ビ素材を採用し、曲面にぴったり貼ることができます。
これまで貼ることが難かったヘルメットや車、バイク、自転車などのカスタマイズにおすすめです。

ステッカーで盗難防止対策

デザイン目的なら自作ステッカーもおすすめしますが、盗難防止なら面白いアイテムがあります。

「鳥のうんちシール」です。  鳥のフンの形をした1枚540円のステッカーです。
自転車のサドルに貼って使用するものです。 遠目で見るとシールだと分かりません。汚い鳥のフンがついた自転車をわざわざ盗まないでしょう!というユニークな発想から生まれたアイテムです。

自転車盗難防止と鳥のフンなんて何の関係も無さそうですが、自転車やバイクの盗難犯罪防止できる物を作ろうとイメージとギャップのあるものを目指した結果、鳥のフンは汚いという思いはみんな共通でした。
そこから汚い物をわざわざ盗む人はいないだろうという所に行きつき「鳥のうんちシール」が生まれたそうです。

より鳥のフンに近いものを目指すために、黒い紙の上に白い絵の具を上から落として形を選んだそうです。
消しゴムのカスで黒いところを作るなどとにかくよくできてます。  繰り返し使えて、将来的には臭い付きにしたいそうです。
臭い付きは正直キツイかもしれませんが大切な自転車を守るために我慢ですよね。「鳥のうんちシール」もし店頭で見つけられたら一度お試になってはいかがでしょうか。

ステッカーを自作することでより格好良く

ステッカーは、自作しなくても販売していますが、自作することで、他人の自転車と被ることもなく、自分だけのオリジナルの自転車が出来ます。
リムにステッカーを貼ると特に格好良いですよ。その分、リムのステッカーをデザインする事が難しいですが、出来たときは達成感を得られるはずです。
ステッカーを自作してみると楽しいので、是非作ってみてください。