mtbを買って通勤しよう!おすすめはスリックタイヤ?

自転車通勤というと、比較的短距離であればママチャリやクロスバイク、長距離の場合はロードバイクというイメージがあるかもしれません。

では、mtbは通勤に向いているのでしょうか?
また、mtbはブロックやスリックなどタイヤの種類が豊富ですが、通勤する場合はどんなタイヤがおすすめなのでしょうか。

今回は、そんなmtb通勤についてお話しします。

mtbは通勤におすすめ?①

自転車で通勤するのであれば、クロスバイクかmtbのどちらかだと言われています。

ミニベロや折りたたみ自転車は、おしゃれという特徴があって、ダメということではないです。
しかし、タイヤが小さいと段差などからの衝撃が強いですし、スピードを出し難いです。

漕ぎ出しの軽さはあるのですが、総合的な機能を考えると、クロスバイクやmtbには及ばないでしょう。
クロスバイクとmtbのどちらが良いのかというと、安定感があってパンクが少ないmtbに軍配が上がると思います。

通勤で使うだけではなく、週末は山道にも挑戦するぞという気概があるなら、山道は悪路ですし、mtbが良いでしょう。

また、mtbならスリックタイヤやブロックタイヤを履きかえることで、特性を変える楽しみもあります。

そして、スポーティーなイメージのあるmtbにも、通勤や通学に適した街乗りタイプがあります。

街乗りタイプであったとしても、mtbの特徴である丈夫さは失われていないので、通勤ルートに砂利道があっても、容易に走行できるでしょう。

mtbは通勤におすすめ?②

通勤でどんな自転車を使うか悩んでいるのなら、走行距離から考えてみましょう。
通勤でどのくらい走行するでしょうか。

片道5km以内であれば、短距離なので、ミニベロや折りたたみ自転車であっても十分でしょう。

しかし、5km以上の距離から15kmくらいになってしまうと、クロスバイクやmtbがおすすめになります。
15km以上の通勤になると、耐久性やパーツの交換の面から、クロスバイクやmtbのほうが、明らかに有利になります。

値段からも考えられるでしょうが、週末も使ってたくさん乗ることを考えているなら、安さだけで選ぶのは良くありません。
自転車のパーツは、上位グレードのほうが丈夫であることが多いです。

あまりに安いパーツだとすぐに壊れて、修理・交換などして、コストパフォーマンスを落としてしまうことがありえます。

mtbには、スリックタイヤやブロックタイヤなどを選ぶ楽しみあるのですが、ギアが結構大切です。
ギアがあることで、坂道や街中など条件が複合した通勤ルートでも、快適に走行できるようになります。

ギアの段数が、12段から14段くらいあると快適でしょう。
街乗りに特化したクロスバイクは、ギアの歯数を細かくすることで快適性を確保しています。

mtbの場合は、クロスバイクに比べると、歯数の設定の幅が広くて、ギアを1つ変えただけで重く感じてしまうことがあります。
そのため、街乗り用のmtbであることを確認して選んでください。

街乗り・通勤向けmtbを扱うメーカー

街乗り用mtbを扱うメーカーをご紹介します。

【マイパラス(MY PALLAS)】

街乗り用以外にも、本格的なものまで幅広いタイプのmtbを扱っています。
そのため、機能性からおしゃれなどのファッション性までラインナップが多く、通勤・通学や自分のスタイルに合わせてmtbを探せるメーカーです。

【ドッペルギャンガー(DOPPEL GANGER)】

自転車の最大の利点である『自らの力で走れる』というコンセプトの基で開発しています。
こだわりを大切にしており、こだわり抜かれたmtbの値段は高めですが、それも納得できる魅力があります。

【ランボルギーニ(Lamborghini)】

スポーツカーで有名なメーカーです。
スポーツカーと同様に、走りにこだわったmtbを製造していて、それだけでなく、イタリア特有のおしゃれでカラフルなデザインが目を引きます。
街中でも目立つことでしょうし、個性的なmtbが用意されています。

【センチュリオン(CENTURION)】

メリダ傘下のメーカーとして有名です。
こだわりを持って製造しており、デザインをこだわり、機能性や操作性までこだわって、mtbメーカーとして人気が高いです。
メリダと共同開発もしていて、高品質のmtbを生み出し続けており、オンロード向けのスリックタイヤを装備したモデルも多数販売されています。

mtbのスリックタイヤについて

通勤・通学にも使えるmtbですが、タイヤに種類があって、スリックタイヤと呼ばれるものがあります。

普通は、スリックタイヤというとロードバイク用で、セミスリックタイヤというとクロスバイク用なのですが、そういうものがmtbにもあるのです。

ロードバイク用のスリックタイヤは、F1のような特殊素材で作られているので、横ぶれでグリップ力を増すものもあるのですが、mtb用はオンロード用と考えてください。

mtb用のスリックタイヤは溝が少なく、おおむね平らなタイヤがほとんどです。
タイヤの溝が少ないことで、転がり抵抗を減らしています。

mtbの場合は、元々悪路を想定したタイヤを履いていることから、スリックタイヤに換えるだけで走行性能をグンと上げることができます。

タイヤが軽量化したことで走行性能が上がるのですが、素材を薄くして軽くしているので衝撃に弱くなります。
軽量なタイヤほど、耐久性が少ないと考えて良いでしょう。

タイヤが細くなることで、道路の割れ目にタイヤがはまる危険性があるので、十分注意して使用しましょう。

スリックタイヤと他のタイヤの違い①

mtb用のタイヤを分類すると、スリックタイヤ・ブロックタイヤ・セミスリックタイヤ・センターリッジタイヤの4種類になります。

スリックタイヤは、舗装道路のタイヤです。
舗装道路なら、軽くてスムーズに走行できるので、通勤や通学に適していると思います。
それから、悪路には適さないタイヤなので、スリックタイヤで悪路に挑むことはやめましょう。

ブロックタイヤは、mtbらしいタイヤです。
舗装された道路ではなく、悪路を走行するために適したタイヤになっています。
ガタガタとした道でも負けることなく進むことができますし、頑丈なタイヤでもあります。

セミスリックタイヤは、ブロックがタイヤの端にあり、中央が平らで、ブロッグタイヤとスリックタイヤ両方の特徴を兼ね備えた万能タイヤです。
街中も山道も走行したいという願いを適えてくれるタイヤです。

センターリッジタイヤは、街乗りに適したタイヤなのですが、悪路も走行可能です。
ブロックタイヤのように溝があるのですが、中央のブロックがつながっているため転がり抵抗が少なく、スムーズに走行できます。
また、溝があるとブロックタイヤの機能もあります。

スリックタイヤと他のタイヤの違い②

mtbのタイヤは4種類あるのですが、何が良いのでしょうか。
特に力まないで走行したときの速度である巡航速度は、人や路面状況によって違いますが、平均値はあります。

ブロックタイヤの巡航速度は、時速20kmほどです。
悪路を走行するためのタイヤなので、舗装道路では転がり抵抗が大きく、重いと感じになります。
ブロックパターンによっては、ママチャリよりもペダルが重いかもしれません。

センターリッジタイヤの巡航速度も時速20kmほどです。
ブロッグタイヤと違うのは、最高速度が時速38kmまで到達することです。
中央のブロックがくっついているため、舗装道路での走行も問題ありません。
ブロックがあるので、mtbの特徴を持っていて、悪路も走行できます。

セミスリックタイヤの巡航速度も時速20kmほどです。
最高速度は時速34kmで、センターリッジタイヤよりは少し遅いですが、漕ぎ出しが軽いです。
タイヤ重量によっては、漕ぎ出しの軽さはなくなるかもしれません。

スリックタイヤの巡航速度は、時速27kmほどです。
最高速度は、時速39kmで明らかに速いです。
漕ぎ出しも軽くて、スピードに乗って走れるはずです。
ルートが舗装道路だけなら、通勤・通学にも使えるでしょう。

舗装された道ならスリックタイヤがおすすめ

巡航速度を見比べると、mtbの4種類のタイヤの中でスリックタイヤが圧倒的に速いようです。

ただ先述したように、スリックタイヤは舗装されている道向けのタイヤです。

通勤に、あまり舗装されていない凸凹道を通る人は、他のタイヤの方が良いかもしれませんね。
自分の体力や道路に合わせて、自転車を選ぶことをおすすめします。