豊かなサイクルライフをつくる自転車情報マガジン

BICYCLE POST

シマノのマウンテンバイク用29erホイールの実力は

      2017/06/24

シマノのマウンテンバイク用29erホイールの実力は

「クロスカントリーのレースなら29インチだね」なんて声を耳にすることがあります。

また、29インチはMTBを街乗りにしたい方にもおすすめらしいのですが、どういうことなんでしょう?

29インチには29er(トゥーナイナー)なんて呼称があるくらいですから、特別な存在なんですね。

メーカーとしてはイーストン・マビック・シマノといったところですかね。

今回は、そんなMTB用のホイールの選び方についてお話したいと思います。

スポンサーリンク


  こんな記事もよく読まれています

pwk0001685-1.jpg
カンパのシロッコにシルバーカラーがあったらしい!

カンパニョーロのアルミクリンチャーの人気ホイール・シロッコで...

pwk0001684-1.jpg
u字ロックを破壊されてたまるか!鍵の掛け方を学ぼう

ロードバイクは高額ですよね! 個人的には「走る宝石」と...

pwk0001683-1.jpg
4キロって遠い?自転車で走るとどのくらい時間が掛かる?

近年はスポーツ自転車ブームとも呼ばれ、街中でも普通にロードバ...

pwk0001682-1.jpg
モデルチェンジした今だからこそ10速アルテグラを振り返る

今でこそロードバイク用の変速段数はリア11速が最高になってい...

pwk0001681-1.jpg
10キロを自転車で走ったらどのくらいの時間が掛かる?

皆さんは10キロと聞くと、どんな印象を持つでしょうか? ...

pwk0001680-1.jpg
自転車で一時停止しないと違反?意外と知らない交通ルール

自転車は道路交通法上では、軽車両に分類されています。 ...

pwk0001679-1.jpg
自転車に空気が入らない!パンクかな?それとも他に原因が?

自転車に乗っていて、なんかいつもよりガタガタするなと思ったら...

pwk0001678-1.jpg
自転車のペダルを分解清掃してグリスアップしよう!

当たり前じゃないかと言われそうですが、自転車のパーツの中で足...

pwk0001677-1.jpg
自転車のチェーンのテンション調整の必要は?やり方と注意点

たまに自転車屋さんに行くと、「チェーンが伸びちゃってるね、引...

pwk0001676-1.jpg
自転車のシングルスピードは坂道に弱いという話は本当か?

皆さんは、シングルスピードという自転車を知っていますか? ...

pwk0001675-1.jpg
台風時の通勤にロードバイクを使う危険性を考えてみましょう

通勤にロードバイクなどの自転車を使っている人が増えています。...

pwk0001674-1.jpg
ママチャリをカスタマイズ!シートポスト交換からスタート

「軽さは正義」 ロードバイクにおいては、良く言われる言葉で...

pwk0001673-1.jpg
チネリネオモルフェにしたい!ハンドル交換のメリットとは?

イタリアの老舗自転車メーカーであるチネリのカーボンハンドルと...

pwk0001672-1.jpg
チネリのネオモルフェを取り付ける~シマノSTIに合うか?

イタリアのチネリという老舗自転車メーカーのカーボン製ハン...

pwk0001671-1.jpg
チネリのスーパーコルサはサイズが豊富過ぎる!身長に合う?

発売以来、40年以上変わらないフォルムで販売を継続してきたの...

pwk0001670-1.jpg
ジャイアントのロードバイク・エントリーモデルの名車tcr2

今回のテーマであるジャイアントtcr2は、アルミロードバイク...

pwk0001669-1.jpg
シャマルウルトラのアジア限定ダークラベルを知ってますか?

カンパニョーロのアルミクリンチャーホイールの上位モデル「シャ...

pwk0001668-1.jpg
カンパニョーロ・ゾンダから音がする!ラチェット音って何?

ラチェット音とは後輪のハブから出る構造上の音で、ブレーキなど...

pwk0001667-1.jpg
カンチブレーキが最強ってホントなの?時代遅れじゃないの?

皆さんは、カンチブレーキと聞いてピンときますか? ...

pwk0001666-1.jpg
bb30対応クランクって何?今でも使えるの?

bb30対応クランクと言うと、「音がするやつだろ」とか、結構...

スポンサーリンク


MTB用ホイールについて

MTBが世に出て以来、ホイールは26インチが主力でした。

しかし、2000年代に入ると競技用を中心に別規格のホイールも登場し、クロスカントリーには29er(29インチ)、フォークロスやストリートには、取り回しの良い24インチが使用されるようになりました。

近年は650Bという新しい規格のホイールが登場し、26インチよりひと回り大きく、29erよりも機敏さがあるため、市販レベルではこのサイズが主流になりつつあります。

また、MTBの競技を始め市販においても、現在はチューブレスタイヤが主流となっており、当然ながらホイールもチューブレス対応が中心になっています。

用途によっても、クロスカントリー・ダウンヒル・オールマウンテン用などがあります。

クロスカントリーはスピードを重視するので、幅の狭い軽量仕様になっており、反対にダウンヒルやオールマウンテンは幅が広く、安定性を重視した作りになっています。

さらにはブレーキの種類によっても違いがあり、リムブレーキ用とディスクブレーキ用があるので、注意が必要です。

メーカーとしてはアメリカのイーストン、フランスのマビック、日本のシマノなどが主力となります。

MTBのクロスカントリーに29erが適している理由とは?

ロードバイクのホイールにはツーリング「向き」やヒルクライム「向き」と志向はあっても、明確にジャンル分けされている訳ではありません。

ところがMTBは用途によって、はっきりジャンル分けがされており、シマノなどの商品名にもクロスカントリー用(XC)やダウンヒル用(DH)と記載されているほどです。

とりわけ、クロスカントリーには29インチのホイール、すなわち29erが適していると言われています。

ホイールが大きくなることで、やはり慣性の働きが大きくなり、車輪が転がり続けようとしますから、高速巡航には強いわけです。

また、29erは地面との接地面が大きく、安定しているので、ダンシング(立ち漕ぎ)がしやすい傾向にあります。

そのため、大口径のホイールの弱点とも言える、ゼロストップから回転数を上げるまでのもたつきを解消することができます。

また、岩や木などのギャップを越えやすい特徴もあり、競技性が高いので、レースで多く使用されています。

市販車の主力は650B(27.5インチ)に移りつつありますが、使いこなす乗り方をすれば29erは、まだまだ利用価値のあるホイールなのです。

シマノ29erのホイールでMTBを街乗り仕様に!

MTBは太くて頑丈なフレームにサスペンション、強力なディスクブレーキに太くて、ごついタイヤを装備した安定感が特徴の自転車です。

そのため、スポーツ自転車の中でも、とりわけヘビー級で、ロードバイクの軽量モデルなどと比較すると5~6㎏は重くなります。

その重さから、普段の街乗りには向かないとされ、悪路専門のような言われ方をしてきた時代もありました。

そこで誕生したのがMTBの機能を持ちながら、ロードバイクの要素も取り入れたクロスバイクでした。

しかし今のマウンテンバイクは、29erや650Bの大口径ホイールが主力となり、スピードが出しやすい車体になっています。

特にクロスカントリー用ともなれば、街乗りでも何の支障もなく走れると思います。

その際、通常のブロックタイヤでも十分快適に走れますが、29erにはロードバイクなどの700Cのタイヤを履かせることができます。

したがって、スリックタイヤにすれば、もっと快適な走破性が手に入ります。
(あまり細いタイヤはおすすめできないので、28Cや32Cが良いと思います)

シマノの29erであればリム幅も広いので、適応できると思います。

29erホイールが街乗り仕様になる理由とは

上記のように、スリックタイヤに履き替えたとすれば、クロスバイクをも凌ぐ乗り心地も期待できると思います。

ですが、それほど重量が変わるわけではないので、建物の階段などで持って歩かなければならないような場合には、少し苦労はしますね。

しかしオフロード用の特性を活かせば、地面の凸凹や工事中の砂利道なども、全く気にすることはありませんし、歩道との段差など気にせず乗り上げても、サスペンションが衝撃を吸収してくれるので安心です。

さらには山道を走る自転車ですから当たり前ですが、MTBには42Tなどの超軽ギアがあるので、坂道走行はとても楽です。

29erくらいの大口径になると、スピードに乗ったら中々落ちないという高速巡航性があります。

また、サスペンションをロックアウトできるので、舗装された直線を長い時間走るようなロードバイク的な走りも可能ではあります。
重いですが。

雨の日でも今のMTBは、ほぼ全車ディスクブレーキですから制動力が落ちる心配もありませんし、とにかく街乗りに向く要素は、数え切れないほど多くあると言えます。

では次項で、具体的にシマノのホイールをご紹介します。

おすすめのシマノ29erホイール

では、ここではシマノの29erホイールをご紹介します。

MTBのホイールを選ぶ際に注意しなければならないのは、サイズは当然のことながら、チューブレスタイヤに対応しているかどうかと、ディスクブレーキ専用なのか、リムブレーキにも対応しているかどうかです。

タイヤはチューブレスが主流、ブレーキも新車はほぼ全車ディスクブレーキですが、中にはカンチレバーブレーキやVブレーキを搭載しているものもあるので、確認してから購入するようにしてください。

ではご紹介しましょう。

【WH-M9020-TL-29】参考価格:フロント¥65,000 リア¥80,000

最高グレードのコンポーネント「XTR」モデルのフレームになります。

リムにカーボンラミネートを施し、アルミリムと同様の耐久性と軽さを実現しています。

スルーアクスル(フロント15㎜、リア12㎜)を使用することで剛性と強度を高めていますし、また地味ですが、煩わしいディスクブレーキのローターのクリアランス調整が楽になるのも、大きなメリットです。

おすすめのシマノ・コンポ搭載の29erマウンテンバイク

では最後に、シマノのコンポを搭載した、おすすめの29インチホイール車をご紹介します。

【CENTURION(センチュリオン):BACKFIRE PRO 100.29:XC】:参考価格¥85,000

ドイツの老舗自転車メーカー・センチュリオンの29erエントリーモデルです。

エントリーモデルとは言え、シマノ製のコンポを搭載し、全てのモデルに油圧式ディスクブレーキを搭載しています。

フレームに取り付けられる専用のスタンドが付属していますので、街乗りとしても十分使えます。

【GT:KARAKORAM COMP】参考価格:¥79,000

MTBのパイオニアとも言うべきアメリカのGTのエントリーモデルです。

こちらもブレーキと変速機周りにシマノコンポを配した、走行性能の高い1台です。

【KONA(コナ):HEI HEI DL 29】参考価格:¥500,000

こちらは最初の1台という訳にはいかないでしょうが、いつかこんなバイクに乗りたいという、憧れも込めてご紹介させていただきます。

GTと並び、MTBならコナと言われるくらい、品揃えが豊富なブランドです。

29erに軽量カーボンフレームを合わせたクロスカントリートレイルバイクです。

いまや中級クラス以上のMTBには標準装備になってきたドロッパーポストがありますから、下りでの安定性はもちろん、平坦な路面でもロードバイクのポジションに近づけることも可能なため、街乗りでも十分活躍してくれるでしょう。

MTBホイールの主流は650Bに移っている!

今回は29erを中心に取り上げてきましたが、ホイール単体は種類も価格帯も多くありましたが、市販の完成車に29erを探すのが困難でした。

やはり、現在の主流は650B(27.5インチ)に移ってるなと感じました。

しかし29erは特別なものですし、扱い方によっては、街乗りの最強車になる可能性を秘めていることが分かったのも、大きな収穫でした。

 - 自転車 その他, 評価 インプレ