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モデルチェンジした今だからこそ10速アルテグラを振り返る

2017.7.19

今でこそロードバイク用の変速段数はリア11速が最高になっていますが、ほんの数年前までは10速が最高でした。

シマノの上位グレードアルテグラも、今のリア11速6800系に生まれ変わったのは2013年ですから、つい最近のことです。

そこで今回は、2017年にフルモデルチェンジされたアルテグラの歴史を振り返ってみようと思います。

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アルテグラなどのシマノ・ロードバイク用コンポ-ネント

では、まず基本事項の確認をしておきましょう。

シマノのロードバイク用コンポは、全部で6種類あります。

【Claris(クラリス)】8速(リアの変速段数)
【SORA(ソラ)】9速
【Tiagra(ティアグラ)4700】10速
【105(イチマルゴ)5800】11速
【ULTEGURA(アルテグラ)8000】11速
【DURA-ACE(デュラエース)9100】11速

※アルテグラは2017年6月にフルモデルチェンジされ、今までの6800から8000となりました。

リアギアの変速数が上がるにつれて、価格が上がり、重量が軽くなっていきます。

最下位モデルのクラリスと最上位モデルのデュラエースでは、価格にして20万円前後、重量にして約1,000gの違いがあります。

全てのコンポにブレーキレバーにシフターが付いたデュアルコントロールレバー(STI)を採用しており、アルテグラとデュラエースには、電動式変速のDi2搭載モデルもあります。

クラリスとソラはロードバイクのエントリーモデル、ティアグラは下位~中位モデル、105は中位、アルテグラは中~上位、デュラエースは各メーカーのハイエンドモデルに搭載されています。

アルテグラの歴史~リア10速化に至るまで

さて、今回の主役アルテグラは、デュラエースに次ぐセカンドグレードとして、大きな役割を担ってきました。

デュラエースはシマノの中でも飛びぬけて高額のため、庶民が楽しむためのホビーとしては、その領域を超えてしまう物です。

そこでアルテグラは、デュラエースの技術をできるだけ踏襲しながら徹底的なコストカットにより、上位グレードとしての趣を残したまま、現実的な価格で提供されています。

アルテグラの歴史は、前身のシマノ600が発売された1976年が始まりとされています。

ロードバイクのコンポ用としての位置付けになったのは1985年で、その7年後の1992年に初めてSTIが採用され、リアも8速化したことで、現在の原型が出来上がったと言って良いでしょう。

その後、1997年にリア9速化され、品番も6500系までジャンプアップします。

そして、そこから7年の年月を費やし、2004年ついに10速化を果たすこととなります。

アルテグラは10速から11速へ①

2011年デュラエースから遅れること2年、アルテグラにも電動式変速Di2モデルが誕生し、いよいよ名実ともに上位グレードの仲間入りを果たします。

そして2013年に、今のアルテグラの基礎ともいえる6800系へのモデルチェンジが行われ、リア10速からついに11速へとステップアップしました。

しかし、アルテグラは前項でお話したように2004年に10速化されていますので、11速化には足掛け9年費やしました。

デュラエースの11速化が前年ですから、特に遅れたという訳ではありませんが。

しかもこのとき、10速の6700系からわずか1万円前後の上乗せしかされなかったため、一気に売り上げを伸ばすことにもなりました。

まず、やはり変速が変わった訳ですから変速機周りを見るわけですが、スプロケットに11-32Tのワイドレシオが加わったのが、当時かなりの反響を呼んでいました。

もちろん、ロングケージ(GS)のリアディレイラーとのセットにはなりますが、アルテグラで坂道も行きたい人には朗報だったのでしょう。

アルテグラは10速から11速へ②

さて、通販サイトなどには、まだアルテグラ6700系の10速用のコンポが取り揃っています。

製造は終了しているので現品限りということになると思いますが、2014年まで105は10速でしたし、ティアグラは今でも10速です。

そのコンポを換装している人は、上位グレードであるアルテグラの10速バージョンが残っていることは、ありがたいことだと思います。

また、6800系にモデルチェンジしたのと同時に、11速に対応したアルテグラグレードのホイールも登場しました。

価格的に見て上位モデルとまでは言えませんが、現在でもエントリーモデルからの履き替えのときには、真っ先に検討されるホイールのひとつとして人気があります。

また、アルテグラはR8000系にフルモデルチェンジされたばかりですので、6800系は今が狙い目と言えるでしょう。

ここで上位コンポを試したい、グレードアップしたいと思っている方は、大きなチャンスではないでしょうか。

予算に余裕のあるうらやましい方は、当然R8000にすることができるでしょう。

コンポのグレードアップについて

さて、コンポをグレードアップすると何が変化するのでしょうか?

冒頭でもお話しましたが、軽量化されることは確かです。
軽さが正義のロードバイクにおいては数十、数百グラムの軽量化もメリットがあるので、意味はあります。

しかし、昔からよく言われていることですが、コンポには走行スピードを上げる要素が軽くなること以外には、ほとんどありません。

そのため、グレードアップしても、思ったよりもそれを実感できないのは、覚悟しておいた方が良いかもしれません。

今回アルテグラは、6800番台から一気に8000番台に型番がジャンプアップしていますので、もしフルセットで交換するとなれば、違いは実感できかもしれません。

ですから、コンポを交換する場合は2グレード上げるのが基本なんて言われます。

シマノならリア8速のクラリスから10速のティアグラへ、9速のソラから11速の105へのような換装が推奨されるということです。

しかし、105から先は2ランク上げるとデュラエースになってしまうので、そこは考え物ですけどね。

部分的にアルテグラにしてみる

アルテグラをフルセットで揃えると9万円前後費用が必要になります。(R8000も確かそのくらいでした)

宝くじが当たったとか、万馬券をとったなんて人は良いですが、中々丸ごと交換するのは大変です。

そのため、実際には、所有しているロードバイクに搭載されているコンポを、徐々に換装していく方が一般的です。

まず、中でも優先したいのはブレーキだと思います。

最低でも105以上にはしておきたいというのが、ロードバイク乗りの基本的な考えと言って良いでしょう。

通販サイトの価格ですが、105で約7,000円、アルテグラで10,000円、デュラエースで15,000円ですから、命を預ける部分の出費としては悪くないです。

また、ブレーキシューの交換だけでも効果は十分あると思います。
アルテグラグレードでも1,500円前後で購入できますので、お試しの感覚で交換してみるのも良いでしょう。

次は、変速関係のグレードアップになりますが、これは大がかりになります。

例えばリア8・9速から10速・11速への換装となると、クランク・スプロケット・ディレイラー・チェーン・STIレバーまで交換になるので、正直フルセット交換とほぼ変わりません。

ホイールが10・11速に対応していなければ、そこも交換になるので、某質問サイトに相談を出したら、「新たに完成車を買った方が良い」と言われてしまうでしょう。

コンポの換装には、お金が掛かるんですね。

それを考えると、最初からある程度グレードの高いコンポを積んでいる完成車にしておく方が、長い目で見た場合、結局はお得だったということになるかもしれません。

安心・安定のシマノ!

今回はアルテグラを中心にシマノ製のコンポの話をしたのですが、シマノのコンポは他メーカーと比べれば、かなり安価な方です。

世界中のメーカーの完成車に搭載されているように性能もお墨付きですし、安心感はピカイチです。

中でも、アルテグラは本格的なレーサー仕様でも引けを取らない一方で、ホビーライダーでも何とか手が届くという、絶妙な距離感を保っている素晴らしいコンポだと思います。

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