クロスバイクの定番700×28cタイヤはロードバイクにはどう?

スポーツ自転車のタイヤのサイズは、外径と幅で表されています。

700×28cは、700ミリの外径に、幅28ミリのタイヤと言う意味です。

700×28cのタイヤは、ママチャリなどに比べると外径は大きめですが、幅は細めのタイヤということになります。

今回は、そんなスポーツ自転車のタイヤのサイズについて考えてみたいと思います。

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タイヤのサイズは主流を覚えるだけで良い

ママチャリなどは、タイヤのサイズが自転車のサイズとして扱われています。

ですから、店頭で販売されている24インチの自転車は言い換えれば、外径24インチのタイヤを履いた自転車となります。

日本人にインチはあまりピンとこないと思いますが、これはイギリスの表記の仕方にならったもので、フランス式表記では、タイヤのサイズをミリで表します。

そのため、本来なら24インチをミリに換算すれば(1インチは25.4mm)609.6ミリですが、そんなフランス式表記のタイヤのサイズはありません。

それもそのはずで、元々が違う表記のサイズのタイヤを作っているのですから、この表記には互換性があるはずないです。

なので、無理やりどちらかの単位に合わせようとすると、ややこしくなるだけなので、もう24インチは24インチと言う商品名だと思ってもらった方が簡単です。

ただ、最近のタイヤは統一規格であるETRTO(エトルト)のサイズ表記が義務づけられているので、ひと目見ただけでタイヤの互換性が分かるようになっています。

タイヤのサイズを考える上では、ETRTOを覚えるよりも自転車の種類によって、現在の流行りのサイズを知った方が良いでしょう。

ちなみに、ママチャリは24インチ~26インチ、クロスバイクは700×28c、ロードバイクは700×25c、MTBは27.5インチ(650B)が主流です。

700×28cのタイヤはどのくらいの大きさ?

自転車のタイヤのサイズの特徴は、ママチャリはどちらかというと小さいサイズで、スポーツ自転車は大きめのタイヤを履いています。

逆に、幅はママチャリは太めですが、ロードバイクやクロスバイクは細めです。

タイヤの外径が大きければ、クランクを1回転させたときに進む距離が多いということで、それだけスピ―ドが速くなります。

タイヤの幅は太ければ、地面との摩擦が大きくなりグリップ力が強くなりますが、反面、スピードは落ちます。

そのため、スピードに特化した自転車であるロードバイクは大きくて細いタイヤ。

そこまでスピードは必要なく、しっかりと地面を捉えて安定した走りが求められるママチャリには、小さくて太めのタイヤが最適ということになります。

また、単純に小さめのタイヤの方が操作がしやすいので、小回りが必要なママチャリには、小さな方が良いという理由もあります。

そこで、今回のテーマのクロスバイクの定番である700×28cを考えるのですが、外径700ミリはロードバイクサイズですね。

幅28ミリは、ロードバイクに標準装備されているタイヤに比べれば太いですが、ママチャリよりは細めです。

クロスバイクに700×28cのタイヤが適している訳とは?

さて、外径が700ミリのタイヤはロードバイクとクロスバイクでは完全な主流ですが、MTBにおいては主役の座を明け渡し、衰退の一途をたどっています。

MTBのタイヤはインチ表記が多いですが、29インチが700ミリ対応のホイールに、はめることができます。

かつては29erなどと特別な呼ばれ方もして、MTBのスピード化や街乗り仕様に一役買ってきた存在でした。

その後、操作性とスピードのバランスを重視した27.5インチの台頭で、現在、一般市場ではあまり出回らないサイズになっています。

29インチのMTBは、競技用こそ現在でもプロライダーが採用していますが、街乗り用はクロスバイクに取って代わったと見て、間違いないでしょう。

700×28cのタイヤは、大口径でスピードを出し、28cの幅でスピードと安定感のバランスを取る。

街乗り仕様だからサスペンションも無用、ディスクブレーキを使用するほどの制動力もいらないとなって、街乗り用のMTBは、クロスバイクへと変化したのです。

ロードバイクのタイヤでも街乗りできる

クロスバイクは街乗り仕様ですが、ロードバイクを街乗りしたいという要望も、当然あると思います。

クロスバイクのフラットバーハンドルをドロップハンドルに換えれば、細かいスペックは別として、見た目はほぼロードバイクになります。

もちろん、そんな単純な問題ではありませんし、コンセプトの違う自転車ですから、一筋縄にはいきません。

まず、タイヤですが、ロードの23cを街乗りで否定する声が大きいですが、乗り方や慣れによって完全否定するものでは無いでしょう。

確かに、細いタイヤは地面からの振動は拾いやすくなりますし、太いタイヤに比べれば、多少パンクの確率は高いです。

ですが、それも、無理やり段差に乗り上げたりしなければ、回避できる話です。

その他にも、安定感に欠けると言っても、街乗りにそれほどグリップ力を要求されるシーンがあるとは考えづらく、20c以下の極細タイヤでもなければ、大きな問題ではないと思います。

また、700×28cくらいの太いタイヤになってくると、フレームに適合しない可能性があるので、物理的に履き替えられない場合もあります。

ロードバイクに700×28cのタイヤを装着するには?

700×28cのタイヤをロードバイクに装着するには、いくつか条件があります。

今のホイールは、リムがワイド化されているので、とりあえずホイールに、はめることはできると思います。

しかし、前項でも触れたように、フレームに適合せず、干渉してしまう可能性があります。
これは個別のフレームサイズによるので、合わせてみないと何とも言えません。

また、仮に合ったとしても、ロードバイクのキャリパーブレーキはタイヤクリアランスが狭いので、まともにブレーキを引けなくなる可能性が高いです。

そうなると、ブレーキをクリアランスの取れるVブレーキや、仕様自体を変えてディスクブレーキにすることも考えないといけません。

しかし、そうなってくると、フレームやホイールも交換しないといけません。

そのため、ロードバイクに28cタイヤを装着するのは、想像以上に難しいと言わざる得ません。

ですから、通勤などで街中やオフロードを走るけど、ドロップハンドルでstiレバーも引きたいと考えている人は、最初からそういった車種を選ぶのが良いです。

オン・オフ兼用ロードバイクと言える車種を、次項でご紹介しましょう。

オン・オフロード兼用ロードバイク

まずは、「グラベルロード」という車種になります。

ドロップハンドル・ロード用コンポ・700×28c以上の太めのタイヤ・ディスクブレーキ搭載と、クロスバイクをドロップハンドル化したような車種です。

ロードに比べてアップライドな姿勢で乗れるような設計なので、街乗りはもちろんですが、長時間の走行にも適しています。

大手メーカーであれば、大体この車種の品ぞろえ(名前は違いますが)がありますので、確認してみてください。

また、「ツーリングバイク」というカテゴリーも、オン・オフロード兼用になります。
昔はランドナーと呼ばれ、一世を風靡した時代もあったのですが、用途が特化するにつれて、衰退してしまいました。

しかし、今でも旅行用の自転車として、耐久性重視のためにクロモリのフレームであったり、荷台や泥除けが標準装備されるなど、こだわりを捨てずに残っています。

タイヤも700×28cが主流ですが、扱いやすいサイズもラインナップされているので、女性の方には有り難いと思います。

ロードバイクのタイヤは太くなっています!

今回は、700×28cのタイヤについて考えてきました。

今、ロードバイクのタイヤは、確実に太めの方に針が振れています。

すでにホイールはワイドリム化が相当進んでいますし、恐らく今後、フレームもそれに対応していくことになるでしょう。

ロードバイクの良さを消してしまうのではないかと言う懸念の声もありますが、今後どうなっていくのか見守りたいと思います。