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フロントフォーク交換~ロードバイクでの作業や工賃について

2017.12.1

ロードバイクのフロントフォークはフレームと一体化していて、単体で交換することができないと思っていませんか?

フレームとセットで考えられてはいますが、一体化はしていないので、取り外してメンテナンスもできますし、交換も可能です。

そこで今回は、ロードバイクのフロントフォークの交換についてお話したいと思います。

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ロードバイクのフロントフォークとは

フロントフォークはハンドルと前輪を繋ぐもので、自転車がハンドルで、舵取りができるようにするためのパーツです。

まず、どうやって取り付けられているのか、仕組みを説明します。

ロードバイクでは、胴体部分に当たる「ステアリングコラム」をヘッドチューブに通して、ステムで固定します。

下の部分は、「ブレード(レッグ)」と呼ばれる2本の脚が、前輪中央のハブに取り付けられています。
車輪とハンドルの橋渡しをするのが、フロントフォークの役目です。

mtbでは、衝撃吸収のためのサスペンションを装備している場所でもあります。

ロードバイクでは、サスペンションを装備したものは少ないですが、衝撃吸収の観点から、カーボン素材のフォークが採用されることも多いです。

ロードバイクのエントリーモデルの完成車は、ほとんどがアルミフレームですが、フロントフォークだけがカーボン製なのも珍しくはありません。

また、扱いやすさを考慮して、ブレードの部分だけカーボン製で、コラムがアルミ製のものもあります。

交換を考える際には、素材にも気を付けたいところです。

フロントフォークとベアリング

ロードバイクのフロントフォークは、メンテナンスも重要です。

ハンドルが左右に回転するのは、フォークのステアリングコラムが回転軸になっているからです。

自転車は他にも回転する部分がいくつかありますが、すべからく「ベアリンング」という軸受けが内蔵されています。

ベアリングは、軸がスムーズに回転できるように、パーツ同士の摩擦を低減させるものです。

自転車では「ボールベアリング」という、小さな球が使われています。
ベアリングには種類がいくつかあり、メンテナンスを必要としない(できない)ものもあります。

代表的な例は、後輪ハブのカセットスプロケットを取り付ける部分である「フリーボディ」です。

ここに内蔵されているベアリングは、基本的にノーメンテナンスです。

フロントフォークのベアリングもノーメンテなので、メンテナンスも洗浄くらいですから、さほど苦もなく行えます。

ところが、交換となりますと、このベアリングの脱着が大きな壁として立ちはだかってきます。

どんなフロントフォークに交換する?

ここからは、ロードバイクのフロントフォーク交換の話を進めていきます。

結論から先に言いますが、ポイントは、自力で行うか自転車屋さんに頼むかの選択です。
それでは、順を追って説明していきます。

まず、どんなフロントフォークが良いかという話ですが、これは素材選びに尽きます。

先ほど少し触れましたが、衝撃吸収性に優れているとされるカーボン製が良いのか?という判断ですね。

これは好き嫌いもあると思いますが、私個人的にはアルミ派です。

一応、フルカーボンフォークも経験していますが、アルミ製との衝撃吸収度の差は、ほぼ感じませんでした。

同じロードバイクで比較したわけではありませんが、フォークだけで違いを感じ取れることは、少ないのではないでしょうか。

後ほど詳しく説明しますが、ステアリングコラムまでカーボンだと、繊細な扱いが必要になり、手間が掛かります。

その手間に見合うだけの効果があれば、まだ良いですが、さほど恩恵が感じられないとなれば、アルミ製で良いのではと思うわけです。

ただ、カーボン製の方が重量が軽くなるのは事実なので、軽量化を図るのが目的なら、良い選択だと思います。

あとはサイズですが、ステムとヘッドチューブの、2か所のクランプ径を合わせる必要があります。

もちろん、今お使いのものと同じにする必要がありますので、必ず寸法を確認しておいてください。

ロードバイクのフロントフォーク交換①~必要なもの

フロントフォークの素材が決まったら、次は自力かお店に任せるかの選択です。

これは交換に掛かる専用工具の値段、作業の手間などと、お店に頼む工賃をてんびんに掛けて、考えていただく必要があります。

そのため、まずは自力交換の手順や専用工具を確認してから、お店の工賃と比較してみましょう。

ロードバイクのフロントフォーク交換に必要なものを、以下にまとめました。

★新しいフォーク
★ヘッドパーツ
★専用工具(ベアリングやスターファングルナットの圧入に必要)
★金ノコ・ソーガイド・パイプカッター(ステアリングコラムを切るため)
★アーレンキー

専用工具に関しては、工程の途中でご紹介します。

では、一連の交換の流れを説明します。

まず、古いフォークからヘッドパーツを取り外します。

リング状の部品が何種類か噛ませてあると思いますが、一番下に装着されている下ワンは、固く圧着されていて手ではビクともしません。

専用の工具がありますが、私は何とかマイナスドライバーでグリグリと外しました。

ちなみに、専用工具は「クラウンレースリムーバー」というもので、1,500円程度します。

次は、外した下ワンを新しいフォークコラムに圧入する作業ですが、これも素手では行えません。
しかも、専用工具が他に使い道がない上に、3,000円前後します。

これはいくらなんでも、もったいないので、別のもので代用します。

専用工具はパイプ状のもので、下ワンをはめたフォークコラムの上に被せて、上から金づちで叩いて圧入するという作業になります。

ですから、このパイプがあれば作業が可能なので、ホームセンターなどで販売している水道工事用の塩ビパイプで代用します。

フォークコラムよりも、少し太めのパイプを、30~40cm程用意してください。
ちなみに、200~300円程度だと思います。

次項に続きます。

ロードバイクのフロントフォーク交換②~鍵はカットと圧入

ロードバイクのフロントフォークの交換手順を説明しています。

フォークコラムに下ワンが圧入できたら、フォークを一度ヘッドチューブに装着して、ヘッドパーツ類も戻します。

前輪も、ブレードに仮止めしてください。

そうしますと、新しいコラムは、かなり飛び出た状態になっているはすなので、カットしなければなりません。

切る部分にマーカーで目安を付けて、もう一度コラムを抜いてください。

続いては、フォークコラムのカットです。
先ほどマーカーをした部分から、5mmほど下を切ります。

これは後に行う調整に、絶対に必要な「遊び」の部分なので、ぴったりにカットしてはいけません。
アルミのコラムなら、パイプカッターが便利です。

金額は、400円~1,000円くらいです。
大手100均ショップにも置いてありますが、100円ではないようです。

金ノコでも切れますが、綺麗に切るには「ソーガイド」という工具が必要です。
これが2,000円前後しますので、パイプカッターの方がリーズナブルですね。

そして、最後にフォークコラムの中に「スターファングルナット」を圧入します。

これは、フォークコラムの玉当たり調整をするために必要なものですが、これにも専用工具が要ります。

きれいに真っ直ぐ打ち込む必要がありますし、一度圧入したら取り出すのが大変なので、これは専用工具を使用するのが賢明です。

ナットと工具併せて、1,500~2,000円といったところです。

なお、カーボンフォークの場合はナットを圧入できませんので、別途カードリッジ式のアンカーセットが必要です。

ピンきりですが、1,000円程度のもので十分です。

玉当たり調整が重要

ここまでの工程で下準備は整いましたので、あとは元通りに戻せば、フロントフォークの交換は終了です。

そして、最後に玉当たりの調整を行います。

ステムを外すときに、トップキャップを先に外したと思います。

このキャップについているアンカーボルトと、先ほどコラムに圧入したスターファングルナットで、調整が行えるようになります。

調整方法は、まずステム側面にある固定ボルトを仮止めにしておいてください。
その状態でトップキャップをはめて、アンカーボルトを締めこんでいきます。

すると、ステムが押し下げられて、ベアリングに当たります。

このときに締め込みが緩いと、ハンドルがガタガタしますし、締め込み過ぎると当たりが強すぎて、ゴリゴリした感触になります。

これが両方ともなくなるように、アンカーボルトの締め具合を調整をしてください。
ちょうど良くなりましたら、ステムの固定ボルトを締めて、調整完了です。

ざっとロードバイクのフロントフォークの交換手順を説明しましたが、これをお店に任せると、工賃はいくらくらいなのかが気になりますね。

お店にもよりますが、某大手サイクルチェーン数社の工賃を参考にしますと、3,000円~5,000円といったところが相場です。

ただし、フロントフォークも、そのお店で購入すれば、もう少し安くなるようです。

今回ご紹介した専用工具に掛かる費用と、作業の手間を考慮し、どちらが良いのかを考えていただきたいと思います。

コスパはお店、でも自力でやれば楽しい

一概に言えることではないですが、ロードバイクのフロントフォーク交換は、普通に考えれば1台の歴史で1回あるかどうかでしょう。

専用工具などを揃えることと作業の手間を考えると、お店に頼む方がコスパは良いでしょう。

しかし、自転車いじりが趣味という人には楽しい作業のひとつだと思いますので、自力でやってみるのも悪くないです。

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