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自転車のサドルに座っていると坐骨が痛い理由!解消法は?

2018.8.17

自転車の悩みで最も多いと言っても過言ではないのが、サドルに長い時間座っているとお尻が痛くなるということではないでしょうか。

坐骨や股間周辺など痛い場所は様々ですが、いずれにせよこの悩みを抱えている方は多いです。

そこで今回は、サドルからくるお尻の痛みを考え、改善策をお伝えしていきます。

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坐骨が痛いのはサドルが硬いから?

それではまず、なぜサドルに長い時間座っているとお尻が痛くなるのかをご説明します。

サドルに限らず物の上に座る際には、坐骨が座る場所に当たります。

坐骨は骨盤の一番下にあり、座った時に左右に当たっている感触があるはずですが、その出っ張っている部分が坐骨です。

座っている状態では、坐骨が体を支えている形になっており、特に上体が起きてお尻に体重が多く乗ってくると負担が大きくなります。

そのため、まず単純に言えば、坐骨が痛いのは座面が硬いことが原因として挙げられます。

学生時代に卒業式や入学式などの式典で、2時間、3時間とパイプいすに座っていたらお尻が痛くなったという思い出はないでしょうか?

反対に、ソファに座って2、3時間テレビを見ていても、お尻が痛くなることは少ないはずです。

したがって、サドルも座面が硬いものだと、痛みが出てしまうことになります。

坐骨が痛い時はサドルのお尻が乗っている場所を確認する

続いて考えて頂きたいのは、お尻がサドルに乗っかっている場所です。

自転車のサドルは坐骨が当たる部分に対して、パッドを厚くしてクッション性を出したり、坐骨が安定するように面積も一番広く取ってあるものです。

ですからそこに坐骨が乗っていればお尻が痛いということは少なくなり、正しい姿勢で乗れているということになります。

そのため、サドルの形状に合わせて乗車位置を考えなくてはいけませんので、サドルの高さや角度を見直してみましょう。

サドルが高かったり前下がりになっていると、サドルの前方に坐骨が当たるようなポジションになるので、加工が施されている部分に座っていない可能性が高いです。

ですから、まずしっかりと坐骨が加工してある部分に当たるように座り直してから、高さや角度を調整します。

ママチャリはその部分をキープしたまま、なおかつ地面に足の裏がベタッと付くのが理想のサドル高です。

スポーツバイクはペダルを一番下の位置まで持ってきて、その状態で膝が伸びきるのが理想とされています。

スポーツバイクはサドルが低すぎても体重がお尻に乗り過ぎてしまうので、なおさらポジション出しが重要になります。

理想のサドル幅は自分の坐骨幅による

今回は、自転車に乗っていて坐骨が痛いという悩みに対しての原因と対処法を考えています。

次に取り上げたいのは座面の幅です。

前項でもお話ししたように、自転車のサドルは坐骨が当たる部分が最も広くなっています。

しかし、坐骨の左右の幅(骨盤の広さ)は人それぞれであり、幅の狭いサドルでは坐骨が外に飛び出してしまうことがあります。

坐骨が外に出てしまうと安定感がなくなりますし、別の部分が体重を支えることになるので、特に股間付近などが強い圧迫を受けることになります。

また、飛び出してしまわないままでもサドル幅が左右の坐骨ギリギリですと、坐骨の頂点でピンポイントで体重を支えることになり余計に痛みが出ます。

そのため、サドル幅は自分の坐骨幅に対して+10mm~20mmが理想とされており、それを導き出すには、自分の坐骨幅を知る必要があります。

坐骨幅は自分でも簡単に測れますので、ぜひ行ってみてください。

用意して頂くのは、お尻が収まる程度の広さの段ボールとメジャーだけです。

段ボールを敷いた上に座り、お尻を左右に少し動かすと坐骨が当たっている部分が窪みます。

左右にできたその窪みの距離が自分の坐骨幅ですから、そこに10mm~20mmをプラスしたものが理想のサドル幅となります。

ちょっとした工夫で坐骨の痛みが軽減できる

ここまでのお話でお分かり頂けたかもしれませんが、自転車で坐骨が痛いのはサドルに体重が多く掛かっているからです。

ロードレーサーなどはこの悩みはないと言いますが、それは体重を完璧に別の部分に分散しているためです。

サドルにどっかりと腰かけているのではなく、ペダルやハンドルにも体重を掛ける乗り方をしているので、お尻への負担は大分軽減されています。

ロードレーサーのような完璧な配分は無理としても、少し意識するだけで負担の軽減にはなります。

例えば、たまにサドルから腰を浮かして立ち漕ぎをしてみるのも効果的ですし、信号待ちなどで一時的に止まっている時にサドルから降りるのを心掛けるだけでも違います。

また、特にスポーツバイクではサドルの高さが合っていても、ハンドルが高いと後ろ重心になってしまうので、ハンドルを下げるのも一つの手です。

極端にしてもいけないので、スペーサーを1枚づつ抜きながら調整してみてください。

坐骨が痛い時はアイテムで解消する手もある

ここまで自転車に乗っていると出る坐骨の痛みについてお話ししてきましたが、乗り方や姿勢を見直しても痛い時は痛いものです。

そうなると物理的に解消するしかないのですが、サドル選びは「沼」と称されることもあるくらい、自分に合ったものに巡り合うのが難しいものです。

そのため、サドルを交換しなくても解消できる方法として、今回はサドルカバーとお尻の部分にパッドの入ったアンダーウェアをおすすめします。

まずサドルカバーですが、これは今あるサドルにクッションを被せるものです。

非常に安価なので気軽な気持ちで試せますし、サイズも豊富なので種類を問わず装着することができます。

例えばこういった製品があります。

【Oture :自転車 サドルカバー 低反発クッション】

参考価格:¥1,380

筆者の勉強不足かもしれませんが、ほとんど無名と思われるこのメーカーのサドルカバーが、相当の高評価を受けています。

この価格ながら衝撃を吸収して乗り心地を高めてくれる「シリカゲル」が内蔵されていますので、信頼度は高いです。

カジュアルなレーシングパンツでも坐骨の痛みを軽減できる

サドルに長時間座っている際、坐骨が痛い場合の解消法として、レーシングパンツがあります。

お尻の部分にパッドが入っていて、座面が硬いサドルでも衝撃を吸収してくれるというものです。

ただ、レーシングパンツというと肌に密着した、あのピチッとしたものを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。

男性では股間の辺りの盛り上がりが気になりますし、女性でも密着しすぎていて違和感を覚える方もおり、割とマイナスなイメージを持たれているものでもあります。

しかし、今はカジュアルなパンツも増えており、一見すると普通のズボンであるものがパッド入りだったりします。

【mont-bell(モンベル):サイクル ツーリングショーツ】

参考価格:¥8,300

モンベルはアウトドア製品の総合メーカーで、多くのカジュアルウェアも手掛けています。

そのモンベルの製品だけあり、普段の生活で街中で履いていても全く違和感はなく、お尻のパッドは取り外し式なので、むしろ普段使いが推奨されているくらいのパンツです。

モンベルだけでなく、サイクルウェアの定番中の定番メーカー「パールイズミ」や、カジュアルなサイクルウェアを代表する存在の「TOKYO Wheels」などのパンツもおすすめです。

坐骨が痛くなるのはサドル自体に原因があるとも限らない

今回は、自転車のサドルと坐骨の痛みの関係についてお話ししました。

痛みで悩んでいる際は、サドル自体の交換を考える前に今回ご紹介した方法を試してみて頂きたいです。

お金を掛けない方法は今すぐにでもできますので、サドルのポジションや乗車姿勢はすぐにでも見直してみてください。

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