中国・上海を自転車で旅行しよう!そのときの注意点とは?

日本から飛行機で3時間ほどで行ける中国の大都市・上海。ここから自転車で、ユーラシア大陸横断を始める方もいらっしゃいます。
え!?そんなつもりで調べてない!という方が大半だと思いますので、中国・上海を自転車でふらっと旅行するのもいいなーと思っている方に、旅行する際の注意点をお伝えします。

中国・上海を旅行するときの注意点~お金~

中国の旅行では、日本と大きくことなり、様々なことがスムーズにいかないことも多くあります。

特に、期限が決められた出張や短期の旅行では、計画通りにいかないことへの時間的・精神的ロスは大きいですよね。
そこで、2重の備えをしておくことが、旅行を成功させるカギになります。

まずは、複数の両替手段を持っておきましょう。旅行中の不意の出費はよくあることです。
さらに、思わぬアクシデントにより、1万円以上の追加出費が発生した場合は、工面も難しくなります。
もっとも、だからといって多額の現金を持ち歩くのは却って不用心ですよね。

そこで、オススメなのが、海外対応のクレジットカードを用意しておくことです。
特にエスポカードならば、普段の両替の際にも使用が可能で、そのうえ現金よりもかなり有利なレートになっています。

なお、中国のお金の単位は「元」です。赤いお札が、一番大きい単位の100元札。以降、緑色の50元札、茶色の20元札、水色の10元札、紫色の5元札、緑色の1元札と続きます。1元札以上のお札には、全て毛沢東が描かれています。お札以外に硬貨も用いられています。
上海では、硬貨が比較的よく流通しています。

上海旅行の注意点として、硬貨は持っておくようにしましょう。

旅行で不測の事態が起きたときの注意点

海外旅行保険、できれば使いたくないですよね。特に、これを使うときはアクシデントが起きたとき。
焦ってパニックになっているときです。
そのため、現地の保険ディスクの電話番号をメモしただけでは、電話の掛け方が分からず右往左往してしまうこともあります。

この場合におススメなのが、手持ちの携帯の海外ローミングを使って、日本の番号にかけることです。電話料金は多少かかってしまいますが、迅速かつ安心に、トラブルを解決してくれます。

ちなみに、大事な情報は1つにまとめて記録しておくと安心です。
特に、広く人も多い中国や上海旅行では、予期せぬトラブルが生じます。その際、きちんと解決し、その後の仕事や旅行をやり遂げられるように、準備段階から注意しておきたいですね。

注意点として、記録しておいたほうがいい情報は、
航空便名、日時、Eチケット番号 宿泊先の情報(英語・中国語)、パスポート番号、発行日、有効期限 主な観光スポットの情報(英語・中国語)、海外旅行保険の連絡先(日本の番号と現地の番号) 海外パケット定額の使い方などです。

上海を自転車で旅行するときの注意点

中国、特に大都市上海では、交通マナーが非常に悪いです。
日本とは異なり、道路は車が優先です。横断歩道を歩行者が歩いていても、車はものすごいスピードで突っ込んできます。

車大国の中国において、道路横断は至難の業。現地の方にあわせて渡るのがベターです。
特に、上海では電動バイクの普及率が高くなっています。
このバイクの注意点は、日本のバイクのようにエンジン音がしません。
小回りもきくため、音もなく小道から現れます。さらに、大きな車の陰になってしまえば、飛び出してきても全く気づきません。

そのため、バイクが近づいてきているのがわかりにくく、気が付いたら轢かれてしまった。という事故例もよくあります。
加えて、時速40㎞/h程度のスピードが出ているので、ぶつかれば事故や怪我は必須です。

日本のルールや感覚が通用しないので、上海旅行の際には十分に注意しましょう。

せっかくの旅行を台無しにしないためにも、ツアーか個人旅行かに拘わらず、自分自身でしっかり自衛する必要があります。

上海を自転車で旅行するときの交通ルール

上海における自転車の通行の注意点としては、基本的に車道の右側を通行する。と定められていることです。

交通量が多いため、特に交差点では、右折車との接触および原付バイク・自転車にも十分注意しましょう。
さらに、自転車一方通行の道が多いのも特徴です。

特に、「車は南下のみの一方通行で、自転車は北上のみ」というように、車が一方通行とされている道では、自転車はその反対方向に、同じく一方通行と定められている場合も多いです。
一方通行の道の入り口には、自転車一方通行の標識があるので確認するようにしましょう。

さらに、道路上の黄線は跨ぐことが禁止され、白線は跨いでもよしとされているので、覚えておきましょう。

加えて、淮海中路など大型商業道路では、安全面から自転車の通行禁止となっている道路もあります。
ご自身が走る道路を良く調べ、交通ルールに注意しましょう。ルール違反をした場合、罰金が科されます。

また、ご自身の自衛も大切です。上海では、法律で自転車灯火が義務付けられていないことから、無灯火の自転車が多くなっています。

そのため、接触事故も多発しています。明るい色の服を着たり、逆にご自身が自転車に乗る際は灯火するなどして、ご自身と他者の安全に留意しましょう。

衛生面に注意して自転車旅行をしよう

中国・上海の屋台で食物を購入するときの注意点です。

衛生管理が杜撰な屋台も多く、違法食材・調味料などを使用している可能性が高いです。現地の人でさえ、屋台の食事でお腹を壊す人もいるくらいです。
旅行中の病気は旅行を台無しにしてしまいますよね。食事は清潔感のあるレストランで摂るようにしましょう。

また、かわいいからといって、犬や猫にむやみに触らないように注意しましょう。中国、特に上海などの大都市では、年間多くの狂犬病が報告されています。
狂犬病は犬のみならず、猫などの哺乳類からも感染する可能性があります。

また、咬むことによる発症以外にも、傷をなめられたり、目や唇をなめられたことによって感染するケースもあります。しかし、中国の大都市では、狂犬病ワクチンを接種している犬はごく一部しかいません。これは、飼い犬であっても同様です。

高価な狂犬病ワクチン。短い旅行のためにわざわざ接種する必要はないと思いますが、中国、とくに北京や上海などを訪れる際には、動物には、むやみにさわらないように注意しましょう。

観光中はここに注意しよう

旅行先の観光地には、どこにでもいるしつこい物売り。
怪しい日本語でしつこく付きまとってきて不愉快ですよね。買う気がないならば、終始無視をすることが一番です。
日本語・英語・中国語のいずれでも返事をしてはいけません。少しでも反応すれば、物売りは強引かつさらにしつこくつきまとってきます。

反対に、相手を挑発するのもトラブルのもとなので避けましょう。無視していれば諦めますので、怖がらず、毅然とした態度で臨んでください。足早に通り過ぎてしまいましょう。

特に、上海などの観光地で日本語を使って話しかけてくる人は、巧妙な客引きや詐欺師が多いので注意が必要です。
とくに繁華街では、客引きに言葉巧みに誘われるままついていったところ、清算時に日本円にして数十万円の料金を請求された被害などが報告されています。
上海の日本総領事館からも注意喚起がなされていますので、これらの注意点を、心に留めて警戒をし、しっかりとした対応をしましょう。

海外でのカード犯罪が心配な場合は、海外専用プリペイドカードを作るのも、一つの有益な方法です。

まとめ 知らない土地では油断しないようにしよう

修学旅行で中国に行ったことがありますが、当時は北京ですが、車のマナーがとても悪かったのを覚えています。
自転車で旅行する場合は、交差点は要注意だと思います。

旅行先で怪我や体調不良になってしまうと楽しめませんので、万全の準備をしてから旅先へ行きましょう。