自転車のトラブルで多いのは、パンクなのではないでしょうか。
パンクしたまま自転車走行すると、リムが歪んだりして大変です。そうなる前に自転車屋さんにパンク修理を依頼しましょう。
今回は、パンク修理に掛かる相場について紹介していきます。
自転車屋さんでのパンク修理の値段はいくら?
自転車がパンクしてしまった際には、自転車屋さんでパンク修理をしてもらう人が多いと思われます。
パンク修理は、持ち込んだ自転車がその店で購入した物でなくても依頼する事が出来ます。
自転車屋さんでのパンク修理にかかる値段は、平均1,000円~2,000円の間だと言われており、そこまで高額ではないのが特徴の一つです。
普通のママチャリなど、一般的にも手が届きやすい価格の自転車の場合には、この程度で済みますが、ロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクといったスポーツ向けの自転車の場合には、3,000円位かかってしまう事もしばしばあるようです。
もしも、ロードバイクで使用されているようなチューブレスタイヤを装着していた場合には、パンク修理とはいえ、値段が一気に高くなってしまいます。
チューブレスタイヤの値段は高めなので、それにつれて修理の値段も高くなってしまっているのかもしれません。
簡易式の空気入れや予備のタイヤを持っているとしても、いずれ必要になるのがパンク修理なのかもしれません。
自転車タイヤのパンクの種類は一体どんなものがあるの?
自転車屋さんでのパンク修理の値段は、パンクの状態によって変わる場合もあります。
蚊刺しパンクと呼ばれるパンクは、画鋲や針・くぎ・針金・尖ったガラスなど、路上などに落ちている鋭利な物が刺さった事でチューブに穴が開き、空気が抜けてしまう種類のパンクです。
前輪よりも後輪の方が、蚊刺しパンクになる可能性が高いと言われています。
蛇噛みパンクは、横断歩道などの段差や大きな石、岩により、タイヤビード部が衝撃的に押し付けられて、小さな二つの穴が出来た事が理由によるパンクです。
タイヤの幅によって、穴と穴の間隔が異なるのが特徴で、片方だけに穴が開いてしまう場合もあります。
タイヤに十分に空気が入っていない場合や、タイヤが柔らかい場合に穴が開いてしまう事が多いようです。
破裂パンクは、バースト、ブローアウト、ブローオフとも呼ばれていますが、破裂パンクは、上記の二つよりは起きる頻度が低い現象です。
チューブが破裂した場合は、大きな破裂音がします。
何らかの原因でタイヤがリムから離れた時に起きるとされており、破裂したタイヤは元の状態に戻るため、タイヤの中で破裂したと感じます。
ニップルパンクは、ニップルの溝が劣化などにより亀裂が生じ、チューブが直接溝に当たってしまって内部パンクを起こします。
自転車タイヤのパンク修理で値段が高くなることがある?
自転車屋さんでパンク修理をする際に、思ったよりも値段が高くなってしまったというのはよくある事です。
パンク修理をするために、自転車屋さんに持ち込んだところ、チューブ交換が必要になってしまったというケースでこういった事が起きます。
何もお客さんに説明をせずに、勝手にチューブ交換をしてしまうような自転車屋さんは、それ以降利用するのをやめるべきです。
また、チューブの劣化が進んでしまっている理由から、チューブを交換する方が後々安く済むということで、チューブ交換を勧める自転車屋さんが多いようです。
チューブが劣化していると、パンクの修理をしてもすぐにパンクしてしまうため、チューブを新しく交換しなければ、いたちごっこになってしまいます。
自転車屋さんは、自動車屋さんと同じで整備士としての資格があります。
自転車技士や自転車安全整備士という資格がそれにあたります。
こういった資格を持ったプロが見極め、パンクしたタイヤのチューブが劣化していたら、チューブ交換をお客さんに勧めてくるというのが、通常のパターンとなります。
パンク修理は出張もしてくれる!?
自転車屋さんにパンク修理を依頼する場合、わざわざパンクした自転車を自転車屋に持ち込む人が多いです。
しかし、パンクやその他の自転車の不具合を修理するために、出張でやってきて修理してくれたり、自転車を店の車で取りに来てくれる自転車屋さんも増えてきています。
自転車屋さんも、地域にホームセンターやショッピングセンターが増えてくれば、売上が減ってしまったりする事は避けられない場合が多いのです。
そのため、出張サービスなどを取り入れて生き残りを図っているショップもあります。
出張修理でも、値段がほとんど持ち込みと変わらないため、割と人気があります。
パンクした自転車を店まで持ち込むのは大変ですから、こういった出張修理や自転車を取りに来てくれる自転車屋さんを探すのも良いでしょう。
夜遅くまで対応してくれるショップも探せばあるので、交代勤務などなかなか時間がとれない人であっても、利用できるお店があるかもしれません。
もちろん、しっかりと資格を持っているプロが修理してくれますから、その点でも安心です。
自転車のパンク修理の値段を抑えるためにはメンテナンスをしよう
自転車に長年乗っていると、パンクは避けられないと言っても過言ではありませんが、パンク修理の回数は少ないに越したことはありません。
しかし、パンクをさせないで長年乗り続けるのは、なかなか至難の技と言えそうです。
パンク修理をしてくれる自転車屋さんに、お世話になりにくいようにするには、どうしたら良いのでしょうか?
実は、パンク修理は春先や初夏の頃に依頼が増えると言われています。
冬の間に乗っていなかった自転車に急に乗ったらパンクしたというケースも多く、パンクの原因を突き詰めていくと、自転車にしっかりと空気を入れずにいきなり乗っていたという事が多々あるようです。
長らく自転車に乗っていないと空気は自然に抜けていきます。
しばらく自転車に乗っていない場合には、まず空気をしっかりと入れてから乗るようにしましょう。
空気入れをサボって自転車に乗っていると、自転車を漕ぐ時に必要以上に力がいるので大変ですし、チューブが避けたりパンクの原因になってしまいます。
タイヤの空気入れは、値段も安く売っているので、手軽に扱える物を一つ買っておきましょう。
自転車屋さんでパンク修理を頻繁に依頼するより、空気入れ一つの方が安く済みますし、自転車の進みも良くなって楽に乗れます。
他にも気をつけよう!自転車タイヤチェック!
自転車屋さんでパンク修理の値段を総合的に抑えるには、何と言ってもパンクを回避する対策を普段から心がけておく事です。
タイヤやチューブを傷めないように走るのもそういった対策のうちの一つとなります。
速度をあまり落とさずに段差に侵入したり、頻繁に段差に侵入するとリム打ちパンクの原因になってしまうので注意しましょう。
また、小石やガラス、尖った物を極力タイヤで踏まないように心がけ、オフロード用以外のタイヤで砂利道を走るといった行為も避けるべきです。
タイヤに負担をかけないように気を付ける事で、随分とパンクのリスクを減らす事が出来ます。
路面をよく見て走る事も重要と言えるでしょう。
タイヤから妙な音がしたり、いつもとは違う振動を感じたら、タイヤに異物が付いている事が多いため、こういた物を発見したら、すぐに取り除く事で、より重度のパンクを防ぐ事にもつながります。
タイヤが劣化していたり、亀裂が入っている場合にそれを放置してしまうと、自転車が必要な時や、タイミングが悪い時にパンクが引き起こされてしまう事もあるので、要注意です。
自転車のパンクは未然に防げる
自転車のパンクは、いつか起こることです。
全ての路面が整備されて、ガラスや石が無ければ当然パンクはしづらくなります。
しかし、道には何かしらの異物が必ず落ちてます。踏むこともありますが、取り除くことで寿命が延びます。
何度もパンクしていると、当然チューブも交換しなければいけません。
そうなるとパンク修理の値段も高くなるので、少しでも出費を抑えたいのであれば、日々のメンテナンスをおすすめします。