ロードバイクデビューを果たした福岡在住または福岡近郊に在住の方。
おめでとうございます!これからロードバイクと共に思い出をたくさん作っていくことと思います。
思い出作りの前に、練習をしないとロードバイクは怪我をする可能性があります。
ですので、ここで、福岡またはその近郊で練習できるところや自転車のマナーもお伝えしたいと思います。
ロードバイクなどは軽車両
福岡でロードバイクの練習をする前に、自転車で外を走るときの守るべき交通ルールを挙げていきます。
自転車は道路交通法で軽車両と位置付けられています。基本的な交通ルールは自動車と同じで、道の左寄りを走る、キープレフトが原則です。しかし、車道の中央や追い越し車線を走ることはできません。できるだけ左端で、自転車専用レーンがあればそこを走ります。
また、自動車用の信号を守る義務があり、「止まれ」の標識があれば一時停止をしなければなりません。
歩道の走行は幅3m以上の歩道や自転車通行可の標識がある場合を除いて原則的に禁止です。車道の交通量が多くて危険な時などやむを得ず歩道を走行する場合はなるべく車道よりを走ります。歩道はあくまでも歩行者優先であることを忘れてはいけません。
普段見落としがちな自転車に関する道路標識を再確認しましょう。自転車が通行できることを表す標識と、自転車が通行できないことを表す標識を知っておきましょう。
他のロードバイク乗りの方に対するマナー
福岡でロードバイクの練習をする前に、自転車で外を走るときの守るべき交通マナーを紹介します。
ロードバイクで集団走行する場合には手信号を頻繁に使うので覚えなくてはなりません。しかし、チームに入ったり走行会に参加したりせずに一人で走るのがメインだという人も手信号を使った方が良いでしょう。道路状況によって手信号を使うことでより安全な走行ができる場合は積極的に手信号を使いましょう。
自転車競技で前を走る人が風よけになり、その後ろを走る人が、低い空気抵抗で走ることが出来ることをドラフティングといいます。ロードバイクで走っていると知らないうちに知らない人がロードバイクで後ろを走っていることがありますが、これはおそらくドラフティングが目的なのでしょう。しかし、無断で知らない人のロードバイクの後ろをドラフティング目的で走ることはマナー違反なのでやめましょう。
後ろに誰かにつかれた場合は「お先にどうぞ」と前をゆずるなどして無理せず走る方が良いと思います。
ドラフティングを行う時は先頭走者が一定ペースで走り、停車したり曲がったりしたりするときや障害物があるときなどに手信号や声を出すことで後ろの走者にきちんと状況を伝えなければ危険なので、見ず知らずの人とドラフティングを行うことはおすすめできません。
福岡住みはここでロードバイクの練習を
ロードバイクの練習をするときにおすすめの福岡でのスポットを紹介します。
今川堤サイクリングロード(行橋市)
今川は英彦山付近を源流として行橋市街を流れ周防灘にそそぐ川です。その今川にかかる東大橋から天生田に至る全長4.5㎞の河川敷にある全線平坦なサイクリングロードです。
このサイクリングロードは市民の散歩コースやジョギングコースとしても親しまれています。沿道には菜の花が咲き、桜並木が続きます。
春にはや菜の花が、秋にはコスモスが目を奪うように今川の両岸に咲き、水鳥が乱舞する光景を見ながら走ることが出来ます。
桜並木は沿岸に沿うように3㎞ほど続いていて、桜の目所となっています。
初心者でも気軽にサイクリングできる平坦なコースです。ジョギングスポットとしても人気が高く、自然の新鮮な空気をたっぷりと吸いながら走れる素適なコースです。
ただし、春には花見客が多いのでロードバイクで走るときは場所によっては注意しながら走らなければなりません。
福岡の海を見ながらロードバイクの練習
福岡でロードバイクの練習をするのにおすすめのスポットを紹介します。
・遠賀宗像自転車道(あおのみち)(遠賀郡芦屋町/岡垣町/宗像市)
芦屋海浜公園から波津に至る三里の松原を通って宗像市のひびき灘自転車道へ続くサイクリングロードです。
このサイクリングロードは響灘の海風を切りながら青い海辺の道を快適に走ることが出来ます。海を右手に見ながら宗像方面へ向かっていくコースを走るのは普段のストレスも潮風とともにどこかへ吹き飛んでしまうでしょう。
全線舗装された自転車専用道路で多少のアップダウンはありますが、ほとんどは平坦で非常に走りやすいことが特長です。
ただし、海沿いの道のため強風時には道路が砂で覆われ、自転車を降りて歩かなければならない部分もあります。
100mごとに走行距離を示す標識が立っているので走行時間から速度を計算することが出来ます。芦屋から波津を通り道の駅むなかたまでは19㎞のサイクリングコースです。
雄大な響灘を見ながら快適に走ることができる全国でも屈指のサイクリングコースといってもよいでしょう。
福岡でおすすめなロードバイク練習コース
福岡でおすすめのロードバイク練習コースを紹介します。
・河内貯水池サイクリングロード(北九州市)
近代産業遺産や文化財が残る河内貯水池を取り囲むように走っているコースです。
河内貯水池は八幡東区河内にあり、小倉北区日明で海にそそぐ板櫃川の上流にあります。貯水池の岸にあるサイクリングコースで、河内サイクリングセンターではレンタルサイクルを利用することもできます。
八幡東区大蔵から河内貯水池へ向かうと長い坂を登ると豊かな水をたたえた貯水池が広がります。岸辺に植えられた桜並木は春には花見客でにぎわいます。
夏には新緑の中で遊ぶ野鳥の姿も見られ、秋には山腹を染める紅葉を見上げることもできる、四季折々の自然を楽しむことが出来るサイクリングコースです。
このコースにある河内ダムは建造当時の技術の粋を結集して造られた重力式含石コンクリート造で重厚ながらもレトロの感じがします。このダムの周りにサイクリングコースが設けられ、まるで湖の上を走っているような爽快感があります。
コースの途中に真っ赤なアーチの南河内橋があり、その形状からめがね橋と呼ばれ、日本では3例建造されましたが唯一残存する橋として重要文化財として指定されています。
交通ルールを守る練習も出来るコース
福岡でロードバイクの練習におすすめのスポットを紹介します。
・若松北海岸コース(北九州市)
若松北海岸は玄海国定公園の脇田から岩谷まで続く長い海岸線です。
この海岸線に沿って走るサイクリングコースはどこまでも走りつくづけたくなる爽やかな気持ちになります。海風を全身に感じながら心地よい道を走ることができます。
コースには北九州市民にとってなじみの深い脇田海水浴場、干潮時に岩、灯台、廃棄物の埋め立て地だった凹凸のある土地を活かした、動植物が自然に息づいている姿を見る事ができる響灘ビオトープ、そして迫力のある風力発電所などがあります。
自然が生み出した素晴らしい景色を眺めることが出来る国道495号線にある開放感のあるサイクリングコースです。
広い、走りやすい、美しいコースで、雄大な自然と北九州市らしい近代的な施設が共存する、一度走るとまた走りたくなること間違いなしです。
毎日の練習に使う人、休日のツーリングに仲間と走る人、遠方からやってきた人などいろんなサイクリスト行きかう若松北海岸は一度走ってほしい道です。
まとめ 福岡には魅力的なコースがいっぱい
福岡は、海あり山ありと、ロードバイクに乗って出掛けるには、最高な場所ですね。
そんな素晴らしいところでも、怪我をしてしまっては元も子ないので、スピードの出し過ぎには、注意しましょう。
慣れてきたときこそ注意です!