自転車のサドルを盗まれた人必見!盗難防止の方法!

日本全国での自転車盗難件数はなんと約30万3000件にもなります。そしてその検挙率は5.5%しかありません。盗まれた場合、とても腹立たしいものですよね。
中には自転車のサドルだけを盗む人がいます。ではなぜサドルだけを盗むのか、盗難防止方法はあるのかご紹介していきます。

自転車のサドルが盗まれたらまずは警察に通報しよう

あなたがもし自転車のサドルだけを盗まれたらどうしますか?泣き寝入りしてしまいそうですよね。

盗まれる瞬間を目撃した・防犯カメラに映っていたと言うことがない限り、警察でも盗まれたサドルや犯人を見つけることはほぼできないそうです。

見つからないのならとそのまま放置しがちですが、念のため警察には連絡して下さい。被害に遭った場所や時間などを伝えれば、現場近隣のパトロールを行ってくれる場合もあります。

盗まれたサドルが戻ってくる確率はほぼゼロに近いです。しかし、これは窃盗と言う立派な犯罪行為ですから、被害者は被害届をしっかり提出するべきですし、警察側も届出内容に沿って対応する義務があるのです。

届け出なければまた同じ被害に遭う可能性もありますし、犯人に変な安心感を与えてしまい、犯行を助長する可能性もあります。ですが、警察がパトロールや注意喚起の張り紙を貼ってくれれば十分抑止力にはなるのです。

たかがサドル。されどサドル。警察が何らかの対策を取ってくれるきっかけにもなり得ますので、警察への連絡は怠らないようにしましょう。

自転車のサドルが盗まれた!その動機は??

サドルの盗難と言っても、転売・単なるいたずら感覚・変質者の欲求を満たすため・自分のサドルが盗まれた代替品として調達など、様々な目的があります。例えば記憶に新しいケースでは、横浜市で女性が使用している電動自転車のサドルばかり何と200個も盗んでいた男が逮捕される事例がありました。

狙われるのは高い自転車のサドルだけとは限りません。私の場合は、どこにでもあるごく普通の自転車でした。

犯罪情勢統計によれば、サドルに限らず自転車の盗難は発覚しているだけで年間およそ40万件もあります。また、盗難が多い場所は、駐輪場が約5割、道路上が約2割、公共交通機関等が約1割、残りがその他となっています。こうして被害に遭う確率や場所を見てみると、それだけ注意しなければならないという事がわかるはずです。

ではサドルの盗難対策に効果的な方法を3点紹介しようと思います。

1つ目はサドル等に名前や目印を書いておく事です。転売目的の窃盗防止と、犯人が判明した場合、サドルが本当に自分の物だと証明するための証拠にもなります。

2つ目はカバーをしておく事です。窃盗犯は少しでも手間のかかる作業を嫌がるため、カバー付きは避ける傾向にあります。

3つ目は盗難防止ボルトを使用することです。このボルトは専用の工具がないと外せないので、盗難対策としてかなりの効果が期待できます。特に高級自転車の場合は検討されることをオススメします。

自転車のサドルを盗まれた人必見!盗難防止方法

サドルを盗まれた人、もしくは防止したい人におすすめの防止方法について説明します。

安全な駐輪場所がない状況でサドル盗難のリスクを減らすには、サドルが自転車本体から簡単に外せないようにすればいいのです。

着脱が簡単なサドル用ワイヤー鍵はとても役立ちます。特に「DAHON(ダホン) シートポストロック サドル抜き取り防止用」はオススメです。

もう1つオススメしたいのが「crops(クロップス) QSPD07/φ4×1800mm レッド
」です。 なんと長さが180cmもあるのです!!これだけの長さがあれば、1本で自転車1台を丸々盗難から守れます。クイックレリーズ式でもとても安心です。

ダイヤルロックは苦手と言う方にはシリンダー錠タイプもありますよ。

シリンダータイプのおすすめの鍵は「J&C 多機能コンパクトワイヤーロック【4x1800mm/シリンダーキー3本付】 ホワイト JC-019W」です。

工具無しで簡単に外せるレバー式固定ボルトをやめ、普通のボルトナットで固定するのも1つの方法です。「高さ調整は簡単にしたい」という方には、鍵付きのレバー式固定ボルトに変えてみてはいかがでしょうか。

レバー式固定ボルトのおすすめ鍵は「SANYO サンヨー 軽快車・シティ車用サドルロック 43605」です。

ただし、これには大事な注意点があります。鍵付固定ボルトは「工具を持たない窃盗犯には効果的だが、工具を持っている場合は簡単にサドルを外されてしまう」と言う事です。
以上を考慮すると、見た目的にも防犯効果の高い「ワイヤー鍵」がベストな選択だと思います。

自転車のサドル盗難防止グッズ①

ここでは、サドル盗難防止グッズを紹介します。

・ロッキングスキュアー

車輪やサドル盗難防止のために作られたスキュアー。鍵または専用のレバーを使ってしか開放できない仕組みになっています。 別称はセフト(盗み)プルーフスキュアー又はセキュリティスキュアー。

串(スキュアー)の長さは、自転車ごとの仕様(前後輪のつめ間隔とサドル支柱クランプ)によって異なるものの、鍵や専用レバーは共通です。中には鍵の種類を増やすことで、より盗まれにくくした形のものもあります。

また、レバーではなく六角レンチを使用するタイプもあり、個々の状況に合わせて選べます。

・警報器

アラーム・自転車アラーム・セキュリティアラームとも呼ばれます。

フレームの立管・サドルの支柱・ハンドルなどの管状の部分に取り付けます。自転車を盗もうと警報器を切らずに動かすと即座に動きを検知し、数十秒間継続した警報音を鳴らす器具。電池式。音量は110dBのものが一般的で、警報音の種類を選べるものもあります。もちろん雨の日でも安心の防水形です。

警報器から電波を飛ばし、手元のリモコンに連絡してくれる優れものも。

自分が乗るために警報器を切る方法として、本体のボタンで暗証記号を押すタイプや、本体及びリモコンのスイッチを入れるタイプなどがあります。

サドルを盗まれた経験のある人は、次からは防止グッズを使って盗難防止を徹底する人もいます。

自転車のサドル盗難防止グッズ②

自転車はサドル含め、様々なパーツを自分好みに手軽にカスタマイズできるのも魅力のひとつです。一般的にパーツは六角ボルトで固定されており、手頃な六角レンチを使えば簡単に取り外しができます。

しかし、裏を返せば「簡単にパーツが盗める」と言うことになってしまうのです。そのためパーツを盗まれたことがある人もいます。

盗難防止対策としては、ワイヤー錠やロック機能がある盗難防止ボルト、ロック付きのスキュアーを使う訳ですが、鍵が多いと紛失等の問題が出てきて大変ですよね。

そこで注目したいのが盗難防止対策と利便性を両立するガジェット「HEXLOX」です。

使い方はとても簡単。六角ボルトの代わりに「HEXLOX」を差込み、そのまま半回転してキーを引き抜けばロックされます。

こんなにお手軽なんてステキすぎますよね! 重さも2g以下と超軽量で、4・5・6インチボルト用の3種が用意されています。クイックリリースを使用している人は、ヘックスタイプのスキュアーに交換すれば「HEXLOX」が使えるようになりますよ。

価格も非常にお手頃で、サドル対策セットとホイール対策セット(ボルト2本+解除キー)がそれぞれ23ユーロ(約2900円)。日本までの送料は6ユーロ(約760円)なので、それぞれのセットをまとめて買っても1万円でお釣りがきますよ。

また、HEXLOX1個づつは9ユーロ(1140円)、ホイール固定用スキュアーは15ユーロ(約1900円)で追加購入できるのでとても経済的です。

自転車のサドル盗難防止グッズ③

サドルを盗まれた人からしたらこれでは、盗難防止出来ないと感じるかもしれませんが、ここではちょっと変わったサドル盗難防止グッズを紹介したいと思います。その名も「鳥のうんち」シールです!!

4月1日に嘘ではなく「あなたの自転車を守ります」と銘打って本当に発売された商品で、名前の通り、鳥のウンチを模したシールで、鳥の糞=汚いと言う、人間の共通認識を利用し盗難されにくくすると言うものです。確かに鳥の糞で汚れた自転車なんて盗む気失くしますよね。

商品説明を読んでみると、「自転車を停める時、サドルにこのシールを貼付けるだけ。何度も使用できます。」と書かれています。とてもわかりやすいし、なかなか効果がありそうですね。

製作者曰く、あまり有名になってしまうと「どうせシールでしょ」となってしまうのが悩みなのだそうです。

販売価格は540円。ヴィレッジヴァンガード等で買えるようです。興味を持った方は試してみてはいかがでしょうか。

高価なサドルを付けていると、盗難だけでなく、汚されたり切られたりするいたずらもあり得るので、駐輪の際にはどのようなサドルなのかぱっと見て分からないようにカバー等をつけるのもひとつの手だと思います。

サドルの盗難防止 まとめ

自転車のサドルが盗まれてしまったら警察には一応届けをだしましょう。実際のところサドルが見つかる可能性はかなり低いですが、届けをだすことにより警備の強化にも繋がります。サドルにも盗難防止グッズはたくさん出ているので、気になる方はそういったグッズを活用することをおすすめします。