自転車のタイヤに包まれているチューブですが、これが無いと自転車は走れません。
このチューブがパンクしてしまい、チューブごと交換になってしまった方もいるのではないでしょうか。
お店の人に言われるがままに交換したけど、価格は適正だったのか、と後から疑問に思うこともあります。
今回は、そんなチューブの価格などについてのお話です。
自転車チューブの種類と価格
クリンチャータイヤはチューブをしっかりと選ぶ事が重要です。長く自転車を漕いだり、通勤などで毎日使っていて走行距離が多くなりがちな人に向いているチューブもありますし、自転車のレースに向いているチューブなどもあります。
クリンチャータイヤのチューブの中で代表的なものは3種類ほどあり、一般的な自転車に使われているのはブチルチューブ、R-Air、ラテックスチューブになります。
このチューブはママチャリからロードバイクまで様々な自転車に使われる事が多いチューブになります。
ゴムの密度が高いため、パンクする頻度は低くなっており、日常的に乗る自転車に向いているのです。デメリットとしては密度が高い事で硬さがあり、クッション性や伸縮性はあまりよくありません。
しかし空気が抜けるのが遅いので、頻繁に自転車に空気を入れなくてもある程度は大丈夫です。
ブチルチューブでおすすめなのは、972円と非常にリーズナブルな価格の上に、ヴィットリアという有名なタイヤメーカーの商品でもあるヴィットリア ウルトラライトブチルチューブです。とりあえず迷った方はこれを使っておけば間違いはないと言えます。
パナレーサーのR-Airはバランス型で日本製のラテックスチューブです。高性能チューブを使用すると自転車の性能も良くなるかもしれません。
自転車チューブの種類と価格②
ラテックスチューブはロードレースで使う自転車などに向いている超高性能チューブになります。
普段から自転車を使っている人ならば、このチューブを付ける事でいつもとは全然違うという事が実感できる事でしょう。ブチルチューブはゴムの密度が高いですが、ラテックスチューブはブチルに比べると密度は低くなります。
そのためクッション性が増加しますし、グリップ力も強くなり、転がり抵抗は逆に低くなります。密度が無いということは重さがブチルチューブに比べると軽いという事になります。
その分負担を軽減する事につながりますし、密度が低いからといってパンクしやすいというわけでもありません。チューブが伸びやすいので、パンクに結構強いという特徴もあります。
しかし空気が抜けやすいので、走る前にしっかり空気を入れておかなければならないです。走りやすさはブチルチューブに比べると段違いなので、ラテックスチューブを使った事が無い人は一度使ってみると良いでしょう。
価格もそこまで高くはなく、自転車専門店などでもせいぜい3000円もあれば購入できてしまいます。
一押しのラテックスチューブ
自転車のラテックスチューブでおすすめなのはSOYOラテックスチューブです。価格も2700円ほどでリーズナブルです。ラテックスとしてはとても有名なメーカーが製造しています。
ラテックスチューブなので、ゴムの性能に関しては群を抜いています。とても伸びが良く、品質もしっかりとしているので安心感があります。
他のメーカーとは違い、アルミの袋でパッケージされていますから、お客さんの手元に届くまで劣化させないぞという意気込みが伝わってきそうです。良いラテックスチューブを購入したいのならばこのメーカーをおすすめします。
他にもヴィットリアやミシュランといった有名なメーカーのラテックスチューブがあり、このメーカーの商品も充分に使えるスペックを持っています。
平地巡航編は振動吸収性が高く、天然ゴムの柔らかさをフルに生かしている製品です。硬いタイヤと組み合わせて使うのに適しているチューブで、自転車の転がり抵抗を減らしつつ、振動を感じにくいように出来ると言われています。
自転車のチューブ交換の価格
自転車のタイヤを交換する際は、一緒にチューブも交換した方が良いと言われる事が多いです。
タイヤとチューブの寿命はほとんど同じですので、ここでケチってタイヤの交換だけした場合は、その後またすぐに自転車屋に舞い戻る羽目になってしまう事も珍しくありません。二度手間を防ぐためにも一緒に変えてしまう事をおすすめします。
チューブの価格自体もそこまで高額な物ではありませんし、ホームセンターなどに行くとかなり安く売られている場合もあります。
500円~1000円くらいで購入できる場合が多いです。自転車専門店では1000円~1500円程度の価格で購入できるそうです。
安く済ませたいならばホームセンターで購入するのが良いでしょう。しかし、チューブを安く購入する事が出来ても、これを自転車屋で取り換えてもらう必要が出てきます。
自分で交換作業が出来ればチューブの値段だけで済んでしまいますが、自転車屋やホームセンターで依頼するのならば数千円の費用がかかります。
価格に関しては自転車屋やホームセンターの店舗によっても違いがあるようです。
自転車のチューブの寿命
自転車のタイヤやチューブを保存する場合、屋内の冷暗所で保管するのが正しい方法です。
タイヤやチューブを交換する時の価格は選ぶ部品によってピンキリですが、タイヤはアスファルトなどの荒い地面を走るために使われているため、走行距離で言えば5000kmもの距離を耐える事が出来るほど耐久力がある製品もあります。
保管の状態が悪いからといって直ちに劣化するものでもありません。しかしやはり野ざらしにして直射日光がずっとあたっているような場所に放置すれば、しっかりと保存しているパーツに比べて劣化は早くなります。
劣化のスピードはメーカーによっても少々違いがあると言われています。同じメーカーの製品だったとしても、その時々で生産地・生産国・材料などが変わっている場合もありますから、一定とは限りません。
ある程度自転車で走行したら、予備のタイヤやチューブを購入し、正しく保管しておくといざという時にすぐ対応できるので安心です。
チューブを長持ちさせるには
同じ自転車に長年乗っていると、どうしても避ける事が出来ないのがパンクです。
パンクが頻繁に起こればそれだけ修理費用もかかってしまいますから、パンクになる回数が少なければ少ない程良いと言えます。
自転車がパンクしやすい季節という物もあり、春先や初夏の頃になると自転車屋はパンク修理の依頼が多くなると言われています。
冬場は寒い上に風が強く、なかなか自転車が前に進まない事も多いので他の季節に比べると自転車に乗る事の疲労感が増してしまいます。
そのため冬場に自転車に乗る事をやめてしまい、また暖かい季節になって自転車に乗ったらパンクしてしまったというケースは非常に多いのです。
こういった場合は長らく放置した自転車に空気を入れずに乗ってしまったというのが大きな原因となっている事が多いです。空気をしっかりと入れて乗らなければ、チューブが裂けてしまったりパンクをしてしまう事も多々あります。
自転車の空気入れが家に無いという人もいますが、空気入れもとてもやすい価格で売られていたりしますから、家に一つ置いておきましょう。
自転車のチューブのあれこれ。交換代・本体価格・種類など まとめ
チューブ自体は、自転車の部品の中では比較的安く手に入る部類だと思います。
しかし、手入れなどを怠っていると、思わぬ出費になってしまう可能性もあります。
普段から空気圧のチェックをするなど、長く使えるようにしましょう。